Oracle Fusion Analyticsは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)でホストされるクラウド・ネイティブ・サービスとしてプロビジョニングされます。つまり、Oracle Cloud Applicationsの最新のリリースに対応します。手動のアップグレードや同期は必要ありません。
Fusion Analyticsのプロビジョニング・プロセスで実行される一般的なタスクは次のとおりです。
Oracle Fusion Analyticsでは、すべてのカスタム拡張がアップグレード後も保持されるため、手動でのアップグレード、同期、デプロイメントが不要になります。元のOracle Cloudアプリケーションが新しいリリースによってアップグレードされると、Oracle Fusion Analyticsも最新の状態になります。更新リリースには、新しい分析機能、新しいピラー、モジュール、データ・モデル、KPI、カード、ダッシュボードのサポート、Oracle Analytics Platformの新しいリリースが含まれます。
Oracle Cloud Applicationのすべての事前構築済みのデータとコンテンツに対応できる、十分な容量が含まれています。組込みのOracle Autonomous Data Warehouseは、事前構築済みのデータ・パイプラインのピーク負荷に対応できるように自動的にスケーリングされます。50 GBを超えるOracle Cloud Applications以外のデータをロードする場合、適切なサイズ設定と容量の追加が必要になります。
デフォルトでは、Oracle Fusion Analyticsは、ユーザーをOracle Cloud Applicationsにあらかじめ用意されているロールと同期するOracle Identity Cloud Serviceによって、シングル・サインオンでプロビジョニングされます。Oracle Identity Cloud Serviceは、ユーザーを他のサードパーティ・システムと同期することもできます。
初期同期後、Oracle Cloud Applicationsインスタンス内の追加ユーザーは、Oracle Identity Cloud Serviceのフェデレーテッド・インスタンスで自動的に利用可能になります。オプションで、Oracle Fusion Analyticsコンソールのユーザー管理オプションを使用して、ユーザーの追加、変更または削除を簡単に行うことができます。
Oracle Fusion Analyticsのセキュリティ管理モジュールは、事前定義済みのOracle Fusion Analyticsのデータと職務ロールに、あらかじめ用意されているOracle Cloud Applicationのジョブ・ロールをマップします。
セキュリティ管理では、ユーザー、グループ、ロールおよびデータ・セキュリティ・コンテキストのカスタム構成によって、サブジェクト領域、ダッシュボード、行レベルのデータ・セキュリティへのアクセスを提供できます。