Oracle Business Intelligence Deliversによるアラートの送信

このチュートリアルでは、ダッシュボードでアラートを作成する方法について学習します。

約1時間

トピック

このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。(警告:この操作によっ て、同時にすべてのスクリーンショットがロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス時間が遅くなる場合があります。)

注:各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあ るアイコンの上にカーソルを置いてください。スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。

概要

Oracle Business Intelligence Delivers(Delivers)は、Oracle Business Intelligence Answers(Answers)の結果に基づいてアラートを作成するために使用されるインタフェースです。Answersは、純粋なWebアーキテク チャ内で多次元分析を実行できる非常に強力な非定型データの問合せツールです。Deliversを使用すると、Web、ワイヤレス、モバイル、およびその 他の音声通信チャネルを通じて特定の結果を検出し、適切なユーザーまたはグループに通知できます。

Deliversは、Oracle Business Intelligence Scheduler(Scheduler)と連携します。iBotは、レポートとアラートをエンド・ユーザーに配信します。iBotは、Delivers によって実行に備えて設定および送信されます。Schedulerは、ジョブの管理とスケジューリングを行う拡張が可能なアプリケーションおよびサーバー です。Oracle BI Schedulerは、2種類のジョブをサポートします。

記述されたジョブ:記述されたジョブは、 Oracle Business Intelligence Server Administration ToolのJob Manager機能によって設定および送信されます。たとえば、記述されたジョブを使用して、Oracle BI Serverの利用統計をバックエンド・データベースに定期的にロードできます。記述されたジョブの場合、Oracle BI Schedulerは、Oracle BI Serverと通信します。

記述されていないジョブ:記述されていないジョブは、iBotと 呼ばれます。iBotは、レポートとアラートをエンド・ユーザーに配信します。iBotは、Oracle Business Intelligence Deliversによって実行に備えて設定および送信されます。記述されていないジョブの場合、Oracle BI Schedulerは、Oracle Business Intelligence Presentation Servicesと通信します。また、iBotの配信のためにOracle BI Schedulerをインストールおよび設定する必要があります。

このチュートリアルでは、DeliversとSchedulerを使用してAnswersの結果 ベースのiBotを作成する方法と、ユーザーのダッシュボードまたは他の配信デバイスに送信できるアラートを生成する方法について説明します。配信デバイ スの設定、配信プロファイルの追加、アラートの追加、iBotの作成、およびSchedulerの設定の各手順を学習します。

 

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このチュートリアルで構築するダッシュボードは、経路、国の地域、製品カテゴリごとに最近12ヶ月 間の売上をグラフ化し、傾向分析データとともに先月に売上が減少したカテゴリの説明をハイライトします。

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前提条件

このチュートリアルは、Windows環境にのみ適用されます。このレッスンを正しく実行するに は、次の手順に従います。

1.

Interactive Dashboardsの作成とOracle Business Intelligence Answersの使用』チュートリアルを完 了してください。

2.

Creating the Metadata for BI Answers Using Oracle Business Intelligence Administrator』チュートリア ルを完了してください。

3.

正しい設定権限を割り当て、マシンにメール・サーバーをインストールします。この Oracle By Example(OBE)では、デモ用として、シンプルなメール・サーバーであるArGoSoft Mail Server(フリーウェア版)を使用します。メール・サーバーを所有していない場合、以下の手順を実行します。

A. このフリーウェアのメール・サーバーはこ こからダウンロードできます。
B. Mail Server (フリーウェア版)の「agsmail.exe」リンクを選択します。
C. 「Save」をクリックして、ローカル・マシンにモジュールをダウンロードします。
D. 「スタート」→「すべてのプログラム」→「管理ツール」 →「サービス」をクリックし、Simple Mail Transfer Protocol Service(SMTP)を停止します。サービスを閉じます。
E. ダウンロードされたフリーウェア・モジュールを格納するディレクトリへ移動し、「agsmail.exe」アイ コンをダブルクリックします。ベンダーの指示に従ってインストールします。データが軽いので、1分ほどでインストールは終了します。
F. デスクトップの「ArGoSoft Mail Server Freeware」 アイコンをダブルクリックして、ArGoSoft Mail Serverサービスを開始します。
G. メニュー・バーの「Tools」→「Users」をクリックします。 User Setupウィンドウが表示された後、「New User 」アイコンをクリックします。
H. Add New Userウィンドウが表示されます。

1) User Nameテキスト・ボックスにuserと 入力します。
2) Real Nameテキスト・ボックスにDelivers Userと入力します。
3) PasswordとConfirm Passwordの各テキスト・ボックスにuserと入力します。
4) Return Addressテキスト・ボックスにuser@<yourmachine>と 入力します。<yourmachine>には、マシンのドメイン構成名を指定します。

5) 「OK」をクリックします。
6) 「Close」をクリックします。

I. メニュー・バーの「Tools」→「Option」 をクリックします。Optionsウィンドウが表示されます。

1) 「General」タブのLocal Hostテキスト・ボックスに <yourmachine>と入力します。

2) 「Local Domains」タブ で、入力可能なテキスト・ボックスに <yourmachine>と入力し、「Add」 をクリックします。

3) 「Ports」タブで、SMTPに 25、POP3に110が設定されていることを確認します(両方ともデフォルト値)。
4) 「OK」をクリックします。

J. 電子メール・クライアントを起動します。このOBEでは、MS Outlook Expressを使用します。すべてのユーザー・プロパティが上記の情報と一致していることを確認してください。そのために以下の手順を実行します。

1) メニュー・バーの「Tools」→「Accounts」 を選択します。Internet Accountsウィンドウが表示されます。
2) 「Add」→「Mail」をクリックし、Display Nameテキスト・ボックスにuserと入力します。
3) 「Next」をクリックします。
4) 上記で使用した同じ電子メール・アドレスの user@<yourmachine>を 入力し、「Next」をクリックします。
5) 受信サーバー(POP3)と送信サーバー(SMTP)の両方に電子メール・サーバー名の<yourmachine>を 入力し、「Next」をクリックします。
6) Account NameとPasswordの両方のテキスト・ボックスにuserと入力し、「Next」 をクリックします。
7) 「Finish」をクリックします。アカウントが設定されます。
8) userのプロパティを確認するには、「Tools 」→「Accounts」 をクリックし、「user」を選択します。次に、「Properties」をク リックします。GeneralタブとServersタブは、次のようになります。


注: このチュートリアルのスクリーン・キャプチャは、Windows XP環境で取得しています。このため、スタート・メニューのオプションが多少異なる場合があります。

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ハードウェアとソフトウェアの要件のリストは、以下のとおりです。

サポートされるブラウザは、以下のとおりです。
- Microsoft Internet Explorer 6.0
- Microsoft Internet Explorer 7.0
- Firefox 1.5.x
- Firefox 2.0
- Mozilla 1.7.x
- Netscape 7.2.x

クライアントのオペレーティング・システム
- Microsoft Windows 2000 Professional(Service Pack 3以降)
- Microsoft Windows 2003 Professional(Service Pack 1以降、32ビットのみ)
- Microsoft Windows XP Professional(Service Pack 1以降)

サーバーのオペレーティング・システム
- Oracle BI Serverの場合:Microsoft Windows 2000 Service Pack 4/2003 Server

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詳細な情報が必要な場合に便利な参考資料のリストは、以下のとおりです。

トレーニング:

Oracle BI 10g: Analytics Overview (eStudy)

Oracle BI Presentation Services 10g: Create Reports/Dashboards (Instructor-Led Training)

Oracle BI Server Administrator 10g: Build Repositories Rel 1(Instructor-Led Training)

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 10g (10.1.3.2) (Oracle By Example)

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Scheduler 表の設定

このトピックでは、Scheduler表を作成します。iBotを配信するには、 Schedulerを設定して4つの表を作成し、Schedulerジョブの情報を移入する必要があります。表には、ジョブ・インスタンス、パラメータ、 およびスケジュールの情報を保存します。これらの表は、S_NQ_ERR_MSG、S_NQ_INSTANCE、S_NQ_JOB、 S_NQ_JOB_PARAMです。

Scheduler表を設定するには、以下の手順を実行します。

1.

Oracle BI Schedulerを有効にするには、情報を保存するために特定の表が必要です。Schedulerは、このような表を監視し、必要なアクションを実行し ます。表には、ジョブ・インスタンス、パラメータ、およびスケジュールの情報を保存します。スタンドアロン環境の場合は、SQLスクリプトを実行して表を 作成します。

スタート」→「すべてのプログ ラム」→「Oracle-OraDB102」→「Application Development」→「SQL Plus」をクリックします。

次の認証情報でログインして、「OK」をクリックします。

ユーザー名:

sh

パスワード:

sh

ホスト文字列:

orcl

2.

Oracle SQL*PlusのSQL > プロンプトに、次の文字列を入力して、バッチsqlファイルを実行します。

start <InstallDrive>\oraclebi\server\schema\sajobs.oracle.sql;

SQL > プロンプトに次の文字列を入力して表が作成されたことを確認します。

select table_name from user_tables where table_name like 'S_NQ%';

3.

SQL > プロンプトでExitと入力 し、Oracle SQL*Plusを閉じます。

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Schedulerの設定

SHデータベース内にSchedulerジョブに関する情報を保存する表が作成されたので、 Schedulerを設定する必要があります。Oracle Business Intelligence Administration Tool(Administration Tool)の機能であるJob Manager Configurationダイアログ・ボックスのScheduler設定オプションを設定します。注: Oracle Business Intelligenceのスタート・メニューからJob Managerツールに直接アクセスできます。Administration Toolを使用してもアクセスできます。

Schedulerを設定するには、以下の手順を実行します。

1.

スタート」→「すべてのプログ ラム」→「Oracle Business Intelligence」→「Job Manager」をクリックします。

Job Managerが表示されます。

2.

File」→「Configuration Options」を選択します。

Scheduler Configurationダイアログが表示されます。

3.

次のように適切な情報を入力します。

A. 「Scheduler」タブを選択しま す。「Database」サブタブは、接続プール情報とデータベース表名を表示します。適切なテキスト・ボックスに次 の値を入力します。

データベース・タイプ:

Oracle 10g R2

コール・インタフェース:

OCI 10g R1/R2注: Oracle BI Serverを実行するマシンでは、Oracle Call Interface(OCI)を使用して、データベースに接 続する必要があります。)

Data Source Name:

orcl

Username:

sh

Password:

sh

Confirm Password:

sh

値が次のスクリーンショットの値と同じであることを確認します。

B. General」サブタブをクリッ クし、Administrator NameAdministrator Password、 およびAdministrator Password Confirmationの各テキスト・ボックスにAdministratorと 入力します。

4.

次に、ローカル・メール・サーバーを設定します。メールを配信するSMTPサーバーの 指定は重要です。

注: デモ用のスタンドアロン・インストールなので、この反復のためにMicrosoft SMTPサービスだけを停止し、ArGoSoft Mailサービスが正しく動作していることを確認します。

Mail」タブをクリックし、すべてのテキスト・ボックスが次のスクリーンショット の値と一致していることを確認し、必要に応じてドメイン名を変更します。

OK」をクリックして、Scheduler Configurationウィンドウを閉じます。Job ManagerとOracle BI Administration Toolを終了します。

5.

スタート」→「すべてのプログ ラム」→「管理ツール」→「サービス」をクリックし、Oracle BI Schedulerを起動または再起動します。

 

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iBotの作成および配信

Oracle BI Deliversは、iBotと呼ばれるインテリジェンス・エージェント(Webロボット)を使用します。iBotは、 定義された条件に基づいて、データへのアクセス、フィルタリング、および分析の実行が可能な、スケジュールまたはイベント(連結されたiBot)によって 動作するソフトウェアベースのエージェントです。iBotは、リアルタイムで、パーソナライズされた実用的な情報をビジネス・ネットワークの全範囲にわ たって配信する革新的な方法を提供します。また、運用ソースおよび分析ソース全般のデータ情報も提供します。問題またはその可能性を検出すると、iBot は、適切なユーザーを決定して、電子メール、ポケットベル、PDA、携帯電話などのさまざまなデバイスで情報を通知および配信できます。

ユーザーがOracle BI DeliversでiBotの作成とスケジューリングを行うと、Oracle BI Presentation Serverは、優先順位、対象の受信者、およびコンテンツを配信するデバイスに関する情報を収集します。Oracle BI Presentation Serverは、この情報とその他の特性をジョブにまとめ、ジョブの実行時間をOracle BI Schedulerに通知します。

このサブトピックでは、アラートをInteractive Dashboardに配信するiBotとAnswersリクエストの作成方法を説明します。また、特定のiBotリクエストの結果から別のiBotリクエ ストが配信されるiBotの連結方法も学習します。

リ クエストの作成とInteractive Dashboardへの追加
簡 単なiBotの作成と配信
条件付きiBotの作成 と配信
iBotの連結

リクエストの作成と Interactive Dashboardへの追加

1.

iBotを作成して配信用にiBotをスケジューリングする前に、リクエストを作成し てダッシュボードに公開できることを確認する必要があります。

Oracle Business Intelligenceが開かれていない場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」 →「Oracle Business Intelligence」→「Presentation Services」をクリックし、User IDPasswordの 各テキスト・ボックスにAdministratorと入力します。次に、「Log In」 をクリックします。

Oracle Interactive Dashboardが表示されます。

Answers」リンクをクリックします。

Answersウィンドウが表示されます。右側のパネルからSHサ ブジェクト領域を選択します。

2.

左側のCatalogフォルダがSH Subject Area列で置き換えられます。左側のパネルのサブフォルダを開き、各列をクリックして、新しいリクエストを作成します。右側のパネルの Workspace領域に列が追加されます。

左側のパネルの列(Channel ClassCalendar YearCalendar Month NameCalendar Month NumberCountry RegionAmount SoldGross ProfitMargin %、およ びProduct Category)をクリックします。

3.

より実用的なリクエストを作成するため、条件をソートし、中東地域(この地域のデータ がないため)を削除するフィルタを追加します。

A. この順番で、Calendar Month NumberChannel ClassCountry RegionSortボタンを クリックします。

B. 次に、Country RegionFilterボタンをクリックします。

Create/Edit Filterダイア ログが表示されます。

C. All Choices」リンクをクリックし、Middle Eastを選択します。Valueテキスト・ ボックスに自動的に値が入ります。Operatorドロップダウン・リストから、「is not equal to / is not in」を選択します。

D. OK」 をクリックして、フィルタをリクエストに追加します。リクエスト条件は次のスクリーンショットのようになります。

4.

リクエストの条件付き書式設定を追加して、Year、Product Category、およびChannelごとに1位と最下位の地域を強調します。

A. Amount SoldColumn Propertiesボタンをクリックし、Conditional Format」タブを選択します。

B. 「Add Condition」をク リックします。

C. 「Amount Sold」を選択しま す。

D. Create/Edit Filterダ イアログが表示されます。Operatorドロップダウン・リストから「is less than」 を選択します。Valueテキスト・ボックスに5000と入力します。

E. 「Add」→「Variable」 →「Presentation」をクリックします。「OK」をクリックします。

F. Edit Formatダイアログが 表示されます。「Background Color」ボタンをクリックし、赤色を選択して、「OK」 →「OK」をクリックします。

G. Column Propertiesダイアログが再表示されます。「Add Condition」を再びクリックします。ただし、今回はAmount Sold条件を設定して、値が100000を超える場合に緑色を表示させます。

H. Column Propertiesダ イアログのスクリーンショットは、次のようになります。

I. 2つ目の条件を追加した後、Column Propertiesダイアログの「OK」をクリックして、Criteriaタブに戻ります。

5.

次に、ダッシュボードに表示されるピボット・テーブルを設定します。

A. Pivot Tableボタンをクリックします。ピボット・テーブルの作業領 域のスクリーンショットは、次のようになります。

ヒント: Channel Class、Calendar Year、Calendar Month Name、Calendar Month Number、Country Region、およびProd Categoryの各列は、Rowsラベルの下に表示されます。Amount Sold、Gross Profit、およびMargin %は、Measures ラベルの下に表示されます。

ソートを有効にするため、Calendar Month Numberがリクエストに追加されています。この列の表示は不要です。More Optionsボタンをクリックして、この列を非表示にします。

B. 次に、適切なレイアウトを設定する必要があります。Calendar YearProd CategoryをPages領域、Calendar Month NameをSections領域、Country RegionをColumns領域 (Measure Labelsの下)にドラッグします。

C. Prod CategoryMore Optionsボタンをクリックし、「Start New Page Drop Down」を選択します。

Display Resultsリンクの下に リクエストが表示されます。

このリクエストは、Channelごとの中東を除くすべての地域のProduct Categoryの業績を示します。Calendar YearとProd Categoryに別々のページ項目を設定すると、表示を管理できます。条件付き書式設定によって、顕著な業績が示され、改善が必要な部分がハイライトさ れます。

6.

A. Save Requestをクリックします。

B. 「Shared Folders」をクリッ クし、「Create Folder」をクリックします。

C. Captionテキスト・ボックスにAll Managersと入力し、「OK」をクリックします。

D. Nameテキスト・ボックスで、リクエス トに意味のある名前を設定して、「OK」をクリックします。

7.

ダッシュボードに表示するリクエストを準備する必要があります。

A. Manage Displayボタンをクリックします。Compound Layoutビューが表示されます。

B. Tableの右上の「X」 をクリックします。これによって、リクエストからテーブル・ビューが削除されます。

リクエストは、次のスクリーンショットのようになります。

C. リクエストを保存します。

8.

リクエストをダッシュボードに追加できることを確認します。

A. 「Dashboards」リンクをク リックします。

空のMy Dashboardが表示されます。

B. Page Optionsドロップダ ウン・リストから、「Edit Dashboard」を選択します。

Dashboard Editorウィンドウが表示されます。手順7で作成したリクエストを左側のペインから右側の灰色の作業領域にドラッグします。この灰色の領域は、 "Section"プレースホルダです。

Dashboard Editorウィンドウ は、次のようになります。

C. 「Save」をクリックします。リクエ ストとともにMy Dashboardが表示されます。

D. 「Log Out」リンクをクリックし て、ブラウザを閉じます。

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簡単なiBotの作成と配 信

Oracle BI Delivers iBotは、最も簡単な形式で、定義されたスケジュールに基づく特定のPresentation Catalogリクエスト(Oracle BI Answersで作成)を自動的に実行し、特定の問題またはその問題が起こる可能性を調べます。特定の問題またはその可能性が結果から検出されると、ア ラートが生成され、各ユーザーに指定された配信オプションで、iBotに登録されたユーザーに配信されます。iBotのコンテンツは、関連する配信デバイ スに合わせて変更できます。たとえば、ポケットベルに送信されるコンテンツには電話番号だけが含まれ、Blackberryデバイスに送信されるコンテン ツには電子メールに加えてグラフなどの詳細情報が含まれる場合があります。

Oracle BI Deliversを有効にすると、AlertsセクションがMy Dashboardの最初のページに自動的に追加されます(手動で配置されていない場合)。このレッスンでは、Interactive Dashboardおよび電子メール・アカウントにアラートを配信するiBotを作成します。

1.

Oracle Business Intelligenceが開かれていない場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」 →「Oracle Business Intelligence」→「Presentation Services」をクリックし、User IDPasswordの 各テキスト・ボックスにAdministratorと入力します。次に、「Log In」 をクリックします。

Oracle BI Deliversを開くには、「More Products」リンクをクリックし、ドロップダウン・メニューから「Delivers」を選択 します。

Deliversページが表示されます。

2.

この手順では、iBotのデバイス・プロファイルを設定します。

A. 「Edit My Account」をク リックします。

My Accountページが表示されます。このページで、コンテンツを受信するデバイスを指定します。

B. 「Add Email Device」リン クをクリックします。

Deviceダイアログ・ボックスで、Device NameEmailDevice TypeHTML eMailAddress user@ <yourmachine>と入力します。

C. 「Finished」をクリックします。

電子メール・デバイスが表示されます。

3.

iBotの配信プロファイルを設定します。

A.「Add Delivery Profile」 リンクをクリックします。

B. Delivery Profileダ イアログ・ボックスで、プロファイルのNameDashboardと入力し、Content Priorityで「Normal」にチェックを入れます。

C. 「Finished」をクリックしま す。プロファイルが作成されます。

D. 「Finished」を再びクリックし ます。

4.

特定のスケジュールに基づいてダッシュボードにリクエストを配信するiBotを作成し ます。

Create New iBot」をクリックし ます。

Overviewページが表示されます。

General」タブまたは「General」 リンクをクリックします。

5.

General」タブを使用して、iBotの優 先順位と配信コンテンツの送信方法を指定します。優先順位をLow(低)、Normal(中)、High(高)に設定できます。優先順位は、ユーザーの配 信プロファイルで使用でき、異なる優先順位のアラートの宛先を決定します。

Priorityドロップダウン・リストから「Normal」、Data Visibilityドロップダウン・リストから「Personalized (individual data visibility)」を選択します。Run Asは空白のままにします。

Schedule」タブをクリックします。

6.

Schedule」タブを使用して、iBotの 開始時間、実行頻度、および停止時間を設定します。iBotは、特定のスケジュールに基づいて実行できます。iBotの開始日時、実行スケジュール、およ び終了日を定義できます。スケジューリングされていないiBotも作成できます。これは、iBotの連結の一部としてのみ実行されるiBotまたは外部プ ロセスによって開始されるiBotを作成する場合に便利です。

Set Schedule」チェック・ボックス を選択します。また、「Start Immediately」ラジオ・ボタンおよびRecurrenceの 「Once」ラジオ・ボタンを選択します。

Recipients」タブをクリックします。

7.

Recipients」タブを使用して、 iBotの配信コンテンツを受信するユーザーとグループを選択します。

Me」チェック・ボックスを選択します。

Delivery Content」タブをク リックします。

8.

Delivery Content」タブを使用 して、ダッシュボード・ページまたは保存したリクエストなどのiBotで配信するコンテンツのタイプを指定します。また、HTML、PDF、XLS、 CSV、テキストなどのコンテンツの配信形式も指定できます。

コンテンツに短い説明見出しを挿入することもできます。iBotが配信されると、見出 しは主題として表示されます。iBot添付のコンテキストを提供するテキスト・メッセージを追加できます。リポジトリ変数、セッション変数、プレゼンテー ション変数を使用して、この見出しまたはテキスト・メッセージをパーソナライズできます。配信コンテンツが空白の場合(レコードが返されない場合)、この 条件の説明を追加できます(条件付きリクエストにのみ適用されます)。

A. Headlineテキスト・ボックス にMy Requestと入力し、「Select Content」をクリックし ます。

B. Choose Delivery Contentウィ ンドウが表示されます。上記で保存したリクエストを選択し、「OK」をクリックします。

指定されたリクエストでDelivery Contentウィンドウが再表示されます。

C. 「Destinations」タブをク リックします。

9.

Destinations」タブを使用して、 iBotの任意のデバイスと宛先の範囲を指定します。2つのUser Destinations(Interactive DashboardとActive Delivery Profile)があります。

Interactive Dashboard」 を選択すると、アクティブなiBotは、Alerts!ページとDashboard Alerts!セクションに表示されます。新しいiBotが配信されると、アプリケーション・ナビゲーション・リンクとこのサマリーへのリンクが表示され ます。

Active Delivery Profile」 を選択すると、iBotは、アクティブな配信プロファイルの特定のデバイスに送信されます。アクティブな配信プロファイルは、My Accountページで設定します。使用できるデバイスには、電子メール、ポケットベル、デジタル電話、携帯用デバイス、およびその他のデバイスがありま す。

Interactive Dashboard」 と「Active Delivery Profile」の両方のチェック・ボックスをクリックします。

10.

最後に、iBotを保存し、ダッシュボードおよび電子メール・アカウントにリクエスト が配信されていることを確認する必要があります。

Save」ボタンをクリックし、iBot名をMy Request iBotに設定します。

11.

Dashboards」リンクをクリックしま す。

Interactive DashboardのAlerts!領域にリクエストが表示され、My DashboardバナーにAlertsリンクが表示されます。

My Request」リンクをクリックして、 ダッシュボードからレポートを表示します。リクエストが表示されます。

また、My Dashboardバナーの「Alerts!」 リンクをクリックして、リクエストの表示、iBotのオープン、またはアラートのクリアを実行できます。

12.

スタート」→「すべてのプログ ラム」→「Outlook Express」をクリックします。

リクエストが受信ボックスに表示されます。リクエストが表示されない場合は、「Send/Recv」 をクリックします。(注: このスクリーンショットでは、電子メールを開かないでリクエストを表示できるOutlook Expressのプレビュー・モードが有効になっています。)

Outlook Expressを閉じます。

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条件付きiBotの作成と 配信

Conditional Request」タブを使用して、 iBotをトリガーするリクエストを選択します。このサブトピックでは、上記のサブトピックのような時間条件ではなく、データベース条件に基づいてトリ ガーするiBotを作成します。

1.

Oracle Business Intelligenceが開かれていない場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」 →「Oracle Business Intelligence」→「Presentation Services」をクリックし、User IDPasswordの 各テキスト・ボックスにAdministratorと入力します。次に、「Log In」 をクリックします。

A. サブトピックの"リクエストの作成とInteractive Dashboardへの追加"で学習した知識とスキルを利用して、次のリクエストを作成します。

B. 最新年のみを選択します(Calendar Year = 2001)。

C. 条件を% Chg Amount Sold MAgoメ ジャー("change percent for last month"が3以下の場合に赤色で値を表示します)に 追加します。このデータベース条件によって、低成長のProduct Categoriesを表示するリクエストがトリガーします。

リクエストのスクリーンショットは次のようになります。

D. All Managersという共有 フォルダに% Change in Sales from Last Monthとしてリクエストを保存します。

2.

More Products」リンクをクリック し、ドロップダウン・メニューから「Delivers」を選択して、Oracle BI Deliversを開きます。

Delivers」ページが表示されます。

3.

前のサブトピックでiBotの配信プロファイルを作成したので、「Create New iBot」をクリックするだけです。

Overview」ページが表示されます。「Conditional Request」タブまたは「Conditional Request」リンクをクリックします。

Conditional Requestページが表示されます。

4.

Conditional Request」タブ を使用して、iBotをトリガーするリクエストを選択します。後続のiBotに適用する開始のiBotのフィルタを使用すると、フィルタ値は、このタブで 指定される条件付きリクエストから生成されます。

A. 「Select Condition」 をクリックします。

B. Choose Requestウィン ドウが表示されます。手順1で作成したリクエストを選択し、「OK」をクリックします。

指定したリクエストを表示するConditional Requestウィンドウが再表示されます。

C. 「Schedule」タブをクリックし ます。

5.

Set Schedule」チェック・ボックス が選択されていることを確認し、「Start Immediately」ラジオ・ボタンを選択します。これは毎月の Product Category Performanceの評価なので、次のようにRecurrenceを設定します。

Recipients」タブをクリックします。

6.

通常、Product Categoryの売上を監視するマネージャと主要スタッフがこのリクエストを受信します。ここでは、自分だけを選択します。「Me」 チェック・ボックスを選択して、自分が受信者であることを確認します。

他のユーザーによるリクエストの登録を許可する場合、「Publish for subscription」を選択します。

Delivery Content」タブをク リックします。

7.

Headlineテキスト・ボックスに% Sales Dropped Below 3%と入力し、「Select Content」をク リックします。Choose Delivery Contentウィンドウが表示される場合、All Managersフォルダの条件付きリクエストを検索して、「OK」をクリックします。

以下のスクリーンショットでは、リクエストが添付(この場合、PDF)として送信され ると、オプションのテキスト・メッセージが配信されます。

Destinations」タブをクリックしま す。

8.

デフォルトのUser Destinationsを受け入れます。

9.

最後に、iBotを保存し、Interactive Dashboardにリクエストが配信されていることを確認する必要があります。

Save」ボタンをクリックし、iBotの名前 をProd Category Monthly %に設定して、「OK」をクリッ クします。

10.

Dashboard」リンクをクリックします。 リクエストがダッシュボードに表示されます。

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iBotの連結

Conditional Request」タブで条件付き iBotを作成したように、最初のリクエストの結果に基づいて別の問合せをトリガーするためにリクエストを絞り込むことができます。リクエストの結果に よって、次の表のようにiBotで配信コンテンツを送信して後続のアクションを開始するかどうかが決定されます。

リクエストが行を返さない場合、iBotはトリガーされません。

リクエストが少なくとも1行を返す場合、iBotは、配信コンテンツを送信し、後続の アクションを開始します。

このサブトピックは、リクエストの結果に基づいてiBotを連結する方法を説明します。

1.

Oracle Business Intelligenceが開かれていない場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」 →「Oracle Business Intelligence」→「Presentation Services」をクリックし、User IDPasswordの 各テキスト・ボックスにAdministratorと入力します。次に、「Log In」 をクリックします。

More Products」リンクをクリック し、ドロップダウン・メニューから「Delivers」を選択して、Oracle BI Deliversを開きます。

Deliversページが表示されます。

2.

Create New iBot」をクリックし ます。

Overviewページが表示されます。「Schedule」 タブまたは「Schedule」リンクをクリックします。

Scheduleページが表示されます。

3.

Set Schedule」チェック・ボックス が選択されていることを確認し、「Set Schedule」チェック・ボックスと「Start Immediately」ラジオ・ボタンを選択します。

Recipients」タブをクリックします。

4.

Me」チェック・ボックスを選択して、自分が受 信者であることを確認します。

Delivery Content」タブをク リックします。

5.

A. Headlineテキスト・ボックスにMy Chained iBotと入力します。

B. 「Select Content」をクリッ クします。Choose Delivery Contentウィンドウが表示される場合、All ManagersフォルダからSales by Calendar Year and Prod Categoryを選択し、「OK」をク リックします。

Send content asドロップダウン・ リストが「Device Default」に設定されていることを確認します。

C. 「Destinations」タブをクリッ クします。

6.

Interactive Dashboard」 および「Active Delivery Profile」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

Advanced」タブをクリックします。

7.

Advanced」タブを使用して、iBotの 終了時に実行される1つ以上のアクションを指定します。アクションは、iBotの受信者の各ユーザーのために実行されます。各iBotアクションのデフォ ルトの動作は変更できます。アクションには、他のiBotやカスタム・スクリプトなどの実行が含まれます。iBot条件が満たされる場合またはレコードが 返されない場合に実行されるアクションも指定できます。

A. "Execute these actions when iBot conditions are satisfied"領域から「Add Action」をクリックし、メニューから「iBot」 を選択します。

B. iBot Propertiesウィ ンドウで、「Browse」をクリックします。

C. Prod Category Monthly %の iBotを検索および選択して、「OK」をクリックします。

D. Execute for Recipientsド ロップダウン・リストから「of current iBot」を選択し、「OK」 をクリックします。

連結されたiBotが追加されます。

E. iBotを保存します。Nameテキス ト・ボックスにMy Chained iBotと入力し、「OK」をクリックしま す。

F. 「Alerts!」リンクをクリックし て、連結したiBotの結果を表示します。

前に述べたとおり、このウィンドウから両方のiBotの再表示、アラートのクリ ア、またはリクエストの再表示を実行できます。

必要に応じて、ダッシュボードへ移動して、「Alerts!」 領域からiBotを選択することもできます。

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このレッスンで学習した内容は、以下のとおりです。

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Oracle Corporation発行の「Sending Alerts Using Oracle Business Intelligence Delivers」の翻訳版です。

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