オラクルのSPARC M6

インメモリ・アプリケーションに最適な
新SPARC M6プロセッサ搭載のビッグメモリマシンを発表

 
 
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企業はデータであふれています。事実、Science Dailyのレポートによると、世界のデータの90%はこの2年間に生成されたものです。ソーシャルメディアでのやりとりと従来の社内システムの両方から得られた膨大な量のデータを取り込んで統合、分析するため、インメモリ処理への移行が求められています。

Oracle CEO Larry Ellison Unveils Oracle's SPARC M6-32 and SuperCluster M6-32

SPARC M6-32 and Oracle SuperCluster M6-32

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オラクルのSPARC M6-32システムでは、アプリケーション全体をメモリ内で実行することが可能になりました。12コアのSPARC M6プロセッサをベースとするこのシステムは、驚異的な32TBのシステムメモリと最大384のプロセッサコア(1コアあたり8スレッド)を搭載しています。SPARC M6-32は、IBM Powerサーバーの2倍のメモリ容量を備え、ミッションクリティカルな大規模ワークロードやデータベース向けの卓越したインメモリ演算性能を実現します。また、核となるビジネス・アプリケーションに対して最高レベルのシステム可用性も提供します。

インメモリ・アプリケーション・モジュール

SPARC M6のリアルタイム機能を活用するため、オラクルでは、ERPスタック内の特定のモジュール(Oracle E-Business SuitePeopleSoftJD Edwards EnterpriseOneSiebelなどのアプリケーション)に新しいインメモリ分析機能を追加して再設計しています。これにより、かつてない量のデータをリアルタイムに分析して予測モデルやwhat-ifシナリオを作成し、自社のビジネスの理解を深め、効率的に管理することが可能になります。

オラクルのエンジニアリング担当バイス・プレジデント Ganesh Ramamurthyは次のように説明しています。「私たちは、新しいハードウェア・プラットフォームの基本的な機能を、インメモリ・アプリケーション機能と融合させました。このM6-32プラットフォームには、3,072のハードウェア・スレッドがあり、これらが32TBのメモリと組み合わされています。これは業界でも最高のレベルで、このような製品を提供しているベンダーは他にありません」

もっとも効率的な仮想化テクノロジー

SPARC M6-32システムでは、コア数を2倍に増やし、マシンのパフォーマンスも2倍に向上させました。さらに、SPARC M5-32サーバーをご使用中のお客様は、既存のシステムにSPARC M6プロセッサを追加することができます。
エンジニアリング担当シニア・バイス・プレジデント Masood Heydari

このような圧倒的機能をもつマシンを活用するためのモデルは2つあります。1つは、オペレーティング・システムをシングルイメージ化し、32TBのメモリすべてを1つのアプリケーションに割り当てる方法です。もう1つは、マシンをいくつかに分割して各部分を別々のアプリケーションに割り当てることによってマシンを仮想化するというもので、より一般的な方法です。つまり、1つのアプリケーションの複数の階層を同じマシンに配置することも、仮想化によって異なるアプリケーション、異なるユーザー、異なる部門を同じマシンに配置し、それぞれを分離することもできます。

業界でもっとも包括的な、追加コストなしの組み込み仮想化テクノロジースイートを採用したSPARC M6-32システムは、ITリソースの最大化と新たなレベルのサーバー利用率および効率性の提供に貢献しています。システムの仮想化には、Oracle VM Server for SPARCのLDoms(ハイパーバイザ型の仮想化)、Oracle Solaris Zones(OSの仮想化)、電気的に分離されたDynamic Domains(ハードウェアのパーティショニングで、最高レベルの分離が可能)が使用されます。

Software Defined Networkingの利点

クラウド・コンピューティングの採用とともに、お客様のデータセンターでは仮想化が広く用いられるようになり、Software Defined Networking(SDN)の利点も理解され始めています。高速ネットワーキングの設計は、アプリケーション接続のしやすさやアプリケーション間通信の速度とコストに影響を与えます。低レイテンシ、高帯域のネットワークの構築はきわめて複雑な作業であり、そうしたネットワークを獲得して維持するには莫大なコストがかかります。シンプルな10Gb Ethernetのエンタープライズ・ネットワークでさえ、運用コストが数百万ドルに上ることもあります。

オラクルのSPARC M6-32なら、単一システム内の24テラビット/秒のインターコネクト(レイテンシは150ナノ秒)によって仮想化アプリケーションをネットワーク化することができます。オラクルでは、アーキテクチャ制御用の仮想ネットワーキング・ツールも提供しています。このクラスのネットワーキングは、従来のサーバー固有のアプローチでは実現できません。これも、オラクルのSPARC M6-32サーバーの先進テクノロジーがもたらす効率性とコスト削減効果の一例です。

SPARC/Solarisのロードマップの継続

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オラクルのSPARCシステム開発を統括するエンジニアリング担当シニア・バイス・プレジデント Masood Heydariによれば、こうしたハイエンドマシンを購入するお客様は長期にわたって使い続ける意思があり、アップグレードによるパフォーマンス向上を期待しています。

「そこで、機能面ではスループット、メモリ帯域幅、I/O容量の点でアップグレードを念頭に置いて開発しました」とHeydariは語ります。「SPARC M6-32システムでは、コア数を2倍に増やし、マシンのパフォーマンスも2倍に向上させました。さらに、SPARC M5-32サーバーをご使用中のお客様は、既存のシステムにSPARC M6プロセッサを追加することができます」

さらにオラクルは、Oracle Solarisバイナリ互換性アプリケーション保証により、SPARCをご使用中のお客様に対する長年の伝統と確約事項を今後も継続していきます。この保証は、お客様が保有するSolarisベースの既存アプリケーションが新しいSPARC M6システムで変更なしに動作することを約束するものです。

Oracle SuperCluster M6-32エンジニアド・システム

SPARC M6-32サーバーは、オラクルの新しいSuperCluster M6-32エンジニアド・システムの核となるコンポーネントでもあります。この最上位のOracle SuperClusterシステムは、オラクル最大かつ最速、そして最高のスケーラビリティを誇るエンジニアド・システムです。

強力な仮想化テクノロジーとOracle ExadataストレージおよびOracle Exalogicソフトウェアのユニークな最適化を組み合わせたOracle SuperCluster M6-32は、ミッションクリティカルなデータベースとエンタープライズ・アプリケーションのすべてを、統合環境またはプライベート・クラウド環境の単一システムで実行できるよう設計されています。SuperCluster M6-32は、最大32プロセッサ、32TBのメモリまで拡張可能で、画期的なインメモリ・アプリケーション・パフォーマンスを実現します。

SuperCluster M6-32の説明のなかで、Ramamurthyは次のように言い添えています。「M6-32プラットフォームの特異な点は、大容量メモリを搭載したハードウェアとインメモリ・アプリケーション・ソフトウェアが融合されていることです。この設計により、お客様は多数のOracleアプリケーションをSuperClusterプラットフォームのメモリ内で実行し、かつてないレベルのパフォーマンスを達成することができます」

ソーシャルデータをビジネス・インテリジェンスに転換

コンサルティング会社のIDCによると、2012年に生成されたデータの量は2.8ゼタバイト近くに上り、この数字は2015年までに再び倍増する見込みです。

Hadoopなどの非構造化データソースからソーシャルメディア・データをより分け、重要な情報を従来のOLTPデータベースと融合させる機能をもたせることも、SPARC M6-32のようなインメモリシステムにおける新たなトレンドとなっています。

金融業界では、顧客の関心の対象を理解するため、Webサイトのログに対するデータマイニングをすでに実施しており、そのデータをオンライン取引処理と結びつけて、タイムリーな推奨事項やパーソナライズされたヒントを顧客に提供しています。そのためには通常、非構造化データの一部をOracleデータベースのような構造化データベースに移動したうえで、そのデータを結合して分析を実行する必要がありますが、新しいSPARC M6システムなら、このプロセスも簡単に処理できます。

もっとも強力なSPARCサーバー・ファミリー

これまでの対称型マルチプロセッシング(SMP)システムは、何十基ものプロセッサや関連共有メモリの高パフォーマンスを確保するために必要なテクノロジーが原因で、かなり割高な価格になっていました。オラクルのSPARC M6-32は、こうした状況を一変させるSMPサーバーです。製品ライン全体で共通のテクノロジーセットを利用することにより、32基のプロセッサを搭載したSPARC M6-32サーバーの価格性能比は、2基、4基または8基のプロセッサを搭載したオラクルのSPARC T5サーバーとほとんど変わりません。このかつてない価格性能比のおかげで、お客様は大容量のシステムメモリ・オプションによる経済的負担を強いられずに、アプリケーションに最適なシステムを選択することができます。

このことは、大規模コンピューティングのパラダイムにおける大きな変化の表れです。データ負荷の高い大規模アプリケーションの導入に関心のあるお客様は、もっともコスト効率のよいインフラ構築方法としてX86ベースのシステムを検討するかもしれません。しかし、数十台の2プロセッサシステムを複数のラックに収容して高速ネットワーク・スイッチで接続したようなスケールアウト型アーキテクチャは、SMPサーバー単体と比較するとかなり複雑かつ非効率で、コストもかかります。32基のプロセッサを搭載したオラクルのSPARC M6-32サーバーなら、2プロセッサのX86システム64個からなるクラスタの5倍のパフォーマンスを発揮しながら、コストは20%低減されます。このような価格性能比は、CIOのコンピューティング・インフラに対する認識を根本から変えることでしょう。

新しいOracle SPARC M6-32サーバーは、スループット性能が前世代のSPARC M5-32システムの2倍に向上しており、ビジネスクリティカルな大規模ワークロードにも簡単に対応できます。新しいSPARC M6-32サーバーとOracle SuperCluster M6-32エンジニアド・システムを使用すれば、アプリケーションまたはデータベース全体をメモリ内で実行できるので、Oracleソフトウェアやミッションクリティカルな大規模ワークロードに対して画期的なパフォーマンスを実現することが可能です。

オラクルのSPARCシステムの詳細はこちら:oracle.com/sparc

 
 
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