OMV、オラクルで迅速かつ効率的にWebコンテンツを作成

オーストリアの石油、ガスおよび化学工業グループが、Oracle Cloud InfrastructureとWebCenter Sitesを使用して大幅な節約とパフォーマンスの改善を実現しました。

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Oracle WebCenter Sitesにより、Webコンテンツ管理に適した、効率的で柔軟なプラットフォームが実現しました。すべてのコンテンツの管理と公開を1つのシステムに統合したことで、コンテンツ管理の複雑さが劇的に軽減され、コストを大幅に削減できました。しかも、Oracle Cloudは柔軟性に優れ、いつでも拡張できるので、長期的に投資の価値を確保できます。

Andreas Roth氏CIO、OMV

ビジネス課題

OMVは、新しいWebコンテンツ管理システムの導入により、IBM WebSphereとOracle FatWireを組み合せていたオンプレミスのシステムを置き換えることになりました。新しいテクノロジには、豊富な機能と高可用性、OMVのコンテンツ管理要件に対応できる柔軟性が必要でした。

OMVは、コンテンツの作成と公開のワークフローに伴う複雑さおよびコストを大幅に削減し、システムのパフォーマンスとコンテンツマネージャの効率性を高めたいと考えていました。

また、同社は一貫したコミュニケーションと単一のビジュアル・コーポレート・アイデンティティを確立する必要もありました。さらに、それぞれ独立していたイントラネットとインターネットのコンテンツ管理プロセスを統合することも検討していました。

シングルサインオンなどの補完的なアプリケーションがWebコンテンツ管理システムに簡単に統合できることも重要でした。OMVは、運用を簡素化し、メンテナンスの間接費を削減したいとも考えていたのです。

OMVがオラクルを選んだ理由

OMVは長年オラクルのデータベースを使用してWebコンテンツを適切に管理していましたが、会社のポリシーにより、すべてのITプロジェクトで細かな選択プロセスを実施することが規定されていました。

各社の提案を受けた後、同社は優れたテクノロジを評価してオラクルを選びました。決め手となったのは、機能、パフォーマンス、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を実行するOracle WebCenter Sitesのスケーラビリティ、柔軟性の高いライセンスモデルなどです。

「オラクルの提案は、提示されたテクノロジ、契約条件、コラボレーションの構築方法という点で最適でした。コストパフォーマンスも納得できるものでした。OMVはこのプロジェクトの開始に自信を持ち、失望することはありませんでした」と、OMVの企業コミュニケーション担当シニア・デジタル・コミュニケーション・マネージャ、Oliver Gruhsmann氏は述べています。

結果

新しく統合されたWebコンテンツ管理システムと、Oracle Database Cloud ServiceおよびOracle Cloud Infrastructureの高パフォーマンスにより、OMVはWebエディタの効率を高め、新しいインターネットおよびイントラネットのコンテンツ作成を大幅に高速化することができました。同社の見立てによると、WebCenter Sitesの使用で時間が約50%節約されています。OMVのイントラネット用と外部Webサイト用の両方のコンテンツを同じプラットフォーム上で作成して公開できるようになり、プロセスの標準化および簡素化が実現しました。それと同時に、OMVは内部と外部で一貫性のあるビジュアル・コーポレート・アイデンティティを示せるようになりました。

Oracle Cloud Infrastructureの高度なテクノロジによって、OMVはWebコンテンツ管理システムの可用性と安定性を最大限に高め、コンテンツの作成やシステムの運用保守にかかるコストを削減することもできたのです。

パートナー

OMVはOracle GoldパートナーのeXa-onlineを選択しました。eXa-onlineはOracle WebCenter Sitesをデプロイし、OMVから提供されたWebコンテンツの公開を引き継ぎました。プロジェクトは計画予算内に収まり、期限内のわずか9か月で完了しました。

公開日:2021年11月19日