Sun Directory Serverを使用したOracle WebLogic Serverの認証設定

このOracle By Example(OBE)チュートリアルでは、Sun Directory Serverなどのサード・パーティ製ディレクトリ・サーバーをOracle WebLogic Serverの認証ソースとして使用する方法について説明します。

約1時間

トピック

このOBEチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告:すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)

注:各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にある各アイコンの上にカーソルを置いてください。

スクリーンショットは、ご使用の環境を反映したものではありません。 Oracle WebLogic Serverの特定の機能がどこにあるのかをわかりやすくするために提供されています。

概要

デフォルトでは、ユーザー、グループ、およびロールは、管理サーバーにホストされたOracle WebLogic Serverの組込みLightweight Directory Access Protocol(LDAP)ストア内に保存されています。 認証は、組込みLDAPを使用して内部処理されます。 このOBEでは、ユーザーとグループを組込みLDAPからSun Directory Serverに移動し、デフォルトの認証プロバイダではなく新しいSun認証プロバイダを使用してユーザーの認証をおこなう方法について学習します。 ただし、ロールとポリシーについては、組込みLDAPサーバー内に保持されます。

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シナリオ

Dizzyworld Corporationのシステム・アーキテクトは、標準LDAP企業ディレクトリをOracle WebLogic Serverと統合したいと考えています。

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前提条件の確認

タスクを開始する前に、システム環境が以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

ソフトウェア要件

Oracle WebLogic Server 10.3がインストールされていること。 さらに、デフォルト・オプションを使用してSun Directory Server 6.2をインストールし、構成する必要があります。 Sun DS 6.2をインストールして構成するには、以下の基本手順を実行します。

さらに、デフォルト・オプションを使用してLDAPブラウザをインストールし、構成する必要があります。 LDAPブラウザをインストールするには、以下の基本手順を実行します。

設定要件

次のOBEを完了していること。

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管理コンソールからのデフォルトのユーザー、グループ、およびロールの確認と組込みLDAP資格証明の変更


管理コンソールからユーザー、グループ、およびロールを確認する場合は、以下の手順を実行します。

1.

管理コンソールにログインします。

 

2.

Security Realms」をクリックし、続いて「myrealm」をクリックします。

 

3.

Settings for myrealmの下にある「Users and Groups」タブをクリックします。 「Users」サブタブと「Groups」サブタブをクリックすると、デフォルトのユーザーとグループがそれぞれ表示されます。

 

4.

Roles and Policies」タブをクリックします。 「Global Roles」を展開し、次に「Roles」を展開します。 デフォルトの全ロールが表示されます。

 

組込みLDAPサーバーの資格証明を変更するには、以下の手順を実行します。

1.

左側のパネルのDomain Structureの下にある「dizzyworld」をクリックします。 右側のパネルのSettings for dizzyworldの下にある「Security」タブをクリックし、続いて「Embedded LDAP」タブをクリックします。

 

2.

左側のパネルのChange Centerの下にある「Lock & Edit」ボタンをクリックします。

 

3.

Credentialフィールドの値をwelcome1に変更します。 Confirm Credentialにも同じ値を入力します。 「Save」ボタンをクリックします。 左側のパネルのChange Centerの下にある「Activate Changes」をクリックします。 変更が適用されたら、管理サーバーを再起動する必要があります。 管理サーバーを再起動するには、左側のパネルのChange Centerの下にある「View changes and restarts」をクリックします。 「Restart Checklist」タブをクリックし、「AdminServer(admin)」を選択して、「Stop」をクリックします。 startWebLogic.shスクリプトを使用して、管理サーバーを起動します。

 

 

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Sun Directory Serverおよび組込みLDAPストアに接続するためのLDAPブラウザの設定

Sun Directory Serverおよび組込みLDAPストアへ接続するためにLDAPブラウザを設定するには、以下の手順を実行します。

1.

LDAPブラウザを起動します(PATH環境変数にJDK/binの場所が含まれていることを確認します)。

 

2.

New」ボタンをクリックして、New Sessionを作成します。 Nameタブで、WLS Embedded LDAPを指定します。 Connectionタブで、以下の値を指定します。 「Save」をクリックします。

 

3.

New」ボタンをクリックして、New Sessionを作成します。 NameタブでSunDSを指定し、Connectionタブで以下の値を指定します。 「Save」をクリックします。

 

4.

Session Listから「WLS Embedded LDAP」エントリを選択し、「Connect」をクリックして組込みLDAPサーバーに接続します。 組込みLDAPサーバーに保存されたユーザー、グループ、およびロールを確認します。

 

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LDAPブラウザを使用した組込みLDAPサーバーからのユーザーおよびグループのエクスポートとSun Directory Serverへのインポート

LDAPブラウザを使用して、Oracle WebLogic Serverの組込みLDAPストアからユーザーとグループをエクスポートします。 接尾辞(DN)を変更し、その後ユーザーとグループをSun Directory Serverにインポートします。 これを実行するためには、以下の手順に従います。

1.

LDAPブラウザの「ou=groups」ノードをクリックし、メニューから「LDIF」→「Export」を選択します。 「All children」を選択し、エクスポート先を/home/oracle/groups.ldifに指定します。 「Export」ボタンをクリックします。 8エントリのエクスポートが完了したことを示すメッセージ・ウィンドウが表示されたら、「OK」をクリックします。

 

2.

LDAPブラウザの「ou=people」ノードをクリックし、メニューから「LDIF」→「Export」を選択します。 「All children」を選択し、エクスポート先を/home/oracle/people.ldifに指定します。 「Export」ボタンをクリックします。 2エントリのエクスポートが完了したことを示すメッセージ・ウィンドウが表示されたら、「OK」をクリックします。

 

3.

gedit(またはvi)を使用して、groups.ldifpeople.ldifを編集します。 「Search」→「Replace」を選択します。 ou=myrealm, dc=dizzyworldおよびou=myrealm, dc=dizzyworldを、dc=us,dc=oracle,dc=comに置き換えます(groups.ldifファイルの22カ所とpeople.ldifファイルの3カ所)。 groups.ldifファイルとpeople.ldifファイルを保存します。

 

4.

root<root_pwd>を入力してSun Java Web Consoleにログインします(rootユーザーのパスワードは、この例ではoracleです)。 「Directory Services Control Center (DSCC)」をクリックします。 Directory Service ManagerPasswordに、adminwelcome1を入力してログインします。 「Manage Registered Directory Servers」をクリックします。 <hostname>:389という名前のディレクトリ・サーバー(この例ではedrsr39p1:389)をクリックします。 「Schema」タブをクリックします。 「Attributes」サブタブをクリックします。

 

5.

新規ユーザー定義属性を作成します。 Attributesタブで、User-Defined Attributesの下にある「Add」ボタンをクリックします。 以下の値で新規属性(wlsMemberOf)を作成します。

 

6.

新規ユーザー定義オブジェクト・クラスを作成します。 「Object Classes」タブをクリックし、次にUser-Defined Object Classesの下にある「Add」ボタンをクリックします。 以下の値を使用して新規オブジェクト・クラス(wlsUser)を作成します。 ユーザー定義属性(wlsMemberOf)をユーザー定義オブジェクト・クラス(wlsUser)に追加します。

 

7.

Session Listから「Sun DS」エントリを選択し、「Connect」ボタンをクリックして、LDAPブラウザでSun Directory Serverに接続します。 「dc=us, dc= oracle, dc=com」ノードをクリックし、「LDIF」→「Import」を選択して、groups.ldifファイルとpeople.ldifファイルをインポートします。 Sun Java Consoleにログインし、LDAPブラウザを使用してインポートされたユーザーとグループを確認します。

 

8.

Administratorsグループを編集し、uid=admin, ou=people, dc=us, dc=oracle, dc=comuniqueMember属性に追加します。

ou=groups」ノードをダブルクリックします。 「cn=Administrators」ノードをクリックし、続いて「Edit Entry」ボタンをクリックします。 Group Member(uniqueMember)属性の横の「Add」ボタンをクリックします。 ou=peopleノードの下にある「uid=admin」を選択して、「OK」をクリックします。 uid=admin, ou=people, dc=us, dc=oracle, dc=comエントリがuniqueMember属性値に追加されます。 「OK」をクリックします。

 

 

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新規Sun Directory Server認証プロバイダの作成とデフォルトの認証プロバイダの並替え

新規Sun Directory Server認証プロバイダの作成とデフォルトの認証プロバイダの並替えをおこなうには、以下の手順を実行します。

1.

Oracle WebLogic ServerのAdministration Consoleを起動します。 adminwelcome1を入力してログインします。 Domain Structureの下にある「Security Realms」をクリックします。 「myrealm」をクリックします。 「Providers」タブをクリックします。

 

2.

左側のパネルのChange Centerの下にある「Lock & Edit」ボタンをクリックします。 Authentication Providersの下にある「New」ボタンをクリックします。 プロバイダのNameにSunDSProvider、TypeにIPlanetAuthenticatorと入力します。 「OK」をクリックします。

 

3.

SunDSProvider」をクリックします。 Control Flagプロパティの値をSUFFICIENTに変更します。 「Save」をクリックします。 「Provider Specific」タブをクリックします。 プロパティを以下の値で追加または変更します。

  • Principalcn=Directory Manager
  • Use Retrieved User Name as Principal:選択
  • Credentialwelcome1
  • Confirm Credentialwelcome1
  • Group base DNou=groups,dc=us,dc=oracle,dc=com
  • User base DNou=people,dc=us,dc=oracle,dc=com

Save」をクリックします。

 

4.

Domain Structureの下にある「Security Realms」をクリックします。 「myrealm」をクリックします。 「Providers」タブをクリックします。 「DefaultAuthenticator」をクリックします。 Control Flagプロパティの値をSUFFICIENTに変更します。 「Save」をクリックします。

 

5.

ページの最上部に表示されているロケータ・リンクの「Providers」リンクをクリックします。 「Reorder」ボタンをクリックします。 「SunDSProvider」を選択し、矢印を使用してリストの最上部に移動させます。 「OK」をクリックします。

 

6.

Activate Changesを使用して、これまでおこなった全変更を適用します。 Change Centerの下にある「Activate Changes」をクリックします。 Change Centerの下にある「View changes and restarts」をクリックします。 「Restart Checklist」タブをクリックします。 AdminServer(admin)の横のチェック・ボックスを選択します。 「Stop」ボタンをクリックします。 startWebLogic.shスクリプトを使用して、管理サーバーを起動します。 Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力するよう指示されたら、adminwelcome1を入力します。

 

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Sun Directory Serverを使用したユーザー認証のテスト

Sun Directory Serverを使用してユーザー認証をテストするには、以下の手順を実行します。

1.

Sun Java Web Consoleroot<root_pwd>を入力してログインします(rootユーザーのパスワードは、この例ではoracleです)。 「Directory Services Control Center (DSCC)」をクリックします。 Directory Service ManagerPasswordに、adminwelcome1を入力してログインします。 「Browse Directory Data」をクリックします。 <hostname>:389という名前のディレクトリ・サーバー(この例ではedrsr39p1:389)を選択します。 「OK」をクリックします。 「ou=people」ノードをダブルクリックします。 「uid=admin」ノードをクリックし、続いて「Edit Entry」ボタンをクリックします。 PasswordフィールドとConfirm Passwordフィールドの値をwelcome2に変更します。 「OK」をクリックします。

 

2.

AdminServerを再起動して、adminユーザーの新規資格証明でログインします。 startWebLogic.shスクリプトを実行したターミナル・ウィンドウに移動し、[ctr-c]を使用してAdminServerを停止します。 同じターミナル・ウィンドウで、startWebLogic.shスクリプトを使用してAdminServerを起動します。 Oracle WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力するよう指示されたら、adminwelcome2を入力します。 Sun Directory Serverの認証を使用した新規資格証明で、AdminServerが起動します。 adminwelcome2による資格証明を使用して、管理コンソールにログインします。

 

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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。

前提条件の確認

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