Oracle Essbase 11.1.2.1とOracle Business Intelligence 11gの統合

<このテキストを削除しないでください。これは、ブラウザ実行時に生成される"主要"なトピック一覧のプレースホルダです。>

目的

このチュートリアルでは、Oracle EssbaseとOracle Business Intelligence Enterprise Edition(Oracle BI EE)を統合する方法について学習します。

所要時間

約45分

概要

このOBEでは、Administration Toolへの接続、リポジトリのPhysicalレイヤーへのEssbase BISAMPLEキューブのインポート、ビジネス・モデルおよびサブジェクト・エリアの構築、およびサブジェクト・エリアのオブジェクトからの分析の作成を行う方法について学習します。

前提条件

このチュートリアルを始める前に以下のことを確認してください。

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Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 11.1.1.5にアクセスできるか、インストール済みであること。

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Oracle Essbase 11.1.2.1にアクセスできるか、またはインストール済みであること。

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Oracle Sample Application for Oracle BI EEにアクセスできるか、またはインストール済みであること。

注: このチュートリアルでは、Sample Application for Oracle BI EEのEssbase BISAMPLEキューブを使用します。

リポジトリへの多次元データソースのインポート

このトピックでは、Essbase BISAMPLEキューブをリポジトリにインポートし、ビジネス・モデルおよびサブジェクト・エリアを作成し、Analysis Editorで結果を確認します。 このトピックでは、Oracle BI Administration Toolの使用、キューブのインポート、Business Model and MappingレイヤーおよびPresentationレイヤーの作成を行う方法を説明します。

Essbase Serverの起動


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Start」→「Programs」→「Oracle EPM System」→「Essbase」→「Essbase Server」→「Start Essbase」を選択します。

Start Essbaseのコマンド・ウィンドウが表示されます。

 

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処理が完了し、コマンド・ウィンドウが閉じるのを待ちます。


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デスクトップ・タスクバーを右クリックして、「Task Manager」を選択し、Windows Task Managerを開きます。

 

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Processes」タブをクリックします。

 

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ESSBASE.exeプロセスが表示されていることを確認します。

 

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File」→「Exit Task Manager」を選択して、Windows Task Managerを閉じます。

 

リポジトリへのEssbaseキューブのインポート


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スタート」→「プログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「BI Administration」の順に選択します。

Oracle BI Administration Toolウィンドウが表示されます。

 

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ツールバーから、Open OnlineOpen Online」ボタンをクリックします。

Open Online coreapplication_OH601898404ダイアログ・ボックスが表示されます。
注:このダイアログ・ボックスの名前は、インストールによって異なります。


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Repository PasswordフィールドにAdmin123と入力し、Oracle Business Intelligence Serverへのアクセスに有効なユーザー名およびパスワードを入力して、「Open」をクリックします。

Oracle BI Repositoryレイヤーが表示されます。

 

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File」→「Import Metadata」を選択します。

Import MetadataウィザードのSelect Data Sourceページが表示されます。

 

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Connection Typeリストから、「Essbase」を選択します。

ページにEssbase接続フィールドが表示されます。

 

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Essbaseサーバーの名前、データソースに有効なユーザー名およびパスワードを入力し、「Next」をクリックします。

 

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Data source viewセクションで、データソース・ノードを開いて「BISAMPLE」を選択します。

 

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Import selectedImport Selected」ボタンをクリックします。

BISAMPLEデータソースがRepository Viewセクションに追加されました。


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オプション:Repository Viewセクションで、BISAMPLEデータソースを開いて、このデータソースのすべてのメタデータ・オブジェクトが追加されていることを確認します。


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Finish」をクリックします。

データソースがリポジトリに追加されました。


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オプション:Physicalレイヤーで、追加したEssbaseデータソースを開いて、BISAMPLEメタデータ・オブジェクトが追加されていることを確認します。


Physicalレイヤーの多次元スキーマの確認


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Physicalレイヤーで、追加したEssbaseデータソースを右クリックして「Rename」を選択します。

 

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データソースの名前をEssbase - BISAMPLEに変えます。


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BISAMPLE」を右クリックして、「Expand All」を選択します。

注: Essbaseデータソースからメタデータをインポートする際に、Oracle Business Intelligence論理モデルをサポートする方法で、キューブ・メタデータがPhysicalレイヤーにマッピングされます。 エイリアスなど、ディメンションのすべてのメンバーに適用されるメタデータは、デフォルトでディメンション・プロパティとしてモデリングされます。 アウトライン・ソート/Memnor情報などのレベルベースのプロパティは、ディメンションの別個の物理キューブ列としてマッピングされます。 Outline Sort、Ancestor Ref、Member Key、Leaf、Root、Parent Referenceなどの列タイプは、システム内部で使用され、変更できません。

 

フラット・メジャーへのメジャー・ディメンションの変換

デフォルトでは、メジャーはメジャー階層としてインポートされます。 キューブには、すべてのメジャーを表す単一のメジャー列が含まれますが、 その代わりとして、メジャー階層をフラットにして、おのおののメジャーを個々の列として表示することができます。


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BISAMPLE」キューブ・オブジェクトを右クリックして、「Convert measure dimension to flat measures」を選択します。

すべてのメジャーが列としてBISAMPLEキューブ表の下に表示されます。

 

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Oracle BI Administration Toolツールバーから、Check In ChangesImport Selected」 ボタンをクリックします。

Physicalレイヤーへの変更がリポジトリに保存されます。

Essbaseデータソースへの接続の確認


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Customers」物理ディメンションを開いて、「Customer Segment」レベルを選択します。

 

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Customer Segment」を右クリックし、「View Members」を選択します。

Customer Segmentレベルのメンバーが新しいウィンドウに表示されます。

 

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Close」をクリックします。

 

ビジネス・モデルの作成


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Essbase - BISAMPLE」物理キューブをBusiness Model and Mappingレイヤーにドラッグします。

ビジネス・モデルおよびすべてのオブジェクトが作成されます。これには、ディメンション階層、論理ディメンション表、論理ファクト表、論理列、論理結合などが含まれます。 BISAMPLE論理表には、これが論理スキーマのファクト表であることを示すハッシュ・マークが付いていることに注意してください。

 

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BISAMPLE」論理表を右クリックして、「Rename」を選択します。 表の名前をFact-BISAMPLEに変更します。

 

サブジェクト・エリアの作成


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Essbase - BISAMPLE」ビジネス・モデルをPresentationレイヤーにドラッグします。

 

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オプション:Essbase - BISAMPLE」サブジェクト・エリアを開いてプレゼンテーション表を確認します。

 

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BI Administration Toolツールバーから、Check In ChangesImport Selected」ボタンをクリックします。

全体の整合性のチェックを促す画面が表示されます。
注:
Oracle BI Repositoryを問合せに使用できるようにするには、Oracle BI Repositoryメタデータの整合性をチェックする必要があります。

 

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Yes」をクリックします。

ビジネス・モデルの整合性が確認されたことを示すメッセージが表示されます。 また、モデルを問合せで使用可能にするかどうかを確認する画面が表示されます。

 

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Yes」をクリックします。

Consistency Check Managerダイアログ・ボックスが表示され、エラーが検出されなかったことを示します。

 

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Close」をクリックします。

 

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Oracle BI Administration Toolツールバーから、Save「Import Selected」ボタンをクリックします。

Oracle BI Repositoryが問合せで使用できるようになりました。

インポートしたデータソースにおける非定型分析の実行


このトピックでは、Essbase BISAMPLEサブジェクト・エリアから非定型問合せを作成する方法を説明します。

簡単な問合せの作成


このサブトピックでは、分析の作成方法を説明します。 分析では、情報の確認および操作やグラフ、ピボット・テーブル、およびレポートを使用した情報の表示を実行できます。 結果を保存、編成、および共有できます。

作成するリクエストをOracle BI Presentation Catalogに保存して、Oracle BIホームページまたはダッシュボードと統合できます。 グラフ、結果のレイアウト、計算、およびドリルダウン機能を使用して、結果を拡張できます。

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ブラウザで、以下のURLを入力してOracle BIにアクセスします。

http://<server_name>:7001/analytics

Oracle Business Intelligence Sign Inウィンドウが表示されます。

 

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Oracle BIにサイン・インするためのユーザーIDおよびパスワードを入力します。

Oracle BIホームページが表示されます。


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Analysis」をクリックしてサブジェクト・エリアを選択します。

 

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Essbase - BISAMPLE」をクリックします。

 

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Fiscal」を開いて「Gen3,Fiscal」をダブルクリックします。

Gen3,FiscalがSelected Columnsペインに追加されます。

 

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Products」を開いて「Brands」をダブルクリックします。

BrandsがSelected Columnsペインに追加されます。

 

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Fact - BISAMPLE」を開いて「Gross Revenue」および「Gross Margin」をダブルクリックします。

Gross RevenueおよびGross MarginがSelected Columnsペインに追加されます。

 

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Results」タブをクリックします。

デフォルトでは、問合せ結果は、TitleおよびTableセクションを含むCompound Layoutフォーマットで表示されます。

 

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TitleペインのEdit View Edit View 」アイコンをクリックします。 Titleテキスト入力ボックスに、Revenue and Margin Report by Brandと入力します。 「Display Saved Name」チェック・ボックスの選択を解除します。 「Done」をクリックします。

タイトルがレポートに追加されます。

 

簡単なグラフの作成


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New ViewEdit View 」ボタンをクリックして、「Graph」→「Bar」→「Horizontal」を選択します。

表の下に横棒グラフが表示されます。

 

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Save AnalysisEdit View 」ボタンをクリックしてレポートを保存します。


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NameフィールドにRevenue and Margin Report by Brandと入力して「OK」をクリックします。


まとめ

このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。

参考資料

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