スタッフの不足によりサービスに影響が出たため、ファンは急速にノスタルジアと決別して、デジタルの未来を受け入れ始めています。そこではスタジアムは訪問場所にとどまらず、没入型のセルフガイドツアーとなります。
ライブ・イベントへの復帰は、施設経営者に取って歓迎すべき進展であるとともに、大きな課題でもあります。
ファンは、スタジアムやアリーナの運営者は、セルフサービスを採用し、人的対応への依存度を減らした体験を提供する必要があることを示しています。今回初めて、出席者のうち半数を超える人々が、ライブのスタジアムイベント中ではスタッフとやり取りするよりもスタジアム・テクノロジーを使用したいと考えており、70%の人々は将来的にサービス業務がデジタル・ソリューションに置き換わっても構わないと考えています。
ファンは、再び対面のライブ・イベントのスリルを味わいたいと思っていますが、ゲーム前後にはその体験にエフォートレスなデジタル・エンゲージメントが取り入れられることを期待しています。ここに、イベント運営者がスタジアム・ジャーニー全体で付加価値を生み出す大きな機会が生まれます。
64%
メタバースでお気に入りのチームと関わり合えたら素晴らしいと思う。
38%
自分の機器でスポーツ統計データを見るのが好きだ。
63%
ロボットのレフェリーや審判の導入は賛成または気にならない
スポーツファンは、快適な自宅で観戦することを選んだとしても、パーソナライズされたプロモーションを受けて、スタジアムブランドの食べ物や飲み物を手にした試合当日の楽しみを高めたいのです。
また、ファンが対面のイベントに参加するときは、その日のライブ部分に加え、イベント前後のデジタルコンテンツで、丸一日多面的に楽しみたいと強く思っています。
57%
ゲーム前にパートナーレストランでお金を払って経験を徹底的に楽しんだり、ゲーム後に自分の端末でゲーム後の限定コンテンツを買ったりしたい。
50%
メタバースでバーチャル・クラウドの一員として参加し、チームのサポートや他のファンとの交流をしたい。
スタジアム訪問者は、両方の世界共に最高のものを求めています。彼らは、ライブの対面視聴という興奮を求める一方で、快適な自宅と同様の便利さも味わいたいと思っています。スタジアムに入る前から楽しみが始まり、スタジアムを出た後もそれが続いて欲しいのです。
その答えは明白です。没入感のあるシームレスなサービスを提供し、本当に重要なこと、つまり楽しい時間を過ごすことにファンが集中できるようにするのです。
これを実現する鍵は、経験のあらゆる側面を考慮し、オファーやコンテンツを各ユーザーに合わせられる統合プラットフォームを通じてファン・データを活用することです。真に統合されたプラットフォームを使えば、誰が何を消費するを予測でき、入場者の列を途絶えさせず、客席を埋め続け、なおかつ観客を満足させられます。
独自調査:スポーツおよびエンターテインメントの消費者トレンド
オラクルのソリューション・エンジニアが、最適なファン・ジャーニーの設計と、それを実現するためのテクノロジー・スタックの構築を支援します。