ドキュメント・ストアとして機能する
Oracle


Oracle Databaseは、JSONデータ・モデルを使ったスキーマレスなアプリケーション開発をサポートしています。このため、NoSQLドキュメント・ストアのスキーマの柔軟性とスピーディなアプリケーション開発、およびOracleデータベース・プラットフォームの企業向けの機能をすべて組み合わせた、ハイブリッドな開発手法が可能となります。

アーキテクチャの概要

Oracle Database 12cでは、JSONドキュメントを保存、管理、索引化できます。アプリケーション開発者は、ドキュメント・ストアのAPI経由で、これらのJSONドキュメントにアクセスできます。Oracle Database 12cには、JSONドキュメントの高度なSQL問合せ/レポート作成機能があるため、アプリケーション開発者が簡単にJSONドキュメントを結合したり、JSONとリレーショナル・データを統合したりすることができます。

Simple Oracle Document Access(SODA)

Oracle Databaseには、スキーマレスなアプリケーション開発をサポートするSODA API群があります。開発者はこれらのAPIを使って、SQLを使用せずにOracle Databaseの管理対象ドキュメントを操作できます。SODAには、次の2つの実装があります。(1)SODA for Java。データベース、コレクション、ドキュメントを示すシンプルなクラス群で構成されます。(2)SODA for REST。HTTPコール対応のすべてのプログラミング言語やスクリプティング言語から起動できます。

JSONドキュメントへのSQLアクセス

Oracleデータベースには、分析処理とバッチ処理のために、SQLが包括的に実装されています。Oracle Database内のJSONには、中間フォームに変換せずにSQL経由で直接アクセスできます。JSONコレクションは、標準のSQL問合せを使用して他のJSONコレクションやリレーショナル表と結合できます。

JSONドキュメントに対するACIDトランザクション

Oracle Database内のJSONドキュメントでは、ドキュメント間のACIDトランザクションを利用できます。このため、長時間実行されるプロセスがドキュメントにアクセスする場合でも、一貫性のある結果が出ます。JSONドキュメントを更新中のユーザーがいても、他のユーザーはそのドキュメントや関連するドキュメントを閲覧できます。

Oracle Databaseプラットフォームへの完全統合

Oracle Database 12cのユーザーは、簡単な開発と企業データ管理機能の両方を享受できます。オラクルは、JSONによってOracle Databaseをドキュメント・ストアとして使用することで、ドキュメント・ストア・アプリケーションの完全なプラットフォームを提供しています。この機能としては、暗号化によるセキュアなデータ処理、アクセス制御、監査、Oracle Real Application Clustersとの水平スケーラビリティ、Oracle Multitenantとの統合、高可用性機能などが含まれます。このため、Oracle Database内のJSONのアップタイムが非常に長くなるというメリットがあります。

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