日本オラクル特集記事

日本オラクル、クラウドの売上成長が加速

日本オラクル 広報室
谷地田 紀仁

日本オラクルは2017年6月26日、2017年度5月期(2016年6月1日~2017年5月31日)の決算で、クラウドの売上高が前年同期比99.4%増と、約倍増になったと発表した。中堅市場、および流通・サービス分野におけるクラウド型の基幹業務・予算管理システムであるERP/EPMクラウド、また「Oracle Database Cloud Service」や自社データセンター内に「Oracle Cloud」環境を配置する「Oracle Cloud at Customer」をはじめとする「Oracle Cloud Platform」への引き合いが増えており、順調にビジネスを拡大していることを実証した。

2017年度通期は、売上高1,731億9,000万円(前年同期比1.8%増)、営業利益525億2,400万円(前年同期比4.6%増)、経常利益525億200万円(前年同期比4.4%増)、純利益363億6,000万円(前年同期比8.3%増)となり、期初に公表した業績予想のレンジを達成し、売上高は7期連続、営業利益、経常利益、当期純利益はともに、6期連続で過去最高を記録した。通期の新規顧客数は、SaaSが326社(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)が225社、IaaS(Infrastructure as a Service)が214社だった。

同日行われた決算説明会で日本オラクル 取締役 執行役 副社長 兼 CFOの野坂 茂は、「クラウドの強い追い風を背景に、SaaS、PaaS、IaaSの各レイヤーで成長を遂げています。また当社ならではのオンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッド形態へも高い需要を見込んでいます」と述べた。

クラウドビジネス概況:SaaS/PaaS/IaaSの統合サービスで成長

SaaSでは、競争力強化やビジネス変化への迅速かつ柔軟な対応を目的としたグローバルの間接購買や統合会計についての需要が増加している。オラクルの強みであるグローバルでのプロセス統合ノウハウを活用した提案活動を推進した結果、ERP/EPMクラウドが伸長した。

PaaS/IaaSでは、製造業のIoTソリューション向けに、デバイスシステム連携およびデータ処理を支援するクラウドサービスや、「Oracle Cloud at Customer」への引き合いが増加している。2017年2月には日本電気株式会社(以下、NEC)とクラウド事業の戦略的提携を発表。「Oracle Cloud at Customer」をNECのデータセンター内に設置し、高度なセキュリティ環境からのオラクルのパブリッククラウドの提供と、NECによる保守サービスを提供することで、お客様の総合的なクラウド活用を支援していく。

また、2017年3月には国内で初めて富士通のデータセンターに、「Oracle Cloud」環境を設置し、「Oracle Database Cloud」を含む「Oracle Cloud Platform」サービス、「Oracle HCM Cloud」の販売を開始した。今後もクラウド関連製品・サービスの拡充、パートナーアライアンスを強化し、新規ユーザーの獲得を強力に推進していく。

成長分野である「Oracle Cloud」は、オラクルのソフトウェアと同じ設計思想、同じ技術で構築しており、オンプレミスシステムとOracle Cloudと連携するハイブリッドクラウドや、双方向の移行を可能にしていることを、オラクルの強みとしている。この強みを背景に、金融、製造、通信サービスの分野で、ITシステムによる競争力強化・顧客接点強化を戦略とするお客様から、複数の大型案件を受注した。