Oracle Business Intelligence
Add-ins for Microsoft OfficeおよびOracle Business Intelligence Enterprise
EditionのWindows上での使用
このチュートリアルでは、Oracle Business
Intelligence Add-ins for Microsoft Office(Oracle BI Office)およびOracle
Business Intelligence Enterprise Edition(Oracle BI
EE)をWindows上で使用する方法について学習します。 ここでは、Oracle BI
Officeクライアントのインストール、接続設定、Oracle Business Intelligence Answers(Oracle BI
Answers)からMicrosoft Excel(Excel)へのレポート・ビューの挿入、ExcelからMicrosoft
PowerPoint(PowerPoint)へのコンテンツのコピーと貼付け、Excelテンプレートの変更などの作業を実行する方法について学習しま
す。
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。
(警告:すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注:各手順に関連したスクリーンショットのみ
を表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
このレッスンでは、以下について説明します。
 |
Oracle BI
Officeクライアントのインストール手順 |
 |
Oracle BI Officeクライアントの構成手順 |
 |
Oracle BI
Answers、Excel、PowerPoint間でのレポートの操作手順 |
 |
Oracle BI Office Excel
Add-inに同梱されたExcelテンプレートの変更手順 |
トピック・リストに戻る
Oracle BI Officeは、Oracle
Business Intelligence Office Server(Oracle BI Office
Server)およびMicrosoft Officeクライアント向けのOracle Business Intelligence
Add-inで構成されています。これには、Excel用とPowerPoint用のOracle BI Officeのアドインが含まれます。
Oracle BI
Officeは、次の機能を提供します。
 |
Oracle
BIの表とピボット・テーブルをドリル操作とリフレッシュが可能なオブジェクトとしてExcelに挿入し、Oracle Business
Intelligence Presentation Server(Oracle BI Presentation
Server)に接続したOracle BI Office Serverで管理します。 |
 |
Oracle
BIの表をリフレッシュ可能なオブジェクトとしてPowerPointに挿入し、Oracle BI Presentation
Serverに接続したOracle BI Office Serverで管理します。 |
 |
ExcelやPowerPointのグラフで、グラフの種
類や色などのグラフ・プロパティを変更します(変更はすべてグラフのリフレッシュ時に保存されます)。 |
 |
Oracle
BIデータに、Excel固有のデータ形式やフォント、およびOracle BIデータのリフレッシュ時に維持される条件付き形式を適用します。 |
 |
Oracle BI AnswersおよびOracle
Business Intelligence Interactive Dashboards(Oracle BI Interactive
Dashboards)から、シングル・クリックでOracle BIリクエストをコピーして貼り付けます。このデータはリフレッシュ可能です。 |
 |
Oracle
BIのコピー・アンド・ペースト機能を使用して、Oracle BIの複合ビューをExcelやPowerPoint内に挿入します。 |
 |
Oracle BIデータをOracle BI
Officeドキュメント内で保護およびリフレッシュします。 Oracle
BIオブジェクトは、すべて保護されます(ExcelとPowerPointの表やグラフ、Oracle BIの画像やFlashファイルなど)。
保護されたOracle BIデータのリフレッシュおよび表示には、ユーザーの認証が必要です。 SSLにより、通信が保護されます。 |
トピック・リス
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ソフトウェア要件は、以下のとおりです。
| 1. |
Oracle BI EE 10.1.3.3.xが
インストールされている必要があります。 |
| 2. |
デフォルト・リポジトリPaint.rpdを
使用して、ビルトインされたレポート・ビューの操作とレポート・ビューの新規作成が実行できることを確認します。 |
| 3. |
クライアントのオペレーティング・システムが、次のいずれか
であることを確認します。
 |
Windows XP
|
|
Windows Vista
|
|
| 4. |
Microsoft Officeのバージョンが、次のいずれかであることを確認します。
 |
Microsoft Office 2003(注:こ
のチュートリアルでは、Microsoft Office 2003を使用します)
|
 |
Microsoft Office 2007
|
|
| 5. |
Oracle BI
Officeクライアントには、Microsoft .Net Framework 2.0が必要です。 |
| 6. |
Oracle BI Office Excel
Add-inは、バージョン10.1.3.2で使用可能な既存のOracle Business Intelligence
Plug-inの後継製品です。 Excelアプリケーションに両方のアドインをインストールできますが、新しい10.1.3.3 Oracle BI
Office Excel Add-inの機能に慣れた後は、10.1.3.2 Excel Plug-inをアンインストールします。
両方の製品を維持することは推奨されません。 |
| 7. |
Oracle BI Spreadsheet
Add-inを使用して、Oracleデータベースの多次元OLAPデータソースからデータをフェッチし、そのデータをExcelと連動できます。
Oracle BI Spreadsheet Add-inがインストールされていれば、Oracle BI Office Excel
Add-inと一緒に使用できますが、パフォーマンスが若干低下する可能性があります。
そのため、Oracle BI Spreadsheet
Add-inを、一時的に無効にします。 Excelの「ツール」メニューから、「アドイン」
を選択して、Oracle BI Spreadsheet Add-inのエントリの選択を解除します。
|
| 8. |
このリリースのOracle BI Office Excel Add-inは、Oracle
Business Intelligence Publisher(Oracle BI
Publisher)のレポート・リポジトリとは統合していません。 Oracle BI
Publisherのリポジトリに格納されているExcelにレポートをインポートするには、Oracle BI Publisher
Analyzer for Excelを使用する必要があります。 両方のアドインは、一緒に使用できます。
Oracle BI Publisher Analyzer for
Excelについて詳しくは、『Oracle Business Intelligence Publisher ユーザーズ・ガイド』
を参照してください。
|
トピック・リス
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このチュートリアルを始める前に、Sample_BIOffice.pptと
いう名前のPowerPointプレゼンテーションと"コンテンツ・タイプ"のスライドを作成する必要があります。
注:このチュートリアルでは、Oracle BI Presentation Services、Oracle BI
Office、およびOracle BI Office Serverは、同じマシンに配置されています。 Oracle BI Office
Serverは、OC4Jコンテナにローカル配置されています。
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さらに詳細な情報が必要な場合は、次の資料を参照してくださ
い。
トピック・リス
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このトピックでは、Oracle BI
Officeクライアントのインストール・ウィザードをダウンロードして実行するプロセスについて説明します。
| 1. |
インストールするには、Oracle BI
Interactive DashboardsからOracle BI Answersにログインする必要があります。 「スタート」
メニューをクリックし、「すべてのプログラム」→「Oracle Business
Intelligence」→「Presentation Services」を選択します。
Paint Dashboardが表示されます。
「More Products」リンクをクリックして、次に
「Download Oracle BI for Microsoft Office」リンクをクリックします。
ダイアログ・ボックスが表示され、OracleBIOffice.exeを
保存または実行するように指示されます。 ローカル・ディレクトリにファイルを保存します。
|
| 2. |
ExcelとPowerPointを閉じます。
保存場所に移動し、「OracleBIOffice.exe」をダブルクリックします。
InstallShield Wizardが表示されます。
注:Oracle BI
Officeクライアントには、Microsoft .Net Framework 2.0が必要です。 Microsoft .Net
Framework 2.0がコンピュータにインストールされていない場合は、いったん終了してMicrosoft
WebサイトからMicrosoft .Net Framework 2.0をインストールしてください。
Welcomeページが表示されたら、「Next」をクリッ
クします。
|
| 3. |
User NameとCompany
Nameを入力し、アプリケーションを使用するユーザーに基づいてラジオ・ボタンを選択します。 「Next」をク
リックします。
|
| 4. |
インストール・タイプを選択します。
"Typical"を選択して、両方のアドインをC:\Program Files\Oracle\BIOfficeにインストールします。
"Custom"を選択すると、インストール・ディレクトリとインストールするコンポーネントを選択できます。 「Typical」
を選択し、「Next」をクリックします。
|
| 5. |
設定情報を確認して、「Next」
をクリックします。
|
| 6. |
ソフトウェアが構成されます。
|
| 7. |
InstallShield
Wizardが完了したら、「Finish」をクリックします。
|
| 8. |
Oracle BI
EEをコンピュータにインストールすると、Oracle BI Office Serverも自動的にインストールされます。
インストーラは、他にも次のような作業を実行します。
 |
bioffice.ear
ファイルを配置します。 |
 |
instanceconfig.xmlファイ
ルをクライアントのOracleBIOffice.exeの場所で更新します。 |
 |
OracleBIOffice.exeファイ
ルをOracle BI Presentation Servicesを実行している場所にコピーし、More
Productsメニューからクライアントのインストールをダウンロード可能にします(手順1で実行)。 |
 |
Oracle BI
Office構成ファイル(bioffice.xml)の値を初期化します。 |
次の画像に、bioffice.xmlのサンプルを示しま
す。これには、クライアントがOracle BI Presentation Servicesへの接続に使用する重要な情報が含まれています。
次の手順で、接続情報を作成します。
|
| 9. |
Oracle BI
Officeクライアントを構成して、Oracle BI Office Add-inをOracle BI Presentation
Servicesに対して関連付けます。
クライアント・コンピュータに接続情報を追加するには、まずExcelとPowerPointの
いずれかを開きます。 Excelを開くには、「スタート」→「すべてのプログラム」
→「Microsoft Office」→「Microsoft Excel 2003」
を選択します。
Excelメニュー・バーから、「Oracle BI」を選
択します。
Oracle BIメニューから「Preferences」
を選択します。
|
| 10. |
Preferencesダイアログ・ボックスが
開いたら、Connectionsタブが選択されていることを確認し、「New」をクリックします。
Connection Detailダイアログ・ボックスに、次の情報を入力します。
 |
Name:
Oracle BI Office Serverの接続名です。 |
 |
Office Server:
Oracle BI Office ServerのURLです。
この例では、URLはJSMITH-LAPとなっています。これは、クライアントのシステム名です。 |
 |
Port:
J2EEデプロイメントの場合、Oracle BI Office Serverのポートは9704となります(デ
フォルトでは80です)。 |
 |
App Name:
Oracle BI Office
Serverのアプリケーション・ファイルをOC4JまたはサポートされているJ2EEコンテナに配置する際に、アプリケーションに名前を付けることがで
きます。 ここでは、デフォルトの"bioffice"を受け入れます。 アプリケーション名を変更するには、メニュー・バーから「BI
Office」→「Preferences」の順に選択し、Connectionsタブの「Edit」
をクリックします。 変更したら「OK」をクリックし、再度「OK」をクリックし
ます。 この入力フィールドは、最初のインストールでは表示されません。 |
注:使用環境でSSLが有効の場合は、『Oracle Business Intelligence 新機能ガイド』の追加
構成要件を参照してください。
|
| 11. |
「Test
Connection」をクリックして、アドインとサーバー間の接続をテストします。
接続テストに成功しました。 「OK」をクリックして、メッ
セージを閉じます。
「OK」をクリックして、Connection
Detailダイアログ・ボックスを閉じます。
|
トピック・リス
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これで、Oracle BI
Officeクライアントのインストールと接続の構成が完了し、ツールを使用できる状態になりました。 Oracle BI Office
Add-insの機能を使用して、Microsoft Officeで簡単にビジネス・インテリジェンス・レポートの分析と配置が可能です。
このアドインを使用すると、Oracle BI EEのリクエスト・ビューをネイティブのMicrosoft
Office表として、さらにOracle BIのグラフ・ビューをネイティブのMicrosoft
Officeグラフや、静的でリフレッシュ可能な画像、または高品質のAdobe Flashオブジェクトとして挿入できます。
このアドインは、Microsoft Office機能を利用し、Oracle
BIのセマンティック・レイヤーを参照して、企業全体のユーザーが単一バージョンのデータを使用できるようにします。
Oracle BI
Officeのおもな機能は、次のとおりです。
 |
Oracle BI
Office Add-insのPaste機能を使用し、Oracle BI AnswersとOracle BI Interactive
Dashboardsのページからビューをコピーして、ExcelとPowerPointのドキュメントに貼り付けることができます。
コピーしたビューは、Officeドキュメント(ExcelまたはPowerPointの表およびグラフ)として貼り付けられます。
この機能を拡張して、Oracle BI AnswersとOracle BI Interactive
Dashboardsから複合ビューをコピーすることもできます。 Oracle BI AnswersとOracle BI Interactive
Dashboardsからコピーした複合ビューは、Microsoft OfficeドキュメントにネイティブのMicrosoft
Office表およびグラフとして貼り付けられます。 |
 |
すべてのリクエストに対して、フラット・データ・ビュー
に、元のリクエストのデータ・セット全体を簡単な表形式で表示します。
このビューは、データだけを取得し、その後Excel機能を使用してデータ分析を行う場合に適しています。 |
 |
表ビューには、結果が表形式で表示されます。
ここでは、結果内の移動やドリルダウン、合計の追加、ヘッダーのカスタマイズ、列の計算式や集計ルールの変更が可能です。
表ビューでのドリル操作は、Excelでのみ使用できます。 Oracle BI Office
Add-insがインストールされていれば、Oracle BI Presentation
Serverに接続しなくても、このドリル機能をオフライン・モードで使用できます。 |
 |
ピボット・テーブル・ビューは、Oracle BI
Office Excel Add-inで使用可能です。このビューには、Oracle
BIリクエストのデータがページ項目とともに表示され、Oracle BI AnswersリクエストでセクションがOracle
BIのピボット・テーブル・ビューで定義されている場合には、セクション・ベースのレイアウトが表示されます。 |
 |
Oracle BI Presentation
Catalogブラウザが作業ペインとして表示されます。このブラウザをExcelとPowerPointで使用して、リクエスト(ユーザー作成または共
有リクエスト)を参照できます。 |
 |
サポートは、Oracle
BIリクエストで定義されたプロンプトに提供されます。 |
 |
挿入するビューが1つ以上のディメンションによる複数レベ
ルの構成になっている場合は、Level Selectionダイアログ・ボックスでレベルの選択を解除して、データの各ディメンションを制限できます。 |
 |
PowerPointプレゼンテーションに、表ビューとグ
ラフ・ビューをPowerPointの表およびグラフとして挿入できます(PowerPointの制限に準じます)。 |
 |
グラフ・ビューを、リフレッシュ可能なExcelスプレッ
ドシートおよびPowerPointプレゼンテーションの画像として挿入できます。 |
 |
グラフ・ビューを、リフレッシュ可能な高品質Flashオ
ブジェクトおよびPowerPointプレゼンテーションの画像として挿入できます。 |
 |
ネイティブのExcelまたはPowerPointグラフ
として挿入されたOracle
BIのグラフ・ビューに対して、ExcelとPowerPointのグラフ機能を使用して、グラフの種類の変更やその他の形式変更の適用が可能です。
この変更は、リフレッシュ時に保存されます。 |
 |
Oracle
BIビューのデータに、Excel固有の条件付き形式を定義できます。 この条件付き形式も、データのリフレッシュ時に保存されます。 |
Oracle BI
OfficeおよびExcelについて
このトピックでは、ExcelでのOracle BI
Officeへのログイン、表(フラット・データ・ビュー)の検索とExcelへの挿入、Oracle BI Presentation
Catalogからのグラフのコピー、ExcelとOracle BI Answers間の切替えとグラフの変更方法について説明します。
| 1. |
Oracle BI Office
Add-insを使用するには、ログインが必要です。「スタート」→「すべてのプログラム」
→「Microsoft Office」→「Microsoft Excel 2003」
を選択して、Excelを起動します。
Oracle BIメニューから「Login」を選択しま
す。
|
| 2. |
Loginダイアログ・ボックスが表示されま
す。 User IDおよびPasswordフィールドの両方にAdministratorと
入力し、残りのフィールドのデフォルトを受け入れて、「Login」をクリックします。
Oracle BI Presentation Servicesに接続されました。
|
| 3. |
インストール時に、新しいOracle BI
OfficeツールバーとOracle BI Officeメニュー・オプションが追加されています。 右側の作業ペインに、Oracle BI
Presentation Catalogが表示されます。 新しいツールバーのPresentation Catalog「 」アイコンをクリックすると、Oracle
BI Presentation Catalogを非表示にできます。カタログペインのRefresh Catalog「 」アイコンをクリックすると、リフレッ
シュできます。 また、Secure Oracle BI Data機能( )を使用して、挿入されたOracle
BIの表およびグラフを保護し、Oracle BIデータの表示に資格証明の提示を要求できます。 データを保護すると、Oracle
BIデータはドキュメントから削除されます。 ビュー定義のみが維持され、アドインでこれらのOracle
BIビューのデータをリフレッシュできます。
カタログの詳細を表示するには、プラス「 」記号をクリックして、「Shared」フォルダと「Paint
Demo」フォルダを開きます。
|
| 4. |
プラス「 」記号をクリックして、「Sales Summaries」フォル
ダを開きます。
プラス「 」記号をクリックして、「Brand Analysis」フォルダを開きます。
|
| 5. |
プラス「 」記号をクリックして、「Sales by Brand
for Current Year Trends」を開きます。
次の表に、Oracle BI Presentation
CatalogからExcelに挿入(またはコピーおよび貼付け)できるリクエスト・ビューの種類を示します。
|
フラット・データ・ビュー
|
元のリクエストのデータ・セット全
体を挿入します。 このビューは、Excelでフィルタリング、ピボット・テーブル作成、グラフ作成などの操作を行う場合に使用します。
|
|
表ビュー
|
Excelへの挿入前にレベルを選
択して、データを制限できます。 結果セットをドリルアップおよびドリルダウンして、Excel形式を挿入ビューに追加できます。
このビューは、Oracle BI Answersリクエストで定義されたグループ形式でデータを表示する場合に使用します。
|
|
ピボット・テーブル・ビュー
|
表ビューの機能を提供し、
Oracle BI Answersで定義された機能を維持します(ページ項目リストやグループ分けなど)。
|
|
グラフ・ビュー
|
Oracle BI
Answersの定義に従って、グラフを挿入します。
|
|
複合ビュー
|
複数のビューを組み合わせて、ダッ
シュボードに表示します。
このビューは、サポートされたビューの種類(上記リストの種類)から構成され、それらが完全に挿入されている必要があります。
複合ビューにサポートされていないビューが含まれている場合は、このリストにあるビューのみがExcelまたはPowerPointに貼り付けられます。
|
「flatDataView」
を右クリックして、ショートカット・メニューから「Insert」を選択します。
注:Edit Viewオプションを選択すると、ブラウザでOracle BI
Answersが起動して、リクエストを変更できます。
元のリクエストのデータ・セット全体が、ワーク
シート領域に表示されます。 ビューがワークシートに挿入されると、ワークブック名がOBIReportn(nは保
存したOracle BI
Officeワークブックのバージョンを示します)に変更され、ワークシート名が"FlatView"に自動的に変更されます。
|
| 6. |
データ領域の任意のセルをクリックします。
Pivot( )アイコンが各列ヘッ
ダーに追加され、フローティング・ツールバーが表示されます。 この画像では、Oracle BI
Officeの新しいフローティング・ツールバーが、ワークシート下部に固定されています。
これらのPivotアイコンを使用して、不要なデータをフィルタしてソートできます(次の画像を
参照)。
このデータでは、Excelのすべての機能を使用できます。
次の画像は、フラット・データ・ビューを使用して作成できるピボット・テーブルの例を示します。
このピボット・テーブルには、書式設定されたセルも含まれています。
|
| 7. |
この手順では、新しいワークシートを作成して、
先ほど操作したフラット・データ・ビューに関連するグラフを挿入します。 Excelメニュー・バーから、「Insert」
→「Worksheet」を選択します。
|
| 8. |
右ペインのPresentation
Catalogで、「Chart」を右クリックして、ショートカット・メニューから「Insert」
を選択します。
注:"Insert as
Image"オプションを選択すると、Excelに静的グラフを追加できます。
Sheet2タブのワークシート領域に、3D折れ線グラフが表示されます。
|
| 9. |
「グラフ」をダブルクリックし
て、グラフの値に関連するデータを表示します。
グラフのワークシート上で任意の空白セルをクリックして、データ表を削除し、Catalog「 」アイコンを2回クリックして、カタログ・ビュー
をリフレッシュします。
|
| 10. |
この手順では、Oracle BI
Answersを使用して、グラフ・リクエストを編集します。 Presentation Catalogペインで「Chart」
を右クリックし、ショートカット・メニューから「Edit View」を選択します。
Loginダイアログ・ボックスが表示されま
す。 User IDおよびPasswordフィールドの両方にAdministratorと
入力し、「Log In」をクリックします。
|
| 11. |
Oracle BI
Answersで、グラフ・ビュー・リクエストが開きます。 グラフのEdit View「 」アイコンをクリックします。
Editウィンドウが表示されます。
|
| 12. |
この手順では、グラフの種類を変更します。グ
ラフの真上にあるツールバーのGraphドロップダウン・リストから、「Pie」を選択します。
3D折れ線グラフが円グラフに変わります。
|
| 13. |
左側のグラフ・ペインで、列領域の
Legends( )アイコンの
下にある「Year」チェック・ボックスを選択します。
「Redraw」
をクリックします。 年が凡例に追加されます。
「OK」をクリックします。
|
| 14. |
変更されたリクエスト・ページが再度表示されま
す。
グラフ・リクエスト・ページの左下の「Copy」
リンクをクリックして、このグラフ・ビューをクリップボードにコピーします。 Excelに戻ります。
注:Copyリンクを使用して、Presentation
Servicesダッシュボード・リクエストから複合ビューをExcelとPowerPointの両方にコピーすることもできます。
次の画像に、"Finish Sales Trend for Current
Year"複合(表とグラフ)リクエストのCopyリンクと、Excelに貼り付けた場合の結果を示します。
Oracle BI Interactive Dashboardのリクエストの複合ビュー
Excelに貼り付けられた同じ複合ビュー
|
| 15. |
Excelメニュー・バーから、「挿
入」→「ワークシート」を選択し、Oracle BI OfficeツールバーからPaste「」アイコンをクリックして、円グラフを新しい
ワークシートに追加します。
新しいグラフ・ビューが、Sheet3タブに表
示されます。
|
| 16. |
こ
の手順では、新しいワークシートを作成して、ピボット・テーブル・ビューを挿入します。 Excelメニュー・バーから、「挿入」
→「ワークシート」を選択します。
プラス「 」記号をクリックして、「Sales Summaries」フォルダを開きます(開いていない場合)。
次に、Regional Analysisフォルダを開きます。
プラス「 」記号をクリックして、「Colors by Region」を開き、「Pivot
Table1」を選択します。
|
| 17. |
「flatDataView」
を右クリックして、ショートカット・メニューから「Insert」を選択します。
Insert
Viewダイアログ・ボックスが表示されたら、「Insert」をクリックします。
ピボット・テーブルが新しいワークシートに
"pivotView"という名前で追加されます。
このピボット・テーブルは、Excelと同様に
操作できます。
|
| 18. |
Marketsの詳細を別の色で表示するには、ドロップダウン・リストから新しい色を選択して、
Refresh Worksheet「 」
アイコンをクリックします。
「Burgundy」
を選択し、 (Oracle BI
Officeツールバー上)をクリックします。 ピボット・テーブル・ビューがリフレッシュされ、該当するデータが赤紫色で表示されます。
このExcelワークシートは開いたままにしておき、次のトピックで使用します。
|
トピックに戻
る
PowerPoint
の使用
このトピックでは、Oracle BI Office
PowerPoint
Add-inを使用して、Excelからグラフをコピーし、フラット表ビューとグラフを静的画像として挿入し、グラフをFlashオブジェクトとして挿入
する方法について説明します。
| 1. |
この手順では、Excelから
PowerPointへのグラフ・ビューのコピーについて重点的に説明します。
ExcelのSheet3タブで、「円グラフ」をクリックして選択し、右クリック
してショートカット・メニューを起動します。
「コピー」
を選択します。
|
| 2. |
「スタート」
→「すべてのプログラム」→「Microsoft Office」→「Microsoft
PowerPoint 2003」を選択して、PowerPointを起動します。
前提条件として作成したPowerPointプレゼンテーション(Sample_BIOffice.ppt)
を開きます。
|
| 3. |
スライドのコンテンツ領域内で右クリックして、
「貼り付け」を選択します。
円グラフが表示されます。
|
| 4. |
「円グラフ」をダブルクリックし
て、グラフの値に関連するデータを表示します。
これで、このグラフをPowerPointで操作できるようになりました。
たとえば、グラフのオプションや種類の変更、異なるフォントの指定、円グラフの異なる角度の設定が可能になります。
|
| 5. |
この手順では、Oracle BI
Presentation Catalogからグラフを直接コピーする方法について学習します。 「挿入」→「新
しいスライド」を選択し、レイアウト・パネルから"空白のコンテンツ"を選択します。
Catalog「 」アイコンをクリックして、Oracle BI
Presentation Catalogを表示します。 Loginダイアログ・ボックスが表示されたら、User
IDおよびPasswordフィールドの両方にAdministratorと
入力し、残りのフィールドのデフォルトを受け入れて、「Login」をクリックします。
Presentation Catalogが右ペインに表示されます。
Excelと同様に、Oracle
BIメニュー・オプションがPowerPointのメニュー・バーに追加されます。
|
| 6. |
「Shared
Folders」を開き、「Sales Summaries」→「Brand
Analysis」フォルダを開いて、「Sales by Brand for Current Year
Trends」リクエストを選択します。
「Chart」
を右クリックして、「Insert as Image」を選択します。
Processingメッセージが表示されます。
|
| 7. |
処理が完了すると、グラフの静的画像が挿入され
ます。 画像をクリックして、サイズ指定ハンドルを表示します。
サイズ指定ハンドルを右下にドラッグして、画像
を拡大します。 画像は次のようになります。
画像を選択すると、静的画像であることを示すPictureツールバーが開きます。
|
| 8. |
この手順では、Oracle BI
Presentation Catalogから表を挿入します。 「挿入」→「新しいスライド」
を選択し、レイアウト・パネルから"空白のコンテンツ"を選択します。
Presentation
Catalogで、「Top & Bottom Performers」→「Top 5
Products」を開きます。 「Table」を右クリックして、「Insert」
を選択します。
Insert Viewダイアログ・ボックスが表示されたら、デフォルトを受け入れて、「Insert」
をクリックします。
|
| 9. |
Top 5
Productsの表が、PowerPointスライドに挿入されます。
|
| 10. |
この手順では、グラフ・ビューをFlashオブ
ジェクトとして挿入する方法について学習します。 「挿入」→「新しいスライド」
を選択し、レイアウト・パネルから"空白のコンテンツ"を選択します。
「Sales Summaries」
→「Brand Analysis」フォルダを開き、「Color Ranking by
Units Sold」を開きます。
「Chart」を
選択します。
|
| 11. |
「Chart」
を右クリックして、「Insert as Flash」を選択します。
Processingメッセージが表示されます。
|
| 12. |
Shockwave
Flashオブジェクトがスライドに表示されます。
クリックしてオブジェクトを選択します。
|
| 13. |
カーソルをオブジェクトの右下のハンドルに合わ
せて、次の画像で示すようにスライドの右下にドラッグします。
スライドがリフレッシュされ、Flashオブ
ジェクトが表示されます。
|
| 14. |
Slide Show「 」アイコンをクリックして、スライドを表示し
ます。
|
| 15. |
「グラフ」を右クリックして
ショートカット・メニューを表示し、「拡大」を選択します。
|
| 16. |
グラフがズームインされ、再表示されます。
注:グラフは劣化しません。 Oracle
BIグラフをFlashオブジェクトとして埋め込むと、品質が維持され、PNG画像やJPG画像に固有のピクセル化を防止できます。
|
トピック・リス
トに戻る
ここでは、Oracle BI Office for
Excelで使用する基本テンプレートについて学習します。 Oracle BI Office Excel
Add-inでは、デフォルト・テンプレートで各リクエスト・ビュー要素の基本的なレイアウトと形式を定義し、すべてのリクエストの最初の実行時には、常
にこのデフォルト・テンプレートが使用されます。
Excelへのレポート挿入後は、Excelのヘルプ・トピックにあるガイドラインに沿って、あらゆるスタイルをカスタマイズできます。
ただし、挿入したすべてのリクエスト・ビューの標準の外観と機能を変更する場合は、Oracle BI Office Excel
Add-inのデフォルト・テンプレートを変更できます。
重要:デフォルト・テン
プレートは1つだけ存在し、名前はOBIReport.xltで
ある必要があります。 テンプレートを変更する場合は、必ず元のデフォルト・テンプレートのバックアップ・コピーを作成してください。 Excel
2007を使用する場合は、テンプレートをExcel 97-2003形式で保存し、ファイルの拡張子を.xltにしてください(.xltxにはしないでくだ
さい)。 テンプレートの命名規則は、Excel 2007にも適用されます(つまり、ファイル名はOBIReport.xltである必要があり
ます)。
このトピックでは、ピボット・テーブル・テンプレートの2つ
の属性を変更して、pivotViewタブで結果を確認します。
| 1. |
既存のワークブックを閉じます。
Oracle BI Officeのインストール・ディレクトリに移動して、OBIReport.xltファイルを見つけ
ます。 通常、インストール・ディレクトリは、C:\Program
Files\Oracle\BIOfficeExcel\Templateにあります。
Microsoft
Explorerのコピー・アンド・ペースト・オプションを使用して、テンプレートのコピーを作成します。
バックアップ・コピーを作成したら、ダブルクリックして元のテンプレート・ファイルを開きます。 Excelが起動します。 BIReport.xltファイルには、TableとPivot
の2つのワークシートがあることに注意してください。 Tableワークシートには、フラット・データと表ビューのスタイル要素が含まれています。
Pivotワークシートには、挿入したピボッ
ト・ビューのスタイル要素が含まれています。
|
| 2. |
「Pivot」
タブをクリックして、テンプレートをピボット・テーブルに変更します。 A6セルの「OBI_PageDimLabel」
を選択します。
「書式」→「スタイル」
を選択します。
|
| 3. |
OBI_PageDimLabelのStyle
ダイアログ・ボックスが表示されます。
「変更」を
クリックします。 セルの書式設定ダイアログ・ボックスが表示されます。
|
| 4. |
「フォント」
タブをクリックします。 以下の変更を行います。
|
フィールド
|
古い値
|
新しい値
|
|
フォント名
|
Tahoma
|
Times New Roman
|
|
スタイル
|
標準
|
太字 斜体
|
|
サイズ
|
9
|
14
|
|
色
|
黒
|
赤
|
フォント・タブは、次の画像のようになります。
「OK」を
クリックし、再度「OK」をクリックします。
テンプレートは次の画像のように表示されます。
|
| 5. |
C11セル
のOBI_PivotTableDataを選択します。
「書式」→「スタイル」
を選択します。 OBI_PivotTableDataのStyleダイアログ・ボック
スが表示されたら、「変更」をクリックします。
|
| 6. |
「フォント」
タブをクリックします。 以下の変更を行います。
|
フィールド
|
古い値
|
新しい値
|
|
フォント名
|
Tahoma
|
Times New Roman
|
|
スタイル
|
標準
|
斜体
|
「表示形式」
タブをクリックします。 以下の変更を行います。
|
フィールド
|
古い値
|
新しい値
|
|
分類
|
標準
|
通貨
|
|
小数点以下の桁数
|
2
|
4
|
Numberタブは次の画像のように表示されま
す。
「OK」を
クリックし、再度「OK」をクリックします。
テンプレートは次の画像のように表示されます。
|
| 7. |
「ファイル」
→「名前を付けて保存」を選択して、テンプレートをOBIReport.xltという名前でイン
ストール・ディレクトリに保存します。 既存のファイルと置き換えるかどうかについては、「はい」を選択します。
注:必ず既存のテンプレートを選択してください。
テンプレートを閉じます。
新規作成「 」アイコンをクリックして、新しいワークブックを作成します。 手順16と同様に、プラス「 」記号をクリックして、「Sales Summaries」→「Regional
Analysis」→「Colors by Region」を開き、「Pivot
Table1」を選択します。 右クリックして、「Insert」を選択します。
ピボット・テーブル・ビューがワークシートに追加されたら、形式が変更されます(次の画像を参照)。
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トピック・リス
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このレッスンで学習した内容は、次のとおりです。
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Oracle BI Officeクライアントのインストールと構成 |
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Oracle BI
OfficeへのログインとOracle BI
AnswersからExcelへの動的フラット・データ、表、ピボット・テーブル、およびグラフ・ビュー・リクエストの挿入 |
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Oracle BI
AnswersからExcelへの静的グラフの挿入 |
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Excelから
PowerPointへのビューのコピー |
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Oracle BI
Office Excel Add-inテンプレートの変更 |
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