セイコーエプソン、Oracle Advanced Procurement により調達プロセス改革を推進しサプライヤーとのパートナーシップを強化、
 
 

セイコーエプソン、Oracle Advanced Procurement により調達プロセス改革を推進しサプライヤーとのパートナーシップを強化、

エプソンブランドで知られるセイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、情報関連機器事業、電子デバイス事業、精密機器事業という3つの柱を軸とするグローバル企業だ。同社の広丘事業所(長野県塩尻市)にある機器生産・調達統括センターは、プリンタやプロジェクターなどの情報関連機器事業に関する生産や調達を統括する部門である。同センターでは「Oracle Advanced Procurement」を利用した電子見積りシステムの構築によりソーシング機能を統合し、情報関連機器事業全体での調達プロセスの標準化と迅速化を目指しているが、そこにはコスト削減以外にもさまざまな効果が期待されている。

 
将来にわたり継続した総原価低減を目指し調達部門が貢献できるシステムを

A word from セイコーエプソン株式会社

  • “原価構成の見直しやコストダウンが重要になるなか、サプライチェーンの価値を提供するプロセス(オペレーショナル・エクセレンス)推進に調達部門が大きく貢献する為、業務プロセスを見直し調達改革を推進しています。そのためにOracle Advanced Procurementが大いに役立っています” セイコーエプソン株式会社 情報機器事業本部 機器生産・調達統括センター 統括センター長 金井 隆夫氏

今回の電子見積りシステム導入プロジェクト「GAEA(Global Advanced Estimation & Analysis)」の背景を、機器生産・調達統括センター統括センター長の金井隆夫氏は次のように
話す。「エプソンブランドの商品競争力を維持していくには、常に新しい機能を加えながら商品価格を下げていかなければなりません。そのためには、原価構成の見直しやコストダウンがきわめて重要となります。優れた商品を生み出すために技術力を高めることは、どのメーカーでもおこなわれています。しかしそれだけではなく、サプライチェーンのオペレーション効率を向上させることで競争力を高めていく必要もあると考え、商品競争力の強化とオペレーショナル・エクセレンス(オペレーションや業務の最適化)の2つの柱に注力していくことを戦略として掲げました」
 
調達部門が、量産段階からではなく、より上流の商品企画、開発、設計の段階から関わり、サプライヤー・部品をソーシングする“開発購買”という考え方でコストメリットや部品のクオリティを上げ、商品力の強化を目指したエプソンは、これまでの開発・設計及び調達部門の担当者による属人的な見積り作業を標準化するためにシステムで処理することを決断。そして、Oracle E-Business Suiteの「Oracle Advanced Procurement」のOracle SourcingiProcurementiSupplier Portalモジュールを採用した。2007年7月にキックオフ、2007年10月に運用を開始した電子見積りシステムは、2008年度中に適用範囲を広げ、2009年度までに事業本部全体への拡大を計画している。

 
CSRやグリーン調達の観点からも集中ソーシングの仕組み構築は急務

 
調達部門がイニシアティブをとって見積りプロセスの改革をおこなう

 
業務側が主体とならなければよいシステムは構築できない

 
調達部門が集中して見積り、ソーシングをおこなえば設計部門にもメリットが生まれる 

 
蓄積したデータを分析しサプライヤーとの協力関係を強める

 
今後は使い勝手の向上と機能の活用方法を検討していく

 
 

 
 

Solutions

  • 調達部材のコストダウン
  • サプライヤーおよび部品数の集約
  • コンプライアンスの強化および内部統制(外部交渉の明 確な記録)の実現
  • 見積りプロセスの標準化と迅速化
  • 設計段階からの量産コスト予測
  • 設計部門および生産部門での見積り作業工数削減によ り生産性向上