第1部:ビジネス・コンポーネントの作成

ここでは、スキーマを簡単にインストールしてデータベースに接続し、アプリケーション・ファイルを編成するアプリケーションとプロジェクトを作成できま す。 さらに、Oracle JDeveloperのIDEを操作して、アプリケーションのビジネス・サービスを作成します。

スキーマのインストール:Oracle Technology Network(OTN)からスキーマのzipファイルをダウンロードしてインストールします。 キュー・カードでは、Fusion Order Demo(FOD)スキーマの一部である表を使用します。

新規アプリケーションの作成:Create Applicationダイアログを使用して、Oracle ADF Faces、ADF Page Flow、Oracle ADF Business Componentsテクノロジーを含む、アプリケーション・テンプレートに基づいたWebアプリケーションを作成します。

データベース接続の作成:Create Database Connectionダイアログを使用して、スキーマへの接続を作成します。

Oracle ADF Business Componentsの作成:Create Oracle ADF Business Components from Tablesウィザードを使用し、データ・アクセスを提供してビジネス・ロジックを実装するビジネス・コンポーネントを作成します。

ビュー・オブジェクトの編集:ビュー・オブジェクト・エディタのAttributesおよびEntity Objectsページを使用して、ビュー・オブジェクトを変更します。

検証ロジックの追加:Add Validation Ruleダイアログでバリデータを追加します。

アプリケーションのテスト:Oracle ADF Business Componentテスターでアプリケーションをテストします。

 

スキーマのインストール

 

 

tell me more iconスキーマのインストール

キュー・カードの手順と例は、Fusion Order Demo(FOD)スキーマの一部である表に基づいています。 また、このリリースのほかの補足情報と同様に、Oracle JDeveloper 11gに付属しているサンプル・アプリケーションのデータベースとして、このスキーマが使用されます。 このスキーマはインストールすると便利であり、インストールは1回で済みます。 FODスキーマをすでにインストールしている場合は、この手順をスキップして次のカードに進んでください。 [ 詳細はこちら]

  1. OTNへ移動 OTNからスキーマのzipファイルをダウンロードします。 以前にスキーマを作成している場合は、次のキュー・カード cur cards iconに進んでください。
  2. ファイルを適切な場所( c:\tempなど)に解凍します。
  3. File メニューから「 Open 」を選択します。 c:\temp\Infrastructure\infrastructure.jwsワー クスペースを開きます。
  4. プロジェクトを移行するよう指示された場合は、「 Yes 」をクリッ クします。
  5. アプリケーション・ナビゲータで、「 MasterBuildScript 」 プロジェクトを展開し、「 build.properties 」をダブルクリック してエディタで開きます。
  6. build.propertiesファイルに適切な値を設定します( jdeveloper.homeと、 jdbc.*お よび db.*のすべての設定)。 デフォルト値に設定されたほかのすべてのプロパティを保持します。 demoユーザーの名前を FODにする必要があります。
    関連する設定は、次のとおりです。
    jdeveloper.home Oracle JDeveloperをインストールした場所( c:/JDeveloper/11gな ど)
    jdbc.urlBase データベースのベースURI( jdbc:oracle:thin:@localhostなど)
    jdbc.port データベースのポート番号( 1521など)
    jdbc.sid データベース・システム識別子( XEまたは ORCLなど)
    db.adminUser 管理者権限をもつデータベース・ユーザー( systemなど)
    db.adminUser.password 管理者権限をもつデータベース・ユーザーのパスワード( managerなど)
    db.demoUser.tablespace FODユーザーがインストールされる表領域名( USERSなど)
  7. MasterBuildScriptプロジェクトで、「 build.xml 」ファイルを選択します。
  8. Structureウィンドウで、「 refreshSchema」ターゲットを右 クリックして、「 Run Target "refreshSchema"」を選択します。

     

    tell me more iconIDE内

    Antタスクの実行後、Oracle JDeveloper Logウィンドウで build successfulメッセージを確認できます。 [ 詳細はこちら]

 

新規アプリケーションの作成

 

 

tell me more icon新規アプリケーションの作成

Oracle JDeveloperアプリケーションは、組織構造の最上位レベルです。 アプリケーションの作成中に、操作しているオブジェクトの情報が格納されます。 開発中には、プロジェクトと環境設定が追跡されます。 [ 詳細はこちら]

  1. Create Applicationダイアログを開きます(「 File」→「 New」→「 General」 →「 Applications」→「 Application」)。
  2. アプリケーション名に BrowseEditAppを入力して、例に従います。
  3. Application Package Prefixフィールドに oracle.fodと 入力します。
  4. Applica tion Template ドロップダウン・リスト から「 Fusion Web Application (ADF) 」を選択し、 「 OK 」をクリックします。

     

    tell me more iconアプリケーション・テンプレート

    アプリケーション・テンプレートを使用すると、標準アプリケーション向けのプロジェクト構造を素早く作成できます。このプロジェクト構造に は、適切なテクノロジーの組合せが事前に指定されています。 テンプレートから作成された新しいアプリケーションがアプリケーション・ナビゲータに表示されます。関連するテクノロジー・スコープが設定され、プロジェ クト階層に分割されています。 選択したアプリケーション・テンプレートによって、初期のプロジェクト構造(アプリケーション内の名前つきプロジェクト・フォルダ)および追加されるアプ リケーション・ライブラリが決定されます。 プロジェクト・テンプレートは、関連するテクノロジーを定義します。 既存のテンプレートを変更したり、新しいテンプレートを作成したりすることができます。 使用しているテクノロジーに合わせて選択できるように、Oracle JDeveloperで実行する処理をフィルタできます。 [ 詳細はこちら]

  5. アプリケーション・ナビゲータで「 Application Resources 」 パネルを開き、このアプリケーションのリソースの表示場所を確認します。

     

    tell me more iconIDE内

    アプリケーションに使用されるアプリケーション・テンプレートでは、アプリケーションを2つのプロジェクト( ModelViewController) に分割します。 アプリケーション・ナビゲータでは、プロジェクトは階層内の最上位レベルとして表示されます。 アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。 [ 詳細はこちら]

 

データベース接続の作成

 

 

tell me more iconデータベース接続の作成

接続の詳細を把握しているデータベースに接続できます。また、キュー・カードの例に使用されているサンプル・スキーマをインストールして、スキーマ への接続を確立できます。 サンプル・スキーマをインストールした場合、記載されているとおりにキュー・カードの手順を実行できます。 独自のデータベースを使用している場合、必要に応じて固有の値を設定できます。 [ 詳細はこちら]

  1. Create Database Connectionダイアログを開きます(「 File」→「 New」→「 General」 →「 Connections」→「 Database Connection」)。
  2. Create Connection Inオプションとして選択されていない 場合は、「 Application Resources 」を選択します。
  3. 接続の名前を入力し、接続タイプを選択して、ユーザー名とパスワードを入力します。 この例では、接続名に FOD、 ユーザー名に fod、パスワードに fusionを使用します。
  4. Test Connection 」をクリックし て、接続可能であることを確認します。
  5. 接続に成功したら、「 OK 」をクリックします。
  6. アプリケーション・ナビゲータで、 Application Resourcesパ ネルの「 Connections 」および「 Database 」ノードを展開し、データベース・オブジェクトを表示します。

     

    tell me more iconIDE内

    データベース接続がアプリケーションのリソースとして設定されました。 [ 詳細はこちら]

 

Oracle ADF Business Componentsの作成

 

 

tell me more iconOracle ADF Business Componentsの作成

Oracle ADF Business Componentsは、Oracle Application Development Framework(Oracle ADF)のモデル・レイヤー・テクノロジーであり、ビジネス・サービスを作成するフル機能のXMLベース・フレームワークです。 つまり、残りのアプリケーションとデータソースのデータ間の相互作用を制御して、検証機能、特定のサービス、ほかのビジネス・ロジックを提供します。 [ 詳細はこちら]

  1. アプリケーション・ナビゲータで「 Model 」プロジェクトを選択 し、Create Business Components from Tablesウィザードを起動します(「 File」→「 New」 →「 Business Tier」→「 ADF Business Components」→「 Business Components from Tables」)。
  2. Initialize Business Components Projectダイアログで、作成したデータベース接続( FODなど)が現在選択されていることを確認して、「 OK 」 をクリックします。
  3. Business Components from Tablesウィザードのステップ1のEntity Objectsで、「 Query 」をクリックして、 Available リ ストに移入します。
  4. Availableリストから3つの表( ORDERSORDER_ITEMSPRODUCTS_BASE)を選択し、 Selectedリ ストに移動して、それらの表に基づきデフォルトのビジネス・コンポーネントを作成します。 「 Next 」 をクリックします。
  5. ステップ2のUpdatable View Objectsで、 Availableリ ストからビジネス・コンポーネント「 Orders (FOD.ORDERS)」と「 OrderItems (FOD.ORDER_ITEMS)」を選択して、 Selected リストに移動します。 「 Next 」 をクリックします。
  6. Next 」をクリックして、不要なステップ3の Read-Only View Objectsをスキップします。
  7. ステップ4のApplication Moduleで、アプリケーション・モジュール名を FODModuleに変 更します。 「 Finish 」をクリックします。

     

    tell me more iconOracle ADF Business Componentsの作成

    Create Oracle ADF Business Components from Tablesウィザードは、ユーザー・インタフェースを作成しません(アプリケーションの"view"によって制御されます)。また、制御フローなどのほ かのアプリケーション・ロジックも設定しません。 データの表示とアクセスを提供して、ビジネス・ロジックを実装します。 [ 詳細はこちら]

  8. saveSave allをクリックして作業内容を保存します。

     

    tell me more iconIDE内

    Create Oracle ADF Business Components from Tablesウィザードを実行すると、アプリケーション・ナビゲータの Modelプロジェクト は次のように表示されます。 [ 詳細はこちら]

 

ビュー・オブジェクトの編集

 

 

tell me more iconビュー・オブジェク トの編集

一般的に、ビュー・オブジェクトのおもな役割は、クライアントが表示するデータの取得です。 以前に作成したデフォルトのビュー・オブジェクトを変更して、Webページに表示するデータを反映します。 [ 詳細はこちら]

  1. アプリケーション・ナビゲータで、 Modelプロジェクトの「 OrdersView 」をダブルクリックして、ビュー・オブジェクト・エディタで開きます。
  2. Attributes 」タブを選択して、 OrdersViewビュー・オブジェクトのすべての属性を表示します。
  3. 属性表で、属性( PaymentOptionIdDiscountIdCouponIdCollectionWarehouseIdCreatedByCreationDateLastUpdatedByLastUpdateDateObjectVersionId) を選択します。 「 Deleteをクリックします。

     

    tell me more icon属性の削除

    OrdersViewビュー・オブジェクトから属性を削除して、ビュー・オブ ジェクトの問合せの列数を削減しました。 [ 詳細はこ ちら]

  4. アプリケーション・ナビゲータで、 Modelプロジェクトの「 OrderItemsView 」をダブルクリックして、ビュー・オブジェクト・エディタで 開きます。
  5. Entity Objects 」タブを選択します。
  6. Availableペインの「 ProductsBase 」 を選択して、 Selectedペインへ移動します。

     

    tell me more iconエンティティ・オブ ジェクト

    ビュー・オブジェクトは、1つ以上のエンティティ・オブジェクトに基づいています。複数の表のデータをクライアント・ページに表示する必要 がある場合にこれを実行します。 クライアント・ページの注文項目のリストで、 ProductsBaseエ ンティティ・オブジェクトの製品名とともに OrderItemsエンティティ・オブジェクトの 各項目のID、数量、および価格を表示します。 [ 詳 細はこちら]

  7. Attributes 」タブを選択します。 ProductsBase属性を OrderItemsViewオ ブジェクトに追加するには、「 Add from Entity 」をクリックしま す。
  8. Attributesダイアログで、 Availableペインの ProductsBaseノードの属性( CategoryIdProductNameWarrantyPeriodMonths) を選択します。 属性を Selectedペインへ移動します。 「 OK 」をクリックします。

     

    tell me more iconIDE内

    OrdersViewビュー・オブジェクトには、 Ordersエンティティ・オブジェクトと ProductsBaseエ ンティティ・オブジェクトの両方の属性が含まれます。 OrderItemsViewには、 2つの ProductId属性( OrderItemsエ ンティティ・オブジェクトの ProductIdProductsBaseエ ンティティ・オブジェクトの ProductId1)が含まれます。これには、2つのエンティ ティ・オブジェクトの結合を指定する必要があります。 [ 詳細はこちら]

 

検証ロジックの追加

 

 

tell me more icon検証ロジックの追加

検証ロジックを追加してルールを適用できます。ここでのルールは、注文の出荷日を注文の発生日のあとに設定するというものです。 Oracle ADF Business Componentsの宣言的検証機能を使用して検証ルールを作成し、Groovyスクリプト言語を使用してロジックを定義します。 [ 詳細はこちら]

  1. アプリケーション・ナビゲータで、 Modelプロジェクトの「 Orders 」をダブルクリックして、エンティティ・オブジェクト・エディタで開きます。
  2. Validators」タブを選択します。
  3. Orders 」を選択し、「 Addをクリックします。
  4. 検証規則の追加ダイアログで、 Rule Typeドロップダウン・リストから「 Script Expression 」を選択します。
  5. Rule Definitionタブ・ページの Expressionパネルに OrderShippedDate == null || OrderShippedDate >= OrderDateと入力します。 「 Test 」 をクリックして、式を検証します。式構文チェック・メッセージを確認してから、「 OK 」 をクリックします。
  6. Failure Handling 」タブを選択します。 「 Addをクリックして、最 初の表に1行追加します。
  7. デフォルトの Message IdOrders_10に 変更します。 デフォルトの Message String{0} cannot be earlier than {1}に変更します。 [Enter]または[Tab]を押します。
  8. 次の表のエラー・メッセージの式を入力します。 Message Token 0Expressionには、 source.hints.OrderShippedDate.labelと 入力します。 Message Token 1には、 source.hints.OrderDate.labelと 入力します。 「 OK 」をクリックします。

     

    tell me more iconIDE内

    検証ルールのカスタム・エラー・メッセージが作成されました。 {0}{1}は、 OrderShippedDateおよび OrderDate属 性のラベルとして定義するパラメータのプレースホルダです。 Oracle ADF Business Componentsを使用して、各属性のカスタム・ラベルを作成できます。これらのラベルは、異なるロケールに変換できるメッセージ・バンドルに格納さ れ、クライアント・ページの属性のラベルとして自動的に表示されます。 ここでは、カスタム・ラベルを定義していないので、ラベルはデフォルトの属性名になっています。 [ 詳細はこちら]

 

Oracle ADF Business Componentテスターでのアプリケーションのテスト

 

 

tell me more iconOracle ADF Business Componentテスターでのアプリケーションのテスト

Oracle ADF Business Componentテスターで、追加した検証ルールをテストできます。 このテスターは、ビジネス・コンポーネントをテストできる動的に生成されたSwingクライアントです。 ビジネス・コンポーネントに追加した検証ルール、LOV、カスタム・メソッドなどの拡張機能のテストに役立ちます。また、画像からクライアント・コードを 削除して問題を絞り込むことができる、便利なトラブルシューティング・ツールです。 [ 詳細はこちら]

  1. アプリケーション・ナビゲータで「 FODModule 」を右クリッ クし、「 Run 」を選択します。
  2. Select Business Component Configurationダイアログで、「 Connect 」をクリックします。
  3. Oracle Business Component Browserで、「 OrdersView1 」 をダブルクリックします。
  4. OrderShippedDateのない注文まで移動します。 注文日より前の新しい注文の出荷日を入力します。 たとえば、注文日が 2008-01-14の場合、注文の出荷日に 2008-01-13と 入力します。
  5. Next 」アイコンをクリックして、次のレコードへ移動しま す。 エラー・メッセージ( OrderShippedDate cannot be earlier than OrderDate)を含むエラー・ダイアログが表示されたら、「 OK 」 をクリックします。
  6. 注文の出荷日を変更して、注文日より先の日付にします。 たとえば、注文日が 2008-01-14の場合、エ ラー・ダイアログが表示されないように注文の出荷日に 2008-01-15と入力します。
  7. Commitをクリックして、変更を保存します。
  8. Oracle Business Component Browserを閉じます。

     

    tell me more iconIDE内

    有効なデータを入力すると、データベースに保存したデータが表示されます。 [ 詳細はこちら]

 

cue cards icon次 のステップ

 

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