セイコーマート、需要予測と自動発注のシステムの刷新により、サプライチェーンを最適化
 
 

セイコーマート、需要予測と自動発注のシステムの刷新により、サプライチェーンを最適化

北海道を中心に1,100を超えるコンビニエンス・ストアを展開するセイコーマート。その強みは、商品の製造から販売までを一貫して手がける体制にある。このサプライチェーンを担っているのが、グループ企業のセイコーフレッシュフーズである。同社は需要予測/自動発注システムの構築を進めており、6月に稼働後利用範囲を拡大中だ。このシステム基盤として選定されたのは、Oracle Database 11g Enterprise EditionOracle SolarisのOSを搭載したSPARC T4サーバー、そして、ストレージ製品Sun Storage 2540-M2だ。

 
製造から販売までをカバー。高度なサプライチェーンが強み

A word from 株式会社セイコーマート

  • “オラクル製品を基盤に構築した需要予測/自動発注システムと、昨年刷新した倉庫管理システムを連携させることで、在庫の適正化や入出荷コストの削減などを含めたサプライチェーンの最適化が大きく前進することに大いに期待しています” ― 株式会社 セイコーフレッシュフーズ 専務取締役 システム開発部長 菊地 亨氏

北海道で1,000店舗以上のコンビニエンス・ストアをチェーン展開するセイコーマート。セイコーマートグループは北海道だけでなく、茨城県と埼玉県でも合わせて100店舗以上を出店している。セイコーマートグループにおいて卸と物流の機能を担っているのが、セイコーフレッシュフーズだ。

「仕入先は大きく2つに分けられます。つまり、グループ企業と社外企業です。すべてを内部で製造しているわけではありませんが、グループ内に製造、卸、物流、販売という一貫した機能をもっています。これが当社の特長であり、今後はこの連携を、さらに強化したいと考えています」と、セイコーフレッシュフーズ 専務取締役 システム開発部長の菊地 亨氏は語る。

戦略的に重要なサプライチェーンを日々運営するセイコーフレッシュフーズが現在取り組んでいるのが、需要予測と自動発注の仕組みづくりだ。その狙いは、配送センターにおける発注業務を中心とするサプライチェーンの最適化だ。

「当社の配送センターは道内6カ所、茨城県1カ所の計7カ所あり、全体で十数名の発注担当者がいます。従来から使っているシステムはあるのですが、担当者の経験や勘に頼るといった属人性が高いので、それをできるだけ取り除きたいと考えました。同時に、発注業務の効率性を向上させたい。いずれは発注業務を札幌のセンターに集約したいと思っています」と菊地氏は説明する。

セイコーフレッシュフーズの欠品率はすでに低水準にある。しかしそのために、非効率性が生じている可能性もあると菊地氏はいう。「現状ではおそらく、必要以上の頻度で発注している商品もあるでしょう。たとえば毎日の発注を、2日に1回へと変更できれば、より効率性を高めることができます」

 
データベースとサーバー、ストレージをオラクル基盤で統一

 
簡易HAとバックアップにはOracle Solarisの標準機能を活用

 
 

 
 

Challenges

  • コンビニエンス・ストアにおいて卸、物流の需要予測と自動発注のシステムを作りたい
  • 発注担当者の経験や勘に頼る属人性が高い業務をシステム化したい
  • 在庫の適正化や入出荷コストの削減などを含めたサプライチェーンの最適化をおこないたい

Solutions

  • データベースとサーバー、ストレージをオラクル基盤で統一することで、ワンストップのサポート体制を実現
  • Oracle Solarisの標準機能であるサーバー仮想化技術Solaris Zonesとストレージ仮想化技術Solaris ZFSにより、サーバー集約、高可用性、バックアップを追加コスト無しで実現
  • 割り当てたコア単位でソフトウェア・ライセンスを購入できるため、初期投資を抑えながら、ビジネスの成長に合わせて段階的な投資が可能になった

Why Oracle

使用するアプリケーションでは過去3年分のデータをもとに需要予測を計算するため、膨大なデータの処理が必要となる。このためサーバーには高いパフォーマンスを求めた。また、サーバーとデータベースが同じベンダーなので、何かあった場合でも、スムーズに対応してくれることを期待した。

さらにこのシステムは仮想化環境を採用しているが、他社の場合ではOSと仮想化機能に、それぞれにライセンス料が発生する。しかし、Oracle Solarisの標準機能であるサーバー仮想化技術「Solaris Zones」とストレージ仮想化技術「Solaris ZFS」によって、無償でサーバー集約、高可用性、バックアップが実現できた。

Implementation Process

システムの基盤構築を担当したのは、伊藤忠テクノソリューションズとシーズ・ネクスト。2011年12月中旬にプロジェクトをキックオフし、約1カ月で現地調査と基本設計や構成を決定。
2012年1月中旬から約1カ月で、導入・設定作業(OS、運用監視系、データベース等)が完了し。2012年2月17日、システムの引き渡しが完了。以降、セイコーフレッシュフーズ/セイコーマートで運転テストを実行。2012年6月に稼働開始。

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