コネクテッドTV(CTV)は、動画コンテンツのストリーミングをサポートするためにテレビに接続する、またはテレビに組み込まれたデバイスです。CTVの種類には、Xbox、PlayStation、Roku、Amazon Fire TV、Apple TVなどがあります。
CTVやOTTの台頭により、「コード・カッティング」と呼ばれる現象が起きています。これは、視聴者が従来のケーブルや衛星放送の契約を解除し、ストリーミングやVODフォーマットのみを利用する傾向が強まっていることを意味します。
Over-the-top(OTT)とは、TVや動画のコンテンツをインターネットから直接配信することです。ユーザーは、これらのコンテンツにアクセスするために、従来のケーブルや衛星放送のプロバイダーに加入する必要はなく、タブレット、スマートフォン、ノートパソコンまたはデスクトップ、テレビなど、さまざまなデバイスで視聴できます。動画は、ストリーミングまたはVOD(ビデオ・オン・デマンド)形式で配信されます。OTTサービスの種類には、Netflix、Hulu、Amazon Primeなどがあります。マスメディアやネットワークも、Disney+やNBCのPeacockなど、独自のOTTサービスを開始しています。
リニアTVとは、視聴者がTV番組の放送時に、オリジナルのチャンネルで視聴するという従来のシステムです。番組はDVRで録画して後で見ることができます。リニアTVは依然として最大の市場を誇っていますが、TV業界の競争が激化しているため、リーチは細分化されています。
Over-the-top(OTT)デバイスとコネクテッドTV(CTV)デバイスの二つは、TVや動画コンテンツにアクセスするための、非常に人気のある方法ですが、これらは互いに混同されがちです。また、リニアTV(従来のテレビ)を入れると、余計にややこしくなります。ここでは、コネクテッドTV(CTV)、Over-the-top(OTT)、リニアTVの違いを理解して、チームの皆さんが共通理解を持ったうえで広告戦略を立てられるよう、ヒントをお伝えします。
OTTおよびCTV広告では、従来のリニアTV(ケーブル、衛星、アンテナなど)の範囲を超えた視聴者にアプローチできます。これらの新しい視聴者層の中では、「コード・カッター」と呼ばれる、通常のケーブルや衛星放送のサービスを利用しない人たちが増えています。OTTとCTVの視聴者数の増加により、適切なターゲット・オーディエンスと適切なタイミングでエンゲージできるようになりました。また、デジタルのターゲティング精度と、テレビ視聴による影響力の高さを活用し、より効率的な広告が可能となりました。
広告やキャンペーンが成功したかどうかを判断するための、一つの独立したメトリックはありません。全体像を把握するには、複数のメトリックが必要です。測定のために以下を把握しましょう。
リーチ | 広告を見たユーザー数を把握し、1ドル単位で予算を管理しましょう。 |
完了率 | 広告が最初から最後まで視聴された回数を把握しましょう。広告をたまたま見た人の数だけではなく、広告を完全に見終わった人の数をトラッキングすることで、あなたのメッセージがどれだけ人々に届いたか、どれだけ関心を持ってもらえたか、そしてどれだけ共感してもらえたかを、より深く知ることができます。 |
オーディブル率 | 広告の音声が一定時間聞こえたインプレッション数です。 |
可視性スコア | ユーザーが広告を見ることができるかどうかを示すものです。このメトリックは、プラットフォームによって測定方法が異なりますが、通常、広告が数秒間視聴され、画面の50%以上のスペースに表示された場合に、広告の可視性が算出されます。また、画面サイズも重要で、画面が大きいほど可視性スコアが高くなります。そのため、テレビでの広告は通常、モバイルやノートパソコンよりもスコアが高く、視聴者を取り込みやくすなります。 |
属性および属性の追跡 | 視聴者がウェブサイトを訪問したり、アプリをダウンロードしたり、実店舗に行ったりといった意図した行動の完了と結びつけることで、キャンペーンおよび広告のROI(投資利益率)を把握します。 |
広告を1,000回表示するごとに発生する広告費(CPM) | 1,000インプレッションあたりのコストを表しますが、必ずしも可視性の高いインプレッションやユニーク・ビューとは限りません。それよりも、キャンペーンの成功にとってより重要な、視聴完了単価を見るべきでしょう。 |
視聴完了単価 | キャンペーン総コストと完全視聴総数の比率であるという点で、CPMよりも意味があります。 |
メディア購入にデータドリブンな戦略を取り入れ、世帯内のあらゆるスクリーンを介し、適切な顧客にリーチしましょう。データを活用して、TVプランニングやキャンペーンのKPIに沿った独自のオーディエンス戦略を構築しましょう。
安全性を犠牲にすることなく、貴重な動画インベントリを大規模にロック解除し、最も関連性の高いインストリーム動画コンテンツを通じて顧客とのコミュニケーションを図ります。
複数のプラットフォーム上で、誰にどのくらいの頻度でリーチできているかを真に知ることは不可能に思えますが、そんなことはありません。iSpotとMoat Reachのコラボレーションの詳細と、このソリューションがどのように市場のニーズに対応しているかについては、こちらをご覧ください。>
CTVとOTT広告の効果を測定する