Oracle Advanced Compression
よくある質問
Oracle Advanced Compressionとは何ですか。
Oracle Advanced Compressionは、Oracle Database 11gで導入されたオプションです。 構造化データ(数値、文字など)、非構造化データ(ドキュメント、イメージなど)、バックアップ(Oracle RMAN、Oracle Data Pump)、およびネットワーク転送(Oracle Data Guardギャップ解消中のREDOログ転送)の圧縮が含まれます。
Oracle Advanced Compressionを使用する利点は何ですか。
Oracle Advanced Compressionは、すべてのデータ型を圧縮することにより、ストレージ削減を提供します。 また、ブロックの圧縮によってI/Oごとに移動されるデータが増加するので、さまざまな場合にパフォーマンスが向上します。 Oracle Databaseは圧縮されたデータをメモリに保持するので、メモリの効率性がさらに向上します。 これらのすべての利点は、ステージング、品質保証、開発、スタンバイ、バックアップなど、すべての環境に及び、利点が最大限に活かされます。 Oracle Advanced Compressionには、バックアップの高度な圧縮機能が含まれます。また、Oracle Advanced Compressionは、ギャップ解消プロセスの実行中にOracle Data Guardを使用してデータベースの素早い同期をサポートします。
Oracle9i Databaseで導入された表圧縮機能をすでに使用しています。 Oracle Advanced Compressionオプションを使用する利点はほかにもありますか。
Oracle9i Databaseの表圧縮機能を使用すると、バルク・ロード操作時に表のデータだけを圧縮できます。 Oracle Advanced Compressionを使用すると、新しいデータと変更されたデータも圧縮されます。 また、Oracle Advanced Compressionには、Oracle SecureFilesの圧縮と非重複が含まれます。 これによって、前のバージョンのLOBとして非構造化データを格納したアプリケーションのサイズを大幅に削減できます。 バックアップの向上した圧縮とREDOログの圧縮は、Oracle Advanced Compressionオプションにのみ含まれる機能です。
Oracle Database 10g Release 2のOracle RMANバックアップ圧縮機能をすでに使用しています。 Oracle Advanced CompressionのOracle RMANバックアップ圧縮はどのような点でこの機能より優れていますか。
Oracle Advanced CompressionのOracle RMANバックアップ圧縮は、さらに素早いバックアップを提供します。 Oracle Database 10g Release 2のOracle RMANバックアップ圧縮と比較すると、圧縮比率にほとんど影響を与えることなく、バックアップの圧縮時間が大幅に削減されます。
オラクルが実習テストを実行したところ、パフォーマンスが2.5倍向上しました。つまり、Oracle Database 10g Release 2のバックアップ時間が40%に削減されました。
Oracle SecureFilesとは何ですか。 Oracle Advanced CompressionとOracle SecureFilesはどのような関係にありますか。
Oracle Database 11gでは、非構造化データを管理する次世代インフラストラクチャとしてOracle SecureFilesを導入しました。 Oracle SecureFilesを使用すると、アプリケーションは、ファイル・システムを使用する場合のみ高レベルのパフォーマンスを迅速に得られます。また、Oracle Database内の構造化データと同じレベルのセキュリティ、スケーラビリティ、トランザクションの一貫性、および高可用性も実現されます。 Oracle Advanced Compressionは、Oracle SecureFilesデータの圧縮と非重複の機能を提供します。 Oracle SecureFilesの詳細については、ここ(英語)をクリックしてください。
どのようなテクノロジーを使用してデータを圧縮しますか。
表データの圧縮で、Oracle Advanced Compressionは、業界標準のアルゴリズムを拡張してブロック・レベルのデータを圧縮します。 データ・パターンの繰返しが記号としてブロック・ヘッダーに格納されます。ブロックでこのようなデータが発生すると、記号のポインタに置き換えられます。 非構造化データ圧縮、バックアップ圧縮、およびネットワーク圧縮で、Oracle Advanced Compressionは、データの冗長性の排除に類似した概念で動作する業界標準のアルゴリズムを使用します。
OLTPアプリケーションの圧縮のオーバーヘッドを最小化するためにOracleが実行する最適化とは何ですか。
Oracleは、書込み操作が発生するたびにデータを圧縮しないでバッチ・モードでブロックを圧縮します。 トランザクションでブロックのデータが内部で制御されているしきい値に達した場合、ブロックのすべての内容が圧縮されます。 ブロックの圧縮を発生させるトランザクションの圧縮のオーバーヘッドだけが最小になります。 このため、圧縮されたブロックのほとんどのOLTPトランザクションが圧縮されていないブロックと完全に同じパフォーマンスになります。
表のデータは読み取られる前に解凍されますか。
いいえ。Oracle Databaseでは、データを読み取る際に表ブロックを解凍する必要はありません。 Oracleは、圧縮されたブロックをメモリに保持して、直接読み取ることができます。 このため、多くのデータをメモリに格納でき、キャッシュ・ヒット比率が向上し、I/Oが削減されます。
Oracle Advanced Compressionを使用するとどの程度圧縮できますか。
圧縮比率は、圧縮されるデータの特性に依存し、データセットによって異なります。 ほとんどの場合、2倍から4倍サイズの削減が期待されています。
OLTPの表圧縮を使用した場合パフォーマンスへの影響はありますか。
圧縮表のDML操作で、Oracle Databaseの特殊なバッチ・アルゴリズムによって、パフォーマンスのオーバーヘッドが最小限に抑えられます。 オラクルの内部テストでは、DMLワークロードの3%未満という最小のオーバーヘッドが示されました。 多くの場合、I/Oの効率性が向上するので、問合せパフォーマンスが向上します。 内部ベンチマーク・テストで、圧縮表の表スキャンのパフォーマンスが3倍向上しました。つまり、圧縮表のスキャンが対応する非圧縮表のスキャンと比べて1/3の実行時間に抑えられました。
ディスク・ストレージのコストが下がっているのになぜ圧縮を考慮する必要があるのでしょうか。
ユニット単位(GB)のストレージ・コストが下がっていますが、データ・ボリュームは飛躍的に増加しています。 業界の見積もりでは、数年おきにデータベースがもとのサイズの2倍または3倍に増加しています。 このため、全体として組織のストレージの支出が現在も増加しています。 データ・ボリュームの増加に伴ってハードウェアが追加される一方で、冷却、電気、床面積、ストレージ管理などのデータ・センターのオーバーヘッドも増加しています。 新しいハードウェアを追加しないようにするため、Oracle Advanced Compressionでこれらのオーバーヘッドを管理できます。 また、重要な利点がパフォーマンス領域にあります。 多くのシステムの主要なボトルネックは、I/O帯域幅です。 Oracle Advanced Compressionは、I/Oチャネル間で転送する必要があるデータ量を削減して、さまざまな場合にこのボトルネックの軽減をサポートできます。また、メモリの効率性の向上によってパフォーマンスがさらに向上します。
Oracle Advanced Compressionオプションを使用するとどの程度節約できますか。
Oracle Advanced Compressionによる節約を予測するには、次のコスト要素を考慮する必要があります。
- 本番データベースのサイズ
- ほかのコピーのサイズ(ステージング、スタンバイ、品質保証、開発、バックアップなど)
- 今後の拡大に備えてプロビジョニングされる追加のストレージ容量(これには圧縮も使用できます - 6TBのデータベースでプロビジョニングされた追加の容量は、2TBの圧縮されたデータベースでプロビジョニングされた追加の容量よりも多くなります)
- データ・センターのオーバーヘッド(冷却、電気、床面積、管理など)
ストレージ・コストの節約以外に、Oracle Advanced Compressionは、多くの場合、メモリの効率性と問合せパフォーマンスも向上させます。
パーティション・レベルでデータを圧縮できますか。
はい。表領域、表、またはパーティション・レベルで圧縮を実行できます。
Oracle Advanced Compressionオプションのさまざまな機能はどうすれば使用できますか。
表圧縮については、『Oracle Database 管理者ガイド 11g リリース 1 (11.1)』の「表の管理」をご参照ください。
Oracle SecureFilesの圧縮と非重複については、『SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド 11g リリース 1 (11.1)』の「Oracle SecureFilesの使用」をご参照ください。
Oracle RMANの圧縮については、『バックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド 11g リリース 1 (11.1)』の「バックアップ圧縮アルゴリズムの構成」をご参照ください。
Oracle Data Pumpの表圧縮については、『Oracle Databaseユーティリティ 11g リリース1(11.1)』の「データ・ポンプ・エクスポート」をご参照ください。
Oracle Data Guardのネットワーク圧縮については、
『Oracle Data Guard 概要および管理 11g リリース1(11.1)』の「REDO転送サービスの構成」をご参照ください。
既存の表をどのように圧縮しますか。
既存の表圧縮に使用できる複数のオプションがあります。 オフラインの圧縮には、ALTER TABLE Table_Name MOVE COMPRESS文を使用できます。 CREATE TABLE Table_Name COMPRESS FOR ALL OPERATIONS AS SELECT *を使用して、既存の表を圧縮したコピーを作成できます。 オンラインの圧縮には、Oracleのオンライン再定義ユーティリティを使用できます。 オンラインの再定義の詳細については、『Oracle Database 管理者ガイド 11g リリース 1 (11.1)』の「DBMS_REDEFINITIONを使用したオンライン再定義の実行」をご参照ください。
Oracle Advanced Compressionを使用する以外にどうすればストレージ・コストを削減できますか。
Oracle Databaseの情報ライフ・サイクル管理(ILM)機能は、ストレージ・コストを削減する包括的な戦略を提供します。 ILMの詳細については、US OTN(英語)あるいは OTN-Japan(日本語)をご参照ください。
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