Oracle Database 11gのOracle Application Express 3.0の構成
このチュートリアルでは、Oracle Database 11gのOracle Application Express 3.0を構成する方法について説明します。
約30分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告: すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
Oracle Database 11gのOracle Application Expressのインストールは、非常に簡単になりました。 データベースのインストール時にOracle Application Expressもインストールされます。 必要なのはPL/SQLゲートウェイの構成のみです。 Oracle Databaseの以前のリリースでは、Apacheをインストールする必要がありました。Oracle Database 11gではApacheをオプションとして利用できますが、インストールは必須ではありません。
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このチュートリアルを始める前に、次の手順を完了してください。
| 1. |
Oracle Database 11gのインストール。 |
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Oracle Database 11gで、apxconf.sql構成スクリプトを実行して、組込みPL/SQLゲートウェイを構成します。このスクリプトを実行すると、Oracle XML Database HTTPサーバーのポートを構成してOracle Application Express ADMINアカウントのパスワードを指定できます。 次に、ANONYMOUSアカウントのロックを解除します。 以下の手順を実行します。
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コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。
cd <ORACLE_HOME>\apex
sqlplus / as sysdba
@apxconf
この例でのORACLE_HOMEは、C:\app\oracle\product\11.1.0\db_1です。
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Oracle Application Express Administratorアカウントの管理者パスワード(この場合、oracle)を入力し、[Enter]を押します。
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Oracle XML Database HTTPサーバーのポートに8080と入力し、[Enter]を押します。 これはデフォルト・ポートです。
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組込みPL/SQLゲートウェイが構成されました。
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最後に、匿名ユーザーのロックを解除します。 コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。
ALTER USER ANONYMOUS ACCOUNT UNLOCK;
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英語以外で使用する場合、load_lang.sqlスクリプトを実行してOracle Application Expressの翻訳バージョンを実行する必要があります。インストール・スクリプトは<ORACLE_HOME>\apex\builderの中の各国語コードに対応するサブディレクトリに格納されています。例えば、日本語バージョンは\apex\builder\ja、ドイツ語バージョンは、apex\builder\deにそれぞれ格納されています。各ディレクトリ内には、言語コード別の名前を持つ言語ロード・スクリプト(load_ja.sql、load_de.sqlなど)があります。
Oracle Application Expressの日本語バージョンをインストールします。以下の手順を実行します。
| 1. |
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。
cd <ORACLE_HOME>\apex\builder\ja
この例でのORACLE_HOMEは、C:\app\oracle\product\11.1.0\db_1です。
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NLS_LANG環境を設定します。その際、キャラクタ・セットは必ずAL32UTF8に設定します。以下のコマンドを入力します。
set NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8
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SQL*Plusを起動し、ターゲット・データベースにSYSDBAとして接続するために、以下のコマンドを入力します。
sqlplus / as sysdba
※2.の手順でキャラクタセットをAL32UTF8に設定したため、コマンドプロンプトでは文字コードの問題で日本語が文字化けする場合があります。表示上は文字化けしていても内部では正常に処理が行われます。
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以下のコマンドを入力します。
ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_030000;
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| 5. |
日本語に対応したスクリプトを実行するために、以下のコマンドを入力します。
@load_ja.sql
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| 6. |
日本語バージョンがインストールされました。
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アプリケーションを作成する前に、作業領域と作業領域を管理するユーザーを作成する必要があります。 以下の手順を実行します。
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ブラウザを開き、次のURLを入力します。
http://<hostname>:8080/apex/apex_admin
ユーザー名にadminと入力し、パスワードにoracle(またはインストール時に指定した任意のパスワード)を入力します。 「ログイン」をクリックします。
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最初のログイン後、パスワードを変更する必要があります。 現在のパスワード(oracle)と新しいパスワードを入力して、「変更の適用」をクリックします。
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「戻る」をクリックします。
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再ログインする際、新しいパスワードを指定する必要があります。 「ログイン」をクリックします。
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「作業領域の管理」の下の「作業領域の作成」をクリックします。
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作業領域名にobeと入力し、「次へ」をクリックします。
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"既存のスキーマの再利用"で「いいえ」を選択します。 スキーマ名およびスキーマのパスワードフィールドにobeと入力し、"領域割当て制限"で「5」を選択します。 「次へ」をクリックします。
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管理者のユーザー名にobeと入力し、管理者のパスワードと電子メール・アドレスを入力します。 「次へ」をクリックします。 注: 作業領域に加えて、新しい管理者ユーザーが作成されます。
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作業領域のリクエストを確認し、「作成」をクリックします。
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| 10. |
作業領域とユーザーが作成されます。 「完了」をクリックします。
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obe作業領域にobeユーザーとして再ログインするために「ログアウト」をクリックします。
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開発者ユーザーを作成します。 このユーザーは、Oracle Application Expressを使用して、データベース・オブジェクトおよびアプリケーションを作成します。 以下の手順を実行します。
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「ログイン」をクリックします。
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| 2. |
以下の詳細を入力し、「ログイン」をクリックします。 作業領域: obe ユーザー名: obe パスワード: <任意のパスワード>
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ウィンドウの右側の管理領域で、「Application Expressユーザーの管理」を選択します。
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「作成」をクリックします。
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ユーザー名フィールドにdev1と入力し、パスワードとパスワードの確認フィールドにoracleと入力します。 電子メール・アドレスを入力し、「ユーザーの作成」をクリックします。
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| 6. |
開発者ユーザーが作成されました。 ログアウトしてからDEV1としてログインできます。 「ログアウト」をクリックします。
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開発者ユーザーとしてOBE作業領域にログインします。 以下の手順を実行します。
| 1. |
「ログイン」をクリックします。
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| 2. |
以下の詳細を入力し、「ログイン」をクリックします。 作業領域: obe ユーザー名: dev1 パスワード: <任意のパスワード>
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最初のログイン後、パスワードを変更する必要があります。 現行のパスワードと新規パスワードを入力して、「変更の適用」をクリックします。
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| 4. |
「戻る」をクリックします。
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| 5. |
再ログインする際、新しいパスワードを指定する必要があります。 「ログイン」をクリックします。
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| 6. |
作業領域のホームページが表示されます。
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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。
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このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットが非表示になります。
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