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By Jeff Erickson
今日の世界は、高速で、常にインターネットに接続されており、顧客からの要望はこれまでになく高まっています。企業は、そのような世界で競い合っていかなければなりません。
これは、口で言うほど簡単なことではありません。とくに、意思決定者はそう感じるでしょう。企業のなかに埋もれているテラバイト単位のデータから重要な情報が抽出されるのを、何時間、ときには何日も待たなければならないのです。ビジネスのスピードは早いのに分析は遅々として進まない、そうした情報から切り離された状況では、難しい選択を迫られます。情報が不十分でも必要なタイミングで決断するか、分析結果が出るまでビジネスを保留にするかを決めなければなりません。
何時間、何日という単位ではなく、秒単位で即座に答えが出たらどうでしょう。それは、計りしれない強みになります。エグゼクティブやマネジャー、すべての従業員が、これまでよりも速やかにビジネスチャンスを見つけられるようになります。また、より巧みな交渉が可能となり、顧客との結びつきも強まります。
そんなすばらしい機能が、Oracle Database In-Memoryで実現されています。Oracle Database In-Memoryは新しいソフトウェアで、Oracleデータベースのユーザーは、リアルタイム経営を作り上げることができます。オラクル・コーポレーション CEOのLarry Ellisonは、本社のあるカリフォルニア州レッドウッドショアズで、2014年6月10日にOracle Database In-Memoryを発表しました。
「桁違いの速さです。徒歩と飛行機くらいに違います」と話すのは、オラクル・コーポレーション システム・テクノロジー担当シニア・バイス・プレジデントのJuan Loaizaです。Ellisonやエグゼクティブ・バイス・プレジデントのAndy Mendelsohn、オラクルパートナー、顧客の方々と、6月10日の発表イベントに参加していました。
Oracle Database In-Memoryにより、リアルタイムでの対応が可能になるため、重要な決断を迫られているそのときに、インサイトを得ることができます。この一瞬で結果を出すパフォーマンスは、データを別のデータベースに移したり、現在のビジネス・アプリケーションを変更したりせずとも、手に入れられます。
「ごく簡単に導入できるようにしました。新機能を使うために、手持ちのアプリケーションを書き換えるような事態は避けたかったのです」と、Loaizaは話します。
データベース・クラスタリングやマルチテナント・アーキテクチャ、Flashストレージなどの技術を継続的に進歩させるなか、長きにわたりオラクルが指針としてきたのは、効果が大きく、業務への影響が少ないこの導入方式でした。
Loaizaは続けます。「お客様はアプリケーションに多額の費用を投じていますから、お客様のアプリケーションを変えることなく、技術の発展とともに進歩させることが我々の目標です」
Oracle Database In-Memoryは、複合ワークロード向けに設計されています。独自のデュアルフォーマット・アプローチで分析が高速化するだけでなく、別のデータベースにデータを移動させなくとも、常に最新のトランザクション・データを利用できます。
「Oracle Database In-Memoryによりレポート作成時間が大幅に削減されるため、データベースが解放され、トランザクションを迅速に処理できます。他の製品は分析が設計の中心になっていますが、Oracle Database In-Memoryは、分析とトランザクション処理のどちらにも力を発揮します。これは大きな価値です」と、Loaizaは言います。
Oracle Database In-Memoryを使用すれば、CIOもITチームも、ストレージコストを削減しながら、さまざまなストレージ・テクノロジーの組合せで最適なパフォーマンスを引き出すことができます。すべてのデータをメモリに収める必要はありません。
Loaizaは言います。「オラクルのお客様にとって、もう1つのおもな違いはそこです。費用のかさむDRAMにすべてのデータを入れる必要はありません。もっとも効果を発揮する場所に、簡単に配布できます」
Oracle Database In-Memoryの場合は、どのデータをメモリに配置するかを決定します。制限やソフトウェアによる制約はありません。残りのデータは、それほど費用のかからないFlashやディスクに格納します。Oracle Database In-Memoryは、そうしたものすべてとシームレスに連携します。
Oracle Database In-Memoryは、最適なストレージメディアを利用しながら、分析とトランザクションのどちらもサポートしています。その柔軟性が、Oracleデータベースへの投資から、さらなる価値を引き出すことにつながります。
オラクルのある顧客はこう話します。「当社のビジネスユーザーは、競合製品に後れをとってはならないという重圧にさらされています。レポート作成、分析、検出、予測のどのアプリケーションも、パフォーマンスを上げなければなりません。そして、ビジネスユーザーが新しいインサイトをすぐに必要としているときには、瞬時に問合せを処理する必要があります」
Oracle Database In-Memoryなら、妥協なしで、すぐに答えを得られます。Oracleデータベースの備えるエンタープライズ・クラスのデータ管理、可用性、セキュリティの機能と完全に統合されています。
Loaizaは言います。「オラクルは何十年もかけて、データベースのスケールアップとスケールアウト、ストレージ階層化、リカバリ、統合セキュリティの最先端テクノロジーを開発してきました。そのすべてがOracle Database In-Memoryと透過的に連携するので、桁違いに優れたパフォーマンスが手に入ります。そして、今持っているものは何も手放さなくていいのです」
Oracle Database In-Memoryを使用すれば、データ主導型の意思決定をおこない、顧客の要望に速やかに対応して、主要なプロセスを最適化し続けることが可能です。あなたの組織をリアルタイム経営にすることができます。
Oracle Database In-Memoryは、2014年7月に一般リリースされる予定です。