Oracle SQL Developerを使用したデータベース・オブジェクトの管理
このチュートリアルでは、Oracle SQL Developerを使用してデータベース・オブジェクトを管理する方法について説明します。
約30分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告:すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注:各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
Oracle SQL Developerは、生産性を強化し、データベース開発作業を簡素化する新しい無料のグラフィカル・ツールです。 Oracle SQL Developerを使用することで、ユーザーはデータベース・オブジェクトの参照、SQL文の実行、PL/SQL文の編集とデバッグ、提供または作成したレポートを実行できます。
Oracle SQL Developerは、Javaで開発され、Windows、LinuxおよびMacで稼動します。 これは、さまざまなプラットフォームを使用する多くの開発者にとって大きな利点です。 また、複数プラットフォームのサポートにより、ユーザーは、データベース・サーバーにOracle SQL Developerをインストールし、デスクトップからリモート接続することで、クライアント・サーバーのネットワーク・トラフィックを防止できます。 データベースとのデフォルト接続は、JDBC Thinドライバ経由で行われるため、Oracle Homeは不要です。 Oracle SQL Developerをインストールするには、ダウンロードしたzipファイルを解凍します。 Oracle SQL Developerを使用すると、ユーザーは、Oracle Database 9.2.0.1以降、すべてのエディションのOracle Databaseに接続できます。
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このチュートリアルを実施する前に、次の準備をしておく必要があります。
| 1. |
Oracle Database 11gがインストールされていること。 |
| 2. |
sqldev.zipファイルをダウンロードし、作業ディレクトリ(d:\wkdir)に解凍すること。 |
| 3. |
DEPENDENTS表がないこと。 SQL*Plusを開き、以下のコマンドを実行します。
connect hr/hr
drop table dependents;
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Oracle SQL Developerを使用してデータベース・オブジェクトを管理するための最初の手順は、データベース接続を作成することです。 以下の手順を実行します。
| 1. |
端末ウィンドウを開き、以下のコマンドを実行します。
cd $ORACLE_HOME/sqldeveloper/sqldeveloper/bin
./sqldeveloper
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| 2. |
Connectionsタブで「Connections」を右クリックし、「New Connection」を選択します。
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| 3. |
Connection Nameに<your_db_sid_name>_HR(または、接続を識別するその他の名前)を、UsernameとPasswordにhrを入力し、Hostnameで<hostname>を指定したら、SIDに<your_db_sid>を入力します。 次に「Test」をクリックします。
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| 4. |
接続ステータスのテストに成功しました。 しかし、接続は保存されていません。 接続を保存するには、「Connect」をクリックします。
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| 5. |
接続が保存され、リストにデータベースが表示されます。 「ORCL_HR」を開きます。
注:接続を開くと、自動的にSQL Worksheetが開きます。 SQL Worksheetは、作成したばかりの接続に対してSQLを実行することができます。
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| 6. |
「Tables」を開きます。
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| 7. |
「EMPLOYEES」表を選択して、表定義を表示します。
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| 8. |
データを表示するには、「Data」タブをクリックします。
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| 9. |
データが表示されます。 次のトピックでは、新しい表を作成して、表にデータを入力します。
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EMPLOYEES表に外部キーを持つ、DEPENDENTSという新しい表を作成します。 以下の手順を実行します。
| 1. |
「Table」を右クリックして、「New Table」を選択します。
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| 2. |
Table NameにDEPENDENTSと入力してから、「Advanced」チェック・ボックスをクリックします。
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| 3. |
NameにIDを入力し、Data typeで「NUMBER」を選択したら、Precisionに6と入力します。 「Cannot be NULL」チェック・ボックスを選択します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 4. |
NameにFIRST_NAMEと入力し、Sizeに20と入力します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 5. |
NameにLAST_NAMEと入力し、Sizeに25と入力します。 「Cannot be NULL」チェック・ボックスを選択します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 6. |
NameにBIRTHDATEを入力し、Data typeで「DATE」を選択します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 7. |
NameにRELATIONと入力し、Sizeに25と入力します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 8. |
NameにGENDERと入力し、Sizeに1と入力します。 次に、「Add Column」アイコンをクリックします。
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| 9. |
NameにRELATIVE_IDを入力し、Data typeで「NUMBER」を選択したら、Precisionに6と入力します。 「Cannot be NULL」チェック・ボックスを選択します。 次に、「OK」をクリックして表を作成します。
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| 10. |
表のリストに新しい表が表示されます。 表から「DEPENDENTS」を選択します。
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Oracle SQL Developerでは、データベース・オブジェクトの変更を非常に簡単に実現します。 ここでは、作成したばかりのDEPENDENTS表内の列を削除します。 以下の手順を実行します。
| 1. |
「Actions...」ボタンをクリックします。
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| 2. |
「Column」、「Drop」の順に選択します。
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| 3. |
Column Nameの「GENDER」を選択し、「Apply」をクリックします。
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| 4. |
列は削除されました。 「OK」をクリックします。
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| 5. |
「Refresh」アイコンを選択して、表の列リストをリフレッシュします。
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| 6. |
Gender列はリストから消えました。
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ここでは、DEPENDENTS表の主キーおよび外部キーの制約を作成します。 以下の手順を実行します。
| 1. |
「DEPENDENTS」表を右クリックして、「Edit」を選択します。
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| 2. |
表から「Primary Key」を選択します。
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| 3. |
「ID」列を右クリックして、「>」をクリックし、リストから「Foreign Key」を選択します。
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| 4. |
「Add」をクリックします。
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| 5. |
Referenced Tableで「EMPLOYEES」を選択し、Local Columnで「RELATIVE_ID」を選択したら、「OK」をクリックします。
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以下の手順に従って、表にデータを追加します。
| 1. |
「Insert Row」アイコンをクリックします。
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| 2. |
以下のデータを入力して、「Commit Changes」アイコンをクリックします。
| ID |
209 |
| FIRST_NAME |
Sue |
| LAST_NAME |
Littlefield |
| BIRTHDATE |
01-JAN-97 |
| RELATION |
Daughter |
| RELATIVE_ID |
110 |
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| 3. |
追加した行がデータベースにコミットされました。
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| 4. |
スクリプトを使用して、一度に複数の列をロードすることもできます。 SQL Worksheetの「ORCL_HR」タブをクリックします。
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| 5. |
SQL文の領域を右クリックして、「Open File」を選択します。
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| 6. |
作業ディレクトリ(c:\wkdir)に移動し、load_dep.sqlファイルを選択して「Open」をクリックします。
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| 7. |
スクリプトのSQLが表示されます。 「Run Script」アイコンをクリックします。
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| 8. |
データが挿入されます。 データを表示するには、「DEPENDENTS」タブをクリックします。
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| 9. |
「Refresh」をクリックして、すべてのデータを表示します。
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| 10. |
表内のすべてのデータが一覧表示されます。
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| 11. |
Microsoft Excelなど、その他のツールで使用できるようにデータをエクスポートできます。 列の値のいずれかを右クリックして、「Export」を選択してからファイル形式の1つを選択します。
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| 12. |
ファイルのディレクトリおよび名前を指定し、「Apply」をクリックします。
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| 13. |
DEPENDENTS.CSVファイルを確認すると、以下のように表示されます。
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DEPENDENTSデータにアクセスする方法の1つは、DEPENDENTS表にSELECT文を生成し、WHERE句を追加することです。 以下の手順を実行します。
| 1. |
SQL Worksheetのタブをクリックします。
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| 2. |
「clear」(鉛筆型の)アイコンをクリックして、SQL Statementウィンドウからコンテンツを削除します。
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| 3. |
データベース・オブジェクトのリストから「DEPENDENTS」表をSQL文の領域にドラッグ・アンド・ドロップします。
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| 4. |
SELECT文には、DEPENDENTS表に含まれる列すべてが表示されます。 SELECT文の最後まで右方向にスクロールします。
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| 5. |
WHERE句のwhere relative_id > 110 を、SELECT文の最後にある';'の前に追加します。 次に、「Execute Statement」アイコンをクリックします。
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| 6. |
結果が表示されます。
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前のトピックで実行したSQLは頻繁に実行する必要があるため、そのSQLに基づいてカスタム・レポートを作成します。 さらに、バインド変数を使用してデータベースのデータ・ディクショナリのレポートを実行します。 以下の手順を実行します。
| 1. |
実行したSQL WorksheetのSQLを選択します。 次に、「Edit」プルダウンをクリックして、「Copy」を選択します。
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| 2. |
「Reports」タブをクリックします。
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| 3. |
「User Defined Reports」を右クリックして、「Add Folder」を選択します。
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| 4. |
Folder NameにDEPENDENTS RPTSと入力し、「Apply」をクリックします。
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| 5. |
「DEPENDENT RPTS」を右クリックして、「Add Report」を選択します。
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| 6. |
レポートの名前を入力したら、SQL領域で[Ctrl]+[v]を押し、SQL WorksheetからコピーしたSQLを貼り付けます。 次に、「Apply」をクリックします。
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| 7. |
「DEPENDENTS RPTS.」を開きます。
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| 8. |
作成したレポートを選択します。
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| 9. |
「OK」をクリックして、データベースに接続します。
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| 10. |
レポートの結果が表示されます。
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| 11. |
その他、データ・ディクショナリ・レポートも実行できます。 「Data Dictionary Reports」、「Data Dictionary」の順に開きます 次に、「Dictionary Views」を選択します。
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| 12. |
「NULL」チェック・ボックスのチェックを外します。
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| 13. |
Valueにcolと入力し、「Apply」をクリックします。
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| 14. |
'col'を含むすべてのデータ・ディクショナリ・ビューが表示されます。
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Oracle SQL Developerには、拡張されたPL/SQLデバッグ機能があります。 ここでは、従業員の給与を調整するパッケージの仕様およびパッケージ本体を作成します。 以下の手順を実行します。
| 1. |
SQL Worksheetのタブをクリックします。
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| 2. |
SQL文の領域を右クリックして、「Open File」を選択します。
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| 3. |
作業ディレクトリ(c.\wkdir)で「createHRpack.sql」を選択して、「Open」をクリックします。
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| 4. |
「Run Script」アイコンをクリックします。
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| 5. |
左にある「Connections」タブをクリックします。
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| 6. |
スクリプトの実行は成功し、パッケージおよびパッケージ本体が作成されました。 「ORCL_HR」を開きます。
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| 7. |
「HR_PACK」を選択して、パッケージの定義を表示します。
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| 8. |
「HR_PACK BODY」を選択して、パッケージ本体の定義を表示します。
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| 9. |
パッケージ本体に変更を加えるには、「Edit」アイコンをクリックします。
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| 10. |
いずれかの「+」をクリックしてコードを閉じるか、「-」を押してコードを開きます。
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| 11. |
行番号が表示されない場合、行番号の領域で右クリックしてから「Toggle Line Numbers」をクリックして表示されるようにします。 これは、デバッグの際に有効です。
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| 12. |
「HR_PACK」を右クリックして、「Run」を選択します。
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| 13. |
Parameterウィンドウが表示されます。 ここに、入力パラメータを挿入する必要があります。
P_IDを102に、P_INCREMENTを 1.2に設定します。 これは、ID 102の従業員の給与が20%上昇したという意味です。 EMPLOYEE_ID 102の現行のSALARYは、17000です。「OK」をクリックします。
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| 14. |
20400の値が返されます。
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| 15. |
Exception Handlingをテストするには、ナビゲータで「HR_PACK」を右クリックして、「Run」を実行します。
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| 16. |
今度は、P_INCREMENT値を5に変更して、「OK」をクリックします。
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| 17. |
この場合、P_INCREMENT値が1.5以上だったため、"Invalid increment value"の例外が発生します。
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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。
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データベース接続の作成 |
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Tableダイアログ・ボックスを使用した新しい表の追加 |
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表定義の変更 |
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表へのデータの追加 |
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データへのアクセス |
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レポートの生成 |
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PL/SQLのデバッグおよび実行 |
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