多くの人々にとって、大きなスポーツイベントや音楽イベントに最後に出かけてから1年近くが経過しています。コロナ禍が世界中の生活に影響を与え続けているため、引き続き注意を怠ることはできません。しかし、オラクルによる新しい調査では、スタジアムやアリーナへの復帰を一般の人々が切望していることがわかりました。
かつてライブ・イベントに参加していた人の82%がその体験を惜しんでいると答え、スタジアムでの食事を懐かしむ人は85%という驚異的な割合に達しています。
よいニュースは、消費者がライブイベントの復活にこれまで以上に前向きであることです。現在、4分の1以上の人が、可能になったらすぐにライブ・イベントに参加すると答えています。これは昨年と比較して大幅な改善であり、消費者の信頼度がプラスに転じていることを示しています。
ライブ・イベントへの復帰への姿勢には、年齢が大きな影響を与えます。すべての年齢層の中で、ベビー・ブーム世代はライブ・イベントにすぐ復帰する可能性が最も低く、50%近くが当面の間控えると答えています。また、回答者の半数以上が、大規模な集会が再び安全であると判断された場合でも、ソーシャル・ディスタンスの措置が維持されることを望んでいます。
オラクルの新しい調査によると、ファンは事前に旅行計画を立てられる360度のデジタル体験の提供をスタジアムに期待しています。ファンにセルフサービス・オプションを提供することで、参加者が自分の体験をコントロールできるようになり、イベントそのものを超えた持続的な効果が生まれます。これは来年のスタジアム観客動員率アップに大きな役割を果たすことになります。
顧客がスタジアムに足を踏み入れる前に、コネクテッド・エクスペリエンスを作り出しましょう。イベント前の計画からライブで試合を楽しむところまで、取り組みのステップは、テクノロジー・スタック全体で一貫している必要があります。
顧客に復帰する心積もりができているとしても、多くの人は臨機応変な行動が苦手であり、当日のストレスを軽減するために、事前に旅程や体験を計画できることを望んでいます。オラクルの調査によれば、旅行の計画、売店の事前注文など、顧客は複数の選択肢があることを期待します。
このような不確実性の時代では、顧客は利便性を求めています。スタジアムの所有者は、セルフサービス・キオスクやスタジアム売店でのモバイル支払など、訪問者がVIPのような気分になれるテクノロジーに投資する大きなチャンスです。こうしたプレミアムな体験を提供することで、人々は自分にとって理想的なスタジアム体験を自由に創造できるようになり、ファンに自分なりの方法で試合当日を楽しんでもらえます。
ソーシャル・ディスタンスの習慣はすぐには消えません。多くのファンは、復帰後もこうしたニュー・ノーマルが有効であることを期待しています。オラクルの調査によると、ファンは列に並ぶことなく座席に直接食べ物を届けてくれるなら、もっとお金を払ってもいいと思っています。今こそ、訪問者に「コントロールしている」と感じてもらえるテクノロジーに投資する時です。
来年は、大群衆との密接な接触を避けることがファンにとって最優先事項となります。ピーク時間や混雑を避けたい顧客は、食事やレジャーの選択肢が増えることを望むでしょう。
交通の要所にあるバーやレストランとパートナー・ネットワークを構築することは、さらなる収益源を生み出す鍵となります。
この1年は挑戦の年でしたが、ニュー・ノーマルのおかげで、可能性が広がっています。ドローン配達、試合日パッケージなどに関心を示す声が多く聞かれました。1つ確かなのは、スポーツの未来がどうなるのかについてファンが強く期待しているということです。
マーケティングおよび成長コンサルティングを手掛けるUntoldが実施した独自調査。
オラクルのソリューション・エンジニアが、最適なファン・ジャーニーの設計と、それを実現するためのテクノロジー・スタックの構築を支援します。