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急上昇中の質問

Rodger SmithがFlux Capacitorで「未来に戻る(Back to the future)」

「あなたは毎日外に出て、お客様から仕事を取ってこなければならないのです」

- Rodger Smith

 

Flux Capacitor

 

Oracle Utilitiesで上級副社長と統括マネージャーを兼務するRodger Smith氏は、Canadian Electricity Association(カナダ電気協会)の会長兼CEOであるFrancis Bradley氏が行うインタビューに招かれました。その内容は、Bradley氏のFlux Capacitor Podcast(ポッドキャスト)で配信されました。本稿は、2019年11月にポッドキャストで配信された内容を編集したものです。

FB:(Francis Bradley氏、以下同様)Oracle Utilitiesとその事業内容について少し教えていただけますでしょうか。

RS:(Rodger Smith氏、以下同様)はい、分かりました。私たちの事業は、間違いなくグローバル ビジネスです。公益事業者が事業を運営している至る所で使われているソフトウェアを提供しています。発電所から送電、配電を経由して最終的にお客様に電気が届けられ、さらに顧客サービスを提供するネットワーク管理へと至ります。私たちは、世界中で最も幅広く、誰もが利用できるプラットフォームを持っています。また、電気、水道、ガスも提供しています。私たちはOracle内の組織ですが、別の事業なのです。そして、私たちがユニークなのは、内部に開発者、営業部隊、独自の導入チームを持っていることです。Oracle社内にありながら、ほとんど別会社のように損益計算を行っています。Oracleは同じような事業を9つほど持っています。その中でOracle Utilitiesは最初に開発された事業の1つであり、最も長い間取り組んできた事業です。

私たちには、公益産業の問題を解決するのに必要なグローバル リソースを豊富に持っています。そして、興味深い課題もたくさんあります。

FB:市場獲得の状況はいかがでしょうか?北米における公益事業者の上位50社の中で、Oracle Utilitiesの顧客は何社くらいですか?

RS:上位20社の20社すべてがOracleのお客様です。これは当社の誇りですね。世界の顧客数は約1,000社です。私たちは幅広いソリューションを持っていますので、必然的にライバルも多くなります。Siemens、SAP、GE、IBMなどが競争相手です。関心の高いビジネスですし、ポートフォリオも幅広いので、競合他社も幅広いわけです。トップ20社のすべて、そしてトップ100社の大半が当社の顧客であることから、当社が事実上トップ企業だと思いますし、それを誇りに思っています。私たちは、世界中で、本当に強い顧客基盤を持っています。

FB:公益業界に携わって来られて長いと思いますが、この業界で起こった最も大きな変化について、いくつかお話しいただけませんか。

RS:私はこの業界に30年以上も身を置いていますが、現在、最も劇的な変化を経験していると思います。その変化の多くは、Oracle Utilitiesでデータ処理した結果を活用して推進されているものなのです。このビジネスは常に変化し続けています。以前は、独立電力への移行や、エネルギー効率の問題がありました。現在、私たちは同様な経験をしています。業界がまた細分化され、発電の領域を出発点に、再生可能という方向への技術革新が起こりました。しかしながら、そんな業界側の技術革新でさえ見劣りしてしまうような大きな変革が、お客様の側で起こっています。

率直に言って、まあ、精神的に言えば、ということですが、完全にすべての公益事業に関係していることなのかどうかは確信がありません。私たちの経験の範囲内でお話しするなら、お客様は他分野のサービスを提供する会社に求めるように、公益事業者に対しても以前より多くのことを求めるようになっています。お客様と公益事業者との関係性が劇的に変わるのです。違う配電システムを使うようになっていることもあるでしょうし、ただ公益事業者により多くのサービスを求めるだけのこともあるでしょう。この顧客中心の変化には注目しなければなりません。

その理由は、これがデータ主導の変化であり、顧客の思考プロセスでもあるためです。あらゆるものがデータ主導型になりつつあります。これは、巨額の資本を投入できる大企業から始まっています。話を身近な話題に例えてみましょう。電力は食料品店における牛乳に相当するのではないかと思っています。食料品店において儲けの出ない特売品を売りたい場合にはどうしたらいいでしょうか。それなら酪農業者に尋ねればいいでしょう。しかしながら、公益事業においては状況が大きく異なります。膨大なリソースを持ち、莫大な価値も持っているけれども、それらをまだ十分に顧客に提供できていないと考えている大企業によって業界が支えられています。

私たちは公益事業の最前線にいて、今後の対応を決定しなければいけません。「ここで攻撃的に打って出るのか」、それとも、古い表現になりますが「野蛮な来訪者」、その野蛮な来訪者に(単なる商品ビジネスとして)電力を売るだけにするのか、の選択を迫られています。

FB:公益事業者としては、どう対応すべきなのでしょうか?

RS:率直に言えば、あなたは決して自分の顧客を手放さないと思うのです。あなたは毎日外に出て、お客様から仕事を取ってこなければなりません。競合他社よりも6か月先行しているなら、私は勝利宣言するでしょう。私は毎晩、当社の製品にはもっと何か別のやり方にすべきところはないだろうかと、頭を悩ましています。プライス ポイントはどこなのか、それらの製品は市場でどのように位置付けられているのか。互いにまったく異なるビジネスではありますが、最も重要なのは顧客を持つことである点は共通しています。公益事業者は、以前は考えもしなかったサービスを、顧客が本当の意味で評価してくれるような方法で提供することで、従来考えていたよりもはるかに多く収益を上げる方法を持っていることになると思います。

世界中の顧客が地元の公益事業者を本当に気に入って信頼しているというのは良いことです。電力小売が開かれないのは、顧客がより多くのサービスを望んでいないからではなく、地元の公益事業者を信頼していて、他の電力小売業者に変更することを望んでいないからです。さらに、小売業者は、電力使用量あたりの価格設定に必要な知識を持たないため、このビジネスで収益を上げることができないのです。効率的な経営が可能なら、目的地まではもう残りわずかです。

私たちには、お客様のために新しい何かを提供できるたくさんのチャンスがあります。私はわがままですので敢えて申し上げますが、公益事業者にも同様に考えて欲しいと思っています。そして、私たちの顧客であり続けて欲しいと思います。もちろん、電力販売以外の商売を始めるわけではありません。私たちは、お客様がこのビジネスを継続し、当社のお客様であり続けていただくために、お客様が違う考え方を持つお手伝いをしているのです。この変化を推し進める力がとても強いのです。それが、顧客側で始まっているこの変革が、かつて私が経験した何よりも私の気を揉ませる理由です。

FB:そのような変革でOracle Utilitiesはどのような影響を受け、あなたはいつも何に留意しておられるのですか?

RS:以前は、業界に関する話をするときには、課金システム、運用技術、アセット テクノロジーなどを個別に、連携を無視して単独に考えていましたが、実際にはひとかたまりであるものなのです。それぞれを個別に語ることには意味がなくなります。顧客は、各所から届く同じデータに関心があるからです。データは連続するメビウスの輪で、その一つの連続的な流れを形成するデータを統合するソリューションを構築する必要があります。その際、データのセキュリティについてよく考える必要がありますが、相互接続はさらに重要なポイントとなります。

ソリューションの実現に必要な要素の一つはクラウドです。ソリューションを統合するだけでなく、クラウド上に実装することが重要です。それにより、公益事業者ではなく、当社が責任を持ってアプリケーションの更新を行えるようになります。セキュリティは重要ですが、中でもアプリケーションのセキュリティは重要です。セキュリティ関連の作業は、自社のビジネスを推進するのとはまったく異なる仕事です。多くの公益事業者はOracleのようなITを専門的に行う企業ではないため、そこで困り果ててしまう可能性があります。 クラウド上ではセキュリティが確保され、いつも最新のアプリケーションが提供されていますが、何より重要なことは、膨大なデータ量に対応できる点です。利用する全システムのメンテナンスに要する時間が短縮されるので、公益事業者はイノベーションのためにより多くの時間を使えるようになります。

FB:変革ということを考える場合、Oracle Utilitiesでは何を考えていますか?

RS:テクノロジー面の話をする前にお話ししたいのは、私の最大の関心事である文化のことです。公益事業者は、自身のビジネスプロセスについて考え、そのビジネスプロセスが顧客との間での相互作用について考える必要があります。公益事業では、事業運営方法に関する課題の方が、技術面の課題よりも大きい問題です。変革に対応するために文化レベルで求められる課題は大きく、その影響を過小評価してはならないと考えています。

ビジネスプロセスに順応する必要がありますので、文化的な課題は非常に大きいのです。

コアプラットフォームを取り巻く二つの基本領域でイノベーションを推進しています。一つは、メーターの向こう側にいるお客様に何が起こるかについてです。課金システムが大きく変わるけれども、どのサービスを販売したいのか? 電力使用量に応じた料金を請求するだけか?お客様の考えることはもっと違うと思います。 もう一つは、グリッドの末端部で何が起こるのか、という点です。分散型エネルギー・リソースを使用して、以前よりもはるかに多くのノードをリアルタイムで管理することになるのです。将来の停電管理は、現在とは別物になると予想されます。

FB:すべてが実現された公益業界、というゴールにはどのくらい近づきましたか?そこに到達するためにカギとなる技術の進歩は何ですか?

RS:正直なところ、現時点ではゴールの近くにいるとは言えません。カリフォルニア州やニューヨーク州などの公益事業者はかなり進んでいます。その他の州の進捗は緩やかで、規制当局や顧客によって後押しされている形です。ヨーロッパの一部の公益事業者は、これらについて広範囲に考えています。正直に言って、目標を達成した会社はまだありません。近づいている会社もありますが、世界的に見ても達成した会社はありません。

目標達成に寄与すると思われるテクノロジーはいくつかあります。最初に挙げられるのは分析テクノロジーです。当社のアプローチは、アプリケーション層での分析構築です。分析機能のほとんどはアプリケーションに組み込まれており、エンド ユーザーからは見えません。この分析機能を使えば、トラックを運転しているときや、カスタマー サービスを担当している場合に、お客様により良いサービスを提供したり、タスクをより適切に実行したりするのに役立ちます。分析機能はアプリケーションに組み込まれているので、決して表には現れませんが、仕事の遂行を助けてくれています。工場でのメンテナンスをより効果的に行うのにも役立ちます。機械学習のレイヤーを追加し、人工知能から得られる結果によって、より効率的な公益事業の推進に役立つ、驚くほど効果的なツールとなります。

先ほど、クラウドについてお話しましたが、クラウドは成功への大きな鍵となるでしょう。クラウドは、膨大なデータを処理するための方法です。とてもコスト効率の良い方法です。クラウドを利用することにより、すべてのアプリケーションに対してパッチを発行し、スピードを維持し、セキュリティ的に最適な状態を維持できる上、公益事業者が自ら実施するのよりも短時間かつ安価になります。

最後はモノのインターネット(IoT)です。相互に接続されたネットワークによって、どのようにしてエネルギーや電力の商業的な取引や交換が可能になるのか、という部分に関心があります。私はブロックチェーンという用語は使われすぎだと思うので、あまり使うことはないのですが、IoTにはブロックチェーンのような働きがあり、顧客はエネルギー取引を行い、公益事業者がファシリテーターとなってネットワークを運用します。

詳細については、Oracle Utilities をクリックしてください

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