Press Release

オラクル、Cernerを買収

テキサス州オースティン、ミズーリ州カンザス・シティ 2021年12月28日

(本資料は米国2021年12月20日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクル・コーポレーションとCernerは、1株当たり95ドル、株式価値にして約283億ドルでの全額現金による公開買付けを通じて、オラクルがCernerを買収することに合意したことを共同で発表しました。Cernerは、病院や医療システムで使用されるデジタル情報システムの大手プロバイダであり、医療従事者による個々の患者やコミュニティに対するより良い医療の提供を支援しています。

オラクルの会長兼CTOであるラリー・エリソンは、次のように述べています。「Cernerとオラクルが協力することで、医療従事者が優れた情報を取得しより良い治療を決めることで、医療提供を変革し、患者の予後をより良いものにすることができるのです。またこの買収を通じてオラクルの企業としてのミッションは、長時間労働を強いられている医療従事者に対して、ハンズフリーの音声インターフェースを介して、セキュアなクラウド・アプリケーションへのアクセスや、使いやすい新世代のデジタル・ツールを提供する、といった点まで拡大します。この新世代の医療情報システムは、医療従事者の負担軽減、患者のプライバシーと予後の改善、医療費全体の削減を実現します。」

オラクルのCEOであるサフラ・キャッツは、次のように述べています。「この買収は、買収完了後の最初の通期で非GAAPベースのオラクルの収益に直ちに貢献し、第2会計年度以降ではさらに大きく貢献すると見込んでいます。ヘルスケア業界は昨年、米国だけでも3兆8,000億ドルの市場規模があり、世界最大かつ最も重要な特定業界向けソフトウェア市場です。またオラクルの収益成長率は今年時点ですでに増加しています。世界各国に事業を展開することで、Cernerは今後長期にわたり、さらなる大きな収益成長の柱となることでしょう。これは、オラクルがNetSuiteを買収したときに採用した成長戦略とまったく同じものとなります。ただし、Cernerの収益機会はさらに大きくなります。」

Cernerのプレジデント兼チーフ・エグゼクティブ・オフィサーのデイビッド・ファインバーグ(David Feinberg)氏は次のように述べています。「Cernerは、医療サービスのデジタル化を支援するリーダー的存在です。そして今、適切なタイミングで適切な医療従事者に情報を届ける治療提供ツールによって、その業務の真の約束を実現する時が来ました。今回オラクルのIndustry Business Unitとして参画することは、これまで前例のなかった機会が創出されると考えます。具体的には、電子カルテ(EHR)のモダナイゼーション、医療従事者のエクスペリエンスの向上、より連携された、質の高い、効率的な患者へのケアを実現するための取り組みの加速などが挙げられます。また、オラクルが私たちのコミュニティのプレゼンス維持・向上に向けて、カンザス・シティを含むコミュニティに対して尽力してくれることも、非常に期待しています。」

オラクルのバーティカル・インダストリー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるマイク・シシリアは次のように述べています。「『Oracle Autonomous Database』、ローコード開発ツール、および音声デジタル・アシスタントのユーザー・インターフェースにより、Cernerのシステムを迅速にモダナイズし、当社のGen2 Cloudに移行することができます。また、Cerner最大の業務システムと最も重要な臨床システムは、すでに『Oracle Database』上で稼働しているため、この移行は非常に迅速に実現することが可能です。そのため、この点での変更作業は不要となります。変更となるのは、ユーザー・インターフェースです。オラクルのハンズフリー の音声デジタル・アシスタントをCernerの臨床システムの主要なインターフェースとすることで、Cernerのシステムをより簡単に習得し使用できるようにします。これにより、医療従事者はコンピューターのキーボードに入力する時間を減らし、患者のケアにより多くの時間を割くことができるようになります。」

発表のハイライト

1株当たり95.00ドル(約283億ドル)の全額現金による公開買付けは、オラクルの収益に直ちに貢献するものです。

  • 決算後の最初の会計年度では非GAAPベースでオラクルの収益に貢献し、第2会計年度以降には収益に大幅に貢献します。
  • オラクルがCernerの事業を世界中の多くの国に拡大することで、Cernerはオラクルにとって今後長期にわたって収益拡大の大きな原動力となる見込みです。
  • 本取引は2022年暦年中に完了する予定です。本取引の完了は、特定の規制当局の承認を受けること、およびCernerの株主がCernerの発行済株式の過半数を公開買付けに入札することを含むその他の完了条件を満たすことが条件となります。
  • オラクルの投資適格の格付けは維持されることが予想されます。

オラクルは、最大の業界を支援する重要なエクスペリエンスを提供します。

  • オラクルは、世界最大の業界における顧客のコア業務を実行する業界別ソリューションを提供しています。
  • 現在オラクルが対象としている業界には、金融サービス、通信、公益事業、医薬品、ホスピタリティ、小売、食品&飲料、建設&エンジニアリング、製造、政府機関などがあります。
  • またオラクルは、最高クラスのクラウド・インフラストラクチャを提供することでデジタル化を推進し、これらの重要な業界部門におけるIT総コストの大幅な削減を実現しています。

Cernerは、ヘルスケア向けIT業界のリーダーであり、オラクルの事業を補完します。

  • Cernerは、病院内で使用されるデジタル情報システムの大手プロバイダであり、医療従事者向けに個々の患者やコミュニティへのより良い医療の提供を支援しています。
  • Cernerは、電子カルテのモダナイゼーション、医療従事者のエクスペリエンスの向上、臨床および管理ワークフローの合理化と自動化において、40年以上の実績を有しています。

オラクルとCernerはともに、顧客の投資を保護し、ヘルスケアを変革していきます。

  • Mayo Clinicの最近の調査によると1、医師は患者との対面診療に1時間費やすごとに、EHRとデスクワークに1~2時間費やし、さらにEHR関連業務に追加で1~2時間の個人的な時間を費やしていることが明らかになっています。
  • Cernerとオラクルが協力することで、これらの問題に対処し、医療従事者に優れた情報を提供することで医療提供を変革することができます。これにより、より良い治療の意思決定と患者の予後向上を実現します。
  • Cernerに対する顧客の投資もこの組み合わせによって保護されます。よりモダナイズされ、連携しやすいテクノロジーが利用できるようになるにつれて、その価値は高まっていきます。
  • オラクルのリソース、インフラ、クラウド機能を活用することで、Cernerは製品とテクノロジーの開発ペースを加速させ、より連携された、質の高い、効率的なケアを実現することができます。
  • オラクルは、ユーザビリティと音声対応のユーザー・インターフェースに重点を置くことで、医療従事者がシステムに対応する時間を大幅に短縮し、患者に直接ケアする時間を増やすことができます。
  • クラウド、AI、機械学習(ML)などのオラクルの最新テクノロジーをお客様が活用し、患者や医療従事者にとってよりアクセスしやすく、セキュアで、効率的かつ効果的なケアを実現するという大きな機会があります。
  • Oracle Gen2 Cloud上で稼働するCernerのシステムは、24時間365日利用可能です。ゴールは、医療環境における計画外のダウンタイムをゼロにすることです。
  • オラクルのデータベース上で稼働するCernerのシステムでは、特別に承認された医療従事者のみが患者データにアクセスすることができます。システムを運用するIT担当者は、患者のデータを見ることができないようになっています。
  • オラクルとCernerは、健康情報管理の継続とその強化に取り組んでおり、これはオラクルのグローバルな運用インフラストラクチャによって強化される予定です。

Cernerは、オラクルにおける独立したIndustry Business Unitとして編成されます。

  • Cernerは、オラクルがヘルスケア領域を強化するための重要な資産となり、両社はともに世界中の個人とコミュニティのために医療を向上させていきます。
  • オラクルは、カンザス・シティ地域を含むCernerのコミュニティにおけるプレゼンスを維持、強化するだけでなく、オラクルのグローバルなフットプリントを活用して新たな地域に対しても、より迅速に進出することを想定しています。

参考資料

1Melnick, E.R; Dyrbye, L.N., Sinsky, C. A. et al.
The Association Between Perceived Electronic Health Record Usability and Professional Burnout Among US Physicians.
Mayo Clinic Proceedings Vol. 95, Issue 3, P476-487 March 1, 2020

Contact Info

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

Cernerについて

Cernerのヘルス・テクノロジーは、世界中の何千もの契約プロバイダ施設で人と情報システムを繋ぎ、個人とコミュニティに向けてスマートでより良いケアを実現しています。サーナーは、その革新性で世界的に認められており、臨床医によるケアの意思決定を支援し、組織による集団の健康管理をサポートしています。また、日々の収益機能や、臨床、財務、業務のニーズにフォーカスした幅広いサービスを管理する、連携された臨床および財務エコシステムも提供しています。詳細については、 Cerner.comをご覧ください。

商標

Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

Cautionary Statement Regarding Forward-Looking Statements

This document contains certain forward-looking statements about Oracle and Cerner, including statements that involve risks and uncertainties concerning Oracle’s proposed acquisition of Cerner, anticipated customer benefits and general business outlook. When used in this document, the words “can”, “will”, “expect”, “opportunity”, “promises”, “goal” and similar expressions and any other statements that are not historical facts are intended to identify those assertions as forward-looking statements. Any such statement may be influenced by a variety of factors, many of which are beyond the control of Oracle or Cerner, that could cause actual outcomes and results to be materially different from those projected, described, expressed or implied in this document due to a number of risks and uncertainties. Potential risks and uncertainties include, among others, the possibilities that the transaction will not close or that the closing may be delayed, that the anticipated synergies may not be achieved after closing, and that the combined operations may not be successfully integrated in a timely manner, if at all; general economic conditions in regions in which either company does business; the impact of the COVID-19 pandemic on how Oracle, Cerner and their respective customers are operating their businesses and the duration and extent to which the pandemic will impact Oracle’s or Cerner’s future results of operations; and the possibility that Oracle or Cerner may be adversely affected by other economic, business, and/or competitive factors. Accordingly, no assurances can be given that any of the events anticipated by the forward-looking statements will transpire or occur, or if any of them do so, what impact they will have on the results of operations or financial condition of Oracle or Cerner.

In addition, please refer to the documents that Oracle and Cerner, respectively, file with the U.S. Securities and Exchange Commission (the “SEC”) on Forms 10-K, 10-Q and 8-K. These filings identify and address other important factors that could cause Oracle’s and Cerner’s respective operational and other results to differ materially from those contained in the forward-looking statements set forth in this document. You are cautioned to not place undue reliance on forward-looking statements, which speak only as of the date of this document. Except as required by law, neither Oracle nor Cerner is under any duty to update any of the information in this document.

Additional Information about the Acquisition and Where to Find It

In connection with the proposed acquisition, Oracle will commence a tender offer for the outstanding shares of Cerner. The tender offer has not yet commenced. This document is for informational purposes only and is neither an offer to purchase nor a solicitation of an offer to sell shares of Cerner, nor is it a substitute for the tender offer materials that Oracle and its acquisition subsidiary will file with the SEC upon commencement of the tender offer. At the time the tender offer is commenced, Oracle and its acquisition subsidiary will file tender offer materials on Schedule TO, and Cerner will file a Solicitation/Recommendation Statement on Schedule 14D-9 with the SEC with respect to the tender offer. The tender offer materials (including an Offer to Purchase, a related Letter of Transmittal and certain other tender offer documents) and the Solicitation/Recommendation Statement will contain important information. Holders of shares of Cerner common stock are urged to read these documents carefully when they become available (as each may be amended or supplemented from time to time) because they will contain important information that holders of shares of Cerner common stock should consider before making any decision regarding tendering their shares. The Offer to Purchase, the related Letter of Transmittal and certain other tender offer documents, as well as the Solicitation/Recommendation Statement, will be made available to all holders of shares of Cerner at no expense to them. The tender offer materials and the Solicitation/Recommendation Statement will be made available for free at the SEC’s website at www.sec.gov.

In addition to the Offer to Purchase, the related Letter of Transmittal and certain other tender offer documents, as well as the Solicitation/Recommendation Statement, Oracle and Cerner file annual, quarterly and special reports and other information with the SEC, which are available at the website maintained by the SEC at http://www.sec.gov.