Oracle APEX Application Development(APEX Service)は、Oracle Cloudで最新のデータ駆動型アプリケーションを構築および導入するための、フルマネージドのローコード・アプリケーション開発プラットフォームです。ビジネスユーザーとアプリケーション開発者は、複雑なWebテクノロジーを習得しなくても、エンタープライズ・アプリケーションを38倍迅速に作成できます。
Oracle APEXを使用すると、ビジネスユーザーもアプリケーション開発者も、最小限のコーディングでスケーラブルで安全なエンタープライズアプリを数分で構築できるようになります。
バーチャルサミットで、Oracle APEXの作成者であるMichael Hichwa氏とJoel Kallman氏の話をお聴きいただけます。Oracle APEXにより、プログラミングをほとんどまたはまったく行わずに、どのように高速で低コストで安全なエンタープライズアプリを構築できるかをご確認ください。
Pique Solutionsの能率の調査によると、開発者はOracle APEXを使用することで、従来のアプリケーション開発方法を使用するよりも、38倍迅速にアプリケーションを構築できます。
Oracle APEXは2022 Gartner® Peer Insights™ Voice of the Customer: Enterprise Low-Code Application PlatformsでCustomers' Choiceの評価を獲得しています。
豊富なブラウザベースの直感的なグラフィカルインターフェイスとガイド付きアプローチにより、アプリケーションをより迅速に作成できます。強力なUIコンポーネントにより、限られたコーディングで高レベルの機能をアプリに追加できます。
APEXで構築されたアプリケーションのレスポンシブ性は非常に高くなります。フォーム、チャート、レポートなどのコンポーネントは、追加のコードなしで、同じ機能を維持しながら、さまざまな画面解像度でシームレスに機能します。
開発者は、複雑な多段階の導入を必要とせずに、多くの場合リアルタイムで、変更を繰り返して実装しながら、拡張を行うことができます。
フレームワークにセキュリティが組み込まれているため、クロスサイト・スクリプティングからSQLインジェクションまで、アプリのセキュリティ上の欠陥の数を最小限に抑えることができます。
詳細な診断データは、開発者が開発サイクルの早い段階でアプリケーションの欠陥やパフォーマンスの問題を見つけるのに役立ちます。
リレーショナル、JSON、空間などすべての最新のデータ型に対応した統合データベースを使用して、最新のデータ駆動型アプリケーションを構築できます。RESTインターフェイスを使用して、ローカルとリモートの両方のデータソースからのデータを統合します。
エラーが発生しやすい手動操作を機械学習主導の自動化に置き換えて、アプリケーションスタック全体のプロビジョニング、スケーリング、セキュリティ保護、バックアップ、修復を行います。
独自のデータベース内アプリケーション・アーキテクチャ、自動化されたデータベース・チューニング、およびAutonomous Databaseと専用のExadataハードウェアのインデックス作成機能により、高いパフォーマンスを一貫して実現します。
高度に合理化されたアーキテクチャにより、開発者の生産性、スケーラビリティ、アプリケーションのパフォーマンスが向上します。セッション状態を自動的に管理し、アプリケーションロジックを解決し、データベース内のデータをほぼゼロレイテンシのデータアクセスで直接操作できます。
データ量とユーザー数が増加しても、スループット要件を満たすようにコンピューティング・リソースがダウンタイムなしで自動的にスケーリングされます。
オラクルのGen 2 Cloud Infrastructure、Oracle RAC、毎日の自動バックアップを組み合わせて使用することで、高可用性を実現します。
Oracle Cloud Infrastructureコンソール、パブリックREST API、ソフトウェア開発キット(SDK)を介した使いやすい管理機能により、ユーザーは、ガバナンスの設定や使用量/請求額の分析など最も一般的なタスクを実行できます。
オンラインの弾力性のあるスケーリングを使用して、変化するビジネスニーズにクラウドリソースを一致させることで、イノベーションとコスト削減を最適化します。真の従量課金制のエクスペリエンスにより、消費したリソースに対してのみお支払いいただきます。
制限なしでアプリケーションを構築できます。他のローコード・プラットフォーム・クラウド・プロバイダーとは異なり、アプリケーション、開発者、またはエンドユーザー単位で、不明瞭な料金や追加の使用料が発生することはありません。
Oracle Cloud Free Tierで提供されるAPEXサービスの小規模向けAlways Freeバージョンを使用すると、サービスを無料で手軽に試すことができます。アプリケーションを充実させるために追加の機能が必要になった場合は、使用中の無料のAPEXサービスを有料のフル機能バージョンにワンクリックでアップグレードして、コンピューティングリソースとストレージリソースを柔軟に拡張できます。
ファセット検索により、ユーザーはデータを迅速に検索して絞り込むことができます。わずか数回のクリックで、新たな方法でデータを確認し、新たなインサイトを見出せるようにユーザーを支援します。
強力なグラフと視覚化機能は、HTML5に完全に対応しており、最新のブラウザで機能します。Oracle JETは、開発者向けのモジュール型オープンソースのグラフ機能ツールキットを提供します。
インタラクティブ・レポート・コンポーネントを使用すると、ユーザーはコーディングなしで、データの表示方法を独自のニーズに応じて簡単にカスタマイズできます。
カードを使用してデータの強力な新しい表示方法への扉を開きます。カードコンポーネントは、アイコン、バッジ、メディア、高度なHTML式、カードごとに複数のアクションを定義する機能などを備えており、外観を簡単にカスタマイズできます。
数回クリックするだけで、スプレッドシートを、カスタマイズ可能なダッシュボード、チャート、レポート、フォームを備えた完全に機能するWebアプリに変換できます。Webアプリからデータに簡単にアクセスしてメンテナンスできます。
信頼できる唯一の情報源として一元管理された場所をアプリのアクセス先とすることで、スプレッドシートの無秩序な増加とデータの不正確さを排除します。
SSO、OAuth2、OpenID Connectなどでアプリを保護します。ほとんどのスプレッドシートに欠けているセキュリティをアプリに提供します。
重要かつ一般的なビジネスシナリオ向けに、20を超える生産性アプリが用意されています。これらのアプリは完全に機能し、すぐに使えます。
デフォルトのアプリをビジネスニーズに応じて拡張およびカスタマイズできます。これらのアプリは独自の要件に簡単に合わせることができます。
Oracle SaaSアプリケーションのRESTエンドポイントを含むさまざまなWebサービスからデータにアクセスし、SQLを使用して結果を操作します。
組み込みのRESTワークショップを使用してOracle DatabaseオブジェクトにアクセスするWebサービスをすばやく構築し、1回のクリックでSwagger APIドキュメントを生成できます。
ロジックを複製したり、アプリを再パッケージ化したりすることなく、実行中のアプリケーションUIを複数の言語に翻訳します。
エンドユーザーの現在の場所に基づいて、アプリケーションコンテンツを簡単にフォーマットして表示します。
「当社のお客様は、1つのコンソールで、仮想マシンやデータベースを1つもプロビジョニングすることなくアプリ開発のすべてを行えます。アプリケーションを迅速に作成および導入できるマネージド環境を提供し、何百万人ものお客様にご活用いただいています」。
Telstra社、チーム・エンジニア・シニアリード、Tony Kirn氏
コーディングを最小限に抑えて、さまざまな事例に対応する適時アプリケーションを構築します。進化し続けるビジネスの要件を満たすために、アプリで変更を繰り返しながらすばやく実装できます。
データ入力用の自動生成レポートとフォームを使用して、スプレッドシートをフル機能アプリに変えましょう。
ビジネスパートナーや顧客などの外部ユーザー向けのアプリを作成します。オプションで、アプリケーション・データを共有するためのRESTエンドポイントを提供します。
既存のOracle Formsアプリをアップグレードして最新化します。Oracle APEXに基づく、最新のブラウザベースのモバイルフレンドリーなUIの代わりとなります。
APEXサービスは、社内のビジネスニーズに対応するアプリケーションのための優れたソリューションであるだけでなく、パブリックSaaSアプリのプラットフォームにもなり、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)が顧客にアプリを迅速に提供する場合に役立ちます。Oracle Partner Networkのメンバーシップは必要ありません。
Oracle Cloud Free Tierでは、APEXサービスを期間無制限かつ無料でローコード開発者に提供します。
APEXサービスは、ローコードAPEXアプリケーションの開発と導入に必要なすべてをエントリーレベルの低価格で提供しています。選択するのは、必要なコンピューティング・リソースの量(Oracle APEX Application DevelopmentのOCPUの数)とストレージリソース(自律型トランザクション処理のテラバイト数 - Exadataストレージ)のみです。APEXアプリ、ワークスペース、開発者アカウント、またはアプリケーション・エンドユーザーの数に基づく追加コストはありません。サービスとの間のデータ転送(イングレスとエグレス)は追加コストなしで含まれています。
製品 |
比較価格(/vCPU)* |
単価 |
単位 |
Oracle APEX Application Development | 1時間あたりのOCPU | ||
Oracle Autonomous Transaction Processing - Exadataストレージ | — |
1か月あたりのテラバイトストレージ容量 |
*複数のクラウド・サービス・プロバイダの価格をさらに簡単に比較できるように、オラクルのWebページには、価格がコンピューティングベースの製品向けのvCPU(仮想CPU)とOCPU(Oracle CPU)の両方の価格が表示されます。製品自体、ポータル内のプロビジョニング、請求などでは、OCPU(Oracle CPU)ユニットを引き続き使用します。OCPUは物理CPUコアを表します。ほとんどのCPUアーキテクチャ(x86を含む)は、物理コアごとに2つのスレッドを実行するため、1つのOCPUはx86ベースのコンピューティングの2つのvCPUsと同等です。お客様にはOCPUごとに2つのvCPUのコンピューティング能力が提供されるため、お客様に請求される1時間あたりのOCPU料金は、先行インスタンスなどのサブコア・インスタンスである場合を除き、vCPU料金の2倍です。
オラクル、製品管理ディレクター、Todd Bottger
Autonomous Database(ADB)およびAPEX Application Development(APEX Service)を使用するOracle APEXローコード開発者は、最新のAPEXリリースで提供される重要な進歩のメリットを享受できます。Oracle APEX 22.1により、アマチュアやプロの開発者は、最新の優れたローコード・アプリケーションのイノベーションを活用できます。
ヘルプセンターでは、サービス、入門ガイド、ワークショップのコンテンツに関する詳細情報を提供しています。
APEXサービスのほかにも、Oracle APEXは特定の組織のニーズ(運用管理の効率化やワークロード分離の最大化など)を満たすためにさまざまな環境に導入できます。
Oracle APEXの柔軟なアーキテクチャにより、1つのデータベース・インスタンスが組織内のPlatform as a Service(PaaS)として機能し、イントラネット上でホスト型、複数部門用、セルフサービスのアプリケーション開発および導入プラットフォームを提供できます。
Oracle APEXは、仮想マシンからベアメタル、Oracle Engineered Systemsまで、柔軟な構成のすべてのOracle Database Cloud Services(Oracle Databaseをサポートする他のサードパーティ・クラウドを含む)でサポートされています。
Oracle APEXは、Oracle Cloudで実行されているOracle Autonomous Databaseで事前構成され、完全に管理されます。Autonomous Transaction Processing、Autonomous Data Warehouse、Autonomous JSON Databaseなど、ワークロード用に最適化されたデータベースサービスで利用できます。
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