J2EEアプリケーションをキャッシュするための OracleAS Web Cacheの構成目的このチュートリアルでは、Webアプリケーションをキャッシュする方法存 について説明します。 約30分 トピックこのチュートリアルの内容は次のとおりです。
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注意: 各手順に関連するスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順のアイコンの上にカーソルを置いてくださ
い。 概要
このチュートリアルを始める前に、次のことを実行しておく必要がありま す。
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OracleAS Web Cacheを使用してドキュメントをキャッシュするには、キャッシング・ポリシーを設定する必要があります。 キャッシング・ポリシーは、アプリケーション開発者が指定したアプリケーション内部に埋め込むか(たとえば、Edge Side Includesタグ[www.esi.org]またはサロゲート・コントロール・ヘッダーを使用)、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Consoleでキャッシング・ルールとして明示的に設定できます。 |
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ブラウザ・ウィンドウを開いて、次のURLを入力し、アプリケーションにアクセスします。 次のユーザー名およびパスワードを入力してログインします。 Username: Guest(大
文字/小文字を区別) リンクをクリックし、「Popular Requests」ページのデータの一部 を生成するためのアプリケーションを参照します。 ページがキャッシュされているかどうかは、「Popular Requests」 ページにアクセスして確認できます。
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ブラウザで、URLをhttp://localhost:1810/に 変更します。 注意:1810は、Oracle Application Serverのインストール時に自動的に割り当てられるデフォルトのポートです。 ただし、別のインスタンスがすでに1810上で稼動している場合は、インストール時に次のポートを割り当てます。 ias_admin/<インストール時に指定したadminパスワード>と
してログインし、
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Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Consoleの「Application Server Home」ページが表示されます。このページには、ステータス、システム・リソース使用率、有効なコンポーネント、構成済コンポーネントなど、 Application Serverの概要が示されます。
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System Components表に進み、「Web Cache」 リンクをクリックし、「OracleAS Web Cache Home」ページに移動します。
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「Performance」タブをクリックし、「Popular Requests」をクリックします。
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「Cached」列に表示されている「Not Cached」を確認してくださ い。
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ブレッドクラム(階層)内の「Web Cache」をクリックして、 OracleAS Web Cache Homeページに戻ります。 「Administration」タブをクリックします。
「Properties」の下の「Rules」リンクをクリックします。
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「Rules」ページで「Create」をクリックしてルールを作成します。 次の値を入力するか、ドロップダウン・リストから選択します。 Name: 任意の名前 |
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「Show HTTP Methods and Parameters」を開きま
す。 「Caching」の下にある「Cache」を選択し、Expiration of Cached Responseドロップダウン・リストから「Expires: Max Time in Cache, 5 Minutes, Refresh: Immediately」を選択します。
「Compression」の下にある「Compress for all browsers」を選択します。 残りのパラメータは、デフォルト値のままにしておきます。 「OK」をクリックしま す。
OracleAS Web Cacheでは、正規表現を使用してURLを表します。 この例では、OracleAS Web Cacheに対して、すべてのJavaServer Pages (JSP)をキャッシュするように指示しています。 特定のページをキャッシュするには、そのページのURLを入力し、「Expression Type」で「URL Expression」を選択します。 圧縮を有効にすることにより、OracleAS Web Cacheに対して、GZIPを使用してページを圧縮するように指示します。 OracleAS Web Cacheでは、クライアント要求内のAccept-Encodingフィールドに基づいて、圧縮済コンテンツを送信します。 クライアント・ブラウザがGZIPに対応しない場合、OracleAS Web Cacheは非圧縮状態でコンテンツを送信します。 ここでは、キャッシュ済ドキュメントの有効期間を300秒(5分)に設定します。 有効期限ポリシーが設定されているかどうかとは無関係に、特定のドキュメントを手動で無効にする方法については、このチュートリアルで後述します。
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新しいキャッシング・ルールがRules表に表示されます。 これで、OracleAS Web Cacheの基本的な構成が完了しました。 「Restart Web Cache」をクリックして Web Cacheを再起動します。
確認を要求されたら「Yes」をクリックします。
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OracleAS Web Cache内部の複雑な処理は、エンド ユーザには見えません。 クライアントは、アプリケーション・サーバーのリッスン・ポートへはアクセスせず、OracleAS Web Cacheのリッスン・ポートに要求を送信します。 |
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新しいブラウザ・ウィンドウを開き、次のURL
を入力します。 次のユーザー名およびパスワードを入力してログインします。 Username: Guest(大
文字/小文字を区別) このチュートリアルでは、OracleAS Web Cacheはポート7777をリッスンしてHTTPリクエストを処理するように構成し、OracleAS HTTP Server(OHS)は、ポート7778をリッスンするように構成します。OracleAS Web Cacheを介してアプリケーションにアクセスすると、OHSから直接アクセスした場合と同じページが表示されます。 OracleAS Web Cache内部の複雑な処理をエンド ユーザが意識することなく、画面表示はまったく同様に見えます。
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Webサイトのリンクをクリックします。 最初にページを要求すると、OracleAS Web Cacheはその要求をオリジナル・サーバーへ転送した後、そのサーバーからの応答をキャッシュします。 次回、同じページを要求すると、OracleAS Web Cacheはキャッシュからそのページを処理します。
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「Popular Requests」ページをもう一度確認します。 「Rules」ページを表示しているブラウザ・ウィンドウに戻ります。 階 層リンク内の「Web Cache」をクリックします。
「Performance」タブをクリックし、「Popular Requests」をクリックします。
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ページのキャッシュとは関係なく、OracleAS Web Cacheに送信された頻度の高い要求が「Popular Requests」ページに表示されます。 JSPページが、キャッシュされ圧縮されていることに注意してください。 ページをリフレッシュするには、「Refresh」をクリックする必要があります。 /localhost:7777/hrappおよび/localhost: 7777/hrapp/は、キャッシュされていないことに注意してください。 これらの要求をキャッシュする方法の詳細は、「OracleAS Web Cacheの最適化」というタイトルのOBEを参照してください。
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「Web Cache Home」ページに戻り、「Administration」タブをクリックします。
「Operations」の下の「Invalidation」リン クをクリックします。
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「All Objects」オプションが選択されていることを確認し、「Next」 をクリックします。 OracleAS Web Cacheには、柔軟な無効化メカニズムがあります。 1つの方法では、的確なオブジェクトを指定して確実に無効化を行います。 Oracle Enterprise Managerインタフェースに加え、OracleAS Web Cacheは、無効化ポートでXMLベースの無効化メッセージを受け取ります。 無効化メッセージの生成には、Telnetまたはデータベース・トリガーが使用できます。
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「Remove objects immediately」オプションが選択され ていることを確認し、「Next」をクリックします。 2番目のオプションを選択すると、無効化後に失効したコンテンツを処理するための猶予期間がOracleAS Web Cacheに与えられます。 これにより、コンテンツの大規模なリフレッシュが原因でオリジナル・サーバーにかかるオーバーロードが最小になります。 この機能は、重要度の低いコンテンツで役立ちます。
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「Finish」をクリックします。
無効化の結果が表示されます。 「OK」をクリックします。
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「Popular Requests」ページをもう一度確認します。 「Performance」 タブをクリックし、「Popular Requests」をクリックします。 キャッシュ済エントリが、Popular Requests表から削除されます。 |
このレッスンでは、次の ことを学びました。
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キャッシング・ルールの追加 |
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| OracleAS Web CacheからのWebページへのアクセス | |
| キャッシュ済コンテンツの確認およびコンテンツの無効化 |
| OracleAS Web Cacheの詳細は、こ こをクリックしてください。 |
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