良品計画、商品勘定・物流システムのデータベース基盤を刷新。在庫引当処理時間を約1/4に短縮し、出荷指示リスト作成にかかる時間を1時間から10分へと大幅に短縮。海外拠点も国内で集中管理し、短期立ち上げと積極展開に寄与
 
 

良品計画、商品勘定・物流システムのデータベース基盤を刷新。在庫引当処理時間を約1/4に短縮し、出荷指示リスト作成にかかる時間を1時間から10分へと大幅に短縮。海外拠点も国内で集中管理し、短期立ち上げと積極展開に寄与

  • Oracle Customer:  株式会社良品計画
    Location:  Tokyo, Japan
    Industry:  Retail
    Employees:  5,728名(パートタイム社員4,290名を含む/2014年2月期)
    Annual Revenue:  $1 to $5 Billion

良品計画は、「実質本位の商品をより安く」というコンセプトで企画・開発した生活用品を中心とした「無印良品」ブランドの商品を、専門店で展開するグローバル企業である。2014年2月現在の国内店舗数は、直営が269と商品供給のみが116の計385。海外では、中国・台湾・香港・韓国・フランス・イギリス・タイなど、24の国と地域に255の店舗を展開している。また、ECサイト「無印良品ネットストア」では店舗の役割を補完。近くの店舗にはない豊富な商品からネットで選んだものを店舗で受け取る仕組みを実現するなど、早くからオムニチャネル化に取り組んできた。

 
 

 
 

Challenges

A word from 株式会社良品計画

  • "商品勘定・物流業務システムのデータベースサーバーにOracle Exadata を導入しました。決め手は安定した処理性能です。繁忙期や販売キャンペーン期間中などのピーク時でも、在庫引当のリアルタイム処理や単品単位の原価計算などのバッチ処理を余裕をもっておこなえる基盤が完成しました。在庫引当処理に要する時間は、リプレース前のシステムと比較して約1/4になり、バッチ処理も速くなっています。海外拠点の対応も、速いペースで進めることができています。引き続き、利益管理の計算の頻度を上げ、リアルタイム化を推し進めます。" –株式会社良品計画 情報システム担当 運用管理課長 安田俊治氏

  • 春の繁忙期や販売キャンペーンの終了間際など、ユーザーからのアクセスが集中する時期におけるオンライン応答時間を短縮する
  • 物流センターでの業務に支障が出ないようにするため、物流センター向けのピッキングリスト/出荷指示リストの作成や、発注確定処理などのバッチ処理時間を短縮する
  • アジア、欧州、北米など新しい国や地域への出店をさらに加速させるため、各国向け物流業務システムの準備期間をできる限り短縮する
  • 店舗数が増えるにつれて増加するデータ件数に対応できるよう、データベースサーバーのリソースを増強し、安定稼動出来るシステム基盤を確立する
  • 障害が発生したときにハードウェアとソフトウェアの問題の切り分けに時間がかかっていたため、無停止安定稼動という目標に支障をきたさない障害対応体制を確立し、複数拠点で時差がある環境下でオンライン・トランザクションとバッチ処理が同時に走る状況に備える
  • セキュリティ上、データベースに対するアクセスの監視・監査を運用の工夫だけで対応していたが、新たにシステムで対応できる仕組みを確立する
  • ハードウェアの保守切れを機会に、サーバーの集約によるランニングコストの低減を目指す
  • 商品勘定システム、および物流システムのサーバー、ストレージ、および関連システムを合計するとフルサイズのラックで5本分のスペースを占めるデータセンターでの設置スペースを低減する

Solutions

  • 在庫引当処理に要する時間は、旧システムと比較して約1/4になり、店舗からも本社の商品部からも「オンライン画面がものすごく速くなった」、「今までと違ってきびきび動く」といった声が寄せられ、繁忙期やプロモーションの負荷を心配せずに済んでいる
  • 物流センター向けのピッキングリスト/出荷指示リストを作成するための時間は1時間から10分へと大幅に短縮し、2時間かかっていた発注確定処理も30分で完了できるようになり、朝4時のセンター稼働開始に余裕ができた
  • 海外向けの商品勘定/物流システムの原型がOracle Exadataで稼動することで、2カ月程度の準備期間で、ビジネスルールや法制度が異なる国や地域にも出店できるようになった
  • データ件数は導入後も増大しているが、データベースサーバーのリソース確保のためにその都度CPUやメモリを追加するという対処をする必要がなくなり、安定稼動を実現している
  • Oracle Exadataの導入で複数のデータベースを集約する際に、ハードウェア、ソフトウェア両方のサポートを1つのベンダーから受けられるようになり、障害時の調査や回復に要する時間を短縮できるようになった
  • データベースに対するアクセスを監視・監査するためのセキュリティソフトウェアOracle Audit Vault and Database Firewallも導入し、 “仕組み”で監視・監査が実施できる体制が整った
  • 大規模なサーバー構成を集約することにより、Oracle Exadataの導入段階で確認していたとおりにランニングコストの低減を実現できた
  • 4台のデータベースサーバーを1台のOracle Exadataに集約・統合した結果、ラック本数は5本から2本に減らすことが可能となり、データセンターでの設置スペースを大幅に減らすことができた

Why Oracle

処理能力の高さと可用性を評価しOracle Exadataによるリプレースを決定した。ネットとリアル店舗の双方を支える多店舗間在庫の一元管理や、企画から販売に至る一貫した単品単位の原価計算は、サーバーに大きな負荷がかかる。加えて複数の海外拠点の物流も国内で集中管理するため、24時間365日の処理能力や障害対応力が問われる。こうしたシステム要件を満たすのは、Oracle Exadataしかないと判断した。上位のサポートサービスを受けることで、より安定した稼動が可能になり、ハードウェアとソフトウェア両方のサポートを1つのベンダーから受けることで、障害時の調査と回復に要する時間を短縮できると判断した。

“イニシャルコストもランニングコストもこれまでのサーバーを下回り、より高い価格性能比が得られることを評価しました” –株式会社良品計画 情報システム担当 運用管理課長 安田俊治氏

Implementation Process

2012年12月、新システムの要件を検討開始。長年のITパートナーであるワイ・ディ・シーと協同で検討した結果、Oracle Exadataの導入を決定し、2013年5月に購入手続きに入る。同時に設計、実装、システム移行といった作業が進められる。Oracle Consultingのデータベース設計、チューニングに関する支援なども受けながら、約2カ月でシステム設計を完了、データの移行も1カ月ほどで完了した。データベースサーバーのリプレースに合わせて、Oracle Audit Vault and Database Firewallも導入し、運用だけでなく“仕組み”でも監視・監査が実施できる体制を整えた。

Partner

Oracle Exadataの選定段階からプロジェクトに参画し、設計、実装、システム移行といった作業にパートナーとして中心的な役割を果たす。スムーズなデータ移行により、3カ月という短期間でのOracle Exadataの導入に大いに貢献した。