Siebel Account Business ServiceでのインバウンドWebサービスの作成
このチュートリアルでは、Siebel Business ServiceからWebサービスを作成する方法を学びます。
15分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
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注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
このチュートリアルでは、Siebel Business ServiceからWebサービスを作成する方法を説明します。 Siebelは多数の内部機能をWebサービスとして公開し(Application Service Interfaces、つまりASIとも呼ばれます)、ワークフローもWebサービスとして公開できます。 使用するツールはSiebel Thin Client内で入手でき、Siebel Tools(またはシック・クライアント)を必要としません。 この例では、Siebel Account Business Serviceを用いてSiebel Thin ClientからWS-Admin機能を使用することによって、それをインバウンドWebサービスとして公開します。また、WSDLファイルを作成し、ローカル・ファイル・システムに保存します。
Siebel Account Webサービス向けに生成されるWSDLファイルは、 Oracle SOA Suite(Oracle BPEL Process ManagerおよびOracle Enterprise Service Busで構成)、Oracle Web Services Manager、Oracle WebCenterなどの多数のOracle Fusion Middlewareコンポーネントによって使用できます。
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既存のSiebel Account Business Serviceを用いてSiebel Thin ClientからWS-Admin機能を使用し、これをインバウンドWebサービスとして公開します。 インバウンドWebサービスへオペレーションを追加してから、WSDLファイルを作成します。
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このチュートリアルを始める前に、次のことを確認してください。
1.
Oracle Siebelにアクセスできるか、またはインストール済みであること。 この例では、Siebel Call Center v 8.0を使用します。
2.
手元のブラウザを使用して、インストール済みのSiebelインスタンスへ接続すること。
3.
Oracle Siebel Call Centerログイン・ページが表示されること。
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インバウンドWebサービスを作成するには、以下の手順に従います。
1.
Oracle Siebelログイン・スクリーン上で、ユーザー名とパスワードを入力します。 ユーザー名およびパスワード情報については、Siebel管理者にお尋ねください。
ログインするには、 右矢印をクリックします。
2.
Siebel Homeページで、「Site Map 」アイコンをクリックします。
3.
Home Screensページで、「Administration - Web Services 」ハイパーリンクをクリックします。
4.
Administration - Web Services画面で、「Inbound Web Services 」リンクをクリックします。
5.
使用できるWebサービスが表示されます。 次に、WebサービスとしてのSiebel Accountの公開を開始します。 Inbound Web Servicesページで「Menu 」オプションをクリックし、ドロップダウン・リストから「New Record 」を選択します。
6.
次の値を入力します。
Namespace
http://siebel.com.fmw
Name
Siebel Customer Account
Status
Active
CommentフィールドにFor Fusion Middleware と入力します。
7.
下方向にスクロールしてService Portsペインを表示し、Menu ドロップダウン・リストから「New Record 」を選択します。
8.
名前にCustAccount を入力し、「Type 」フィールドのボタンをクリックします。
9.
Inbound Web Service Port Type Pick Appletで、「New 」タブをクリックします。
10.
ダイアログで、実装タイプに「Business Service 」を選択し、サービス名にs を入力します。 リストから「Siebel Account 」を選択します。
11.
Inbound Web Service Port Type Pick Appletで、「OK 」をクリックしてインバウンドWebサービスを作成します。
12.
Service Portsダイアログで、Transportドロップダウン・リストから「HTTP 」を選択します。
13.
Addressフィールドで、SiebelインスタンスへURLを設定します。 たとえば、ここでは次の構文を使用しました。 http://testsebl.us.oracle.com/eai_enu/start.swe?SWEExtSource=WebService&SWEExtCmd=Execute&UserName=SADMIN&Password=SADMIN
14.
Menuドロップダウン・リストから、「Save Record 」オプションを選択します。
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インバウンドWebサービスへオペレーションを追加してからWSDLファイルを作成するには、次の手順を実行します。
1.
下方向にスクロールして、Operationsセクションを表示します。
Menuから「New 」を選択します。
Operation NameフィールドにAccountInsert と入力します。 これは次のステップで上書きされる場合があることに注意してください(Siebel UIはこのように動作するため、再入力が必要な場合があります)。
2.
「Method Display Name 」フィールドのボタンをクリックし、Business Service Methodダイアログを開きます。
3.
「Insert 」をメソッドとして選択します。
「OK 」をクリックします。
4.
Authentication Type フィールドで、ドロップダウン・リストから「None 」を選択します。
5.
「New 」ボタンをクリックして、新規オペレーションを作成します。
Operation NameにAccountQueryByExample と入力します。
6.
新規の「AccountQueryByExample 」オペレーション向けに、Method Display Nameフィールドのボタン をクリックします。
7.
Business Service Methodダイアログで、「Query By Example 」メソッドを選択します。
「OK 」をクリックします。
8.
OperationsペインのAuthentication Typeフィールドで、ドロップダウン・リストから「None 」を選択します。
9.
「New 」ボタンをクリックします。
10.
Operationsダイアログで、「New 」をクリックします。
Operation NameにAccountQueryByID と入力します。
11.
新規のAccountQueryByID オペレーション向けに、Method Display Name フィールドのボタン をクリックします。
12.
Business Service Methodダイアログで、「Query By ID 」メソッドを選択します。
「OK 」をクリックします。
13.
Operations ペインのAuthentication Typeフィールドで、ドロップダウン・リストから「None 」を選択します。
14.
Service Portsペインで、Menuドロップダウン・リストから「Save Record 」オプションを選択します。
15.
Inbound Web Servicesペインで、Menuドロップダウン・リストから「Save Record 」オプションを選択します。
16.
「Clear Cache 」メニュー・オプションをクリックします。
17.
「Generate WSDL 」ボタンをクリックします。
18.
File Download ダイアログで、「Open 」をクリックします。
19.
WebサービスXMLコードがブラウザに表示されます。
20.
「ファイル 」→「名前を付けて保存 」を選択します。
21.
WSDLファイルを保存したいディレクトリを見つけ、ファイルにSiebelAccountInsertWS_80.wsdl と名前を付けます。
「Save 」をクリックします。
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このチュートリアルでは、インバウンドWebサービスの作成、Webサービスへのオペレーションの追加、およびWSDLファイルの作成を行いました。 このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。
インバウンドWebサービスの作成
インバウンドWebサービス向けオペレーションの作成
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