このチュートリアルでは、Oracle Business Intelligence(Oracle BI)のアクションを使用して、ガイド形式の分析を提供する方法、外部アプリケーションとコンテンツに移動する方法、およびWebサービスを起動する方法について説明します。
約40分
このチュートリアルでは、ガイド型式のナビゲーションの提供、外部Webコンテンツへのリンク、およびWebサービスの起動を行うアクションを構築して使用する方法について説明します。 具体的には、ダッシュボードと分析でアクションとアクション・リンクを使用してユーザーのナビゲーションをガイドする方法、Oracle BIの分析のコンテキスト内で外部のWebコンテンツにアクセスする方法、条件とエージェントをアクションと併用してビジネス・プロセスの開始を自動化する方法、およびアクションとアクション・リンクを使用してWebサービスを起動する方法を学習します。
このチュートリアルでは、利用可能なタイプのアクションの一部分、つまりOracle BIの分析およびダッシュボード内で機能とナビゲーションの操作に使用できるアクションを対象としています。
このチュートリアルを始める前に以下のことを確認してください。
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Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11gにアクセスできるか、またはインストール済みであること。 |
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サンプル・アプリケーション・スキーマ(BISAMPLE)にアクセスできるか、またはインストール済みであること。 サンプル・アプリケーションの最新バージョンをダウンロードしてインストールするには、Oracle Technical Network(OTN)のこのページにアクセスしてください。 |
このトピックでは、分析内の列にインラインのアクション・リンクを追加して、Oracle BIの別の分析に移動できるようにします。 アクション・リンクは列自体のプロパティとして設定されるので、アクションは、Table、Pivot Table、Graph、およびMapの各ビューから利用できます。 インラインのアクション・リンクをテストして分析を保存した後は、そのアクション・リンクを名前付きアクション・リンクとしてPresentation Catalogに保存します。
Oracle BIのナビゲーションを自動化して名前付きのアクション・リンクを作成するには、次の手順を実行します。
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ブラウザを起動、またはブラウザで新しいタブを開き、次のURLを入力して、Oracle Business Intelligenceに移動します。 http://<machine name>:9704/analytics このチュートリアルでは、URLはhttp://localhost:9704/analyticsとなっています。
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Oracle BIにログインします。 この例では、サンプル・アプリケーションのユーザーIDとパスワードであるabellとAdmin123を使用してログインします。
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左側のナビゲーション・ペインにあるCreate... Analysis and Interactive Reportingで、「Analysis」を選択します。
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「Sample Sales」サブジェクト領域を選択します。
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Subject Areasペインにある次の列名をクリックして、これらの列を分析に追加します。 Time.Time Hierarchy
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「Results」タブをクリックして、分析結果を表示します。 分析結果は、TitleビューとPivot Tableビューの2つを含むCompound Layoutで表示されます。 Pivot Tableが、次のように表示されていることを確認してください。
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ツールバーにある「
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Graphビューの「
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Graph EditorのLayoutペインで、「Time Hierarchy」をSectionsドロップ・ターゲットにドラッグし、「Display as Slider」を選択します。
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「Done」をクリックして、Graph Editorを閉じます。
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グラフのスライダで、「Time Hierarchy」を展開して、スライダの値としてYearsレベルを表示します。
スライダの表示は、次のようになります。
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Save Asダイアログ・ボックスで、My Foldersに移動し、「
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New Folderダイアログ・ボックスで、NameにRevenueを入力し、「OK」をクリックします。
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Nameに分析の名前Revenue by Companyを入力し、「OK」をクリックします。
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「Criteria」タブをクリックします。
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D4 Company列で「
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Column Propertiesダイアログ・ボックスで、「Interaction」タブをクリックし、続いてValueセクションのドロップダウン・リストをクリックして利用可能なインタラクション設定を表示します。 Interactionタブでは、列ヘッダーおよび値のインタラクションを指定できます。 デフォルトのインタラクションは、関連する階層へのドリルです。 また、別のオプションとして、Send Master-Detail Eventsがあります。このオプションでは、マスター分析にある列のユーザー・アクションが子分析に反映され、アクション・リンクを使用してアクションを開始できるようになります。
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ドロップダウン・リストから「Action Links」を選択します。 Action Linksリストでは、列に関連付けられているアクションを表示、追加、編集、および削除することができます。 また、列に複数のアクション・リンクを関連付けることもできます。 デフォルトでは、列で利用できるアクションは、ユーザーが分析内で列の値またはヘッダーをクリックしたときにポップアップ内に表示されます。 なお、この設定は、"Do not display in a popup if only one action is available at runtime"オプションを使用してリセットできます。この場合、イベントでは、値またはヘッダーで使用できるアクションが1つだけになり、そのアクションはユーザー・インタラクションに基づいて実行されます。 ただし、このオプションは、選択しないでください。
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New Action Linkダイアログ・ボックスで、「
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Select BI Content for Actionダイアログ・ボックスで、「Shared Folders」→「2. Functional Examples」→「Demo」に移動して、「Order Details」分析を選択し、「OK」をクリックします。
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Create New Actionダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。
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New Actionダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、続いて「OK」をクリックして、Column Propertiesダイアログ・ボックスを閉じます。
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「Results」タブをクリックします。
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Pivot Tableビューで、D4 Company列にある値「Stockplus Inc.」をクリックします。 Action linkポップアップ・リストで、「Order Details」を選択します。
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Order Details分析を開きます。インライン・アクションによって、Stockplus Inc. Companyが自動的に渡されます。
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Order Details分析のブラウザ・ウィンドウまたはタブを閉じます。
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Graphビューで、D4 Company列にある値「Stockplus Inc.」をクリックします。 Action linkポップアップ・リストで、「Order Details」を選択します。 分析にある列の列プロパティにアクション・リンクが追加されると、分析内で複数のビューからアクション・リンクにアクセスできます。
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Order Details分析を確認し、確認後にOrder Details分析のブラウザ・ウィンドウまたはタブを閉じます。
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「Criteria」タブをクリックします。
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D4 Company列の列プロパティを開きます。
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Column Propertiesダイアログ・ボックスで、「Interaction」タブをクリックします。 Action Linksリストで、「Order Details」アクション・リンクを選択し、「
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Edit Action Linkダイアログ・ボックスで、「
Moreドロップダウン・リストでは、アクションを保存する場合と同じようにして、アクション・リンク内からアクションを編集、またはアクション・リンクからアクションを削除できることに注意してください。
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Save Action Asダイアログ・ボックスで、アクションをOrder Details Actionという名前でMy FoldersのRevenueに保存します。 なお、オプションとして、アクション・リンクにある現在のアクションを名前付きアクションへの参照に置き換えると、名前付きアクションに対するそれ以降の変更がアクション・リンク内で参照されるようになります。 ただし、このオプションは、選択しないでください。これによって、現在の分析では、カタログに保存されているバージョンに関係なく、アクションはインライン・アクションであり続けます。 「OK」をクリックして、アクションを保存します。
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「Cancel」をクリックして、Edit Action Linkダイアログ・ボックスを閉じます。
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「OK」をクリックして、Column Propertiesダイアログ・ボックスを閉じます。
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分析を保存してHomeページに移動し、Recentセクションで、アクションがカタログに保存されていることを確認します。
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Revenue by Company分析の「Edit」リンクをクリックして、Analysis Editorで開きます。
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このトピックでは、列に既存の名前付きアクションを追加し、Oracle BIからWebページへのナビゲーションを実現して、Oracle BIからのコンテキスト情報を受け渡します。 カタログに保存されているアクションは、個別に保護されるので、複数の分析、ダッシュボード、エージェントで再利用できます。 アクションを追加した後は、アクションを関連付けるアクション・リンクを設定して、アクションが条件付きで表示されるようにします。
Webナビゲーションを実現してパラメータを受け渡すには、次の手順を実行します。
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Revenue列の列プロパティを開きます。
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Column Propertiesダイアログ・ボックスで、「Interaction」タブをクリックし、列値のドロップダウン・リストから「Action Links」を選択して、「
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New Action Linkダイアログ・ボックスで、「
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Select Actionダイアログ・ボックスで、「Shared Folders」→「4. Actionable Intelligence」→「Actions」→「Actions to Navigate to a Web Page」へ移動し、「Navigate to Google」アクションを選択して、「OK」をクリックします。
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Editor Parameter Mappingダイアログ・ボックスでは、コンテキスト値を指定して、指定された値、セッション変数やリポジトリ変数、または列値を渡すことができます。 このチュートリアルでは、分析からの列値を、ナビゲーションのためのパラメータとして検索エンジンに渡します。 「Change Type of Value」ドロップダウン・リストをクリックし、「Column Value」を選択します。
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「Column Value」ドロップダウン・リストをクリックして「D4 Company」列を選択し、Navigate to Googleアクションを実行したときに分析からの企業情報が検索文字列にマッピングされるようにします。 なお、FixedオプションとHiddenオプションを設定すると、実行時にユーザーがパラメータを変更または表示できるかどうかを制御することが可能になります。 ただし、これらのオプションの設定は変更しないで、デフォルトのままにしてください。これによって、ほとんどの制御をユーザー側で実行できます。
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「OK」をクリックします。
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New Action Linkダイアログ・ボックスでは、名前付きアクションが選択されているので、Show Linkオプションが有効になっています。したがって、インタラクションが実行された場合または条件に基づいてアクション・リンクを表示するかどうかを指定できます。 このチュートリアルでは、収益が15,000,000を超える企業を表示するようにアクション・リンクを設定します。 「Conditionally」ラジオ・ボタンを選択します。
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New Conditionダイアログ・ボックスで、収益が15,000,000を超えることを指定する条件を作成します。 設定が以下のスクリーンショットのようになっていることを確認し、「OK」をクリックします。
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| . | New Action Linkダイアログ・ボックスで、Link TextにSearch Company Informationと入力して、ユーザーがインタラクションを開始したときに表示されるテキストを指定します。続いて、「OK」をクリックします。
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| . | Action LinksリストにあるShow Link列は、アクション・リンクが常に表示されるかまたは条件付きで表示されるかを示しています。 「OK」をクリックします。
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| . | 「OK」をクリックして、Column Propertiesダイアログ・ボックスを閉じます。
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「Results」タブをクリックします。
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Pivot Tableビューで、値が15,000,000以下になっているStockplus Inc.のRevenue値にマウス・カーソルを合わせます。 値が条件と一致していないために、この値で利用できるインタラクションがないことに注意してください。
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値が15,000,000を超えているGenmind CorpのRevenue値をクリックします。 Action Linkドロップダウン・リストで、条件付きアクション・リンクである「Search Company Information」を選択して、そのアクションを実行します。
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Navigate to Googleダイアログ・ボックスでは、アクションのコンテキストとして渡されるSearch Termパラメータがユーザーに表示されて編集可能な状態になります。これは、Navigate to Googleアクションのパラメータ・マッピングを指定したときのFixedオプションとHiddenオプションの設定が保持されているからです。 「Execute」をクリックします。
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値が検索語としてGoogleに渡されることを確認します。
また、GraphビューでもRevenue値の試験を行い、アクション・リンクがさまざまなビューで幅広く利用できることを確認します。
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これまでに説明した手順では、分析の一部分としてインライン・アクションを作成し、既存の名前付きアクションを追加しました。 ここでは、新規の名前付きアクションを作成して、ユーザーへの提示方法に影響するアクション・オプションを定義します。 保存が完了すると、アクションはOracle BIを通して参照できるようになります。
新規アクションを作成するには、次の手順を実行します。
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「Home」リンクをクリックして、Homeページへ移動します。
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Createセクションで、Actionable Intelligenceにある「Action」リンクをクリックします。
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アクションには2つのタイプがあります。1つはOracle BI内またはWebページやトランザクション・システムにある関連コンテンツに移動し、もう1つは外部システムにあるターゲット機能(例:Webサービス、Javaメソッド、またはスクリプト)を起動します。 この演習では、「Navigate to a Web Page」をクリックして、別のWebに移動するアクションを作成します。
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New Actionダイアログ・ボックスにおける要件は、作成するアクションのタイプによって決定します。 WebページのURLを入力するには、別のブラウザ・タブを開いてhttp://www.nasdaq.comへ移動し、オラクルの株価を表示します(ORCLで検索)。 URLを選択してコピーします。
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New Actionダイアログ・ボックスで、WebページのURLを貼り付けます。
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「Define Parameters」ボタンをクリックします。
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「Define Parameters」ボタンをクリックします。 これによって、2つのパラメータが自動的に抽出されます。 パラメータのデフォルトの名前と設定を維持してください。 また、パラメータの名前はURLの構文を使用して移入されるので、任意のユーザーがアクションの実行時に行った変更は、URL内で自動的に参照されます。
Parametersリストに、パラメータが自動的に移入されます。
デフォルトでは、これらのパラメータはオプションに設定されています。 これらの設定を維持してください。 |
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「Options」ボタンをクリックし、アクションのオプションを設定します。
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Action Optionsダイアログ・ボックスでは、アクションの動作と表示に関するオプションを設定できます。 「Dialog Title」オプションを選択し、タイトルをGet Stock Quoteに設定します。 また、「Execute Button Text」オプションを選択し、テキストをNavigateに変更します。 「OK」をクリックし、変更を保存してダイアログ・ボックスを閉じます。
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「Save Action」をクリックします。
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Save Action Asダイアログ・ボックスで、アクションをGet Stock Quoteという名前でMy Foldersに保存します。
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Homeページで、RecentセクションにあるGet Stock Quoteアクションの下にある「Execute」リンクをクリックします。
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アクション・オプションの設定が、実行ダイアログ・ボックス、タイトル、Navigateボタンに反映されます。 「Navigate」をクリックします。
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アクションの実行によって、新しいブラウザ・タブに移動してORCLの株価が表示されることを確認してください。
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ナビゲーション・アクションの作成は完了しました。 次に、Webサービスを起動するアクションを作成します。 アクションを起動すると、外部システムで目的の操作、機能、プロセス、ワークフローを開始できます。
新規アクションを作成するには、次の手順を実行します。
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「Home」リンクをクリックして、Homeページへ移動します。
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Createセクションで、Actionable Intelligenceにある「Action」リンクをクリックします。
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「Invoke a Web Service」をクリックします。
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Select Web Serviceダイアログ・ボックスで、以下のスクリーンショットのように展開して移動し、アクション・フレームワークにすでに登録されているCreditRatingServiceで「processRating」操作を選択します。 なお、Webサービスをフレームワークで利用可能にするために記述された、WSDLドキュメントへのURLを指定することもできます。 「OK」をクリックします。
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デフォルトでは、New Actionダイアログ・ボックスで、Webサービスで必要になると予想される入力値がパラメータに移入されます。 「Options」をクリックします。
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アクション・オプションで、Dialog TitleをGet Credit Ratingに設定し直します。
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「Action Results」タブをクリックします。 Webサービスを起動するアクションの場合は、Webサービスからの結果に基づいてユーザーにフィードバックを提供するための追加オプションが用意されています。 Webサービスが起動されると、そのWebサービスはXMLメッセージに応答します。 Action Resultsタブにあるオプションを使用すると、この応答からのどの情報がユーザーに提示されるかをカスタマイズできます。 このWebサービスの場合、応答には顧客の信用格付けが含まれています。 この情報を参照するには、Dialog TextフィールドにCredit Rating of this Customer is: @{1}と入力します。
上記の構文にある1は、Webサービスが返したメッセージ応答から抽出される名前付きの式を表しています。 これらの結果を結果ダイアログ・ボックスに表示してユーザーに提示するには、やはり、結果をマッピングするための値を構築する必要があります。
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XPath Resultsリストで、デフォルト値の1を使用し、XPath ExpressionフィールドにBody//*を入力します。
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Dialog TitleをCustomer Credit Ratingに変更します。
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「Show Preview」をクリックして、ユーザーに対して結果が正しく表示されることを確認します。
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プレビューの表示は、次のようになります。 この時点では、Webサービスからの値はまだ表示されていません。
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「OK」をクリックして、プレビュー・ダイアログ・ボックスを閉じます。
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「OK」をクリックし、オプションを保存してAction Optionsダイアログ・ボックスを閉じます。
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New Actionダイアログ・ボックスで、「Save Action」をクリックします。
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アクションをGet Customer Credit Ratingという名前でRevenueフォルダに保存し、「OK」をクリックします。
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Homeページで、RecentセクションにあるGet Customer Credit Ratingアクション下の「Execute」リンクをクリックします。
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顧客番号として1234を入力し、「Execute」をクリックします。
アクションによって、Webサービスが起動されます。
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Webサービスが返す応答からの情報は、すでに説明した手順で設定を行った応答ダイアログ・ボックスに表示されます。 「OK」をクリックします。
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最初のトピックでは、分析にアクション・リンクを追加しました。 このトピックでは、ダッシュボードとエージェントを含むOracle BIの中でアクションとアクション・リンクを参照および活用する別の方法について説明します。 どこにアクションを追加できるかは、アクションのタイプによって異なります。 たとえば、起動アクション(Invoke Browser Scriptsアクションを除く)をエージェントに追加すると、ビジネス・プロセスを自動化できます。 また、ナビゲート・アクションは、ダッシュボード・ページ、スコアカード、キー・パフォーマンス・インディケータに追加できます。
どこにアクションを追加して使用できるかを検証するために、次の手順を実行します。
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Global Headerで、「Dashboards」をクリックし、「My Dashboard」を選択します。
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Dashboard Objectsペインから「Action Link」をドラッグして、Dashboard Builder作業領域にドロップします。 なお、ダッシュボードへ複数のアクション・リンクを含むドロップダウン・メニューを組み込む必要がある場合は、Action Link Menuオブジェクトを追加することもできます。
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マウス・カーソルをAction Linkに合わせて、「
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Action Link Propertiesダイアログ・ボックスで、Link TextにGet Customer Credit Ratingを入力し、CaptionにCredit Rating by Customer ID:を入力します。
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「Select Action」ボタンをクリックして、名前付きアクションをリンクに追加します。 なお、ダイアログ・ボックスにある他のオプションでは、リンクで別のウィンドウを開くことを指定したり、アクション・リンクをダッシュボードに表示するかどうかの決定条件を指定したりできます。
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Select Actionダイアログ・ボックスで、直前に作成した「Get Customer Rating」アクションを選択し、「OK」をクリックします。
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Edit Parameter Mappingダイアログ・ボックスで、デフォルトの設定を受け入れて「OK」をクリックします。 ユーザーは、Webサービスに渡す必要があるパラメータとして、顧客IDの入力を求められます。
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なお、ダイアログ・ボックスにある他のオプションでは、リンクで別のウィンドウを開くことを指定したり、アクション・リンクをダッシュボードに表示するかどうかの決定条件を指定したりできます。 「OK」をクリックして、Action Link Propertiesダイアログ・ボックスの設定を保存します。
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Dashboard Builderで、Get Customer Credit Ratingアクション・リンクが表示されることを確認します。
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ダッシュボードにリンクが表示されることを確認します。 アクション・リンクをクリックします。
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顧客番号として1234を入力し、「Execute」をクリックします。
アクションによって、Webサービスが起動されます。
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Webサービスが返す応答からの情報は、すでに説明した手順で設定を行った応答ダイアログ・ボックスに表示されます。 「OK」をクリックします。
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Global Headerで、「New」をクリックし、「Agent」を選択します。
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「Actions」タブをクリックします。 ここでは、エージェントの処理が完了したときにコールされるアクションの指定に使用できる2つのセクションがあることに注意してください。 1番目のセクションでは、アクションを追加することによって、エージェントに条件が存在しない場合および条件が存在してtrueと評価された場合にアクションを実行するように指定します。 2番目のセクションでは、エージェントで条件がfalseと判定された場合に実行するアクションを設定できます。
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1番目のセクションで、「Add Existing Action」ボタンをクリックします。 2番目のセクションでは、アクションを追加するボタンは使用できません。 その理由は、Conditionタブにエージェントに対して指定される条件が存在しないからです。 条件に基づいているアクションではInvoke per Rowオプションが利用でき、このオプションは、条件によって返されるそれぞれの行に対してアクションを実行するために使用します。
これで、上記と同じ手順で、アクションのタイプに応じて利用可能なアクションを指定できるようになりました。 このチュートリアルでは、エージェントの実行については説明の対象外としています。 |
このチュートリアルでは、Oracle BIのアクションを使用して、ガイド形式の分析を提供する方法、外部アプリケーションとコンテンツに移動する方法、およびWebサービスを起動する方法について学習しました。
このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。
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会社情報 |オラクルとサン | |