ファンケル、大量データを高速処理する基盤を構築し、誰もが分析できる環境を整備。データ量の分析に要する時間を50%以下に
 
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ファンケル、大量データを高速処理する基盤を構築し、誰もが分析できる環境を整備。データ量の分析に要する時間を50%以下に

無添加化粧品やサプリメントなどを中心に、マルチチャネルで商品を提供している株式会社ファンケル。顧客の購買履歴など膨大なデータを蓄積している同社にとって、その有効活用は重要なテーマである。
 そこで、同社は大量データを高速で分析できる環境、ITの専門家ではない業務部門の担当者でも分析ができるような環境づくりを目指した。この新情報システムで中核的な役割を担ったのが、Oracle® Exadata Database Machine(以下、Oracle Exadata)、Oracle® Business Intelligence Suite, Enterprise Edition Plus(以下、Oracle BIEE)、そしてオラクルのSiebel CRM Marketingである

 
データベースマシンとBIで見える化の基盤を構築する

A word from FANCL CORPORATION (株式会社ファンケル)

  • “データ量が多いので、パフォーマンスの高いアプライアンスから選定し、価格性能比なども検討したうえで決定しました。Oracle Exadataを利用してみて感じたのが、とにかく速いということ。体感値ですが、同じデータ量の分析に要する時間が半分以下になりました” - 株式会社ファンケル 管理本部 情報システム部 コーポレートシステムグループ 池森 正記氏

株式会社ファンケルは、1980年に化粧品の通信販売から事業をスタートし、着実に提供商品を増やしてきた。無添加化粧品の先駆けとして知られているが、現在ではサプリメントや雑貨など幅広い商品を扱っている。商品ラインアップの拡充とともに販売チャネルも広がり、オンラインショップを含む通信販売に加えて、店舗販売と、スーパーマーケットやドラッグストアなどへの卸売りが同社の3本柱となっている。一方で無添加化粧品やサプリメント市場は参入企業も増え、業界の競争は激しくなっている。こうしたビジネス環境の変化を受けて、同社は収益力の強化に取り組んできた。
 そこで必要とされたのが、きめ細かな見える化を実現する基盤である。同社 管理本部 情報システム部 コーポレートシステムグループの池森 正記氏は、「お客様を“マス”でとらえていたため、一人ひとりに適切な対応ができていなかったのではという反省がありました。たとえば、当社は数十万人のお客様に情報誌をお送りしていますが、そこで把握していたKPI(重要業績評価指標)は、獲得顧客数や一定期間内に購入していただいたライブ顧客数くらいでした。そこでお客様一人ひとりを“個客”としてとらえそれぞれに最適な働きかけをする“個客アプローチ”と、そのための仕組みが必要だと考えました」と課題について語る。
 そこで同社は、情報系システムの刷新によって、大量のデータを短時間で分析できる環境、IT専門家でなくても高度な分析ができるIT環境の整備に取り組んだ。その実現のためには、顧客やその購買データを蓄積するデータウェアハウスの整備と、そこに格納された膨大なデータを高速に処理できるマシン、そしてマーケティング施策でのPDCAサイクル構築が必要になる。
 従来システムのパフォーマンス上の課題について、池森氏はこう打ち明ける。「以前のシステムでは、1回の分析で30~60分はかかるのが当たり前でした。対象者の抽出など扱うデータ量が多い分析では、手作業の準備も含めて1週間かかることもありました」
 また、同社 管理本部 情報システム部 コーポレートシステムグループの渡辺 拓人氏は、分析システムの操作性にも課題があったと語る。「分析をおこなうには、データ構造に関する知識に加え、複数ある分析ツールのうちどれが今回の分析に最適なのかといったノウハウも必要でした。操作画面もユーザーフレンドリーではなかったため、利用できるユーザーが限られていました」
 システムが販売チャネルごとに分かれていたため、顧客情報をチャネル横断で見ることができないことも課題だった。「通販チャネル向けのマーケティング施策が店舗販売につながるケースもありますが、その効果は測れません。通販向けの施策の効果は、通販売上の変化だけで計測していたのです。ある施策がどのような効果を生んだのか、統合的に評価できる仕組みが必要でした」と、同社の管理本部 情報システム部 コーポレートシステムグループの遠藤 理央氏は話す。
 こうした課題を解決するための新情報系システムにおいて、オラクルのITソリューションは中核的な役割を果たしている。それがデータベース基盤となるOracle Exadataと、分析を担うOracle BIEE、そしてマーケティング施策をサポートするSiebel CRM Marketingである。このITプロジェクトは2010年6月にスタートし、2011年5月に予定どおり稼動を始めた。

 
パフォーマンスと操作性の向上で誰でも容易に分析できる環境を実現

 
個客中心の360度のビューでマーケティングのPDCAが動き出す

 
効率的なトレーニングでスムーズなシステム導入を実現

 
 

 
 

Challenges

  • より広範な分析テーマが扱えるよう、蓄積した大量データの分析に要する時間と手間を削減する
  • 分析システムの操作性を改善することにより、利用者数を全社的に拡大し、それに伴う組織間の情報共有を促進する
  • チャネル横断で顧客情報が見られるようにシステムを統合することで、マーケティング施策による効果を統合的に評価する
  • ユーザー部門から寄せられるさまざまな分析レポートの作成依頼に対する情報システム部の作業負荷を大幅に軽減する

Solutions

  • ハイパフォーマンスのOracle Exadataにより、分析のスピードアップを実現。分析に要する時間が従来に比べ50%以下になった
  • 操作性の高いOracle BIEEにより、業務ユーザーの多くも自ら分析作業ができるようになった結果、システム利用者数が20~30人から約300人にまで拡大した
  • ユーザー自身がレポートを作成できるようになったので、情報システム部の負荷が大幅に軽減され、本来業務に集中できる環境が生まれた
  • 個客をチャネル横断的にとらえ効果的な施策に関する情報を積み重ねることで、より効果的な方法を選択できるようになった
  • ユーザー間で情報共有が促進された結果、知見の重複がなくなりレポート数が4分の1程度に減った