ワールド・チャンピオン獲得のF1チームが新マシンと新チーム名「Oracle Red Bull Racing」を発表
チームは「Oracle Cloud Infrastructure」の利用を拡大、レース戦略、エンジン開発、およびRed Bull Advanced Technologiesのプロジェクトをさらに向上
Red Bull Racing Paddockに新機能を追加し、興奮を高め、ファンとのつながりを強化
新たなゲーム・パートナーシップ「Oracle Red Bull Racing Esports」を発表
テキサス州オースティン、英国ミルトンキーンズ —2022年2月10日(本資料は米国2022年2月9日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
オラクルとRed Bull Racingは、パートナーシップを強化し、新しいチーム名「Oracle Red Bull Racing」と、来シーズンの新マシン「RB18」を発表しました。昨年のドライバーズ・チャンピオンの獲得を受けて、2022年シーズンでは、アナリティクスに基づくレース戦略、最適化されたエンジン開発、AIと機械学習を活用したドライバー・トレーニング、ニーズに合わせた観戦体験など、チームの最も重要な分野で、「Oracle Cloud」の利用を拡大していきます。
Oracle Red Bull Racingのチーム・プリンシパル兼CEOであるクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)氏は次のように述べています。「『Oracle Cloud』により、マックス・フェルスタッペンが2021年のドライバーズ・チャンピオンを獲得したレース当日の決断が可能になりました。チャンスを素早く発見して対応することは、サーキット内外でのチームの成功に重要であり、オラクルはその取り組みに不可欠です。チームのパフォーマンスのすべての要素は、データ分析によってもたらされます。オラクルをタイトル・パートナーに迎えたことは、オラクルの専門知識と真の競争優位性を提供する能力に対する信頼を示すものです。」
昨シーズンのチャンピオンシップでは「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を活用し、シミュレーションの回数を1,000倍に増やして予測と意思決定の精度を高めました。さらに、シミュレーションの速度を10倍に高めたことで、レース戦略担当者が正しい判断を下すための時間を確保することができました。同じく重要なことに、OCIは何十億ものシミュレーションにかかるコストを大幅に削減し、F1の厳しい支出規制の下で勝利するために不可欠となる、コース上でのパフォーマンスをコスト効率よく向上させることに成功しました。
今シーズン、「Oracle Red Bull Racing」チームはOCIで分析するデータの量と種類を増やし、シミュレーションの実行速度を向上させることで、表彰台に上るための戦術をより正確に予測できるようになります。
「Oracle Red Bull Racing」は、コース上での革新的な取り組みとともに、世界中のファンに卓越した体験を提供していきます。昨シーズン、オラクルとRed Bull Racingは、世界中のファンにF1の興奮をお届けするために、OCIを利用した世界初のファン・ロイヤリティ・プラットフォームであるThe Red Bull Racing Paddockを開始しました。The Paddockの開始以来、Red Bull Racingでは、会員登録数が9倍以上に増加しました。登録したファンは、何千もの質問をチームに送信したり、35,000のデジタル・リワードを利用したりするなど、ファンとチームとの直接的なコミュニケーションにより、優れたエンゲージメントを生み出しています。2022年、「Oracle Red Bull Racing」は、ユーザー生成コンテンツの作成機能を含む新しい機能や性能を取り入れ、ファンにさらに深いパーソナライゼーションを提供していきます。
Oracle Red Bull Racingのチーフ・マーケティング・オフィサーであるオリバー・ヒューズ(Oliver Hughes)氏は次のように述べています。「世界最大級のクラウド・テクノロジー企業であるオラクルがタイトル・パートナーとして参加することで、Red Bull Racingがトラック上の技術面における競争をリードすることに大きな自信を示すことができるだけでなく、我々のマーケティング戦略の中核をなすファン・エンゲージメントの熱意を推進することにもつながります。我々は、F1における競争のジャーニーにファンを導き、レース活動の中心に据えたいと考えています。オラクルの世界クラスのイノベーションとテクノロジーは、その目標を達成するのに貢献するでしょう。」
オラクルのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・マーケティング・オフィサーであるアリエル・ケルマン(Ariel Kelman)は次のように述べています。「Red Bull Racingは、他のどのF1チームよりも積極的にテクノロジーを活用して優位に立ち、その成果を上げています。このパートナーシップへのコミットメントは、OCIがレース当日の戦略的武器であり、スポーツ界で最もエキサイティングなファン体験の創造に貢献し、F1の未来を決定づけることができるという我々の信念を反映したものです。『Oracle Red Bull Racing』は、世界で最も先進的で革新的なF1チームであり、これからもそうあり続けるでしょう。」
OCI、エンジン開発、ドライバー・トレーニング、Esports Teamを支援
オラクルは、Red Bull Powertrains社と協力して、2026年にデビューする予定の次世代F1エンジンの開発に取り組んでおり、Red Bull Racingは、現在F1にエンジンを供給している4つのメーカーのうちの1つとなります。Red Bull Powertrains社は今後、OCIを使用して新しいエンジンの燃焼室のモデリングを最適化し、コストを削減しながら成果を上げていきます。
また、Red Bull Advanced Technologiesとオラクルは、次世代のワールドクラスのドライバーの育成を支援するために提携します。AIと機械学習を応用したプロジェクトを通じて、Red Bullのジュニア・ドライバーは、データがどのように自身のドライビング・スタイルに関する情報を提供し、微調整することでラップタイムを短縮できるかについて理解を深めます。
「Oracle Red Bull Racing Esports」は、世界で最も急速に成長しているスポーツ産業の一つであるeスポーツにおけるパートナーシップを進化させます。このチームは、現実の世界と同様に、OCIの分析機能を利用して、車のセットアップを最適化し、レース戦略を改善し、ドライバーにトレーニングを提供して、どんな仮想コースでも、どんな天候でも、常に理想的なラップタイムを記録できるようにします。
2022年のF1シーズンは、3月18日~20日にバーレーンで開催されるガルフ・エア・バーレーン・グランプリで開幕します。
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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