Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用したデータベースの管理および監視
このチュートリアルではOracle Enterprise Manager Database Controlおよびその7つのメイン・ページを活用し、データベース環境を積極的に監視および管理する方法を説明します。 また、このチュートリアルでは、さまざまなデータベース管理タスクを開始する方法と、ホストの構成、表領域のコンテンツ、履歴パフォーマンス・データ、アラート・ログ・エラー、およびパッチ適用のワークフローを表示する方法について説明します。
約30分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告: この操作によって、同時にすべてのスクリーンショットがロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス時間が遅くなる場合があります)。
注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
Oracle Enterprise Manager Database Controlについて
Oracle Enterprise Manager(Oracle EM)Database Controlは、Oracle Databaseのインストール時に、自動的にインストールされるWebベースのツールです。 Oracle EM Database Controlは、データベースの管理および監視のための使いやすいインタフェースを提供します。 このツールはOracle Database 10gで最初に導入されました。 Oracle Database 11gの一部であるこのツールの最新版には、多くの重要な拡張と新機能が含まれます。
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このチュートリアルを始める前に、次のことを確認してください。
| 1. |
Oracle Database 11gがインストールされていること |
| 2. |
最新版のSVGプラグインがインストールされていること(Performanceページにおけるリンクおよびアイコンの適切な表示のために必要です) |
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データベースのHomeページは、 データベースの開始および停止、または現在の状態表示を一連のメトリックにより実行します。 このページでは、次のカテゴリに分類し、情報を表示します。
- General
- Host CPU
- Active Sessions
- SQL Response Time
- Diagnostic Summary
- Space Summary
- High Availability
- Alerts
- Policy Violations
- Security
- Job Activity
タブ上の6つのページ(Performance、Availability、Server、Schema、Data Movement、Software and Support)は、各ページ最下部の関連リンク領域にあるものと同様に、データベース情報への追加のアクセスを提供します。
データベースのHomeページを表示するには、以下の手順を実行してください。
| 1. |
ブラウザを開き、次のURL(<hostname>には実際のホストネームまたはIPアドレスが入ります)を入力してください。
https://<hostname>:1158/em
注: Oracle EM Database Controlは、より安全に使用するためにSSLが標準で設定されています。

User Nameフィールドにsys、Passwordフィールドにoracle、Connect AsフィールドにSYSDBAと入力し、「Login」をクリックします。
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データベースのHomeページは、データベースの状態とアクティビティの全体像を提供します。
左上には、接続中のデータベース名が表示されます。 データベース名の下のタブは、各カテゴリの情報(パフォーマンスの監視およびチューニング、データベースの可用性の確保、データベースの構成などのさまざまなデータベース管理タスクに関連する詳細な情報)に簡単にアクセスできます。

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ページの右上には、Setup、Preferences、Help、およびLogoutページへのリンクがあります。
- Setupを使用することで、管理者や通知メソッド、パッチ管理の構成などを管理できます。
- Preferenceリンクにより、管理情報や優先資格証明、通知スケジュールなどにアクセスできます。
- Helpリンクにより、Oracle Enterprise Managerのオンライン・ヘルプから状況依存ヘルプを提供します。
- Logoutリンクをクリックすると、Oracle Enterprise Managerを直ちに切断できます。
「Setup」をクリックし、Oracle Enterprise Managerの構成を表示します。

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Oracle Enterprise ManagerのSetupページからは、Oracle Enterprise Managerの構成および健全状態の情報にアクセスできます。 「Database」タブをクリックして、Homeページに戻ります。

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View Dataドロップダウン・リストからは手動リフレッシュまたは自動リフレッシュが選択できます。

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| 6. |
データベースのHomeページをスクロールし、各カテゴリを確認します。 Generalセクションは、データベース・インスタンスのステータス(UpまたはDown)やインスタンス名、バージョン、およびHostホームページとListenerホームページへのリンクを提供します。
「Host」リンクをクリックします。

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Home、Performance、Administration(Red Hat LinuxおよびSUSE Linuxオペレーティング・システムを実行中のホストに適用可能)、Targets、Configurationの5つのタブページは、ホスト関連の情報を体系化しています。 必要な情報すべてを確認してください。
「Configuration」タブをクリックします。

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HostのConfigurationページは、Hardware、Operating System、Oracle Software、およびOS-Registered Software別にグループ化された情報を表示します。 情報の確認が終了したら、右上の「Database」タブをクリックし、データベースのHomeページに戻ってください。

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データベースHomeページのHost CPUセクションは、ホスト・マシンのデータベースによるCPU使用量の全体像を提供します。 LoadおよびPagingフィールドの値はHost Performanceページから算出しています。
Active Sessionsにより、(CPUを使用する)セッション・ワークの平均回数またはリフレッシュ・インターバル間のアクティブな待ち時間を、端数を切り捨てた整数で表示します。 この値は、通常セッションのアイドル時間が存在するため、一般的に接続されたセッションの累計よりも少なくなります。
ベースラインを設定してSQL文のセットを追跡する場合、SQL Response Timeが表示されます(現在の応答時間が低いほど、SQL文は効率的に実行されます)。

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Diagnostic Summaryカテゴリは、ポリシー違反、最新のAutomatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)結果、およびADDM結果数に関する情報を表示します。 ADDMは、デフォルトでは30分ごとに実行される組込みパフォーマンス・エキスパートであり、データベースの広範囲にわたるパフォーマンス診断を提供します。 また、"根本原因の分析"だけでなく、パフォーマンス上の問題の解決に役立つ推奨事項も提供します。
「Alert Log」リンクをクリックします。

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Alert Log Errorsページ画面は、最近のシステム・アクティビティにより異なります。 この例では、ORAエラーは報告されていません。
必要な情報を確認した後で、「Database」タブをクリックして、データベースのHomeページに戻ります。

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Space Summaryセクションは、ストレージ関連の問題を識別し、パフォーマンスを改善するための推奨事項を提供するサポートを行います。 このセクションでは、容量不足の表領域または断片化された表領域がある場合にハイライトされます。
Database Sizeの値は、表領域の合計サイズに基づきます。
ダンプ領域は、コア・ダンプ・ファイルと同様に、バックグラウンド・プロセスまたはユーザー・プロセスによって作られたダンプ・ファイルを保存します。 Dump Are Used(%)は、編集可能なアラートのしきい値です。

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High Availabilityセクションは、データベースのインスタンス障害およびメディア障害からのリカバリ機能に関する情報を提供します。 最終データベース・バックアップの日付、およびフラッシュバック・ログが使用可能かどうかを示します。 Instance Recovery Timeフィールドの数値をクリックしてください。

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平均リカバリ時間が表示されます。 これは、Shutdown Abortまたはインスタンス障害の後で再起動する際のインスタンス・リカバリに必要な予想リカバリ時間です。 「Database Instance」ロケータ・リンクをクリックします。

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インスタンス・リカバリ時間は可用性タスクであるため、自動的にAvailabilityタブに移動します。 「Home」タブをクリックします。

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その他のHomeページのおもな領域は次のとおりです。
Alertsセクションは、データベースのすべてのオープン・アラートを表示します。
Related Alertsセクションは、関連するターゲットのアラートを表示します。
Policy Violationsには、違反となる最新で固有のルールが含まれます。
Securityセクションは、最終セキュリティ評価およびパッチの推奨事項に関する情報を表示します。
Job Activityセクションは、過去7日間におけるシステム上の任意のジョブ・アクティビティの統計を提供します。

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Related Linksセクションによって、データベースの異なる管理領域に直接リンクします。

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Performanceページにより、潜在的な実際の問題を迅速に確認し、その原因を解析することが可能になります。 Performanceページでは、次のグラフを利用できます。
- Host
- Average Active Sessions
- Instance Disk I/O
- Instance Throughput
それぞれのグラフおよびページ最下部のAdditional Monitoring Linksは、より詳細な情報へアクセスするためのリンクを提供します(すべてのグラフは、システム・アクティビティの状況により、このチュートリアル上のグラフとは異なる場合があります)。
以下の手順を実行します。
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「Performance」タブをクリックします。

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Performanceページが表示されます。 Hostグラフのウィンドウには、CPU利用率(一部のオペレーティング・システムでは、ロード・アベレージ)が表示されます。
View Dataドロップダウン・リストから「Historical」を選択します。

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異なる日付および時間に焦点を合わせることを可能にするHistorical Interval Selectionが表示されることに注目してください。

スライダを異なる日付および時間に移動させ、どのようにグラフが変化するかを確認します。

「CPU Utilization」リンクをクリックします。
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CPU利用率、メモリー利用率、およびDisk I/O利用率を示すグラフを含むホストのPerformanceページが表示されます。 また、消費量の多い上位10までのプロセスが表示されます。
ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、データベースのPerformanceページに戻ります。
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PerformanceページのAverage Active Sessionsグラフは、インスタンスのロードを表示します。 グラフ右部の"待機クラス"は、どの程度のデータベースがCPUまたはディスクI/Oといったリソースを待っているかを示すものです。 グラフ下の任意のアイコンをクリックしてください。
Automatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)ページが表示されます。 必要な情報を確認し、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、データベースのPerformanceページに戻ります。

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PerformanceページのInstance Disk I/Oグラフは、データベース・インスタンスが読取り/書込みリクエストを発行する率を示します。 物理読取りと物理書込みは、データベースにおけるデータ・ブロックの読込みおよび書込みに対応します。 一方の読取りおよび書込みの増加は、データベースで発生しているバックアップ、アーカイブ、またはファイル転送アクティビティを示します。 「I/O」リンクをクリックし、Performanceページを下方向へスクロールします。
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| 7. |
Instance Throughputグラフは、Sessionsグラフに表れる競合を示します。
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| 8. |
Additional Monitoring Linksは、追加のパフォーマンス情報への直接リンクを提供します。

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Availabilityページは、Oracleバックアップおよびリカバリの異なる側面を管理します。 バックアップ設定の管理やスケジュール・バックアップ、リカバリの実行、Oracle Secure Backup機能の使用といったタスクを実行できます。 このページでは、Backup/Recoveryヘッディング内の次のカテゴリに情報を分類し、表示します。
- Setup
- Manage
- Oracle Secure Backup
以下の手順を実行します。
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「Availability」タブをクリックします。

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| 2. |
Availabilityページが表示されます。 Oracle Enterprise Managerの物理バックアップおよびリカバリ機能は、Oracle Recovery Manager(Oracle RMAN)コマンドライン・クライアント上に構築されています。
ウィンドウのSetupの下にある「Backup Settings」を選択します。

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Backup Settingsページには、3つのタブ(Device、Backup Set、Policy)が存在します。 Deviceサブページの設定は、Oracle RMANのディスクおよびテープへのバックアップ方法に影響します。
このページからディスクベースのバックアップおよびテープベースのバックアップに関連したパラメータを設定できます。 必要な情報を確認した後で、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、Availabilityページに戻ります。

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| 4. |
Oracle Enterprise Manager Database Controlは、バックアップ計画に必要なOracle RMANバックアップおよびスケジュール・バックアップの実行を可能にします。
データベースのオープン時に、データベース全体のバックアップを実行するには、「Schedule Backup」をクリックします。

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Schedule Backupページが表示されます。 このページから、オラクル推奨のバックアップまたはカスタマイズされたバックアップのいずれかの計画を呼び出すことができます。
これらのバックアップの差異を評価するには、ウィンドウの右側にあるBackup Strategiesを参照します。
必要な情報を確認した後で、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、AvailabilityのHomeページに戻ります。
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「Oracle Secure Backup Device and Media」リンクをクリックします。

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| 7. |
このウィンドウから、Oracle Secure Backupサーバーの設定を指定できます。

ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、AvailabilityのHomeページに戻ります。
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Serverページによって、データベース・オブジェクトにアクセスできます。 これらのオブジェクトを管理し、表領域の作成、ロールの定義、リソース使用の制限といったデータベースの操作を開始できます。 データベース・オブジェクトはグループおよびサブグループ内で整理されます。 このページのグループには以下が含まれます。
- Storage
- Database Configuration
- Oracle Scheduler
- Statistics Management
- Resource Manager
- Security
以下の手順を実行します。
| 1. |
「Server」タブをクリックします。

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Serverページが表示されます。 Serverページによって、さまざまなDBAタスクを実行可能にするリンクが提供されます。 サーバー・タスクの例は以下のとおりです。
- ストレージおよびデータベースのサイズを管理するには、Storageセクションのリンクを使用します。
- データベース・パラメータを設定するには、Database Configurationセクションのリンクを使用します。
- ジョブをスケジューリングおよび監視するには、Oracle Schedulerセクションのリンクを使用します。
- パフォーマンス・チューニングに使用されるAutomatic Workload Repository(AWR)内のスナップショットを管理するには、Statistics Managementセクションのリンクを使用します。
- CPUやユーザー・セッション間で割り当てられたUNDO領域などのリソースを設定するには、Resource Managerセクションのリンクを使用します。
- 行レベルのポリシー・ルールを有効にしたり無効にしたりするには、またはデータベース列の機密データを保護するには、Securityセクションのリンクを使用します。
- 問合せオプティマイザを利用して、それぞれのSQL文に最適な実行プランを選択するには、Query Optimizerセクションのリンクを使用します。
- ユーザー、通知スケジュール、およびブラックアウトを管理するには、Enterprise Manager Administrationセクションのリンクを使用します。

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データベース・ストレージ構造を表示するには、サーバーのプロパティ・ページのStorageセクションに移動します。 このセクションは、さまざまなデータベース・ストレージ構造に関するバックグラウンド情報を提供します。

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たとえば、Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用して、制御ファイルの位置情報またはステータス情報を表示できます。 「Control Files」をクリックします。

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このウィンドウから、有効とマークされたすべての制御ファイルやファイル名、位置情報を表示できます。 必要な情報を確認した後で、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、ServerのHomeページに戻ります。

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例として、DBA監視タスクにおけるEXAMPLE表領域の最小セグメントを表示します。 「Tablespaces」リンクをクリックしてください。

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Tablespacesページで、「EXAMPLE」表領域を選択し、Actionsドロップダウン・リストから「Show Tablespace Contents」を選択して、「Go」をクリックします。

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この表領域のセグメントは、降順ソートで表示されます。 昇順ソートに変更する場合は、「sort order」アイコン("Size (KB)"の隣の三角マーク)をクリックします。

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| 9. |
最小のセグメントが最初に表示されます。 「Database Instance」ロケータ・リンクをクリックして、Serverページに戻ります。

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Schemaページは、データベース・オブジェクトのリストを表示します。 スキーマ・オブジェクトは、ユーザーにより作成される論理構造です。 表や索引などの一部のオブジェクトは、データを保持します。 ビューやシノニムといったその他のオブジェクトは、定義だけで構成されます。 Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用することで、スキーマ・オブジェクトの作成や操作が可能です。 このウィンドウのおもな領域は、次のとおりです。
- Database Objects
- Programs
- Users & Privileges
- Change Management
- Materialized Views
- User Defined Types
- XML Database
- Workspace Manager
- Text Manager
これらのデータベース・オブジェクトを表示するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
「Schema」タブをクリックします。

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| 2. |
Schemaページが表示されます。 Schemaオブジェクトに関連する一部のタスクの例は以下のとおりです。
- (2つの物理データベース・サーバー間でコネクションを指定し、論理データベースとしてクライアントがアクセスできるようにするための)データベース・リンクを作成するには、Database Objectsセクションを使用します。
- 無効なパッケージを探し出すには、Programsセクションを使用します。
- データベース・ユーザーにアクセスを許可する場合は、Users & Privilegesセクションを使用します。
- 特定の時間に取得されたデータベース定義を表示するには、Change Managementセクションを使用します。
- データ・ウェアハウスにマテリアライズド・ビューを追加するには、Materialized Viewsセクションを使用します。
- 変数配列、または(Javaで配列をマップする)ネストした表を作成するには、User Defined Typesセクションを使用します。
- Oracle XML DBプロトコル・サーバーを設定するには、XML Databaseセクションを使用します。
- アプリケーションがタイミングよくワークスペースを作成できるようにするインフラストラクチャを提供するには、Workspace Managerセクションを使用します。
- テキスト・クエリー・アプリケーションおよびドキュメント分類アプリケーションを構築可能にするには、Text Managerセクションのリンクを使用します。

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| 3. |
特定のスキーマおよびそれらの定義ですべての表のリストを表示するには、「Tables」をクリックします。

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| 4. |
スキーマ名をHRに変更して、「Go」をクリックします。

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HRスキーマに属する表のリストが表示されます。 表の定義を表示するには、「EMPLOYEES」をクリックします。

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| 6. |
EMPLOYEES表を構成する列のリストが表示されます。 必要な情報を確認した後で、「Database Instance」をクリックして、SchemaのHomeページに戻ります。

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データベース内でユーザーのリストを表示するには、「Users」をクリックします。

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| 8. |
データベース内ですべてのユーザーのリストが表示されます。 アカウント・ステータス、有効期間、デフォルトの表領域、およびプロファイルを含むその他の属性がリスト化されます。

「Database Instance」をクリックして、SchemaのHomeページに戻ります。
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Data Movementページは、データベース内外への移動に加え、Oracleデータベース間のデータ移動に関連したタスクのリンクを提供します。 たとえば、エクスポートとインポートに関するリンクは、Oracle Data PumpツールのためにOracle Enterprise Managerのグラフィカル・インタフェースを使用できるようにします。 "Load Data from User Files"リンクは、SQL*Loader(フラット・ファイルからOracleデータベースにデータをロードするために使用するツール)に関連付けられています。 このウィンドウのおもな領域は、次のとおりです。
- Move Row Data
- Move Database Files
- Streams
- Advanced Replication
以下の手順を実行します。
| 1. |
「Data Movement」タブをクリックします。

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Data Movementページが表示されます。 データの移動に関連した一部のタスクの例は、以下のとおりです。
- データベース表へのロードまたはデータベース表からのロードを実行するには、Move Row Dataセクションを使用します。
- データベースのクローン化または表領域のトランスポートを実行するには、Move Database Filesセクションを使用します。
- Streamsを設定するには、Streamsセクションを使用します。
- 分散データベースを構成する複数のデータベース内のデータベース・オブジェクトのコピーおよび維持には、Advanced Replicationセクションを使用します。

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Streams機能の設定を開始するには、「Setup」をクリックします。

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このウィンドウから、メッセージングを含むStreams機能を設定および構成する任意のウィザードを使用できます。

「Database Instance」をクリックして、Data MovementのHomeページに戻ります。
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Software and Supportページでは、サポートおよびパッチ・メンテナンスを簡略化できます。 たとえば、データベース・ソフトウェアのパッチ・オプションを利用して、使用している製品リリースに特有のパッチを適用できます。 このウィンドウのおもな領域は、次のとおりです。
- Configuration
- Database Software Patching
- Software Assurance
- Deployment Procedure Manager
以下の手順を実行します。
| 1. |
「Software and Support」タブをクリックします。

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| 2. |
Software and Supportページが表示されます。 データの移動に関連する一部のタスクの例は、以下のとおりです。
- 構成情報を収集するには、Configurationセクションを使用します。
- パッチを適用するには、Database Software Patchingセクションを使用します。
- Database Replayを設定するか、SQL Performance Analyzerを利用するには、Software Assuranceセクションを使用します。
- デプロイメント・プロシージャ(さまざまなプロビジョニング・タスクのためにオラクルが提供するベスト・プラクティス)の表示、編集、実行、および監視を行うには、Deployment Procedure Managerセクションを使用します。

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たとえば、パッチを適用するには、「Apply Patch」リンクをクリックします。

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| 4. |
「Add」をクリックします。

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Search and Select Software Updatesウィンドウから、適切な製品群と、利用可能なパッチを問い合わせる製品およびリリースを選択できます。 「Cancel」をクリックして、ウィンドウを閉じます。

「Database」タブをクリックして、DatabaseのHomeページに戻ります。

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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。
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データベースのHomeページの使用 |
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データベースのPerformanceページの使用 |
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Availabilityページの使用 |
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Serverページの使用 |
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Schemaページの使用 |
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Data Movementページの使用 |
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Software and Supportページの使用 |
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このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットが非表示になります。
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