Oracle Application Express 3.1に追加された新機能の使用方法
このチュートリアルでは、Oracle Application Express3.1に追加された新機能の使用方法を説明します。
約25分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告:すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注:各手順に関連したスクリーンショットのみをロードして表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
このチュートリアルでは、以下の新機能を検証します。
カスタム・テーマ: Oracle Application Expressに用意されているデフォルトのテーマに加え、独自のテーマを作成できます。 これにより、企業要件に合わせた、非常に詳細なルック・アンド・フィールを設計でき、さらに、ほかのすべてのアプリケーションで使用できるテーマとして公開できます。 これは、作業領域レベル(Workspace Theme)またはインスタンス・レベル(Public Theme)で作成できます。 新しい標準テーマも2つ追加されています。
マスター・ディテール・アプリケーション:アプリケーション作成ウィザードでマスター・ディテール・レポートを作成できます。
検索リージョンの作成:レポート作成時に検索リージョンを追加できます。
Oracle Application Express 3.1の新機能についての詳細は、ここ(英語)をクリックしてください。
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このチュートリアルを始める前に以下を確認してください。
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Oracle Database 9.2またはそれ以降のバージョンがインストールされ、データベースにOracle Spatialが構成されていること。
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Oracle Application Express 3.1がダウンロードおよび構成されていること。
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OEHRサンプル・オブジェクトのパッケージ化されたアプリケーションをここからダウンロードし、Oracle Application Express 3.1インスタンスにインポートしていること。
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このチュートリアルに必要なファイルが含まれているapexnf.zipファイルをダウンロードおよび解凍していること。
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このチュートリアルの実行前に、『Oracle Application Express 3.1のインタラクティブ・レポートの構築およびカスタマイズ』チュートリアルを実行していること。 実行していない場合は、Oracle by Example(OBE)の新機能をパッケージ・アプリケーションとしてOracle Application Expressにインポートできます。 apexnf.zipファイルをダウンロードおよび解凍し、irrobe_packagedapp.sqlパッケージ・アプリケーション・ファイルをインポートします。
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Oracle Application Express 3.1では、マスター・ディテール・アプリケーションを作成できます。 前リリースでは、マスター・ディテール・ページのみが作成可能でした。 以下の手順を実行します。
| 1. |
Application Builderページへ移動します。 「Create」をクリックします。

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| 2. |
「Create Application」を選択し、「Next」をクリックします。

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| 3. |
アプリケーション名を入力して、「Next」をクリックします。

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Page Typeに「Master Detail」、Master Table Nameに「OEHR_DEPARTMENTS」、Detail Table Nameに「OEHR_EMPLOYEES」を選択し、「Add Page」をクリックします。

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| 5. |
Master Detailページが作成されました。「Next」をクリックします。

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| 6. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 7. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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アプリケーション全体で使用する日付書式を定義できます。 この日付書式は、アプリケーション内のページを表示または送信する前に、データベース・セッションのNLS_DATE_FORMATの設定を変更する際に使用されます。 この書式は、日付を表示するすべてのレポートで使用されます。また、'日付ピッカー(アプリケーションの日付書式を使用)'タイプのフォーム・アイテムで選択されます。 以下を使用して設定できます。
- 「Application Builder」→「Application Builder Defaults」(Tasksの下)を選択します。 これらは開発者別ではなく作業領域別になっており、アプリケーションの作成ウィザード使用時にデフォルトで使用されます。
- 「Application Builder」→「Create Application Wizard」→「Attributes」ページを選択します。
- 「Application Builder」→「使用するアプリケーション」→「Shared Components」→「Edit Globalization Attributes」を選択します。
使用するアプリケーション用にアプリケーション日付書式を選択し、「Next」をクリックします。

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| 9. |
テーマ「20」を選択し、「Next」をクリックします。


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| 10. |
「Create」をクリックします。

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| 11. |
アプリケーションが作成されました。 「Run Application」をクリックします。

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| 12. |
Oracle Application Expressにログインしたユーザーと同一のユーザーでログインし、「Login」をクリックします。 レポートが表示されます。 対象行の編集アイコンを選択します。

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| 13. |
Master Detailフォームが表示されます。 開発者ツールバーにある「Application」ブレッドクラムをクリックします。

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Oracle Application Express 3.1では、作業領域レベルまたはインスタンス・レベルのいずれかで、テーマ・リポジトリへカスタム・テーマを追加できます。 以下の手順を実行します。
| 1. |
Human Resources ApplicationのHomeページで、「Shared Components」をクリックします。
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| 2. |
User Interfaceの下にある「Themes」リンクを選択します。
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| 3. |
事前定義されたテーマを直接変更しないことは、ベスト・プラクティスです。 変更を加える場合は、既存のテーマをコピーし、そのコピーに対して変更します。 ウィンドウの右側にあるTasksメニューから、「Copy Theme」リンクを選択します。

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| 4. |
Theme Identification Numberに120と入力します。 この番号は、100より大きい番号でなくてはなりません。「Next」をクリックします。

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| 5. |
「Copy Theme」をクリックします。
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| 6. |
テーマがコピーされました。 これで、コピーしたテーマに修正を加えられます。 Tasksメニューから「Edit Theme」リンクを選択します。

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| 7. |
テーマ120の「Modern Blue」リンクを選択します。
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| 8. |
テーマ名を別の名称に変更します。 また、標準イメージとは異なるイメージにすることが可能です。 Custom Imageで「Yes」を選択し、事前に提供されているファイルから「alt_theme.png」を選択します。次に「Apply Changes」をクリックします。

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| 9. |
テーマが更新されました。 テーマでテンプレートを編集し、自由にルック・アンド・フィールを作成できます。 テーマを作業領域テーマに追加する前に、この編集作業を終了してテストする必要があります。 テーマを作業領域テーマへ追加することで、この作業領域で使用される別のアプリケーションで使用できるようにします。 Tasksメニューから「Manage Workspace Themes」リンクを選択します。

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| 10. |
「Create」を選択し、「Next」をクリックします。

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| 11. |
Application Theme to Copyでテーマ「120」を選択し、「Next」をクリックします。

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| 12. |
名前の変更および作業領域のテーマ数を変更できます。 デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 13. |
「Create Workspace Theme」をクリックします。

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| 14. |
作業領域テーマが作成されました。 作業領域テーマは編集できないことに注意してください。 変更が必要な場合は、テーマに基づいたアプリケーションを作成し、そのアプリケーション内でテーマを編集します。その後、古い作業領域テーマを削除し、編集したテーマを新規の作業領域テーマとして作成します(現在、作業テーマの置き換えは不可能です)。
これで、作成した作業領域テーマを新たにアプリケーションを作成する際に選択できるようになりました。 「Application Builder」ブレッドクラムを選択します。

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| 15. |
Application Builderページで、「Create」をクリックします。

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| 16. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 17. |
アプリケーション名を入力して、「Next」をクリックします。

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| 18. |
Page TypeとしてBlankが選択されていることを確認後、名前をHomeと入力して、「Add Page」をクリックします。

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| 19. |
「Next」をクリックします。

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| 20. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 21. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 22. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 23. |
作成した作業領域テーマ「120」を選択し、「Next」をクリックします。

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| 24. |
「Create」をクリックします。

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| 25. |
アプリケーションが作成されました。 次のセクションでは、レポートの作成および検索バーの有効化をおこないます。

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レポート・ページの作成時に検索バーを含めることができます。 以下の手順を実行します。
| 1. |
作成したアプリケーションページで、「Create Page」をクリックします。

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| 2. |
ページ・タイプに「Report」をクリックします。

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| 3. |
レポート・タイプに「SQL Report」をクリックします。

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| 4. |
Page NameにLocation Informationと入力し、「Next」をクリックします。

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| 5. |
デフォルト値のまま、「Next」をクリックします。

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| 6. |
次の問合せを入力して、「Next」をクリックします。
select * from oehr_locations

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| 7. |
Region NameにLocation Listと入力し、Enable Searchでは「Yes」を選択します。 問合せのVARCHAR列のリストが表示されます。 「STREET_ADDRESS」および「STATE_PROVINCE」の両方を選択し、「>」をクリックします(または、すべての列を対象とする場合は、「>>」をクリックします)。 注:これらの列はwhere句の結果に含まれることになります。 「Next」をクリックします。

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| 8. |
「Finish」をクリックします。

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| 9. |
「Run Page」をクリックします。

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| 10. |
レポートおよび検索バー(画面上部)が表示されます。 Southと入力し、「Go」をクリックします。

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| 11. |
Southを含む都市は2つ該当しますが、ここでは、1つのレコードのみが表示されています。これは、ページの作成時に、列CITYを検索対象として選択していないためです。

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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。
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カスタム・テーマおよび作業領域テーマの作成 |
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マスター・ディテール・アプリケーションの作成 |
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検索バーを含むレポートの作成 |
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Oracle Application Expressの詳細については、下記を参照してください。
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関連ドキュメント
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説明
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オンライン・ヘルプ
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このヘルプへアクセスするには、Oracle Application Expressの上部右隅に表示されている「Help」ボタンをクリックしてください。 関連するトピックを検索します。
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リリース・ノート
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このノートには、Oracle Application Expressドキュメントに掲載されていない重要な情報が含まれています。
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インストレーション・ガイド
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このガイドでは、Oracle Application Expressのインストール方法および構成方法を説明します。
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2日で開発者ガイド
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ここでは、このガイドを使用した開発環境の設定方法、またはホストのデモ環境へのアクセス方法が示され、初期アプリケーションの構築、変更、プレビューについて段階的に説明します。
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ユーザーズ・ガイド
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このガイドでは、Oracle Application Express開発環境を使用して、データベース中心のWebアプリケーションを構築およびデプロイする方法を説明します。 Oracle Application Expressを使用して単独のOracleデータベースを共有サービスへと移行することで、分割されたデータベースでアプリケーションを実行している場合と同様に、アプリケーションに対し、複数のワークグループによる構築およびアクセスが可能となります。
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アドバンスト・チュートリアル
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上級チュートリアルは、Oracle Application Express開発環境を使用して、さまざまなアプリケーション・コンポーネントおよびすべてのアプリケーションを作成する方法に関して、段階的な手順で説明します。
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