Oracle TimesTen In-Memory Database

Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、すべてのデータをメインメモリに格納してアプリケーション層で動作するよう設計された、フル機能のリレーショナル・データベースです。アプリケーション層へのデプロイとメモリへの格納を組み合わせることで、データの読取りと書込みが簡素化され、RAMと同等のアクセス速度が実現します。Oracle TimesTenは、リアルタイム課金、ローレイテンシ取引、リスク/不正分析などのミッションクリティカルなアプリケーション向けに、最高レベルのトランザクション処理スピードをサポートしています。さらに、Oracle TimesTenは分析アプリケーションを高速化するので、Oracle Exalytics In-Memory Machineによる思考スピードでの可視化も可能になっています。しかし、処理スピードのために堅牢性が犠牲にされることはありません。Oracle TimesTenは、Oracleデータベースとの互換性、そしてエンタープライズ・クラスのデータベースに求められる信頼性と可用性をすべて備えた、完全なリレーショナル・データベースです。

キー・アプリケーション

  • 通信 ― 設定、ルーティング、リアルタイム課金などにかかわるアプリケーションやデバイスには、高速なデータ処理が必要です。Oracle TimesTenは、必要なサービスレベルを満たすのに十分な応答時間を実現します。
  • 金融サービス・アプリケーション ― 場合によっては、マイクロ秒単位の処理速度の違いが、黒字と赤字、あるいは成功と失敗の分かれ目になることもあります。取引アプリケーションにOracle TimesTenを導入し、取引をより高速化すれば、顧客の満足度を高め、業務の利益率を向上させることができます。
  • Eコマース ― 顧客は、企業のサイトにアクセスする際、自分用にカスタマイズされたページが表示されることや、問合せや購入決定への応答が迅速に返されることを期待します。待ち時間が長すぎると、顧客を他社に奪われることになります。Oracle TimesTenは、サイトに対する顧客の満足度を高め、他社への競争力を強化します。
  • 分析 ― データを分析して新たなインサイト(洞察)を発掘する作業は対話型のプロセスです。Oracle TimesTenは、複雑な分析問合せを高速化し、思考スピードでの対話型分析を可能にします。

特長

  • 超高速の応答時間 ― Oracle TimesTenは、データをメインメモリ内に格納します。ネットワーク・レイテンシやディスクI/Oがなくなるため、応答時間が劇的に高速化します。トランザクションがマイクロ秒単位にまで短縮されるとともに、複雑な分析問合せが思考スピードで実行されます。
  • エンタープライズ・クラスの信頼性と可用性 ― Oracle TimesTenでは、データへのアクセスはメインメモリ内でおこなわれますが、データやトランザクションはディスクに記録されるので、サーバーのダウン時にも完全なリカバリが可能です。高速な処理とシンプルなレプリケーションにより、Oracle TimesTenでは、高度な可用性と迅速なフェイルオーバーの両方をカバーした構成が可能となっています。
  • 埋込みが簡単 ― Oracle TimesTenは、ライブラリ形式で提供され、アプリケーションに直接リンクされます。管理者は必要ありません。
  • Oracleデータベースとの互換性 ― Oracle TimesTenでは、SQLトランザクション・セマンティクスがフルサポートされているほか、OCI、Pro*C、PL/SQLによってOracleデータベースとの互換性も確保されています。
  • 既存のOracleデータベース・アプリケーションの高速化 ― TimesTenは、Oracle Database Enterprise Edition用のハイパフォーマンス・キャッシュとしても使用できます。詳細は、Oracle In-Memory Database Cacheを参照してください。