ジニアス・ソノリティ、Oracle Cloud InfrastructureのMySQL HeatWaveでデータドリブンなゲーム・サービス運営を実現

ゲームの企画・開発・運営しているジニアス・ソノリティ株式会社では、MySQL HeatWaveを導入してより良いサービス提供のためのゲームデータのリアルタイム分析を実現しました。

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MySQL HeatWaveを導入したおかげで、想定の最大90倍もの高速化を実現し、リアルタイム分析を毎時間行うことができます。プログラム開発の負荷や事前に検証した想定処理時間では実現不可能と考えていたので、本当に驚きです。

ジニアス・ソノリティ株式会社取締役 / 最高技術責任者 川本 昌之氏

ビジネス課題

ジニアス・ソノリティでは、ゲーム・サービスの運用基盤として、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で提供されるMySQLのマネージド・データベース・サービスを利用しています。提供しているゲームをより幅広いお客様に楽しんで頂くために、ゲームの難易度の調整、アイテムの利用傾向、各種イベントの参加率などのゲーム内データのリアルタイム分析が求められていました。

これまでは、分析対象のデータが分散されており、まずリアルタイム分析処理のためのデータ統合をする必要がありました。また、別のデータストア間のデータの移動には、分析用の特別なスクリプトの作成、処理の開発も必要となるため、この実現は極めて困難なものとなっていました。

ジニアス・ソノリティがオラクルを選んだ理由

ジニアス・ソノリティは、既存の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」環境上に、新たにゲーム内データ分析基盤として「Oracle MySQL HeatWave Database Service」導入を決定しました。特別なスクリプト作成や処理が必要なく、MySQLのSQLでそのままリアルタイムにデータ分析が可能な点も評価しています。

「Oracle MySQL HeatWave Database Service」は、お客様が利用するMySQLデータベースから直接OLTPおよびOLAPワークロードを実行可能で、複雑で時間とコストのかかるデータ移行や、他の分析用データベースとの統合が必要ありません。

成果

「Oracle MySQL HeatWave Database Service」導入後は、これまで実現できなかったゲーム内データやサービス利用状況を毎時で分析できるようになりました。事前に検証した想定処理時間は2,3時間でしたが、MySQL HeatWave導入後は2,3分で分析を実行できます。

ジニアス・ソノリティでは、これらのリアルタイムで得られるデータを活用し、新たなイベントやキャンペーンなどの施策立案やゲームの難易度の調整など、さらに幅広いユーザーが楽しめるゲーム体験提供やサービス向上に取り組み、データドリブンなゲーム・サービス運営を行っていきます。

公開日:2022年3月29日