Enloc Energy、Oracle Cloudによりインフラストラクチャ・コストを30%削減

Enloc Energy GmbHは、2009年以来、不動産業およびエネルギー産業に電気、ガス、暖房のサービスを提供するとともに、ITサービスやコンサルティング・サービスを提供してきました。同社の顧客は、安全で面倒の少ない電力供給に加え、プロセスの最適化とコスト削減のノウハウを求めています。

実績豊富な競合他社の市場支配力に挑むために、同社は、大手エネルギー供給業者よりも高い信頼性と適切な価格で製品やサービスを提供する必要がありました。そのために、同社は当初、従来型のデータセンターでホストされるITソリューションを開発していました。しかし、このインフラストラクチャでは柔軟性に制限があり、スケーラビリティが不十分であったため、Enloc Energyの成長と発展が阻害されていました。そこで、Enloc Energyは、事業をクラウドに移行することを決定しました。

今までローカルでホストされるアプリケーションに依存してきた業界において、Enloc Energyは、この決定によりパイオニアとなりました。求めていた安定性と柔軟性を備えた必要なインフラストラクチャを魅力的な条件で提供できるパートナーを見つけることは、同社にとって戦略的に重要でした。

Enloc Energyは、主要なクラウドプロバイダの適切なクラウドサービスをすべて評価した後、Oracle Cloud Infrastructure（OCI）を選択しました。「機能性、柔軟性、パフォーマンスに関して、Oracle Cloudは他のすべてのプロバイダよりもはるかに優れています。また、競合他社よりもコストを大幅に削減できます。「オラクルは当社にとって理想的なパートナーです。」と、Enloc Energy GmbHのマネージング・ディレクタであるIlin Dobrew氏は述べています。

「定置型のデータセンターで使用していたサービスと比較して、Oracle Cloud Infrastructureではコストをほぼ30%削減できました。」と、Dobrew氏は述べています。また、OCIにより、Enloc Energyは、いつでも必要なパフォーマンスを正確に得られるため、競合他社よりも迅速性と応答性が高くなります。「最後に重要なことですが、オラクルを国際的に認められたパートナーとして採用したことで、新しい潜在顧客の信頼を高いレベルで獲得できました。」と、Dobrew氏は語ります。「全体として、Oracle Cloud Infrastructureにより、パフォーマンスが著しく向上し、コストが大幅に削減されました。」

同社は、完全にデジタル化された職場環境を実現し、オフィスでは紙をまったく使用していません。Dobrew氏は、Oracle Cloud Infrastructure（OCI）を使用することで、同社のエネルギー消費量と温室効果ガス排出量を80%以上削減できると見積もっています。これは、サーバーを24時間連続で稼働するのではなく、必要な場合のみ稼働している効果です。エネルギーの節約と温室効果ガス排出量の削減に加えて、Enloc Energyはコンピューティング・インフラストラクチャへの資本投資を行う必要がありません。これは、競争上の重要な優位性になります。

このエネルギー事業者は、IT環境全体をクラウドに移行しました。OCIの事実上無制限の容量と使用状況に応じた価格設定により、Enloc Energyは、地位を確立した公益事業会社よりも柔軟で手頃な価格のサービスを提供してます。

同社は、OCIを使用することで、電力使用量の請求などの公益事業会社のニーズに合わせて開発されたITソリューションと同等のものをソリューションに作成し、他のエネルギーサプライヤのニーズに合わせて修正できます。つまり、Enloc Energyは、わずか4週間以内に完全に機能するシステムを構築し、他のエネルギーサプライヤ向けにシステムを運用することができます。

以前はオンプレミスでホストされているアプリケーションが年に1、2回、数時間停止する場合があったのに比べて、OCIは、同社がはるかに高い信頼性でサービスを提供するのに役立っています。