ボイシ州立大学、Oracle Cloudを使用してITの複雑性を軽減

この大学は、Oracle Cloud ERPをデプロイしてビジネスプロセスを自動化し、スタッフに重要なインサイトを提供しています。

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確認した選択肢の中で、Oracle ERP Cloudは、複数の業界で使用されている成熟した信頼性の高いクラウドソリューションとして非常に際立った存在でした。当大学を始めとする高等教育機関では、急速な変化が起きています。このような変化に適応するための俊敏性の向上など、成長中の大学にOracleがもたらす多くのメリットを体験できると期待しています。

Jo Ellen DiNucci氏ボイシ州立大学、財務および管理担当准副学長

ビジネス課題

アイダホ州ボイシにあるボイシ州立大学は、学生の成功、生涯学習、コミュニティへの参加、イノベーションを促進し、創造性を強化する、学士課程と大学院課程のさまざまな学位と経験を提供する公立の研究大学です。この大学は、その都市環境に不可欠な存在として、専門的で継続的な教育プログラムの作成、政策問題、地域の経済の活性化と文化的な豊かさの向上に取り組んでいます。

ボイシ州立大学は、多くの学術機関と同様に従来型のオンプレミスのエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)環境を使用しており、この環境では変化する需要に対応するために必要な俊敏性を得られないことに気付きました。同学のレガシーシステムでは、時間とコストのかかるアップグレードのために継続的な投資が必要です。さらに、ユーザーが新しい強力なアプリケーション機能を迅速に導入し、活用することもできません。

ボイシ州立大学は、学生、教職員、スタッフのニーズを満たすには業務機能とサービスの合理化が不可欠であることを認識し、Oracle Cloud ERPによる従来のITインフラストラクチャのオーバーホールを行っています。第一段階として、Oracle Financials Cloudが導入される予定です。

この大学は、Oracle Cloud ERPを実装することによってITインフラストラクチャの購入、構築、アップグレードにかかる初期コストと継続的なコストを削減できるだけでなく、データセンターのフットプリントとIT負担も軽減できる見込みです。このソリューションは、同学に柔軟性と信頼性の高い堅牢な財務システムを提供し、最新の機能や進歩がもたらすメリットを即座に得ることを可能にします。

ボイシ州立大学は、実装の一環として、助成金管理の精度と透明性を高めたいと考えています。同学の研究課程と大学院課程が急速に拡大するにつれて、その実現の重要性がますます高まっています。

ボイシ州立大学は、この地域で質の高い学士課程教育、優れた研究課程と大学院課程を提供することを目標としています。Oracle ERP Cloudを使用してERPの機能をクラウドに移行することで、手間やコストを抑えながらシステムをすばやく最新化し、新しいサービスやアプリケーションから直ちに利益を得ることができています。同時に、大学の教職員とスタッフが最も高度な機能を活用できるだけでなく、ITチームのメンバーが大学のイノベーションと卓越性を促進するプロジェクトに集中できるようになりました。これらはいずれも当大学に成功をもたらした重要な要素です。

Max Davis-Johnson氏情報技術事務局担当准副学長

ボイシ州立大学がOracleを採用した理由

ボイシ州立大学は、4つの重要な目標の達成を支援するためにOracle ERP Cloudを選択しました。
 

1つ目の目標は、財務管理と請求、調達、助成金管理、プロジェクト管理、報告など、ERPのライフサイクル全体にわたるビジネスプロセスを自動化および変換し、業務効率と組織的有効性の向上を促進することです。

2つ目の目標は、必要なときに必要な場所で情報と重要なインサイトをスタッフに提供することです。

3つ目の目標は、ITの複雑さを軽減し、ITの俊敏性を向上して、急速に変化するニーズに対応することです。

4つ目の目標は、拡張性を確保しながらITの総所有コストを改善することです。

結果

ボイシ州立大学では、Oracle Cloud ERPのデプロイメントの第一段階として、財務チームのメンバー、大学の管理者、学術スタッフなど、500人を超えるユーザーに対してOracle Financials Cloudのロールアウトを行う予定です。Oracle Cloud ERPは、直感的なユーザーインタフェースとダッシュボード機能によって、ビジネスユーザーがITチームによる支援を必要とせずに財務情報や業務情報にアクセスすることを可能にし、意思決定を改善します。

ボイシ州立大学は、実装全般においてOracle Consultingと連携していく予定です。

「より俊敏性と柔軟性の高いIT環境を目指して次の新たな一歩を踏み出せることを嬉しく思っています。」とMax Davis-Johnson氏は述べています。「クラウドベースのシステムへの移行がもたらすメリットには、インフラストラクチャ・コストの削減、支援が必要な領域へのスタッフの再配置、コストのかかるアップグレードの排除、システムの最新状態の維持、必要に応じた成長と拡大の実行などがあります。素晴らしいパートナー、ソリューション・プロバイダとして実績のあるオラクルと協力できることを嬉しく思っています。」

「Oracle Cloud ERPへの移行を開始するにあたり、プロセスの改善によってソリューションのコストを超える額の節約が見込まれることに嬉しい驚きを感じています。そればかりか、信頼性と拡張性が向上し、最新の機能がもたらすメリットを迅速に得られるようになります。」と、ボイシ州立大学の財務および管理担当副学長であるJo Ellen DiNucci氏は述べています。

公開日:2020年7月17日