このチュートリアルでは、Oracle Business Intelligenceの問合せの構築、書式設定、およびカスタマイズの方法を説明します。また、リクエストおよびInteractive Dashboardの書式設定とカスタマイズの方法も説明します。
約2時間
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告:
すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、そ れぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。
このチュートリアルでは、Oracle Business Intelligence Answersを使用した問合せの作成、ビューやグラフの書式設定、ユーザー・エクスペリエンスを強化するためのユーザー・インタラクティビティと動的 コンテンツの追加について説明します。 まず、問合せを作成し、グラフ、ピボット・テーブル、および説明を含むビューを操作します。 次に、セレクタを作成してOracle Business Intelligenceリクエストのインタラクティビティを向上させ、作成したリクエストとビューを格納するためのカスタム・ダッシュボードを構築しま す。 最後に、ダッシュボード・プロンプトを操作して、ダッシュボードのフィルタと変数の移入を行います。
このチュートリアルで構築するダッシュボードは、経路、国の地域、製品カテゴリごとに 最近12ヶ月間の売上をグラフ化し、傾向分析データとともに前月に売上が減少したカテゴリの説明をハイライトします。
このチュートリアルは、Windows環境にのみ適用されます。 VMWare環境を使用している場合は、問合せとグラフの作成ト ピックへ直接移動し、途中の手順をスキップしてください。 ただし、2GBのRAMと15GBのハードディスク空き容量があることを確認してください。 コンピュータにVMWare 1.5.xをインストールします。 VMWareソフトウェアを所有していない場合は、http://www.vmware.com/download/player/か らVMWare Playerをダウンロードしてください。その他、チュートリアルを始める前に次を確認してください。
| 1. |
Oracle Database 10gにアクセスできるか、またはイ ンストール済みであること。
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| 2. |
サンプル・スキーマにアクセスできるか、またはインストール済みであること。 この例では、Oracle Database 10gに含まれるSHスキーマを使用します。 『サ ンプル・スキーマのインストールとデータベース接続の確立』OBEチュートリアルの手順に従って、スキーマをインストールすること もできます。
|
| 3. | Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10.1.3.2にアクセスできるか、インストール済みであること。 |
| 4. | <InstallDrive>の下に SetupFilesというディレクトリを作成します。 ここからSetupFilesディレ クトリに、SH.zipファイルをダウンロードして展開してください。 |
データソースに関するスキーマ情報をOracle BI Serverリポジトリにインポートするには、ODBCデータソースが必要です。 SHスキーマ情報をインポートするためにODBCデータソースを作成するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
「スタート」→「プログラム」→「管理ツール」→「デー タソース(ODBC)」をクリックして、ODBCデータソース・アドミニストレータを開きます。
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| 2. |
「システムDSN」タブをクリックし、「追加」を クリックします。
新規データソースの作成ダイアログ・ボックスが開きます。
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| 3. |
新規データソースの作成ダイアログ・ボックスで、「Oracle」ドライバを選択し、 「完了」をクリックします。Oracle ODBC Driver Configurationダイアログ・ボックスが表示されます。
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| 4. |
Oracle ODBC Driver Configurationダイアログ・ボックスで、Data Source Name(任意の名前の入力が可能)を入力し、ドロップダウン・リストから適切なTNS Service Name(この例では「ORCL」)を選択して、SHスキーマのUser IDとしてSHを 入力します。
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| 5. |
「Test Connection」をクリックして、Oracle ODBC Driver Connectダイアログ・ボックスを開きます。 Oracle ODBC Driver Connectダイアログ・ボックスで、SHスキーマのパスワードにSHと入力し、「OK」 をクリックします。
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| 6. |
接続の成功を示す次のTesting Connectionメッセージが表示されます。
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| 7. | 「OK」をクリックして、Testing Connectionメッセージを閉じます。 |
| 8. |
「OK」をクリックして、Oracle ODBC Driver Configurationダイアログ・ボックスを閉じます。 |
| 9. |
SHシステム・データソースがODBCデータソース・アドミニストレータに追加されて いることを確認します。次に、「OK」をクリックして、ODBCデータソース・アドミニストレータを閉じます。
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このトピックでは、Presentaion Catalogの更新およびリポジトリのコピーを行って、後半のチュートリアル用の環境を準備します。
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1. |
「スタート」→「すべてのプログラム」 →「管理ツール」→「サービス」をクリックします。 |
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2. |
サービスのダイアログ・ボックスで、「Oracle BI Presentation Server」を選択し、「操作」→「停止」を選択して サービスを停止します。 Oracle BI Serverも停止します。 これらのサービスを停止する順番は前後しても構いません。
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| 3. |
Windows Explorerを使用して、SetupFilesフォルダへ移動し、「sh」 フォルダとその内容を<InstallDrive>:\OracleBIData\web\catalogにコピーしま す。 この操作は、Sales Historyコンテンツに対応するOracle BI Presentation Catalogのバックアップです。
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| 4. |
メモ帳で<InstallDrive>:\OracleBIData\web\config\instanceconfig.xmlを 開き、CatalogPathセクションを編集して、先ほどコピーしたディレクトリを指定します。 パスには、<InstallDrive>:/OracleBIData/web/catalog/shを 指定します。
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| 5. |
SetupFilesフォルダへ移動し、「sh.rpd」を<InstallDrive>:\ OracleBI\server\Repositoryにコピーします。
末尾が.rpdのファイルは、リポジトリとも呼ばれるメタデータ・ファイルです。 メタデータには、論理的な問合せ(ビジネス用語を使用)から、要求を満たす正しい情報を取得するために必要な1つ以上のより物理的な問合せへの変換を行う ときにサーバーが使用する情報が含まれています。
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| 6. |
メモ帳で<InstallDrive>:\OracleBI\server\Config\NQSConfig.iniを 開き、リポジトリ名を編集して、先ほどコピーしたsh.rpdリポジトリを指定します。 Repositoryセクションで、"Star"の前に#を 入力し、他のリポジトリ名のエントリをコメント・アウトします。 次に、このエントリの下に新しい行を作成し、Star = sh.rpd, DEFAULT;と入力してリポジトリを指定します。
NQSConfig.iniは、起動時にOracle BI Serverによって読み取られる初期化ファイルです。 このファイルには、サーバーの設定と動作を制御する多くのパラメータが含まれます。 現時点では、読み取るメタデータ・リポジトリをサーバーに指定するセクションを検討しています。
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| 7. |
サービス・ダイアログ・ボックスで、「Oracle BI Server」を選択し、 「操作」→「開始」をクリックします。 Oracle BI Presentation Serverサービスも再起動します。
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| 8. |
ブラウザでhttp://localhost/analyticsへ移動し、User IDとPasswordにAdministratorを入力して、「Log In」 をクリックします。
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| 問合せの作成 | ||
| フィルタの追加 | ||
| 合計の作成と結果の書式設定 | ||
| グラフの作成 | ||
| 1. |
「Answers」リンクをクリックして、Answers開始ページへ移動します。 Subject Areasリストの「SH」リンクをクリックして、Sales Historyサブジェクト領域を選択します。
この例では、1つのサブジェクト領域しかありませんが、複数のサブジェクト領域を含めることができるOracle Business Intelligenceリポジトリに定義されるメタデータによっては、リストの項目が多くなることがあります。 サブジェクト領域とは、一般的なビジネスの目的に関連する情報のセットです。
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| 2. |
Answersインタフェースの左側の選択ペインで、Timesの横の「+」 (プラス)アイコンをクリックして展開します。 「Calendar」表を開き、「Calendar Month Desc」列をクリックして、右ペインに表示される問合せ条件に追加します。
構築している問合せには、1つの単位と3つの属性があります。
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| 3. |
「Calendar Month Name」列をクリックして、問合せに追加します。 Products表から「Prod Category」列を追加します。 最後に、「Measures」 →「Sales Facts」→「Amount Sold (000)」を追加します。 問合せは次のようになります。
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| 4. |
クリックしてドラッグすると、問合せの列の順番を変更できます。 Calendar表の列の前に、「Prod Category」列をドラッグします。 問合せ条件は次のようになります。
列を元の位置にドラッグします。
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| 5. |
保存したフィルタを問合せに追加して、最近12ヶ月のデータに制限します(SHデータに基づく。期間は2001年1月から 12月)。 左側の選択ペインのFiltersで、「SH」フォルダを開き、「Most Recent 12 Months」をクリックします。 Apply Saved Filterダイアログ・ボックスが表示されます。
このフィルタは共有フォルダに作成および保存されるので、他のユーザーが使用できます。 フィルタは、月IDの最大値として定義される変数を使用します。この値は、確実にデータと同期するためにOracle BIリポジトリ・メタデータで作成されています。
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| 6. |
Apply Saved Filterダイアログ・ボックスの「OK」をクリックし て、フィルタを問合せに追加します。
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| 7. |
「Advanced」タブをクリックします。 Advancedタブは、特定のユーザーのみ使用できます。 XMLは、問合せ(グラフの場合はグラフ形式を含む)を完全に定義します。 SQLは、問合せの内容を定義します。 ODBC接続でSQLを発行できる問合せツールまたはレポート・ツールは、Oracle BI AnswersのようにOracle BI Serverに問合せを発行できるので注意してください。 ビューを定義するリクエストXMLと、問合せに対して発行される論理SQLを調べてください。
Request XMLでは、問合せに対する論理SQLやビューを含む全体の分析が定義されています。 SQL Issuedフィールドには、処理用にOracle BI Serverに発行される論理SQLだけが含まれています。 saw_Xと いう列の別名が自動的に追加されるので注意してください。 論理SQLを編集すると、ビューの定義が変更されます。 |
| 1. |
「Criteria」タブをクリックし、選択ペインで問合せ条件に「Channels」 →「Channel Desc」を追加します。
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| 2. |
条件ペインで、Channel Desc列の「Filter
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| 3. |
Create/Edit Filterダイアログ・ボックスで、「All Choices」 リンクをクリックして、列のすべての値を表示します。
また、Matchドロップダウン・メニューを使用して文字列を入力して一致条件を設定し、次に「All Choices」リンクをクリックすることによって、選択リストを制限できます。 Limited Choicesリンクは、既存のフィルタと一致するフィルタの選択肢を制限します。
|
| 4. |
フィルタのOperatorが"is equal to / is in"に設定されていることを確認し、選択リストの「Direct Sales」をクリックします。 Direct Salesがフィルタの値として追加されます。 「OK」 をクリックして、フィルタを作成します。
フィルタは、以前に使用し保存されているフィルタに追加されます。
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| 5. |
Channel Desc列のDeleteボタン (「X」マーク)をクリックして、フィルタを条件から削除します。 経路にフィルタしていますが、問合せにこの列が存在する必要はありません。
この結果を実現する別の方法としては、選択ペインで列を[Ctrl]を押しながらクリックします。これによって、列が選択 された状態でCreate/Edit Filterダイアログ・ボックスが開きます。ただし、問合せ条件に列は追加されません。 |
| 6. |
問合せ条件は次のようになります。
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| 7. |
「Results」タブをクリックして、問合せの結果を表示します。
結果を表示する別の方法は、条件ペインのタブの下のViewボタンをクリックするか、問合せ条件の列の下のDisplay Resultsボタンをクリックします。 デフォルトでは、他の2つのビュー(TitleビューとTableビュー)を含むCompound Layoutビューで結果が表示されます。 見てのとおり、これらのデフォルトのビューを削除してCompound Layoutに他のビューを追加できます。 後で、異なるタイプのビューをダッシュボードに追加します。 |
| 8. |
「Criteria」タブに戻り、Filtersセクションでフィルタの横の「X」 をクリックして、先ほど作成したChannel Descフィルタを削除します。
|
| 1. |
結果に対するEdit Tableビューを開くには、Compound LayoutのTableビューで「Edit
view
各列の列コントロールが結果とともに表示されます。 ビュー・レベルのコントロールを使用して、表全体の書式プロパティの設定、他の問合せからの書式のインポート、および表全体の総計の設定を行うことができ ます。
|
| 2. |
Calendar Month Desc列の上部にある「Total By
Calendar Month Descの値が変更されるたびに単位が合計されます。
この場合、デフォルトの集計規則(SUM)が適用されます。 デフォルトの集計規則はOracle
BIリポジトリ・メタデータに設定されていますが、Edit TableビューまたはCriteriaタブのEdit
Formula
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| 3. |
ビュー・レベルの「Grand Total」ボタンをクリックして、総計を結果に追加 します。
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| 4. |
Displayドロップダウン・メニューで、「Results Only」を選択し て、ヘッダーのツールバーを非表示にします。
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| 5. |
結果ペインを一番下までスクロールし、「All Pages
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| 6. |
Displayドロップダウン・メニューで、「Header Toolbars with Results」を選択して、ヘッダーのツールバーにアクセスします。
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| 7. |
Amount Sold (000)列の上部にある「Column Properties
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| 8. |
Edit Column Formatダイアログ・ボックスで、「Save」ボタンを クリックします。 Web管理者の権限を与えられている場合、操作している列または同じデータ型のすべての列に対するシステム全体のデフォルトとしてこのデータ形式を保存で きます。
今回はこの形式をシステム全体のデフォルトとして設定しないので、ダイアログ・ボックスをクリックして、Saveメニュー を閉じます。
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| 9. |
「OK」をクリックし、Amount Sold (000)列の結果に1000の区切り文字が表示されていることを確認します。
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| 1. |
Viewメニューの「Chart」を選択します。 デフォルトは、縦棒グラフとして表示されます。
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| 2. |
Graphドロップダウン・メニューの「Line」とTypeドロップダウン・メ ニューの「2D」を選択します。
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| 3. |
Chartビューの左側の列領域のLegends
Chartビューの列領域には、リクエストに含まれる列が表示されます。 列を選択し、異なる軸としてグラフに表示できます。 また、軸に描画された実際のデータに単位ラベルを表示するかどうかも指定できます。 使用可能な軸は、Graphドロップダウン・リストから選択したグラフのタイプに応じて変わる場合があります。
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| 4. |
「Axis Titles and Labels
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| 5. |
Axis Titles & Labelsダイアログ・ボックスの他のオプションを確認します。 たとえば、軸に表示される目盛りラベルの表示を切り替え、ラベルの向きの基準を設定できます。 また、単位のデフォルトのデータ形式に対する優先設定を指定できます。上記の手順のAmount Sold列の変更にも同様に設定できます。 「OK」 をクリックします。 グラフは次のようになります。
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| 6. |
「General Chart Properties
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| 7. |
「Additional Charting Options
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| 8. |
Additional Charting Optionsダイアログ・ボックスで、「Grid Lines」タブをクリックし、上記と同じ方法で主目盛格子線を白色、補助目盛格子線を薄い灰色に設定します。 両方の色を設定した後、「OK」をクリックして、変更を適用します。
グラフは次のようになります。
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| 9. |
データをソートして、凡例をソートします。 月ごとに昇順にソートしたり、前月の売上を降順にソートしたりします。
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| 10. |
「Results」タブをクリックして、ソートがグラフの凡例に適用されていることを 確認します。 凡例がソートされ、前月の線の順番と一致します。
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| 11. |
Viewドロップダウン・メニューから「Compound Layout」を選択しま す。
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| 12. |
「Add View」リンクをクリックし、「Chart」 を選択して、Compound LayoutビューにChartビューを追加します。
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| 13. |
Compound Layoutビューの一番下までスクロールし、「Chart」ビューをCompound LayoutのTableビューの上にドラッグします。 有効な挿入ポイントの場合は、黄色の線が表示されます。
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| 14. |
Titleビューの「Delete View
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| 15. |
「Save Request
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| 16. |
Save Requestダイアログ・ボックスで、「Learn」フォルダをクリック します。 NameにCategory Salesと入力し、「OK」をクリック します。
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| ピボット・テーブルの基本的なレイアウトの作成と設定 | ||
| ピボット・テーブルに対する計算と書式設定の追加 | ||
ピボット・テーブルの基本的なレイアウトを作成して設定するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Viewメニューの「Pivot Table」を選択します。 Pivot Table Layoutページが開きます。
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| 2. |
レイアウト・コントロールの下に作成および表示されるデフォルトのピボット・テーブルを確認します。 問合せの単位に対する単位レベルは、ピボット・テーブルの列に青色で表示されます。 問合せの次元属性の行見出しは、デフォルトでは灰色の行として表示されます。 行と列の交差部分に単位が表示されます。
|
| 3. |
Display Resultsオプションの選択を解除します。 このオプションは、ピボット・テーブルのレイアウト操作で行ったレイアウト変更の結果を表示します。 パフォーマンスを向上させるには、結果は定期的に表示するだけにします。
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| 4. |
レイアウト・コントロールのMeasures領域からExcluded領域に「Amount Sold (000) Current Month」列をドラッグします。 青色の線がコントロールの周囲に表示された場合は、挿入ポイントが有効なので列をドロップできます。
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| 5. |
レイアウト・コントロールのColumns領域のMeasure Labelsの下に「Calendar Month Desc」列をドラッグします。 青色の線が表示された場合は、挿入ポイントが有効なので列をドロップできます。
|
| 6. |
レイアウト・コントロールのColumns領域のCalendar Month Descriptionの下に「Calendar Month Name」列をドラッグします。 「Disply Results」リンクをクリック して、ピボット・テーブルの変更を確認します。
ピボット・テーブルは次のようになります。
Display Resultsリンクの選択を解除します。 |
| 1. |
ピボット・テーブルに単位を追加して、各製品カテゴリの毎月の総売上のパーセンテージを表示する必要があります。
Amount Sold単位を複製します。 Amount Sold (000)単位の「More Options
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| 2. |
複製した単位の「More Options」アイコンをクリックし、「Format Headings」を選択します。
|
| 3. |
Edit Formatダイアログ・ボックスで、キャプションを% of Periodに 変更し、「OK」をクリックします。
このダイアログ・ボックスで使用できる他の書式設定オプションにも注意してください。
|
| 4. |
複製した単位の「More Options」アイコンをクリックし、「Show Data As」→「Percent of」→「Column」を選択します。
この設定では、単位はMonth列のパーセンテージで表示されます。 使用できる他のオプションに注意してください。ピボット・テーブル・レイアウトに存在する行やセクションなどのあらゆる次元について、単位を総計のパーセ ンテージで表示できます。 また、Aggregation Ruleオプション(デフォルトはSUM)を使用して、その単位に関する集計規則を変更できます。
|
| 5. |
各列の行の値を合計するには、Rowsレイアウト・コントロールの「Total
すべての行のラベルと値に使用できる書式設定オプションがあります。
|
| 6. |
行の各列の合計を追加するには、Columnsレイアウト・コントロールの「Total」 アイコンをクリックし、「After」を選択します。
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| 7. |
Calendar Month Desc列の「More Options
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| 8. |
各カレンダ月に両方の単位を表示するには、Columnsレイアウト・コントロールのCalendar Month Nameの下に「Measure Labels」をドラッグします。
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| 9. |
Display Resultsリンクにチェックを入れます。 ピボット・テーブルは次のようになります。
この例で使用していないピボット・テーブルのセクションとページ・レベルがあるので注意してください。 これらを効率的に使用するには、追加の属性が必要です。 試してみたい場合は、一時的に「Prod Category」をセクション、次に ページへとドラッグしてください。
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| 10. |
「Save Request |
| 問合せの作成 | ||
| フィルタの追加 | ||
| 説明ビューの作成 | ||
| 1. |
「Answers」をクリックして、Answers開始ページへ移動します。 Subject Areasリストの「SH」リンクをクリックして、Sales Historyサブジェクト領域を選択します。
最新月の情報を列挙し、前月より売上が減少しているすべての製品カテゴリを指摘する問合せを作成します。
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| 2. |
Answersインタフェースの左側の選択ペインで、「Products」表を開き、 「Prod Category」列をクリックして、問合せ条件に追加します。
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| 3. |
問合せに「Measures」→「Month Ago Fact」→「% Chg Amount Sold MAgo」を追加します。 問合せは次のようになります。
|
| 4. |
データを現在のカレンダ月に制限するため、保存したフィルタを問合せに追加します。 左側の選択ペインのFiltersで、「SH」フォルダを開き、「Current Calendar Month」フィルタをクリックします。 「OK」をクリックします。
このフィルタは共有フォルダに作成および保存されるので、他のユーザーが使用できます。 このフィルタは、確実にデータと同期するためにOracle BIリポジトリ・メタデータで定義される月変数の最大値を使用します。 |
| 1. |
条件ペインで、% Chg Amount Sold MAgo列の「Filter」ボ タンをクリックし、その列にフィルタを追加します。
|
| 2. |
Create/Edit Filterダイアログ・ボックスで、Operatorの「is less than」を選択し、値に0を入力して、「OK」をクリックし ます。
フィルタは、以前に使用し保存されているフィルタに追加されます。 フィルタは次のようになります。
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| 3. |
「Display Results」ボタンをクリックして、問合せの結果を表示しま す。
結果は次のようになります。
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| 1. |
Viewドロップダウン・メニューから「Narrative」を選択します。
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| 2. |
Narrativeビューのワークスペースで、Narrativeフィールドに@1 declined @2% this month compared with last monthと入力します。
この説明は、テキストと問合せ列の値の組み合わせです。 この例では、@1は問合せの最初の列Prod Categoryを表します。また、@2は2番目の列% Chg Amount Sold MAgoを表します。 Rows to displayの値を設定すると、Narrativeビューに返される行の値の数を制御できます。 デフォルトでは、問合せたすべての行が表示されます。
|
| 3. |
列の値をハイライトするには、説明の@1を選択し、「Bold」 ボタンをクリックします。 @2%にもBoldタグを追加します。
結果は次のようになります。
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| 4. |
Viewドロップダウン・メニューから「No Results」を選択します。 問合せの結果がない場合に表示されるNo Resultsビューを作成する必要があります。
|
| 5. |
No Resultsビューのワークスペースで、HeadlineにNo categories declined this month!と入力します。 TextにAll categories had positive sales results compared with the previous monthと入力します。
結果は次のようになります。
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| 6. |
「Save Request」アイコンをクリックします。 Choose Folderダイアログ・ボックスで、「Learn」フォルダを選択し、Narrative and No Results Viewsとしてリクエストを保存します。
|
このトピックでは、ColumnセレクタとViewセレク タを構築し、リクエストおよびダッシュボードで実際に使用してみます。 Columnセレクタを使用すると、ユーザーは列グループから列を選択し、比較分析の代わりに列を問合せに使用できます。 Viewセレクタを使用すると、ユーザーは問合せの異なるビュー間をすばやく移動できます。たとえば、同じデータの異なるグラフを表示したり、ピボット・ テーブルにすばやく移動して傾向分析を実行したりできます。
| Columnセレクタの作成 | ||
| Viewセレクタの作成 | ||
| 1. |
「Answers」リンクをクリックし、保存した最初の問合せを開きます。 選択ペインで、「Shared Folders」→「Learn」→「Category Sales」をクリックします。
|
| 2. |
「Modify」ボタンをクリックします。
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| 3. |
「Results」タブをクリックし、Viewドロップダウン・メニューから「Column Selector」を選択します。
|
| 4. |
Column 3(現在はProd Category)のInclude Selectorオ プションにチェックを入れます。
|
| 5. |
選択ペインで、次の列をクリックして、Columnセレクタで使用できるようにします。 CustomersのCountry Region、Country、ChannelのChannel Desc
結果ペインのColumnセレクタは次のようになります。
|
| 6. |
Viewドロップダウン・メニューから「Compound Layout」を選択しま す。
|
| 7. |
「Add View」リンクをクリックし、「Column Selector」を選択して、Compound LayoutビューにColumn Selectorビューを追加します。
アクティブなリクエスト用に構築したビューは、ViewおよびAdd Viewドロップダウン・メニューで緑色の円形のアイコンが横に表示されます。
|
| 8. |
Compound Layoutの一番下までスクロールし、「Column Selector」ビューを TableビューとChartビューの上にドラッグします。
|
| 9. |
Column Selectorで「Country」を選択します。
|
| 10. |
Compound Layoutビューは次のようになります。
表の3番目の列には、グラフと同じようにCountry列の値が反映されています。 列をChannel Descに切り替えます。 リクエストを保存します。 |
| 1. |
既存のグラフを複製します。
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| 2. |
Viewドロップダウン・メニューから「View Selector」を選択します。
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||||||
| 3. |
View Selector設計ワークスペースで、[Ctrl]を押しながらAvailable Viewsフィールドの「Chart」、「Chart:2」、「Pivot Table」をクリックして、複数のビューを選択します。
「Move Right」アイコンをクリックして、選択したビューをViews Includedフィールドに追加します。
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||||||
| 4. |
Views Includedフィールドの「Chart」を選択し、「Rename」 ボタンをクリックします。次に、Renameダイアログ・ボックスで、名前を2D Chartに変更します。 「OK」 をクリックします。
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||||||
| 5. |
Chart:2を3D Chart、Pivot TableをTrend Dataに変更します。 移動ボタンを使用して、リスト内のビュー(2D Chart、3D Chart、Trend Data)を配置します。
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||||||
| 7. |
Viewドロップダウン・メニューから、「Compound Layout」ビューへ移動します。 Compound Layoutから「Chart」ビューを削除します。
|
||||||
| 8. |
「Add View」ボタンを使用して「View Selector」ビューを追加し、 Tableビューの上にドラッグします。
|
||||||
| 9. |
Viewセレクタから「Trend Data」を選択します。
グラフがPivot Tableビューに変更されます。
|
このトピックでは、新規の共有Interactive Dashboardを構築し、前の手順で保存した内容を追加します。
| 1. |
「Settings」リンクをクリックし、「Administration」 を選択します。
|
| 2. |
Oracle BI Presentation Services Administrationウィンドウで、「Manage Interactive Dashboards」リンクをクリックします。
Oracle BI Presentation Services Administrationウィンドウを使用すると、Oracle BI Presentation Catalog全体のセッション監視やユーザー権限およびグループ権限の管理など、多くの管理機能にアクセスできます。
|
| 3. |
Manage Dashboardsウィンドウで、「Create Dashboard」 をクリックします。
|
| 4. |
Create Dashboardウィンドウで、Group FolderをCountryManagersに 設定し、Dashboard NameにCountryManagers2と名前を付けて、「Finished」 ボタンをクリックします。
ダッシュボードは、グループ・フォルダのセキュリティを継承します。 再度「Finished」 をクリックして、Manage Dashboardsウィンドウを閉じます。 最後に、「Close Window」 をクリックして、Oracle BI Presentation Services Administration画面を閉じます。
|
| 5. |
「Dashboards」リンクをクリックします。次に、「CountryManagers2」 のInteractive Dashboardのリンクをクリックして、新しいダッシュボードへ移動します。
新しいダッシュボードは空なので、次のようになります。
|
| 6. |
右上の「Page Options」ボタンをクリックし、「Edit Dashboard」を選択して、Dashboard Editorを開きます。
|
| 7. |
Dashboard Editorでは、保存した内容をPresentation Catalogから直接ダッシュボードにドラッグできます。 ダッシュボードに追加するリクエストやその他のオブジェクトを格納するため、レイアウト内にセクションが自動的に作成されます。 左側の選択パネルで、作業を保存している「Learn」フォルダを開きます。
「Category Sales」リクエストをレイアウト・ワークスペースにドラッグ します。 レイアウト領域は、オブジェクトの挿入ポイントが有効なことを示すために青色でハイライトされます。
ダッシュボード・レイアウトは次のようになります。
リクエストを格納するため、セクションは自動的に追加されます。 また、Dashboard ObjectsパレットからSectionオブジェクトをドラッグして、内容をセクションにドラッグする前にセクションを作成することもできます。 セクションと列は、ダッシュボードのレイアウトを制御するために使用できる入れ物のようなものです。
|
| 8. |
「Narrative and No Results」リクエストをCategory Salesリクエストの下にあるダッシュボード・レイアウトのSection 1にドラッグします。
|
| 9. |
Narrative and No Resultsオブジェクトで、「Properties」 →「Show View」→「Narrative 1」を選択して、ダッシュボードが存在する場合にリクエストが Narrativeビューに表示されるようにします。
他のビューを選択できますが、このリストはリクエストに対して作成または操作されたビューに制限されるので注意してくださ い。 Compound Layoutがデフォルトのビューです。 実行時にリクエスト結果がない場合は、常にNo Resultsビューが表示されます。
|
| 10. |
「Save」をクリックして、変更の保存とダッシュボードの表示を行います。
ダッシュボードは次のようになります。
ダッシュボードの一番下までスクロールし、Narrative and No Results組込みリクエストに対して正しくNarrativeビューが表示されていることを確認します。 ビューは、次のようになります。
Columnセレクタは、それを含むリクエストにのみ適用されます。 このコントロールで列を選択すると、同じダッシュボードの説明リクエストではなく、表とグラフにのみ適用されます。
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このトピックでは、ダッシュボード・プロンプトを構築し て、特定の国の地域用にダッシュボードをフィルタします。 次に、プレゼンテーション変数を使用して、フィルタされた国の地域名を含むダッシュボードのリクエスト・タイトルを動的に更新します。 ダッシュボード・プロンプトを使用すると、ユーザーはダッシュボードの組込みリクエストの結果をフィルタし、Oracle BI Answersで定義できるプレゼンテーション変数を移入および更新できます。
| ダッシュボード・プロンプトの作成 | ||
| プレゼンテーション変数の使用 | ||
| 1. |
「Answers」リンクをクリックします。 選択ペインで、「New
Dashboard Prompt
|
||||||||||||
| 2. |
選択ペインで、Customersの「Country Region」 をクリックして、プロンプトに追加します。
プロンプトは、次のように表示されます。
このプロンプトは、関連するダッシュボードに含まれるリクエストすべてのCountry Region列をフィルタします。 プロンプトの複数の側面を制御できます。 ユーザーがプロンプトで選択を入力するコントロールのタイプを選択できます。また、ドロップダウン・リストまたは複数選択コントロールに表示される値を選 択できます。これによって、別のダッシュボード・プロンプトの結果に基づいて、SQLまたは値の制約によって使用できる値が制限されます。
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||||||||||||
| 3. |
プロンプトをデフォルトの選択のままにして、Scopeドロップダウン・メニューから「Dashboard」 を選択します。 これによって、関連するダッシュボードのすべてのページにフィルタが適用されます。
|
||||||||||||
| 4. |
「Save」アイコンをクリックし、Prompt for Country RegionとしてLearnフォルダにプロンプトを保存します。
プロンプトが作成されました。ただし、ダッシュボードの組込みリクエストでこれを有効にするには、そのリクエストにプロン プトが表示されている列に対するフィルタが含まれている必要があります。
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||||||||||||
| 5. |
「Open
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||||||||||||
| 6. |
選択ペインで、[Ctrl]を押しながらCustomersの「Country Region」列をクリックして、フィルタを追加します。 Create/Edit Filterダイアログ・ボックスで、フィルタのOperatorに「is prompted」を選択し、「OK」 をクリックします。
フィルタは次のようになります。
|
||||||||||||
| 7. |
Category Sales Requestを保存します。同じ手順を実行して、フィルタをNarrative and No Results Viewsリクエストに追加して保存します。 終了すると、リクエストのフィルタは次のようになります。
|
||||||||||||
| 8. |
「Dashboards」リンクをクリックし、CountryManagers2の ダッシュボードへ移動します。次に、「Page Options」→「Edit Dashboard」 をクリックして、Dashboard Editorを開きます。
|
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| 9. |
左側の選択パネルから、「Learn」フォルダを開き、ダッシュボードの Section 1のCategory Salesリクエストの上に「Prompt for Country Region」 をドラッグします。 挿入ポイントが有効な場合は、領域が青色でハイライトされます。
ダッシュボードは次のようになります。
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| 10. |
「Save」をクリックします。
ダッシュボードは次のようになります。
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| 11. |
FilterビューをCategory Salesリクエストに追加して、ダッシュボード・プロンプトでダッシュボードのデータが正しくフィルタされていることを確認します。
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| 1. |
Answersへ移動し、「Category Sales」リクエストを開いて、「Modify」 ボタンをクリックします。
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2. |
「Compound Layout View
Compound Layoutは次のようになります。
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| 3. |
Titleビューの「Edit View
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| 4. |
TitleフィールドにCategory Sales Last 12 Months for @{CountryRegion}と入力します。 これは、作成するプレゼンテーション変数への参照です。 「OK」 をクリックします。
プレゼンテーション変数を呼び出す構文は、ColumnビューかTitleビューかに関係なく@{VariableName} です。 変数がまだ定義または移入されていないので、結果は次のようになります。
「OK」をクリックして変更を保存し、Compound Layoutビューへ戻ります。 表示されない場合は、Compound LayoutにTitleビューを追加します。
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| 5. |
Prompt for Country Regionによる移入を指定して、変数を作成します。 「Open」 アイコンをクリックし、「Prompt for Country Region」を開きます。
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| 6. |
プロンプトのSet Variableフィールドで、「Presentation Variable」 を選択します。
Request Variableも参照できます。 Request Variableは、Oracle BIメタデータのSessionVariablesとして定義され、ユーザーのセッションが開始されるとインスタンス化されます。 リクエストに対するこれらの値は、ダッシュボード・プロンプトによって更新できます。
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| 7. |
Set Variableテキスト・フィールドにCountryRegionと入力し ます。
ここに変数の名前を入力すると、変数が作成され、Prompt for Country Regionのユーザー選択による移入が設定されます。 |
| 8. |
ダッシュボード・プロンプトを保存します。
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| 9. |
「Dashboards」リンクをクリックしてCountryManagers2ダッ シュボードへ移動し、Titleビューの表示とCountryRegionプレゼンテーション変数がまだ移入されていないことを確認します。
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| 10. |
Country Regionプロンプトの「Asia」を選択し、「Go」 をクリックします。
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| 11. |
Prompt for Country Regionダッシュボード・プロンプトがダッシュボードをフィルタし、CountryRegionプレゼンテーション変数を更新していることを確認しま す。
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このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。
| グラフ、ピボット・テーブル、および説明を含むさまざまなビューの作成と操作 | ||
| セレクタ・ビューを使用したリクエストに対するインタラク ティビティとナビゲーションの追加 | ||
| Interactive Dashboardの構築、レイアウト、および操作 | ||
| ダッシュボード・プロンプトでのダッシュボード・データの フィルタとプレゼンテーション変数の移入 | ||
Oracle Business Intelligenceをより学習するため、下記を参照してください。
| OTN WebサイトのさらなるOBE | ||
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