2007年12月21日

は じめに

Oracle JDeveloperおよびOracle ADF Release 11gは、アプリケーション開発プロセスにおける重要な金字塔です。 オラクルでは、これらの製品をより生産的にするために、今まで以上に時間を掛けて顧客が何を必要としているかを慎重に調べました。 オラクルは外部の企業による設計および利用性の集中的なレビューを取り入れたのです。 このような努力の結果、コンポーネントを作成、アセンブル、および再利用する速度が飛躍的に短縮され、高機能で簡単に維持できる充実した対話型アプリケー ションが構築されました。 テクノロジ・プレビュー3は、Oracle SOAおよびOracle WebCenter開発サポートを含む最初の11gのプレビューです。また、新しいアプリケーション・サーバーの統合に関するアプローチ (Integrated OC4J)の出現により、Oracle SOA開発者は、設計時の環境から直接Oracle SOAアプリケーションをテストできます。

このOracle JDeveloper 11g テクノロジ・プレビュー・リリースでは、EJB 3.0およびJSF 1.2を含むJava EE 5の完全な開発環境を提供する新機能を紹介し、また、新しいOracle ADF Facesのリッチ・クライアント・コンポーネント・セット、JavaScript編集およびデバッグなど、AJAX開発者のための新機能についても説明 します。 Webサービス開発は、JAX-WSに対するサポートの更新、完全なWebサービス・テスト・フレームワークおよび包括的なWSDLエディタにより、大幅 に改善されています。 また、IDEに追加された多数の開発者生産性の拡張機能およびJava開発機能を試すことができます。 Oracle ADFによるアプリケーション構築は、Oracle ADF Facesリッチ・クライアント、新しいJSFベースのOracle ADFコントローラ・フレームワーク、および生産性を向上する数え切れない拡張機能の追加により、飛躍的に向上されています。

このOracle SOA Suite 11g テクノロジ・プレビュー・リリースでは、Oracle JDeveloperの複合アセンブリ・エディタによるOracle SOA Suiteの新しいService Component Architecture(SCA)標準へのサポートとともに、Oracle SOA Suiteの一連のコンポーネントのための統一されたサービス・エンジンの基盤が紹介されます。 11gプレビューにおけるその他のおもな新しい機能には、イベントに対するネイティブ・サポート、Oracle ADFを活用する豊富なAJAX Human Taskフォーム、およびOracle JDeveloperに統合されたユーザビリティ向上のためのRulesがあげられます。

このテクノロジ・プレビュー・リリースに含まれるおもなOracle WebCenterコンポーネントには、Oracle WebCenter Framework、Oracle Composer、およびOracle WebCenter Servicesがあります。 Oracle WebCenter Frameworkは、追加コンポーネント、統合、ランタイム・オプションを提供することで、Oracle JDeveloperで提供されるJavaServer Faces(JSF)環境を補強します。 Oracle Composerは、インフォメーション・ワーカーおよびビジネス・ユーザーによる実行時のアプリケーションの拡張やカスタマイズを可能にするブラウザ・ ベースのプラットフォームです。 Oracle Composerにより提供される豊富な機能により、ユーザーはビジネスや個人的な要件に合わせてアプリケーションを調整できます。 Oracle WebCenter Web 2.0 Servicesには、Document Library(ファイル・システムのみ)、タギング、リンク、検索(Oracle WebCenter内のみ)、およびポートレットが含まれます。 この緊密な統合により、タスクやビジネス・フローのコンテキスト内におけるサービスへのアクセスを可能にします。 Oracle WebCenter FrameworkおよびOracle WebCenter Servicesの重要な特徴は、開発者はその開発環境を最大に活かすコンポーネントのみを追加する必要があるという点です。 コンポーネントがJSFアプリケーションに追加されると、依存性がデプロイメント・プロファイルに組み込まれます。 必要のないコンポーネントは、アプリケーションにデプロイされません。

注:シンボルは、その機能が以前のテクノロジ・プレビューには存在して(あるいは公開されて)いなかったことを示します。

新 機能

Oracle JDeveloperのコアIDE

ユーザー・エクスペリエンスの向上

Oracle JDeveloperの使用を快適にするために、製品全体で多数の更新が行われました。 これらの改良は、特定のタイプの開発に限定されず、設計時の全領域に一貫して適用されています。

  • ナビゲータの強化:Application Navigatorの強化により、アプリケーションを自由に編成できるようになりました。 新しいカテゴリにより、探しているものを簡単に見つけることができます。 また、折りたたみ式のパネルにより、アプリケーションの共通要素に簡単にアクセスできます。 コンポジット・ノードを構成するファイルは、クリックするだけで表示できます。
  • コンポーネント・パレットの改良:コンポーネント・パレットには新しく折りたたみ式のパネルと分割セクション が加えられたため、関連するコンポーネントを整理することができます。 コンポーネントを検索するために、クイック・サーチ・フィールドが提供されています。 よく使用するコンポーネントをお気に入りのリストに加えることができるため、後で簡単にアクセスできます。また、別のパネルに最近使用したコンポーネント を保存できます。
  • 新しいプロパティ・インスペクタ:新しく使いやすいレイアウトでプロパティ・インスペクタを再設計しました。 プロパティのカテゴリが製品全体で一貫して使用されているため、プロパティ・インスペクタの使用が予測可能になります。
  • Application Overview:新しいApplication Overviewウィンドウには、アプリケーションのすべてのソースを使いやすいカテゴリに分類した便利なリストが表示されます。 これにより、アプリケーション全体のステータス(どのソースが不完全で、どのソースにエラーがあるかなど)を把握できます。 また、Application Overviewでは、アプリケーションで使用する可能性のあるさまざまなコンポーネントを把握でき、それらを作成するためのウィザードを簡単に起動でき ます。
  • ファイル・リスト:ファイル・リストにより、プロジェクトの一部分であるソース・リストを簡単に検索できま す。 ファイル名、ファイルの拡張子、ステータス、変更日などを検索できます。
  • 表示の更新:Oracle JDeveloper開発環境の外観が一新されました。
  • 統合型モードレス・エディタ:コンポーネントの多数のエディタが、統合されたモードレス・エディタに変更され ました。 モードレス・エディタは、他のエディタとともに、エディタ領域に表示され、より生産性の高いナビゲーションが可能になります。
  • コンテキスト・リンク:コンテキスト・リンクは、作業中に関連するリソースへ簡単にリンクできる必要があると いう概念を持っています。 たとえば、データバインド・ページのページ・フローを定義している際は、それらのページの定義を簡単に表示することが望まれます。 この概念は、適切な場合に限り、開発環境で採用されています。
  • ファイルに移動:Java Class([Alt]+[-])への移動に加え て、ファイルに移動する([Ctrl]+[Alt]+[-])ための新オプションがあり、プロジェクトから確 認できるあらゆるファイルへの迅速なナビゲートが可能になります。

シェイピング

Oracle JDeveloperの環境では、シェイピングによりユーザーのロールに基づいて自身を調整できます。 メニュー、プリファレンス、新規ギャラリ、およびダイアログ上の個々のフィールドから不要な項目を削除することで実現可能です。 ツール内のダイアログ上において、シェイピングはフィールド用にデフォルト値を制御できます。 Oracle JDeveloperを最初に開始する場合、ロールの選択を指示されます。このロールはOracle JDeveloperの使用方法を表しています。 "Java Developer"、"Customization Developer"、"Default Role"のロールを選択すると、それぞれまったく異なる経験を得られます。

リソース・カタログ

リソース・カタログには、アプリケーションが使用する可能性のある多様なリソースが表示されます。 これにより、リソースのプロバイダへの接続を定義し、必要に応じて、それらのリソースをアプリケーションへドラッグ・アンド・ドロップできます。 リソース・カタログは、1つのアクションで定義されたすべてのリポジトリを検索するための検索ツールを提供します。 次のタイプのリソース・リポジトリに接続できます。

  • アプリケーション・サーバー
  • データベース
  • ファイル・システム
  • UDDIレジストリ
  • URLアダプタ
  • WebDAV
  • SOA-MDS
  • コンテンツ・リポジトリ接続
  • Oracle PDK-Javaプロデューサ
  • WSRPプロデューサ

依存性の分析

データベース表から列を追加または削除するかを決定する場合、アプリケーションのどのエレメントを変更すべきかを確認する必要がありま す。 依存性アナライザは、アプリケーションのさまざまなコンポーネントの相互依存性について、このような質問に回答するように設計されています。 依存性アナライザは、アプリケーションを構成する多くのファイルの中から、特定のリソースのリファレンスを検索することで影響分析を実行します。

拡張機能の開発

このリリースでは、Oracle JDeveloperの拡張機能を構築する新しいツールが導入されています。 また、新しいウィザードにより、これまでより簡単に拡張機能の構築を開始することができます。

  • Extensionプロジェクト
  • Gallery Item
  • Preferencesページ
  • Projectプロパティ・ページ
  • Data Model(プリファレンスまたはプロパティの永続性)
  • Action
  • Addin

extension.xmlファイルの新しいOverviewエディタも導入され、拡張機能、依存性およびフックを定義する、より直観 的なアプローチを提供します。 また、extension.xmlファイルを右クリックすることで、より簡単に拡張機能の実行またはデバッグを行うことができます。この場合、拡張機能を ロードした状態で、IDEの新しいコピーが(実行モードまたはデバッグ・モードで)起動します。

新しいダイアグラム・フレームワーク

Oracle JDeveloper、ページ・フロー・ダイアグラム、およびその他のビジュアル・エディタでUMLツールの作成に使用する内部のダイアグラム・フレーム ワークは再設計され、内部コンシューマにとってより柔軟になりました。 その結果、エンド・ユーザーは異なるダイアグラム間でもより堅実な動作を得られます。

Java コーディングと即応性に優れた開発

新しいコード・ジェネレータ

ゲッターとセッターを含むフィールドとプロパティの生成を簡素化し、フィールドからコンストラクタを生成するために、equalsと ハッシュコードを生成する新しいジェネレータが追加されました。

新しいコーディング支援機能

Oracle JDeveloperには、新しいコーディング支援機能が組み込まれています。 ハイライトには、以下が含まれます。

  • コード・エディタ・ツールバーは、Generate Accessors、Surround With、Override method/implementation interface、Reformatといった機能への素早いアクセスを可能にします。
  • Auto Code Highlightは、選択されたアイテムのインスタンスをエディタ内で自動的にハイライトします。
  • 追加構文カラー・オプションにより、コードの可読性が向上します。
  • Quick Javadocは、メソッドにも使用できます。
  • 追加のコードの折りたたみ機能により、以下の内容が可能になります。
    • 初期コメント・ブロックが折りたたみ可能です(おもに標準的な著作権表示がデフォルトで折りたたまれます)。
    • Unfolding Blocks:ブロックは、折りたたまれたセクションで直接ダブルクリックするか、オブジェクトを折りたたまれたブロックにドラッグすることで展開できま す。 コンポーネントまたはテキストを複雑にネスト化されたドキュメントに追加する場合、ドラッグが特に便利です。
    • Folding Highlight:展開されるか折りたたまれたブロックは、トランジションの後で背景色を簡潔にフェーディングすることでハイライトされます。 これは、ネスト化されたブロックの特定が難しいドキュメント内で、特に便利です。
  • 空白文字の表示:空白、改行、改行(キャリッジ・リターン)、改行なし空白、およびタブは、可視的な代替文字として表示されま す。
  • 概要ポップアップ:概要マークにカーソルを合わせることで、その場でソースを表示できます。
  • 構造ペイン・ポップアップ:メソッドのソースは、カーソルを目標のメソッドに合わせ、[ctrl]を押すことで表 示できます。
  • ブレッドクラム・バー:ブレッドクラム・バーは、現在のキャレットの位置からファイルのトップまでのノードの階層を示します。 ノードにカーソルを合わせることで、ノードに関するいくつかの情報がポップアップします。また、ノードをクリックするとキャレットをノードの位置に移動さ せることができます。
  • Quick Outline:クラスおよびスーパークラスのメソッドやフィールドへの素早い移動を可能にします。 'ghost'ウィンドウは、コード上に表示され、現在のクラスおよびそのスーパークラスの利用可能なメソッドとフィールドのツリーを含みます。 フィルタ・フィールドへ入力すると視認可能な項目が減少し、目的の場所への容易かつ素早い移動が可能になります。
  • Code Peek:新しいエディタを移動したり開いたりすることなく、異なるファイルのコードを表示する機能です。

JUnit 4.0サポートの更新

Oracle JDeveloperは、JUnit 4アノテーションを使用して、ユニット・テストを生成するようになりました。 統合されたrunnerは、@ignoreなどの新しい指示を含むJUnit 4をサポートするように更新されました。

新しいプロファイラ

新しいプロファイラは、JVMTIを利用するので、任意の認定済みのJava VMで動作します。 OracleのOJVMにプロファイリングは必要なくなりました。

  • CPUプロファイラ
  • メモリー・プロファイラ

XMLの比較

XMLファイルの比較は、XMLを認識するアルゴリズムを使用して行われます。 以前のリリースの比較は、ファイル内容の構文を理解することなく、線形アルゴリズムを使用して行われました。 Oracle JDeveloper(プロジェクト、ダイアグラム、Oracle ADFアーチファクト)の内部では、XMLが広く使用され、ファイル内容の特徴をツールが理解します。 たとえば、XML要素の属性が並び替えられても、比較ツールはこれを変更として記録しません。場所が異なるだけであり、属性(名前と値)が同じであるため です。

比較ツールは、ファイル内容を以前のバージョンと比較するために、すべてのバージョン管理拡張機能で使用されます。 また、比較は、保存ポイント間の内容を比較するために、ローカルの履歴機能によって使用されます。

Antデバッガ

Antビルド・ファイルのデバッグが可能です。 ビルド・ファイル内のブレーク・ポイントを単純に設定し、ターゲット上で右クリックして、「Debug Target <Target>」 を選択します。 デバッグ中に、ビルド・スクリプトを進めることができ、変数値の調査と変更や、ウォッチの設定などが可能です。

Subversionサポート

Oracle JDeveloperのチーム開発は、次の機能により促進されます。

  • Subversion Release 1.4.3に対しアップグレードされたサポート
  • ブランチ/タグ、スイッチ・ファイルとマージ・ファイル、およびSVNリポジトリでバージョン化されたプロジェクトとアプリケー ション
  • svn:ignoreを含むバージョン化されたプロパティのサポート
  • Pending Changeウィンドウで表示される作業用コピーへのIncoming Change

SubversionおよびCVSのためのマージ競合解消の強化

Oracle JDeveloperは、拡張されたXMLを認識する対話型GUIを提供します。これにより、マージ処理中に報告される未解決の競合を参照し、更新できま す。

データ ベース開発

データベースに接続して作業をしている場合(オンライン)にも、接続していない場合(オフライン/ファイル・ベース)にも、 Oracle JDeveloper 11gでは、重要な新機能を使用できます。

オンライン・データベース・オブジェクト・サポートの追加

新しいDatabase Navigatorは、オンライン・データベースに完全な編集環境を提供します。 このナビゲータを使用して、データベース・オブジェクトを作成、更新、および削除できます。 また、Oracle SQL Developerで使用可能なスタンドアロンの機能の大部分は、Oracle JDeveloperでも使用できます。 ハイライトには、以下が含まれます。

  • SQLワークシートの拡張機能:スクリプト実行、EXPLAIN PLAN、自動トレース、コード断片(ドラッグ・アンド・ドロップ)、DBMS、およびOWA出力
  • 外部表、索引構成表、一時表、パーティション化された(範囲、リスト、ハッシュ)表、マテリアライズド・ビューの作成
  • オブジェクトを変更するための広範なコンテキスト・メニュー・オプション(たとえば、表の名前変更、列の追加、コンパイル、索引 の再構築、データベース・リンクのテスト)
  • CLOBとBLOB、およびメッセージ・ログによる変更の追跡を含む、データの参照、問合せ、更新、削除、ソート、フィルタ
  • 複数のフォーマットでのデータのエクスポート、DDLのエクスポート、データのインポート
  • データベース・レポート

また、リソース・カタログを使用して、LIVE(オンライン)のデータベース接続を参照し、それらをアプリケーションにドラッグできま す。

オフライン・データベース・オブジェクト・サポートの追加

プロジェクト内のオフライン・データベース・オブジェクト・モデリングが拡張され、以下のために使用できます。

  • 索引構成表
  • 外部表
  • パーティション化された表と索引
  • マテリアライズド(パーティション化されたものと索引の付いたものを含む)ビューおよびビュー・ログ
  • オブジェクト収集
  • トリガー
  • ドメイン索引
  • ストレージのプロパティ(表領域など)
  • 自動生成の列の値
  • SXML定義の生成
  • 複数のデータベース・オブジェクトの相互参照(プロジェクト内またはプロジェクト間)

オフライン・ユーザー定義のプロパティ

ライブラリでユーザー定義のプロパティを作成し(XMLファイルとして保存)、オフラインのDBオブジェクト・プロバイダにそれらを使 用できます。

1つのプロジェクトにおける複数のオフライン・データベース

プロジェクトでは、異なるタイプの複数のオフライン・データベースが存在することがあります。 1つのプロジェクトにつき、1つのタイプのオフライン・データベース(Oracle 10g、MySQLなど)に制限されなくなりました。

オフラインでの依存性の分析

view select文で使用される表、表の参照、PL/SQL内部からのビューおよびオブジェクト・タイプといったオフライン・データベース・オブジェクト参照 の使用率を示します。

クエリー・ビルダー

クエリー・ビルダーは、オンラインおよびオフライン・モードの両方で、簡単なSQL問合せを作成します。 これにより、簡単に使用を開始できるPL/SQL環境を提供します。

ファイル・ベースPL/SQLスクリプトの編集

ファイル・システムに保存されているPL/SQLスクリプトを開き、LIVEデータベース接続に対して、それらを編集およびコンパイル します。 ファイルは、ファイル・システムに再び保存できます。 Database Navigatorを使用して、新しいPL/SQLスクリプトを作成できます。また、オンライン・データベースに対してコンパイルし、ファイル・システム に保存できます。

データベース・モデリング・サポートの強化

データベース・モデラーを作り直しました(UML開発を参照)。 さらに、ダイアグラムにマテリアライズド・ビュー、view joinsおよび索引付けされた表を表示できるようになりました。

配 置

Oracle JDeveloper 11gは、さまざまな構成のOracle Application Server 11gへの直接的な配置をサポートします。また、この分野は大幅に強化されています。

改善されたアプリケーション・サーバー統合

軽量の埋込みサーバーに加えて、Oracle JDeveloperは、"Integrated OC4J"を指定する機能もサポートしています。 (デフォルトで、Oracle JDeveloperに"Integrated OC4J"として同梱されるOC4Jインストールを簡単に利用できます。) これは、フル装備のOracle Application Serverインスタンスの指定を可能にし、開発のためのプライマリ・ランタイム環境としてOracle JDeveloper内で使用します。 この環境は使用しているサービスによって設定することができ、テスト用の本番サーバーを正確にシミュレートします。 このケースでは、実行したままにできるOracle Application Serverインスタンスが1つ存在します。またそれぞれの実行操作は、アプリケーションをそのOracle Application Serverインスタンス内にデプロイし、実行します。 このモードでは、サーバーの完全な構成が可能であり、Oracle SOAアプリケーションを構築する開発者に推奨されます。 同時に、暗黙的起動/停止、自動配置、インプレース編集といったアプリケーション開発のための埋込みサーバーの生産性の機能を保持します。

最新のセキュリティ設定サポート

新しいOracle Application Server Java Platform Securityデプロイメント・ディスクリプタのための新しいサポートが提供されます。 JAAS-XS JPS構成を設定し、DBリポジトリをポリシー・ストアとして使用するオプションが利用できるようになりました(この機能はADFセキュリティ・ウィザー ドに統合されています)。

アプリケーション・サーバー接続ブラウザの強化

Application Server Navigatorにより、接続を定義し、配置されたコンポーネントを参照して、さらにコンテナに配置されたアプリケーションの起動、停止、アンデプロイ を管理できます。 また、管理およびステータス監視のために、AS NavigatorからOracle Application Server Fusion Middleware Controlを起動する機能が装備されました。

リソース・カタログは、アプリケーション・サーバー接続の参照もサポートします。 リソース・カタログにより、接続の定義、サーバーのコンテンツの参照が可能になり、Oracle JDeveloperの作業領域でパレットからASリソースを直接使用する機能が追加されます。 たとえば、WSILノードでは使用可能なWebサービスが表示されるので、これらを使用して、Oracle JDeveloperプロジェクトでWSクライアントを生成できます。

アプリケーションおよびプロジェクト・レベルのデプロイメント・プロファイル

デプロイメント・プロファイルをアプリケーションまたはプロジェクト・レベルで定義し、保存できるようになったため、柔軟性が得られ、 直接の参照および共有が可能です。 また、デプロイメント・プロファイルは、Oracle Application Serverデプロイメント・プランと一体化します。

コマンドライン・デプロイメント

コマンドライン・デプロイメントは、ojdeployコマンドラインにより、サポートされます。 このため、開発者は、Antタスクを作成し、アプリケーションまたはプロジェクトで定義されたデプロイメント・プロファイルに基づくコマンドラインからア プリケーションをパッケージできます。 この機能には、次のようなパラメータがあります。

  • -nocompile(プロジェクト・ファイルまたはワークスペース・ファイルのコンパイルをスキップする)
  • -nodatasources(IDEからデータソースを排除する)
  • -forcerewrite(出力ファイルが既存のファイルと同じであっても書き換える)
  • -updatewebxmlejbrefs(web.xmlのEJB参照を更新する)

UML 開発

再設計されたグラフィカルなモデリング・フレームワーク

UMLクラス・モデラー(およびそれに基づくJava、DBおよびADFモデラー)は、より優れたパフォーマンスとスケーラビリティを 提供する新しいグラフィカル・エンジンで書き換えられました。 今後のリリースでは、この新しいフレームワークで他のモデラーが再ホストされます。

属性とオペレーションの表示

機能の強化により、個々の属性とオペレーションの表示/非表示が可能になり、ウィザードを使用して、または図の上でドラッグ・アンド・ ドロップして、それらの順をユーザー定義のシーケンスに変更できるようになりました。

編集の改良点

編集環境では次のような改良が行われました。

  • シェイプをセマンティック・エレメントにマッピングできなくなった場合のグラフィカルなエラー・フィードバック
  • ユーザーがシェイプ間のリレーションシップを定義する場合、視覚的なフィードバックがシェイプの強調表示により向上
  • インプレース編集および作成の処理が改善され、ユーザーは新しいシェイプを作らずに、編集したものを保存可能
  • プロパティ・インスペクタを使用して、ビジュアル・プロパティの設定が可能
  • 複数のオブジェクトで、デフォルトのプリファレンス設定をサポート
  • シェイプとリレーションシップに対するマルチレベルのUNDO/REDO
  • Java Class DiagramでのセマンティックUNDO/REDOのサポート
  • 属性の名前変更など、Java Class Diagram内のリファクタリングによる統合の向上

印刷および公開機能

印刷および公開の向上により、印刷設定ダイアログでより柔軟なオプションが提供されます(ヘッダー、フッター、用紙サイズに合わせ る)。 さらに、印刷領域、印刷プレビュー、およびコピー/貼り付けをイメージとして、外部のプログラムに定義できます。

サポートが延期された機能

Oracle JDeveloper 10.1.3.xでサポートされていた多くのモデリング機能は、今回のリリースではサポートされませんが、 今後のリリースで順次増えていく予定です。 これらの変更には以下が含まれます。

  • ダイアグラムのJavaDoc生成
  • インタフェースへのクラスの変換(逆の場合も同様)
  • 関連への属性の変換(逆の場合も同様)
  • 要素を複写するディープ・コピー

Web サービスの開発

WSDLエディタの強化

WSDLエディタの強化により、折りたたみ式の列、デザイン・ビュー、コード・ビューでの検証とエラー・フィードバックなど、より優れ たレイアウト処理を使用できるようになりました。 WSDLエディタを強化する他の機能は次のとおりです。

  • WSDL *を実装するファイルすべてに対するドロップ・ダウン・メニューによる高速トラック・ナビゲーション
  • 代表的なユースケースに対する多数のドラッグ・アンド・ドロップ操作
  • EJBとPojoを含む豊富なバインド・オプション
  • 使用方法の検索、宣言への移動、破損したリファレンスの警告、さまざまなWSDLリファクタリングといった機能の編集

新しいWSテスターの追加

新しいWSテスターは、迅速にペイロードの詳細を書き込むためのフォーム・ベースのUIを使用して、メッセージを編集および再送信する 機能と、メッセージのWS-Iロギングとの完全な統合を提供します。 また、テスターにより、セキュリティ(ユーザー名とパスワード)およびアドレッシングのヘッダーの値を定義できます。

HTTP Analyzerの強化

HTTP Analyzerの強化には、テストや開発の目的において、自動的なレスポンス・メッセージで置き換えることにより、実行中のWSを"もみ消す"機能が含 まれています。 また、複雑なWSプロジェクトに対する複数のサービスを同時に止めることができます。 レスポンス・ルールに基づいて、メッセージは記録され、仮想"テープ"から再現されます。 この機能は、HTTPとHTTPSの2つのシナリオをサポートし、JAX-RPC、JAX-WS、およびREST Webサービスで機能します。

WS生成の強化

生成の強化により、増分変更が直ちに実装ファイルに書き込まれるようになり、長い(再)生成サイクルが排除されました。 また、WSDLまたは実装に加える編集内容は、完全に保存されます。

WSアノテーションのサポート

Oracle JDeveloper 11gでは、JSR-181 JAX-RPCとJAX-WSアノテーション・コードインサイト、自動インポート、アノテーション・パラメータのプロパティ・インスペクタ、および完全な 検証とエラー処理を提供します。

OC4Jの新しいスタイルによるWSポリシーのサポート

WSポリシーは、(アノテーションとパラメータ値のコード入力支援を使用した)アノテーション、Property Inspector、またはWS Property Dialogを通して入力することが可能です。 ポリシー定義は、デフォルトでは埋込みサーバーから取得されますが、ポリシー・ストアの場所は、アプリケーションとIDEレベルでオーバーライドでき、 ファイルの場所から(またはローカル・ファイルから、もしくはリモートのマウントされたドライブを通して)ポリシーを取得します。
テクノロジ・プレビュー3では、基本的なユーザー名/パスワード・ポリシーのみが機能します。

UDDIのサポート

新たに作成されたWSDLをUDDIリポジトリに公表し、リソース・カタログを介してUDDIリポジトリでホストされるWSDLを参照 し検索できるようになりました。

JAX-WSの完全サポート

サービスのウィザードと編集ツールおよびクライアント生成は、新しいJAX-WS Java 2.0 JEE5標準をサポートし、JAX-RPCよりも単純なプログラミング・モデルを提供して、データ・バインディングのためのJAX-B 2.0を使用します。 コード・エディタは、共通のWSコーディング・エラーとWSサポート(ライブラリの自動インポート、web.xml生成、およびアノテーション・インポー ト)のプロジェクトを構成するために、多くのQuick Fixesにより改善されています。

Web/Ajaxの開発

JavaScriptエディタおよびデバッガ

Oracle JDeveloperには、JavaScript用のエディタとデバッガが含まれます。 このエディタは、次のような高度な機能を備えています。

  • 構文のハイライト
  • 中括弧の正しい組合せ
  • コードの折りたたみ機能
  • コードインサイト
  • エラーに下線を引く機能および監査
  • 使用方法の検索
  • リファクタリング
  • 宣言への移動
  • 構造ペインの統合

デバッガは、ブラウザにロードされるファイルのリストを表示するClassesウィンドウだけではなく、従来のデバッグのサポート(ブ レーク・ポイントの設定、ステッピング、ウォッチ、データの修正)、および特別なコマンドライン引数でブラウザを起動することにより、リモートでデバッグ を行う機能を提供します。 JavaScriptデバッガの使用は、FireFoxに限定されます。

Oracle EJB 3.0の開発

Oracle JDeveloperのOracle EJB 3.0開発に対するサポートは大幅に改善され、Oracle EJBアプリケーションの定義、生成、および移行に対して生産性ツールを提供します。 OracleAS/OC4J EJB 3.0コンプライアンスをサポートするOracle JDeveloperにより、仕様の全機能およびOracle固有の多数の拡張機能にアクセスできます。

  • Oracle EJB 3.0 Session Beanの簡素化された構成およびアノテーション・インサイトとプロパティ・インスペクタを利用したMessage-Driven Bean
  • Oracle EJB 3.0図式化のサポート
  • JSR 109配置モデルのサポート
  • JSR 181によるWebサービス

Oracle TopLinkの開発

Oracle JDeveloperは、Oracle TopLinkの豊かな永続化機能に、より包括的なサポートを提供するようになりました。 この強化されたサポートにおいて重点的に取り組まれていることは、JPAとPOJOオブジェクト・リレーショナル・マッピングに対するサポートの向上、お よびJCAリソース・アダプタを使用したJAXBとEIS永続性を用いるオブジェクト/XMLマッピングの導入です。

Oracle TopLink JPA

Java Persistence API(JPA)エンティティおよび関連するXMI構成ファイルの使用に対するサポートが強化されました。 これには、Oracle TopLinkの拡張されたオブジェクト・リレーショナル機能の使用が含まれていますが、この強化されたサポートは、JPAプロバイダ間の移植性を得るた めに、仕様に準拠する方法で使用することも可能です。

  • Oracle TopLink JPA拡張機能の構成を含む、グラフィカルまたはXML構成のサポートを使用した永続性ユニット(persistence.xml)の定義
  • ダイアグラム作成、およびオンラインまたはオフライン・スキーマからのJPAエンティティの生成と再生
  • グラフィカル・エディタまたは直接のXML構成によるJPAオブジェクト・リレーショナル・マッピング(orm.xml)ファイ ルの定義
  • 属性のマッピングは、アノテーションとXMLによりサポートされます
  • 永続性ユニット生成を使用した、オンラインおよびオフライン表からのJPAエンティティ生成
  • アノテーション・インサイトを使用した、コードで表されたJPAエンティティ構成の支援および完成

Oracle TopLink POJOオブジェクト・リレーショナル

Oracle TopLinkにおけるPOJOのオブジェクト・リレーショナル永続性に対するサポートもこのリリースで強化され、マッピング・エディタの追加の宣言的な 構成機能により、コーディングが減少しています。 拡張された機能を提供するために、これらの機能は、Oracle TopLinkのセッションAPIを介して、またはJPAと併せて使用できます。

  • 結果の順序付け、バッチ、および結合の最適化に加え、問合せの構成に対するサポートがレポート問合せに追加されています。
  • マッピング・タイプのサポートがさらに追加されました。
  • カスタム・データ型の使用、またはデータベース値およびドメイン・モデル表現間の変換操作の使用を容易にするために、より柔軟な マッピング・コンバータのサポートが追加されました。
  • リレーショナル・スキーマが変更された場合に使用可能な追加のコミット時ロックポリシーの構成に対するサポートは、選択できなく なっています。
  • トリガーまたは値を割り当てられたストアド・プロシージャの使用を可能にするRETURNINGポリシー構成が、Oracle TopLinkオブジェクト・キャッシュに示されます。
  • キャッシュ構成が、共有/独立性、有効期限、各永続性タイプの記述子のキャッシュ座標モードをサポートするようになりました。
  • セッション構成(sessions.xml)の拡張により、アプリケーション・プラットフォームの選択、データ・ソース・オプ ションの追加、キャッシュ座標の使用、VPD/OLSとともに使用する専用の接続プーリング、より詳細なロギング構成が含まれるようになりました。
  • Oracle TopLinkにより、以前のOC4J CMPおよびWebLogic CMPを、OC4JのEJB 2.1にアップグレードする移行ユーティリティが統合されました。

Oracle TopLinkオブジェクト/XMLマッピングおよびJAXBサポート

Oracle JDeveloperは、JAXB 2.0またはTopLink固有のOXMメタデータのいずれかを使用して、オブジェクト/XMLマッピングをサポートするようになりました これにより、開発者のXMLバインディングへの取組みに大きな柔軟性が提供されます。 注釈を付けられたドメイン・モデルからXSDを生成し、XSDから注釈の付いたドメイン・モデルを生成できます。 または、グラフィカル・マッピング・エディタをOracle TopLink固有のXMLフォーマットのメタデータとともに使用し、ドメイン・モデルが既存のXSDとどのように関連するかを中央突合せ型ソリューショ ンとして定義します。 グラフィカルなマッピング・エディタに加えて、開発者は、インサイトおよびプロパティ・エディタを利用して、独自のJAXB 2.0アノテーションを作成できます。

このテクノロジ・プレビューにおけるOracle TopLinkの機能について詳しくは、『Oracle TopLink Technology Preview 3 Release Notes』を参照してください。

Oracle ADFフレームワーク

このリリースには、Oracle ADFフレームワーク全体に適用される多数の新機能が含まれています。

Oracle JDeveloperにおけるOracle ADFメタデータのカスタマイズ

Oracle JDeveloperのカスタマイゼーション・ロールで、Oracle ADFメタデータをカスタマイズできます。 カスタマイゼーションは1つのメカニズムであり、異なる対象者やビジネス・ドメインに合わせるために、メタデータを変更できます。 また、カスタマイゼーションは、XMLファイルへ個別に保存されるので、その変更によってアプリケーションの"基本"定義がアップデートされることはあり ません。 アプリケーションは、レイヤーを適用する方法に優先順位を持たせるようなカスタマイゼーションの複数レイヤーと、一連の可能性のある値を持つ各レイヤーを それぞれ使用して設定できます(例:LOV関連の垂直レイヤーとサイト・レイヤー)。 Oracle JDeveloperでカスタマイゼーション・コンテキストを選択でき、指定したレイヤー/値でカスタマイゼーションを作成/編集できます。 これらのカスタマイゼーションすべての場合は、アプリケーションを使用して配置できます。

以下のメタデータは、Oracle JDeveloperでカスタマイズ可能です。

  • Oracle ADF Viewメタデータ(JSPX、JSFFファイル)
  • Oracle ADF Modelメタデータ(pageDefファイル)
  • Oracle ADF Business Componentsメタデータ(View Objects、Entity Objectsなど)
  • Oracle ADF Controllerメタデータ(adfc-configファイル)

ビジュアル・エディタ、Structure Pane、およびProperty Inspectorは、通常Oracle JDeveloperでメタデータをアップデートするのに使用されます。

2つの新しい配置タイプ(MARおよびOAR)は、メタデータ・カスタマイゼーションのパッケージ化(MAR)およびアプリケーション を使用したバンディング(OAR)を可能にします。

Oracle ADFライブラリ

Oracle ADFライブラリは、開発チームの間で共有できるコンポーネントのライブラリです。 Oracle JDeveloper 11gでは、開発者はコンポーネントをライブラリにすばやくパッケージし、既存のライブラリを参照して、ライブラリをアプリケーションにインポートできま す。 Oracle ADFライブラリには、次のタイプのコンポーネントをパッケージできます。

  • ページ・テンプレート
  • 宣言的なコンポーネント
  • タスク・フロー
  • データ制御
  • Oracle ADF Business Components

Oracle ADF Security

以下によって、Oracle ADF Securityは強化されました。

  • タスク・フロー、ページ定義、およびOracle ADF Business Componentsに対する許可の実施
  • Oracle Extensible Security(XS)のサポート

Oracle ADF Facesリッチ・クライアント

オープン・ソースApache Trinidad Projectの成功に基づいて、Oracle ADF Faces Rich Clientでは、Trinidadコンポーネントのフレームワークを強化し、多数のインターネット・アプリケーション開発を根本的に簡素化する、 AJAXに対応したJSFコンポーネントの充実したセットを提供します。

  • 100以上のAJAX対応のコンポーネント(完全なリストは、baliを参照)
  • クライアント側でコンポーネントにサポートを提供する、完全なJavaScript API
  • ドラッグ・アンド・ドロップ・フレームワーク
  • ダイアログおよびポップアップ・フレームワーク
  • ナビゲーション・メニュー・フレームワーク
  • 再利用性の向上
    • ページ・テンプレート、再利用可能なページ領域、および宣言的なコンポーネントに対するサポート
  • 組込みの国際化およびアクセス可能性のサポート
  • 部分ページ・レンダリング
  • アクティブ・データ・フレームワーク--OracleのAJAX "サーバー・プッシュ"テクノロジ
  • 拡張データ・ストリーム
    • ブラウザへのデータ配信のパフォーマンスを改善
  • スキニングに対するサポート
  • JSF 1.2のサポート
  • ADFcと統合し、タスク・フローとブックマークをサポート
  • ADFmと統合し、データ・バインディングをサポート
  • Oracle ADF Securityのサポート

Oracle ADFデータ・バインディング

データ・バインディング・エクスペリエンスの向上

多数の変更が行われ、Oracle ADFデータ・バインディングを使用してデータバインド・ユーザー・インタフェースを作成するエクスペリエンスが向上され、簡素化されました。 これらの変更には以下が含まれます。

  • データ・コントロール・ピッカーは、データを既存のUIコンポーネントにバインドするプロセスを簡単にします。
  • 改善されたバインディング・エディタにより、バインディングの作成と変更のプロセスが、より直観的になります。
  • バインディング概要エディタは、UIコンポーネントとそれらのバインディング情報の間のナビゲーションを効率化します。
  • リファクタリングを使用すると、バインディングの名前変更、移動、および削除を安全に実行できます。
  • "実行時の設計時"により、サイト管理者とエンド・ユーザーは、実行時にバインディングをカスタマイズできます。

新規データ制御型

追加のデータ制御型により、データ制御機能が拡張されます。

  • JMXデータ制御は、MBeansに基づいて、JMXサーバーに配置されます。
  • プレースホルダ・データ制御:簡単なダミー・データに基づく新しいデータ制御です。 "UIファースト"の開発モデルを使用可能にします。ここでは、ユーザー・インタフェース開発者が、ドラッグ・アンド・ドロップによるデータ・バインディ ングを使用して、その後に修正することで実際のアプリケーション・データにバインドすることが可能なページを作成します。

新しいデータバインド・コンポーネント

これらの新しいデータバインド・コンポーネントは、頻繁に使用されるデータ・オブジェクトの作成を簡素化します。

  • 動的フォーム
  • タスク・フローを含む領域
    • タスク・フローは、設計時または実行時(静的または動的)に指定できます。
    • ページ内の領域間におけるイベント・ベース通信のためのコンテキスト依存のイベント・フレームワーク
  • LOVダイアログと選択リスト
  • 検索フォーム
  • クイック・サーチ
  • グラフとマップ

Oracle ADF Business Components

ビジネス・コンポーネントは、さらに拡張され、多数の新規および改善された機能を提供します。

  • ビュー・オブジェクト属性上でLOVを宣言的に定義します。次の機能が含まれます。
    • 表示スタイルの構成を行います(短いリストのためのインライン・ドロップダウン、長いリストのためのポップアップ・ウィ ンドウを含む)。
    • ユーザー入力に基づき、リスト内の選択肢をフィルタします。
    • ユーザー入力が一意にマッチするものを確認した場合に、属性値をオートフィルします。
    • "カスケーディング"リストをパラメータ化するために、現在の行で他の属性値を自動的に使用します。
  • 標準のGroovy言語の式(JSR-241)と自動再計算を使用して、デフォルト値と計算された属性を引き出します。
  • 簡素化されたサービス指向アーキテクチャ(SOA)の開発およびアプリケーション統合をサポートします。
    • 標準のサービス指向アーキテクチャ(SOA)を使用して、外部のビジネス・プロセスに通知できるエンティティ・オブジェ クトのビジネス・イベントを定義します。
    • 顧客がWebサービスでアプリケーション・モジュールのデータおよびカスタム・メソッドを使用できるようにするサービ ス・インタフェースを宣言的に有効にし、アプリケーション統合を簡素化します。
  • ビュー・オブジェクトの開発と維持の簡素化
    • 指定されたビュー条件"フィルタ"を宣言的に定義および適用し、単一のビュー・オブジェクトで複数の代替のカスタム・ク エリーを可能にします。
    • 外部結合を宣言的に作成します。
    • SQLをタイプせずに、または内在する列の名前を参照せずに、デフォルトのWHERE句およびOrder byを定義します。
    • 変換可能な固定値のセットに基づいて、静的ビュー・オブジェクトを作成します。
  • 強化された宣言的な検証規則のサポートにより、より多種の一般的なビジネス検証シナリオでコードが排除されています。
    • 条件付実行式を指定、または属性をトリガーすることにより、検証規則の実行時期を制御します。
    • 外部のリソース・バンドルに保存されるパラメータ化されたエラー・メッセージと警告を作成します。
    • 新しい検証規則タイプにより、以下が簡素化されます。
      • "収集"規則を使用して、構成された子エンティティについて、属性値を計算された集計(合計、平均、カウント) と照合します。
      • "Key Exist"規則を使用して、外部キーの値の存在をテストします。
      • "Unique Key"規則を使用して、属性値が一意(主キーおよび新しい"代替キー"の両方)であることを保証します。
      • "Expression"規則を使用して、標準のGroovyスクリプト言語で、より複雑な規則を作成します。
      • 同じエンティティ内の属性値を比較します。
  • ビジネス・コンポーネント・ブラウザの新しい拡張機能を使用することで、アプリケーション・モジュールのテストとデバッグがより 簡単になります。
    • LOVをテストします。
    • さまざまなロケールの変換された文字列を表示します。
    • アプリケーション・モジュールのカスタム・メソッドをテストします。
    • 指定されたビュー条件を適用します。
    • 多様型のビュー・オブジェクトをテストします。
  • すべてのエンド・ユーザーが共通の参照リスト・データを共有できるように、共有アプリケーション・モジュールのインスタンスを定 義します。
  • より柔軟にビジネス・コンポーネントを編集します。
    • 新しいモードレス"概要"エディタにより、編集のために複数のオブジェクトを開いたままにできます。
    • スキーマドリブンのコードインサイトとエラーのハイライトにより、Oracle ADF Business Conponents XMLディスクリプタのソース・ビューを編集できるようになりました。
    • ハイパーリンクをクリックして、関連オブジェクトにナビゲートします。
    • UNDOのサポートにより、ソースおよび"概要"エディタに加えた編集内容を元に戻せます。
    • プロパティ・インスペクタにより、コンポーネント設定およびアプリケーション・モジュール構成の編集が改善されました。
  • プロパティ・セットを定義し、複数のビジネス・コンポーネントまたは属性、あるいは両方で、UIヒントおよびカスタム・プロパ ティのグループを再利用します。
  • 変換されたリソース文字列がより柔軟になり、以下がサポートされます。
    • プロパティ・ファイル
    • XLIFFファイル(標準のXMLベースのリソース・バンドル)、または
    • Javaリソース・バンドル
  • 特定の期間に限り、有効なデータを自動的に処理します。
  • "実行時の設計時"を使用して、ビジネス・コンポーネントを実行時にカスタマイズします。

Oracle ADF Task Flow

Oracle ADF Task Flowにより、JavaServer Faces(JSF)ページ・フローが拡張され、強化されたナビゲーションおよびステート管理機能が提供されます。 Oracle ADF Task Flowダイアグラムの追加機能には、以下が含まれます。

  • バウンド・タスク・フロー(ネスト化したタスク・フロー)。 バウンド・タスク・フローは、1つのエントリ・ポイントを持つ、タスク・フロー機能の再利用可能なブロック、定義済みの出口点、さらに固有のメモリー・ス コープ(pageFlowScope)、および変換可能な境界を表します。 バウンド・タスク・フローは、パラメータを呼び出してタスク・フローから受け取り、そこに返すことができます。 バウンド・タスク・フローはさまざまな方法でアプリケーションに組み込むことができます。
    • より大規模なアプリケーションにおけるページのセットおよび他のアクティビティとしての組込み
    • 1つのページのページ断片間のナビゲーションを提供する領域としての組込み
    • ページから起動するモデル・ダイアログ内での組込み
  • Train。 Trainは、関連するページの連続で、一連のステップを介してエンド・ユーザーをガイドします。Trainの各ステップには、ユーザーの進行を示すUI コンポーネントが含まれ、ユーザーは最初のステップに戻ることができます。
  • ルーター・アクティビティ:式の結果に応じて、条件付きのルーティングを提供します。
  • メソッド・コール・アクティビティ:タスク・フローの内部からJavaメソッドを起動します。
  • ワイルドカード制御フロー:開発者は、ダイアグラムにグローバルな(ワイルドカード)ナビゲーション規則を追加できます。
  • その後のための保存:不完全なトランザクションを後で再開できます。
    • その後のための明示的な保存:エンド・ユーザーは、不完全なトランザクションを保存し、その後で再開します。
    • 黙示的な保存:エンド・ユーザーは、タイムアウトしたセッションまたはデータを保存せずに終了したセッションを再開しま す。
  • タスク・フロー・テンプレート:新しいタスク・フローのテンプレートとして再利用可能なベース・タスク・フローです。
  • 宣言的なブックマーク:ブックマークするページにURL(オプションのパラメータ付き)を自動的に作成します。
  • 宣言的なトランザクション管理:バウンド・タスク・フローが新しいトランザクションを開始するか、既存のトランザクションを継承 するかを指定します。
  • ブラウザの「戻る」ボタンのナビゲーションに対する宣言的なサポート。
  • 例外処理に対する宣言的なサポート。
  • 実行時にタスク・フロー・ファイルを自動的にマージして、開発者が既知のディレクトリで追加のタスク・フローを作成することで、 既存のタスク・フローに追加できます。
  • "実行時の設計時"を使用した、タスク・フローのカスタマイズに対するサポート。
  • 異なるブラウザ・ウィンドウ内における同じタスク・フローの独立したインスタンスの実行のサポート。
  • Oracle ADF Task FlowからのOracle BPELプロセスの呼出しのサポート。

Oracle ADF Swing

  • データバインドされた3つの新しいUIコンポーネント(シャトル・パネル、ツリー・テーブル、およびLOVボタン)に対する実行 時のサポート
  • Oracle ADF Swing機能の見本として書き直された、Oracle ADF Business Conponentブラウザ

Oracle ADFデータの可視化

Oracle ADFデータの可視化コンポーネントは、充実した対話型のOracle ADF Facesコンポーネントのセットで、データを解析するために、グラフまたは表形式で表示する機能を提供します。 データ可視化コンポーネントでは、次の共通の機能を提供します。

  • 最高級のOracle ADF Facesコンポーネント
  • データ制御パレットを使用した実行時の作成、JSFビジュアル・エディタ、プロパティ・インスペクタ、およびコンポーネント・パ レット
  • 標準の行セットのデータ制御および階層的データ制御へのデータ・バインディングのサポート

次のリストで、データ可視化コンポーネントを確認します。

グラフ

グラフは、さまざまな方法で複数の軸上のデータ・ポイントの評価を可能にする棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、散布図、株価グラフな ど、50種類以上をサポートします。 Oracle JDeveloper 10g以降から使用されているグラフは、今回からJSFコンポーネントになっています。 グラフの新機能には以下が含まれます。

  • 新しいグラフのタイプ:ファンネル・グラフ、浮動棒グラフ、Fit to Curveグラフ
  • Flashレンダリング
  • SVGレンダリング
  • 双方向性:ズーミング、スクローリング、タイム・セレクタ・ウィンドウ、線と凡例のハイライト/フェーディング、動的な参照の行 と領域
  • 一般的に使用される17種類のグラフに対する高度なJSFグラフ・タグおよび簡素化されたタグ
  • 設計時のバインディングと編集のためのUI

ゲージ

ゲージは、データの問題の識別に重点を置く、データ可視化コンポーネントです。 使用可能なゲージの種類は、次のとおりです。

  • ダイアル:標準およびしきい値
  • ステータス・メーター:標準およびしきい値
  • LED

地理マップ

地理マップは新しいデータの可視化であり、Oracle ADFフレームワークのOracle Spatialの機能を提供します。 このコンポーネントにより、ユーザーは地理マップにビジネス・データを表し、シングル・マップ上の情報に関する複数レイヤーを付加できます。 次のマップ・タイプが使用できます。

  • テーマ別

ピボット・テーブル

ピボット・テーブルは新しいデータの可視化コンポーネントであり、行エッジまたは列エッジ、および小計と合計の自動計算において、デー タ・ラベルの複数レイヤーをサポートします。 また、1つのエッジから別のエッジへとデータ・ラベルをスイッチして、データの異なるビューを取得できます。

次の機能をサポートします。

  • 仮想化されたデータ・フェッチ
  • 水平および垂直のスクロール
  • セル・レベルの書式設定サポート
  • スキニングのサポート
  • 行および列のサイジング
  • ドラッグ・アンド・ドロップによるピボット
  • Oracle ADF BC Data Controlに対する自動合計および自動小計のサポート

ガント・チャート

ガント・チャートは、Oracle JDeveloper 11gの新しいデータの可視化であり、時間軸のタスクとリソースを追跡する機能を提供して、プロジェクトの計画を支援します。 次のガント・チャート・タイプをサポートします。

  • Project Gantt(プロジェクト管理中心)
  • Scheduling Gantt(リソース管理中心)

Oracle WebCenterの開発

テクノロジ・プレビュー3リリースにおけるOracle WebCenterの開発について詳しくは、『WebCenter page on OTN』を参照してください。

Oracle SOAの開発

Oracle SOAのテクニカル・ノートおよびディスカッション・フォーラムについては、OTNのService-Oriented Archtecture Technology Centerにある『SOA 11g Technology Preview 3』ページを参照してください。


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Oracle Corporation発行の「Oracle JDeveloper 11g Technology Preview 3 New Features」の翻訳版です。

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