Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Data Transfer Applianceは、テラバイトまたはペタバイトのデータをオンプレミスのデータセンターとクラウドの間で安全に移動します。このサービスは、数週間から数か月かかるデータの移行をわずか数日に短縮でき、クラウドへのデータ・インポートに使用できます。
1台のアプライアンスにつき最大50TB、必要に応じて、1つのデータ転送ジョブにつき複数のアプライアンスに移行できます。移行するデータが数テラバイトでもペタバイトでも、データ転送が役に立ちます。
複数のオプションによって、コスト効果の高い高速な方法でデータを転送します。対象のお客様はオラクルが提供するセキュアな大容量のストレージ・アプライアンスにデータを無料で移行できます。お客様はデータを暗号化された商品ディスク上のファイルとして送信することもできます。その後、オラクルのオペレータは指定されたお客様のObject Storageテナントにデータを転送します。転送が完了すると、ディスクはお客様に返送されます(ディスクはデータ・インポートのみに使用されます)。
転送アプライアンスにロードされたデータはAES-256暗号によって暗号化されます。オラクルは、お客様のテナントのOracle Object Storageにデータを転送する場合、暗号化されたネットワーク接続をネットワーク内で使用し、データ・セキュリティを強化しています。この機能では、機密データを不正アクセスから保護できます。
Oracle Cloud Object Storageにアップロードされるすべてのデータは、データを不正アクセスから保護するための暗号化標準であるAES-256暗号化によって、デフォルトで暗号化されています。
お客様は、独自の暗号化キーでデータを暗号化して、IT環境のセキュリティと管理を強化し、ビジネスの規制およびコンプライアンス要件を満たすこともできます。
データの整合性はデータ移行プロセスの段階ごとにチェックサムで維持されて、データの正確性が確保されます。
Oracle Cloud Infrastructure ConsoleまたはCLIを使用して、データ転送ごとのステータスを監視します。
データ・アップロード概要とMD5チェックサムの検証では、すべてのデータが正しくアップロードされていることを確認できます。
オンプレミス・アプリケーション・ワークロードをクラウドに移行する企業は、クラウド上の他のアプリケーションとサービスでデータを活用できるように、関連データも移行する必要があります。
多くの場合、データセンターを変更するには、既存のレガシー・ストレージからクラウドにデータを転送する必要があります。データの量にかかわらず、データの移行は複雑で困難な作業になる可能性があります。特に、パブリック・インターネット上では、高いネットワーク・コスト、信頼性の低いネットワーク接続、長い転送時間、およびセキュリティの懸念があります。オラクルは、このような難題を解決するために、使いやすく高速でコスト効果の高いオプションを提供しているため、お客様はアプライアンスベースまたはディスクベースでデータを転送できます。
メディア、エンターテインメントなどの業界のお客様には、大量のストレージが必要ですが、ヘルスケア業界のお客様には、コンプライアンス要件の理由から、データのアーカイブが必要です。オラクルのデータ転送サービスでは、大規模なデータセットを簡単でセキュアなコスト効果の高い方法でアーカイブできます。
パブリック接続を実行できない場合、信頼性、セキュリティ、およびコスト効果の高い方法でペタバイト級のデータセットを大規模にバックアップできます。
Oracle Cloud Infrastructureのお客様は、Data Transfer Applianceサービスを無償で使用できます。指定したObject Storageバケットにデータが正常に転送されると、Object Storageの使用に対してのみ課金されます。
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Oracle Cloud Infrastructureは、パブリック・クラウドの弾力性と利便性、オンプレミス・インフラストラクチャのきめ細かな制御、セキュリティ、予測可能性を兼ね備えています。