Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストールと構成

目的

このチュートリアルでは、Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストールおよび構成方法について説明します。

トピック

このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

概要
前提条件
Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストール
Linuxオペレーティング・システムでのOracle Database 11gインストール前の手順の実行
まとめ

スクリーンショットの表示

このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 （警告：すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。）

注：各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。

概要

このチュートリアルを完了すると、Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityオペレーティング・システムがインストールされます。

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前提条件

このチュートリアルを始める前に次の手順を完了してください。

1.

次のサイトからOracle Enterprise Linux 5 General Availabilityをダウンロードします。
http://edelivery.oracle.com/linux

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Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストール

以下の手順を実行します。

1.

OEL5GAのDVDまたはDisc1（CD）をセットし、マシンの電源を入れます。

 

2.

"boot:"プロンプトが表示されたら、[ENTER]キーを押します。

注：60秒以内に[ENTER]キーを押さなくても、インストーラは自動的に次のステップに進みます。

 

3.

画面："Welcome to Enterprise Linux" "CD Found"

[Tab]キーを押して"Skip"をハイライトします。
[Enter]キーを押します。

 

4.

画面："Welcome to Enterprise Linux"

「Next」をクリックします。

 

 

5.

画面："Language Selection"

適切な言語を選択します。
「Next」をクリックします。

 

6.

画面："Keyboard Configuration"

適切なキーボードを選択します。
「Next」をクリックします。

 

7.

画面："Warning"

警告を確認します。
「Yes」をクリックします。

注：Linuxがターゲット・ハードウェアにすでに存在する場合、選択肢は"Install Enterprise Linux"または"Upgrade an existing Installation"となります。

 

8.

画面："Disk Partitioning"

「Review and Modify partitioning layout」にチェックを入れます。
「Next」をクリックします。

 

9.

画面："Warning"

各警告に対して「Yes」をクリックします。

注：この警告は、定義ディスクごとに表示されます。

 

10.

画面："Disk Partitioning"

右側のスライドを使用して、ディスク構成を確認します。

「Next」をクリックします。

 

11.

画面："Boot Loader Configuration"

「Next」をクリックします。

 

12.

画面："Network Configuration"

Network Devicesから「eth0」を選択します。
「Active on Boot」にチェックを入れます。
「Edit」をクリックします。

 

13.

画面："Edit Interface eth0"

「Use dynamic IP configuration (DHCP)」のチェックを外します。
「Enable IPv6 support」のチェックを外し、以下を入力します。
IP Address：192.168.203.11
NetMask：255.255.255.0
「OK」をクリックします。

 

14.

画面："Network Configuration"

"Hostname"の下で、ホスト名を設定します。
「manually」を選択し、次を入力します。
Hostname：stctestbox01.us.oracle.com

"Miscellaneous Settings"で、以下を入力します。
Gateway：192.168.203.2
Primary DNS：144.20.190.70
Secondary DNS：138.2.202.15

「Next」をクリックします。

 

15.

画面："Time Zone Selection"

適切なタームゾーンを選択します。
「Next」をクリックします。

 

16.

画面："Set Root Password"

安全なパスワードを入力します。

 

17.

「Software Development」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Customize now」を選択します。 「Next」をクリックします。

 

18.

「Development」を選択します。 「Legacy Software Development」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。

 

19.

「Base System」を選択します。 「Legacy Software Development」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Optional packages」をクリックします。

 

20.

「compat-db」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Close」をクリックします。

 

21.

「Base System」を選択します。 「System Tools」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Optional packages」をクリックします。

 

22.

下方向にスライドして、「sysstat」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Close」をクリックします。

 

23.

「Next」をクリックします。

 

24.

「Next」をクリックします。

 

25.

パッケージがインストールされます。

 

26.

「Reboot」をクリックします。

 

27.

「Forward」をクリックします。

 

28.

ライセンス契約を確認します。 同意する場合は、「Yes, I agress to the License Agreement」を選択します。

「Forward」をクリックします。

 

29.

Firewallドロップダウン・メニューをクリックし、「Disabled」を選択します。 「Forward」をクリックします。

 

30.

警告を確認します。 「Yes」をクリックします。

 

31.

SELinux Settingドロップダウン・メニューで「Disabled」を選択します。 「Forward」をクリックします。

 

32.

警告を確認します。 「Yes」をクリックします。

 

33.

「Forward」をクリックします。

 

34.

正しい日付と時間を設定します。 「Forward」をクリックします。

 

35.

「Forward」をクリックします。

 

36.

警告を確認します。 「Continue」をクリックします。

 

37.

「Forward」をクリックします。

 

38.

「Finished」をクリックします。 「OK」をクリックします。

 

39.

OSのインストールが完了しました。

Userをroot、Passwordをoracleと入力し、ログインします。

 

40.

端末ウィンドウを開きます。 端末ウィンドウを開く方法は、次の2つです。

1. デスクトップを右クリックして、「Open Terminal」を選択します。

2. メニュー・バーから「Applications」→「Accessories」→「Terminal」を選択します。

 

41.

Oracle Databaseのインストールに必要な追加のRPMをインストールします。

OSインストール・メディアをマウントします。

開いた端末ウィンドウで、次のコマンドを実行します。

mkdir /media/cdrom
mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /media/cdrom
cd /media/cdrom/Server

 

42.

RPM libaio-develをインストールします。

次のコマンドを実行します。

rpm -ivh libaio-devel*rpm

 

43.

RPM unixODBCおよびunixODBC-develをインストールします。

次のコマンドを実行します。

rpm -ivh unixODBC-2*rpm unixODBC-devel-2*rpm

 

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Linuxオペレーティング・システムでのOracle Database 11gインストール前の手順の実行

以下の手順を実行します。

1.

rootとして端末ウィンドウを開き、次の手順を実行します。

/etc/hostsを編集します。 このファイルには、次のようなテキストが含まれます。

127.0.0.1      localhost.localdomain    localhost
192.168.203.11 stctestbox01.us.oracle.com stctestbox01

 

2.

次に、/etc/hostsネットワーク設定が良好であることを確認します。

端末ウィンドウで、次のコマンドを発行します。

hostname
cat /etc/hosts | grep `eval hostname`

注：上記のevalの前とhostnameの後の文字は、一重引用符ではなく抑音アクセントです。 標準的なUSキーボードでは、抑音アクセントは左上角のチルダと同じキーです。

結果は次のようになります。

stctestbox01.us.oracle.com
192.168.203.11  stctestbox01.us.oracle.com   stctestbox01

 

3.

カーネルを設定します。

/etc/sysctl.confを編集します。

ファイルに次の設定を追加します。

# Kernel paramaters required by Oracle 11gR1
fs.file-max = 6553600
kernel.shmall = 2097152
kernel.shmmax = 2147483648
kernel.shmmni = 4096
kernel.sem = 250 32000 100 128
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
net.core.rmem_default = 4194304
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 262144

 

4.

/etc/sysctl.confの変更を有効にするため、次のコマンドを発行します。

sysctl -p

 

5.

/etc/security/limits.confを編集します。

次の行を追加します。

oracle           soft    nproc           2047
oracle           hard    nproc           16384
oracle           soft    nofile          1024
oracle           hard    nofile          65536

 

6.

/etc/pam.d/loginを編集します。

次の行を追加します。

session    required     /lib/security/pam_limits.so
session    required     pam_limits.so

 

7.

/etc/profileを編集します。

次の行を追加します。 

if [ $USER = "oracle" ]; then
   if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then
      ulimit -p 16384
      ulimit -n 65536
   else
      ulimit -u 16384 -n 65536
   fi
fi

 

8.

ソフトウェア・インストールとサポート・グループを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。

groupadd oinstall
groupadd dba
groupadd oper
useradd oracle
usermod -g oinstall -G dba,oper,oracle oracle
passwd oracle

 

9.

/home/oracle/.bash_profileを編集します。

次の行を追加します。

umask 022

ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/11.1.0/db_1
ORACLE_SID=orcl
PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH

export PATH
export ORACLE_BASE ORACLE_HOME ORACLE_SID

 

10.

ソフトウェア・インストール・ディレクトリを作成します。

mkdir -p /u01/app
chown root:oinstall /u01/app

 

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まとめ

このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。

Oracle Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストール
Oracle Database 11gのインストールのためのオペレーティング・システムの構成

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このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットが非表示になります。

Copyright (c) Oracle Corporation 2007 All Rights Reserved
Oracle Corporation発行の「Installing and Configuring Oracle Enterprise Linux 5 General Availability」の翻訳版です。

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