Oracle Developer Tools for Visual Studioを使用した.NETアプリケーションの構築

Microsoft Visual Studio 2010をインストールしていること

Oracle Database 9.2以上またはOracle Database XEをインストールしていること

Oracle 11g Oracle Data Access Components (ODAC) with Oracle Developer Tools for Visual Studioバージョン11.2.0.1.2以降を、OTNから入手し、インストールしていること

Windowsのプログラム・メニューから、Visual Studioを起動します。

「View」→「Server Explorer」を選択します。

Server Explorerパネルが開きます。すでにHR.ORCL接続が存在する場合は、これを開いてデータベースに接続できます。

PasswordにHRと入力して、「OK」をクリックします。

HR.ORCL接続が存在しない場合は、「Data Connections」を右クリックして、「Add Connection...」を選択します。

Add Connectionダイアログ・ボックスが開きます。Data sourceがOracle Database Server (Oracle ODP.NET)に設定されていない場合は、「Change」をクリックします。

Change Data Sourceダイアログ・ボックスで、Data sourceとして「Oracle Database Server」を選択し、Data providerとして「Oracle Data Provider for .NET」を選択します。「OK」をクリックします。

データソース名を入力します。これは、使用するOracleインスタンスのSIDです。

User nameとPasswordにhrと入力し、「Test connection」をクリックします。

テスト接続が成功しました。「OK」をクリックします。

「OK」をクリックします。

HR.ORCL接続が作成され、Server ExplorerパネルのData Connectionsに追加されました。

HR.ORCLを開きます。「Tables」を右クリックして、「New Relational Table...」を選択します。

Table名にDEPENDENTSと入力します。 デフォルトでは、Column Propertiesがすでに利用可能です。

NameにFIRSTNAMEと入力して、Data typeで「VARCHAR2」を選択し、Sizeに30と入力して、Column Propertiesを変更します。 「Not Null」チェック・ボックスのチェックを外します。次に、「Add」をクリックします。

NameにLASTNAMEと入力して、Data typeで「VARCHAR2」を選択し、Sizeに30と入力します。 「 Not Null」チェック・ボックスのチェックを外します。次に、「Add」をクリックします。

名前にBIRTHDATEと入力し、データ型として「DATE」を選択します。 「 Not Null」チェック・ボックスのチェックを外します。次に、「Add」をクリックします。

NameにRELATIONSHIPと入力して、Data typeで「VARCHAR2」を選択し、Sizeに20と入力します。 「 Not Null」チェック・ボックスのチェックを外します。次に、「Add」をクリックします。

NameにEMPLOYEEIDと入力して、Data typeで「NUMBER」を選択します。その後Not Nullを選択して、Precisionに6、Scaleに0を入力します。次に、「Add」をクリックします。

NameにDEPENDENTIDと入力して、Data typeで「NUMBER」を選択します。その後、「Not Null」を選択して、Precisionに6、Scaleに0を入力します。次に、「Preview SQL」をクリックします。

これが表の作成時に実行されるSQLです。「OK」をクリックします。

「Save」をクリックします。

Outputウィンドウに実行メッセージが表示されます。DEPENDENTS表が作成されました。Outputウィンドウを閉じます。

Server Explorerパネルで、DEPENDENTS表の前にある「+」をクリックします。このトピックで作成した列を確認できます。これで、索引を作成する準備ができました。

「Indexes」タブをクリックします。

「Add」をクリックします。

NameにDEPENDENTS_INDXと入力し、Index Keys領域で「Add」をクリックします。

Keyに「DEPENDENTID」を選択して、「Save」をクリックします。

Outputウィンドウに実行メッセージが表示されます。索引DEPENDENTS_INDXが作成されました。Outputウィンドウを閉じます。

「Constraints」タブをクリックします。

「Add」をクリックします。

NameにEMPLOYEES_FKと入力して、Typeで「Foreign Key」を選択します。さらに、Tableで「EMPLOYEES」を選択して、Constraintで「EMP_EMP_ID_PK」を選択します。Referenced Columnで「EMPLOYEE_ID」を選択し、Local columnで「EMPLOYEEID」を選択します。次に、「Add」をクリックします。

NameにDEPENDENTS_PKと入力し、Typeで「Primary Key」を選択して、Primary key columns領域で「Add」をクリックします。

主キー列で「DEPENDENTID」を選択します。「Save」をクリックします。

Outputウィンドウに実行メッセージが表示されます。Outputウィンドウを閉じます。

Server Explorerパネルで、IndexesとConstraintsの前にある「+」をクリックします。索引と制約が設定された表が表示されます。

「DEPENDENTS」表を右クリックして、「Retrieve Data...」を選択します。

次の表に示されているように、最低4行のデータを入力します。有効なEmployee IDを入力していることを確認してから、現在のタブを右クリックし、「Save」をクリックします。

Visual Studioを終了していないと仮定します。Fileメニューから「New」→「Project」を選択します。

Project typesリストから、「Visual C#」→「Windows」を選択します。テンプレート「Windows Form Application」を選択します。

Nameフィールドにはアプリケーションに適した名前を入力できます。（オプション）Locationフィールドに、ファイルを保存するディレクトリを入力します。（注：ディレクトリが存在しない場合は、作成されます）。

ここでは、デフォルト名を受け入れて「OK」をクリックします。

Form1.cs [Design]タブが追加されました。

Dataメニューから「Show Data Sources」を選択します。

Data Sourcesパネルで、「Add New Data Source...」をクリックします。

データソース構成ウィザードが開きます。

データソース・タイプとして「Database」を選択します。「Next」をクリックします。

Datasetとしてデータベース・モデルを選択します。「Next」をクリックします。

前のトピックで、データ接続、HR.ORCLをすでに作成しているので、「HR.ORCL」を選択して、「Yes, include sensitive data in the Connection string」オプションを選択します。「Next」をクリックします。

接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存するためのデフォルトの選択を受け入れます。「Next」をクリックします。

ここで、自分のデータセットに含めるデータベース・オブジェクトを選択します。「Tables」を展開します。「DEPENDENTS」を開きます。「DEPENDENTS」チェック・ボックスをチェックします。表名と表の属性の横にチェック・マークが表示されます。データセットの名前も確認してください。「Finish」をクリックします。Dependents表がData Sourcesパネルに追加されました。

Form1.cs[Design]タブで作業します。必要に応じて、フォームのサイズを変更します。

Data Sourcesパネルで、「DEPENDENTS」を開きます。「DEPENDENTS」をForm1キャンバスにドラッグします。

DEPENDENTS表の列名のグリッドが追加されました。グリッドのサイズは必要に応じて変更できます。

Saveアイコン「」をダブルクリックします。注：このアイコンが有効になっていない場合は、アイコンを右クリックして「Enabled」を選択します。

Form1.csコード・ウィンドウが開きます。

Form1.csコード・ウィンドウで、private void dEPENDENTSBindingNavigatorSaveItem_Click(object sender, EventArgs e)プロシージャを調べます。

コードの3行にtry { }およびcatch { }ブロックを追加します。次に示されているように、MessageBox文も追加します（太字の文が追加する必要のある文です）。

try
{
this.Validate();
this.dEPENDENTSBindingSource.EndEdit();
this.dEPENDENTSTableAdapter.Update(this.dataSet1.DEPENDENTS);
MessageBox.Show("Update successful");

}
catch (System.Exception ex)
{
MessageBox.Show("Update failed");
}

Buildメニューから「Build WindowsFormApplication1」を選択します。

Outputウィンドウでエラーがないことを確認します。

Debugメニューから、「Start Debugging」を選択します。

Form1にDependents表のデータが表示されます。

FIRSTNAMEが'Mary'のレコードのDEPENDENTIDを5555に変更します。「Save」アイコンをクリックします。

メッセージ・ボックスに"Update successful"メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。

FIRSTNAMEが'Sue'の従業員のレコードを削除します。「Delete」アイコンをクリックします。

「Save」アイコンをクリックします。メッセージ・ボックスに"Update successful"メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。

Server Explorerパネルで、「Packages」を右クリックして、「New Package...」を選択します。

デフォルトのPackage nameを受け入れて、Methodsの下にある「Add」をクリックします。

Method nameにGETCURSORSと入力し、Method typeで「Procedure」を選択して、Parametersの下にある「Add」をクリックします。

NameにMAXROWSと入力して、「Add」をクリックします。

NameにEMPLOYEESCURと入力し、Directionで「OUT」を選択して、Data typeで「SYS_REFCURSOR」を選択します。次に、「Add」をクリックします。

NameにDEPENDENTSCURと入力し、Directionで「OUT」を選択して、Data typeで「SYS_REFCURSOR」を選択します。「OK」をクリックします。

「Preview SQL >>」をクリックして、実行されるSQLを確認します。

SQLを確認して「OK」をクリックします。

「OK」をクリックして、パッケージを作成します。

Outputウィンドウに実行メッセージが表示されます。Outputウィンドウを閉じます。

パッケージが作成され、パッケージ本体が開かれています。 パッケージ本体に対して生成されたコードが表示されない場合は、サーバー・エクスプローラでパッケージ「PACKAGE1」を右クリックして、「Edit Package Body」を選択します。下方向にスクロールして、NULL;行を見つけます。

NULL;行を次の行で置き換えます。

OPEN EMPLOYEESCUR FOR SELECT * FROM EMPLOYEES;
OPEN DEPENDENTSCUR FOR SELECT * FROM DEPENDENTS;

ウィンドウのタブを右クリックして、「Save」を選択します。

Outputウィンドウに実行メッセージが表示されます。Outputウィンドウを閉じます。

Server ExplorerパネルでPackagesの「PACKAGE1」を開きます。「GETCURSORS」を右クリックして、「Run」を選択します。

MAXROWSのパラメータ値に999と入力して、「OK」をクリックします。

EMPLOYEESCURの詳細が表示されます。DEPENDENTSCURの値を選択します。

DEPENDENTSCURの詳細が表示されます。Outputウィンドウを閉じます。

データベース接続の「HR.ORCL」を右クリックして、「Query Window」を選択します。

SQLコマンド、SELECT * FROM DEPENDENTS;を入力して、「Execute」をクリックします。

結果が表示されます。結果の書式を設定するには、Query領域で右クリックして、「Set Query Output」→「Text」を選択して、もう一度「Execute」をクリックします。

結果がテキスト形式で表示されます。

一度に複数のSQL文を実行できます。SQLコマンド、SELECT * FROM EMPLOYEES;を追加します。両方の文が同時に実行されるようにするには、両方の文を選択して、「Execute」をクリックする必要があります。注：両方の文を選択しない場合、リストにある最後のSQL文のみ実行されます。

「Yes」をクリックして、問合せを実行します。

出力の一番上までスクロールします。両方の問合せによるデータを確認できます。