Press Release

オラクル、高いスケーラビリティと可用性を提供し、データ主権要件対応を支援

AIと機械学習を搭載したOracle Globally Distributed Autonomous Databaseで、複雑な運用とコストを軽減

テキサス州オースティン 2024年3月5日
Oracle Globally Distributed Autonomous Database

(本資料は2024年3月4日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、「 Oracle Globally Distributed Autonomous Database」の提供を開始したことを発表しました。オラクルの実績あるシャーディング技術を基盤に構築され、「Oracle Autonomous Database」の利点を提供すると同時に、データ分散および配置ポリシーに沿ったお客様による制御を可能にします。これにより組織は、アプリケーションに対して透過的に、世界中の多くの物理的な場所にデータを自動的に分散して格納することができます。お客様は、高いレベルでのスケーラビリティと可用性の実現やデータ主権要件への対応が可能となり、自律型運用や大幅なコスト削減のメリットを享受できます。

多数の機能を備えたコンバージド(統合型)データベースである「Globally Distributed Autonomous Database」は、ミッションクリティカルなアプリケーション向けの分散データベースの開発と利用を簡素化し、事実上あらゆるデータ型、ワークロード、プログラミング形式を大規模にサポートします。既存のSQLアプリケーションを書き換えることなく、分散データベースを使用することができます。「Oracle Globally Distributed Autonomous Database」は、他の分散データベースと比較し、各アプリケーションのニーズを満たすための多くのデータ分散、レプリケーション、およびデプロイの方法をサポートしています。

オラクルのミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は次のように述べています。「グローバル展開をしている企業は、大陸や国によって異なるデータ主権、規模、および可用性に関し、個別のアプリケーション要件を抱えています。このような要件には、グローバル分散をサポートするミッションクリティカルな分散データベース・アーキテクチャによって対応することができます。新しい『Globally Distributed Autonomous Database』はこれらのニーズに対応し、お客様はサーバーレスで、弾力性に優れた自動スケーリングのアーキテクチャを活用することで、コストを劇的に削減することができます。コンバージド・データベース機能を備えた新しい『Globally Distributed Autonomous Database』は、世界で最もシンプルで機能的、かつミッションクリティカルな分散データベース・クラウド・サービスとなっています。」

分散データベースは、複数の拠点に多数のサーバーの導入を伴うため、導入と管理が困難になりがちです。「Globally Distributed Autonomous Database」は、「Autonomous Database」のAIと機械学習(ML)による自動化をデータ分散とシャード管理の自動化にまで拡げ、このような複雑さを解消します。管理者は、分散データベースをシンプルに1つの論理データベースとして管理し、自動化されたプロビジョニング、チューニング、スケーリング、パッチ適用、セキュリティ機能を活用することで、時間のかかる手作業や潜在的なエラーを回避することができます。さらに、個々のシャードごとにデータベースのスケーリングを自動化することで、需要に応じてリソースを増減し、消費量とコストを最小限に抑えることができます。

Oracle Databaseのその他の拡張機能

オラクルのテクノロジー・スタック全体にわたる生成AIの統合により、開発者は、「Autonomous Database Select AI」などの新しいツールを利用でき、アプリケーションにAIとMLを統合するのに役立ちます。「Select AI」は、大規模言語モデル(LLM)を使用して、会話スレッドの自然言語の質問をSQLクエリに変換します。「Globally Distributed Autonomous Database」では、SQLクエリが自動的に適切な国またはシャードにルーティングされ、回答が生成されます。さらに、Raftクォーラム・ベースのコンセンサス・レプリケーションを備えた「Oracle Database 23c」は、データ損失ゼロかつ3秒以下の自動アプリケーション・フェイルオーバーを提供します。この機能、検索拡張生成(RAG)を統合した「AI Vector Search」は、今後提供開始を予定しています。

お客様とアナリストの見解

Munich Re HealthTechのチーフ・デリバリー・オフィサーであるBilal Ramadan氏は次のように述べています。「『Oracle Globally Distributed Database』では、アプリケーション・ユーザーに対して透過的に、さまざまな国へのデータの分散が自動化されることで、非常に経済的な方法で、データ・レジデンシーの規制に準拠することができます。」

IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるCarl Olofson氏は次のように述べています。「多くのデータベース・システムは、ユーザーが複数のデータベースにまたがるデータセットを管理し、場合によっては分散データベース機能を実現するために、1つまたはもう1つのシャーディング技術を備えています。これは通常、アプリケーション開発者に大きな負担を強いることになり、シャードの更新を、データの競合や非論理的なデータの組み合わせを避けるよう分離し、オーケストレーションするコードを記述する必要に迫られます。シャーディングに対するオラクルのアプローチでは、これらの問題がすべて回避でき、アプリケーションはデータベースと透過的かつ信頼性の高い方法でやり取りできます。さらに、オラクルの実績あるRACクラスタリング技術をこの分散データベース・アプローチに拡張することで、管理や開発が容易な豊富で多様なデータ分散モデル、レプリケーション方法、およびシャード導入オプションが提供可能になり、Oracle Databaseで顧客固有の要件に対応できるようになります。これらの機能を組み合わせることで、オラクルは分散データベースの分野においてキー・プレーヤーとなるでしょう。」

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