フォレストホールディングス、システム基盤の刷新により業務効率が大幅に向上。 オンライン処理が30倍以上、バッチ処理も7倍以上に高速化
 
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フォレストホールディングス、システム基盤の刷新により業務効率が大幅に向上。 オンライン処理が30倍以上、バッチ処理も7倍以上に高速化

医薬品や医療機器の卸販売事業を営む株式会社アステムを中核とした複数のグループ企業を統括する株式会社フォレストホールディングスは、九州地区を主要拠点に、地域密着とグループ力を活かした独自性の高いビジネスを展開している。
医療分野におけるビジネスニーズが高まる一方で、政府は増え続ける医療費を抑制する方針を打ち出しており、同社をとりまくビジネス環境は厳しくなると予測される。フォレストホールディングスでは2006年にシステムインフラ基盤を構築し、約60の情報系の業務システムを統合してビジネスの効率化を進めてきた。

2011年には、ハードウェア上の制約やI/O負荷の増大によるレスポンスの低下などの問題を解消するため、Oracle Exadataを活用した新たなシステム基盤を導入。手間のかかるチューニング作業をおこなうことなく、バッチ処理が14時間から2時間に、検索処理が1分以上から2秒以内に短縮されるなど、システム性能は大きく改善された。それにともない業務面でも、顧客の問合せへの対応時間が大幅に短縮されたり、システム部門が運用管理に費やす時間が減り、企画や開発業務に多くの時間を割けるようになるなど、業務の効率化が実現している。

 
ストレージのI/O負荷の削減を目指しシステム基盤を刷新

A word from 株式会社フォレストホールディングス

  • “Oracle Exadataの性能に関する、オラクルからのマーケティング・メッセージはまさに真実でした。言葉どおりの高性能を発揮し、安定動作するOracle Exadataを導入したことにより、メインフレームで稼動している基幹系システムをすべてオープン化することができます” ― 株式会社フォレストホールディングス システム部 情報システム課 係長 工藤 邦裕氏

フォレストホールディングスが2006年に構築したシステムは、Oracle® Database 10gとOracle RACを組み合わせたグリッド環境である(2006年当時は株式会社アステム)。当初は柔軟性が高く効率的な統合データベース環境だったが、6年後にはシステム全体のデータサイズが約1TBに膨れ上がり、レコード数は1億件を超えていた。そのため、全件検索などの処理をおこなうと、ストレージへのI/O負荷が高まりシステム全体のレスポンスが低下するという問題が生じていた。

データ量の増大は、夜間のバッチ処理の長時間化や、日中のオンライン処理のレスポンス低下も招いていた。株式会社フォレストホールディングス システム部 情報システム課 係長の工藤 邦裕氏は「性能改善のためにさまざまな対策を講じてきましたが、ハードウェア的にも限界でした」と語る。

同社のシステムの運用管理を担うNECソフトウェア九州 技術統括部 ITアーキテクトグループ 主任の立山 貴彦氏は、「Oracle Enterprise Manager上のシステム稼動状況の監視画面で、I/O帯域の使用状況を示すグラフがピーク時には80~100%で推移することがありました」と振り返る。

 
決め手は高性能かつ高機能なストレージとエンジニアド・システム

 
オンライン処理とバッチ処理のいずれも期待以上の高性能を発揮

 
基幹系システムのオープン化とリアルタイム化も視野に

 
 

 
 

Challenges

  • I/O負荷の増大にともない14時間以上かかっていた夜間バッチ処理を高速化したい
  • 日中のシステム負荷を低減し、ユーザーによる検索処理のレスポンスを向上させたい
  • システムの性能向上と処理の高速化により社内の業務効率を高めたい

Solutions

  • ディスクI/Oのボトルネックの解消により夜間バッチ処理時間が7分の1に短縮
  • 頻繁に実行される商品名による曖昧検索処理が30倍以上に高速化
  • 顧客の在庫状況を予測するための計算処理8倍以上高速化され、更新間隔が月次から日次に短縮

Why Oracle

以前のシステムでOracleデータベースとOracle RACを利用し、その実績を評価していたフォレストホールディングスが、今回のOracle Exadata導入の決め手として第一に挙げたのは、ストレージへのI/O負荷の増大を大幅に減らせる点である。あらかじめ高性能を発揮するハードウェアとソフトウェアの構成が最適化されたエンジニアド・システムであるため、迅速な導入だけでなく、長期的な安定運用も可能と判断された。さらに、コストパフォーマンスも考慮し、独自に構成をインテグレーションするのではなくOracle Exadataを選択した。

Implementation Process

新たなシステム基盤の検討を開始したのは2010年9月頃で、既存のシステム基盤におけるI/O性能問題などの課題が分析され、その解決策としてNECとQNESがOracle Exadataの導入を提案。事前の十分な性能検証などを経て、2011年11月にシステムの移行が完了し、運用が開始された。エンジニアド・システム採用のメリットとして、既存システムからの移行の手間はほとんど発生しなかった。

Partner

フォレストホールディングスのシステムは、NECとQNESが共同で提案、構築および運用支援をおこなっている。九州地域で初のOracle Exadata導入プロジェクトだったが、NECとQNESが十分な技術力を持つOracle Database 11gとOracle RACで構成されるシステムであることから、迅速な構築が可能となった。導入にあたっては、「とくにチューニングを施さなくても、十分なレスポンスが得られました」とNECソフトウェア九州 技術統括部 ITアーキテクトグループ 主任の永松 妃呂栄氏は語る。

日常の運用監視には、旧システムから引き続きOracle Enterprise Managerが活用されている。「Oracle Exadataのストレージを含むハードウェアをはじめ、すべてを一元的に監視できるOracle Enterprise Managerは、運用管理の効率化と安定性の向上に欠かせない存在です」(立山氏)