オラクルの顧客スポットライト・シリーズ
2022年3月17日木曜日 | Original broadcast
オラクル・レッドブル・レーシングにとって、今回は23の表彰台を獲得し、F1ランキングのトップとなる、近年において最も成功したシーズンとなりました。その勝利の原動力は一体、何なのでしょうか。クラウド内のデータ
Oracle Red Bull Racingは、戦略シミュレーションのワークロードをOracle Cloud Infrastructureに移行することで、目まぐるしい速さで変化するF1の世界において、意思決定に必要なスピードと柔軟性を向上させました。オラクルとのパートナーシップにより、チームはレース当日のシミュレーションにおいてリアルタイムの分析を使用し、ピットストップのタイミングといった重要な決定を下すことができるようになりました。また、データはOracle Red Bull Racingがファンとのつながりを強化する上でも一役買っています。オラクルのテクノロジーを駆使し、チームはOracle Red Bull Racing Paddockというロイヤリティ・プラットフォームを立ち上げ、ファン一人ひとりに対してパーソナライズされた体験を提供できるようになりました。
オラクルは、クラウド技術によって私たちのビジネス上のさまざまな課題を解決するだけでなく、この協業によって革新的なアプローチとソリューションを見つけ出し、私たちのの競争力を維持してくれる素晴らしいパートナーでもあります。クリスチャン・ホーナー OBE氏
Oracle Red Bull Racing チーム・プリンシパル兼CEO
Oracle Red Bull Racingがレース当日のシミュレーションと
Oracle Red Bull Racingのリーダーたちによる30分の対談をご覧ください。オラクルのテクノロジーがどのように同社の競争力強化に寄与しているかを知ることができます。
クリスチャン・ホーナー氏の経営者としてのキャリアは、レーシング・ドライバーとしての成功から始まりました。彼は25歳の時にアーデン・インターナショナル・レース・チームを設立し、短期間で常勝チームとして育て上げました。この成功を受けて、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツ氏から、2005年のレッドブル・レーシング・フォーミュラ・ワン (F1) の設立当時から運営を任され、最年少のF1チーム代表となったのです。以降、現在に至るまで、F1で最も長い歴史を持つチーム・プリンシパルの一人として、チームを5度のドライバーズ・タイトルと4度のコンストラクターズ・タイトルに導き、世界記録を樹立したピットクルーを多数擁しています。
ハンナ・シュミッツ氏は、Oracle Red Bull Racingに13年間所属しており、チームの過去のドライバーズ・チャンピオン、コンストラクターズ・チャンピオンの獲得において不可欠な役割を担ってきました。Oracle Red Bull Racing F1チームのプリンシパル・ストラテジー・エンジニアとして、データ分析は最も重要なものです。彼女の発見を通じて、チームはレース中の決定の最適化や、レース週末中における複数のライバルへの戦略への取組みを学ぶことができます。
ハンナ氏は、重要な決断を迅速に下し、それをチームやドライバーに伝えることが求められています。これは、2019年のブラジルGPで、マックス・フェルスタッペン氏がリードから3回目のピットストップを行うことを決定し、その決定がマックスの勝利につながったことからも明らかです。当時彼女は、チームを代表して表彰台でコンストラクターズ・トロフィーを受け取るよう依頼されるまでにチームに感謝されました。ハンナ氏は、Oracle Red Bull Racingの戦略チームで働くことは、非常にプレッシャーのかかる環境での作業であると認めています。しかし、そのプレッシャーこそが、この仕事のやりがいであり、彼女がこの仕事を愛する理由でもあります。
アンドリュー・サザーランド氏は、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)におけるオラクルのシステムおよびテクノロジー担当のシニア・バイス・プレジデントです。彼は、当該地域全体における、この主要なビジネス領域でのオラクルの市場シェアの拡大責任を担っています。またこの職務において、ビジネス戦略の開発、および当該地域全体におけるオラクルのテクノロジーの提供機能の管理も担っています。また、オラクルの製品開発チームとの対応も担当しています。
アンドリューは、新たなテクノロジーとそれらのビジネス課題への適用について、30年以上の経験を有しています。専門分野は、モバイルおよびインターネット技術を取り入れたソリューションの設計です。1995年にオラクルに入社。BSc、PhD、MBAを取得し、Chartered Engineerの資格を持つ。
その他の情報
1995年にオラクルに入社して以来、サザーランド博士は、最新テクノロジー、特にモバイルとインターネットのソリューションを用いた革新的なビジネス・ソリューションの導入に注力しています。また英国において、1年半にわたり、インターネット・エレクトロニック・コマースと新しいテクノロジーに特化したコンサルティング業務を主導しました。同部門では、オープンなインターネット・ベースのテクノロジーの最先端機能を活用し、競争優位を実現するプロジェクトに従事しました。
オラクルに入社する直前には、聴覚障害者の問題を解決するテクノロジー・ソリューションを提供するハイテク企業を設立しました。同社は、貿易産業省から名誉あるイノベーション賞を受賞しています。
それ以前は、エジンバラ大学付属の研究開発コンサルタント会社において、音声技術研究センターの副所長を務めていました。この間、商業、産業、公共部門におけるプロジェクトの受注に貢献し、その後、開発の管掌を行いました。
1988年には、イギリス初の並列処理の音声認識システムを設計しました。並列処理をベースとしたこのシステムは、リアルタイムで稼働しました。このテクノロジーは、サザーランド博士の監督下で、航空、医療、警察の報告などの分野で応用され、成功を収めました。
サザーランド博士はマルチメディアやビジネスに関する15以上の技術論文を発表しており、百科事典にも掲載されています。エディンバラ大学で電気・電子工学の学士号を首席で取得し、デジタル信号処理の博士号、ヘルスケアにおけるワークフロー分析、革新的な手順の導入においてMBAを取得しました。
クリスチャン・ホーナーは、チームの新しいマシンである#RB18について、規制変更に関する説明や、新しいマシンがレースに出場する以前から行うプランニングと戦略において、データとシミュレーションが果たす重要な役割について語ります。
Oracle Red Bull Racingのチーム・プリンシパル兼CEOであるクリスチャン・ホーナー氏が、レースでの勝利とファン獲得の相互依存関係を語ります。Oracle Red Bull Racingのファンを喜ばせる上で、パーソナライゼーションが鍵であることは明白だと彼は言います。
Oracle Red Bull Racingのチーム・プリンシパル兼CEOであるクリスチャン・ホーナー氏は、エンジニアリングから技術者、若手ドライバー・プログラムに至るまで、レースのあらゆる側面において、草の根レベルでの新しい才能への投資がいかに重要であるかを語っています。
Oracle Red Bull Racingのプリンシパル・ストラテジー・エンジニアである、ハンナ・シュミッツ氏が、ドライバーとエンジニアの関係についてのインサイトを語ります。チームワークと戦略のバランスが、どのように成功に導くかをご確認ください。
Oracle Red Bull Racingのプリンシパル・ストラテジー・エンジニアであるハンナ・シュミッツ氏が、レースにおいてなぜデータが重要な鍵を握るのかを説明します。チャンピオンシップ・シーズンにおいて、高速かつ信頼性の高い正確なデータが不可欠な理由をご覧ください。
Oracle Red Bull Racingのプリンシパル・ストラテジー・エンジニアであるハンナ・シュミッツ氏が、多様性がレーシング・チームをどのように強化するかを語ります。