デスクトップ統合の作業を開始する前に、Oracle ADF Desktop Integrationをサポートする各種ソフトウェアを構成する必要があります。 このセクションでは、各ステップを通じてこの方法を説明します。
このチュートリアルで説明しているステップを実行できるようにするには、起動用のFusion Webアプリケーションをロードして、アプリケーションがデータベースに正しく接続できることを確認する必要があります。
これらの作業も、このチュートリアルのパート1で実行します。
Oracle ADF Desktop Integrationアドインをインストールする前に、Microsoft Office Excel 2007または2010でMicrosoft .NET Programmability Supportを有効にする必要があります。Microsoft .NET Programmability Supportは、Microsoft Office Excel 2007または2010のインストール中に有効にできます。 ただし、インストール中に有効にしなかった場合は、次のステップを実行してください。
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デスクトップで「スタート」ボタンをクリックします。
スタート・メニューから「コントロールパネル」を選択します。
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コントロールパネル・ウィンドウで、「プログラムの追加と削除」オプションをダブルクリックします。
インストールされているプログラムのリストが表示されたら、下方向にスクロールして「Microsoft Office Standard 2007」(または「Microsoft Office Standard 2010」)を選択します。
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「変更」ボタンをクリックします。
「機能の追加/削除」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」をクリックします。

「Microsoft Office」→「Microsoft Office Excel」の順にノードを展開します。 「.NET Programmability Support」を選択します。 「Continue」をクリックします。
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構成が完了するまで待ちます。
終了したら、「Close」をクリックします。

プログラムの追加と削除ウィンドウを閉じます。

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コントロールパネル・ウィンドウを閉じます。
これで、Excelに対して.NET Programmability Supportが追加されました。
詳細表示 -
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle Fusion Middleware 11.1.2.0.0」→「JDeveloper Studio 11.1.2.0.0」を選択して、Oracle JDeveloperを起動します。
Migrate User Settingsダイアログ・ボックスが開いたら、「NO」をクリックします。
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ユーザー・ロールを設定するように指示されたら、「Studio Developer (All Features)」を選択します。
「Close」をクリックして、Tip of the Dayウィンドウを閉じます。
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JDeveloper IDEが表示されます。
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「Tools」メニューから「Install ADF Desktop Integration」を選択します。

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ライセンスに同意します。
Oracle ADF Desktop Integrationインストーラが起動します。
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さまざまな検証チェックが実行され、準備の整っていることが確認されると、インストールを開始できる状態になります。 「Install」ボタンをクリックして、インストールを開始します。
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Oracle ADF Desktop Integrationアドインのインストールが開始されます。 インストールされているソフトウェアによっては、前提条件にある別のソフトウェアをインストールするよう指示される場合があります。また、コンピュータの再起動が必要になる場合もあります。
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Microsoft Officeのカスタマイズが正常に完了したら、「Close」をクリックしてインストールを終了します。
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デスクトップで「スタート」ボタンをクリックします。
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スタート・メニューから「すべてのプログラム」→「Microsoft Office」→「Microsoft Office 2007」(または「Microsoft Office 2010」)を選択します。
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Microsoft Excelが起動したら、「Office」ボタンをクリックします。
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Officeウィンドウで、「Excelのオプション」をクリックします。

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Excelのオプション・ウィンドウで「セキュリティセンター」タブを選択し、「セキュリティセンターの設定」ボタンをクリックします。
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セキュリティセンター・ウィンドウで「マクロの設定」タブを選択し、続いて「VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼する」チェック・ボックスを選択します。 「OK」をクリックします。
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Excelのオプション・ウィンドウに戻り、「OK」をクリックします。
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Excelに戻ったら、アプリケーションを閉じます。
詳細表示 -
JDeveloperに戻り、「Open Application」リンクをクリックします(または、メイン・メニューから「File」→「Open」の順に選択します)。
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Open Applicationダイアログで、adfdi_bc.zipファイルを解凍したフォルダを開き、「ADFdi_BC.jws」ファイルを選択します。 「Open」をクリックします。
以前のバージョンからアプリケーションを移行するよう指示されたら、処理を受け入れます。
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アプリケーションのロードが完了すると、アプリケーション・ナビゲータに2つのプロジェクトが表示されます。 アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。

JDeveloperメニュー・バーの「
」Save Allアイコンをクリックするか、メニューから「File」→「Save All」の順に選択します。
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「Model」プロジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューから「Project Properties」を選択します。
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Project Propertiesダイアログで「Business Components」ノードを選択し、「Load Extension」ボタンをクリックします。
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ロードが終了したら、Connectionフィールドの横にある「Edit」アイコンをクリックします。
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Edit Database Connectionダイアログで、以下の値が設定されていることを確認します(必要であれば修正します)。
プロパティ 値 Connection Name HRConn Connection Type Oracle (JDBC) Username hr Password hr Save Password (チェック) Driver Thin Host Name (使用するホストの名前、例:localhost) JDBC Port (使用するポート番号、例:1521) SID XE(または使用するデータベースのSID)
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「Test Connection」ボタンをクリックして、接続パラメータの設定が成功したことを確認します。
「OK」をクリックします。 もう一度「OK」をクリックして、アプリケーション・ナビゲータに戻ります。
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「Model」プロジェクト・ノードを展開し、既存のビジネス・コンポーネントをすべて表示します。 この時点で、アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。
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「AppModule」ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「Run」を選択します。
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Business Component Browserが起動されます。
Business Component Browserは、ビジネス・コンポーネント・アプリケーションのテストとデバッグに非常に有効です。
詳細表示
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「DepartmentsView1」ノードをダブルクリックし、Departmentsデータを表示します。
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部門情報を参照するには、右矢印をクリックします。

Business Component Browserウィンドウを終了します。
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JDeveloperメニュー・バーの「
」Save Allアイコンをクリックするか、メニューから「File」→「Save All」の順に選択します。
これで、開発環境のセットアップが完了し、Oracle ADF Desktop Integration対応Excelワークブックの開発を開始する準備が整いました。
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パート2:
