Oracle VM Serverの準仮想化マシン(PVM)であるOracle Enterprise Linux 5(Oracle Database 11g Release 1搭載)のインストールおよび構成

このチュートリアルでは、Oracle VM Serverに準仮想化マシン(PVM)として、Oracle Database 11g Release 1を搭載したOracle Enterprise Linux 5をインストールする方法について説明します。

 

このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

概要
前提条件
環境の準備
まとめ
用語集
注意事項

このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告: すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)

注: 各手順に関連したスクリーンショットのみをロードして表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。

このチュートリアルを完了すると、Oracle Database 11g Release 1搭載のOracle Enterprise Linux 5がインストールされ、準仮想化マシンとして設定されます。

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このチュートリアルを始める前に以下を確認してください。

1.

Oracle Enterprise Linux 5のISOファイルを、http://edelivery.oracle.com/linuxからダウンロードしてあること。

2.

Oracle VM ServerのISOファイルを、http://edelivery.oracle.com/oraclevmからダウンロードしてあること。

3.

『Oracle VM Server インストール・ガイド、リリース2.1』を、http://www.oracle.com/technetwork/jp/content/vm-093319-ja.htmlからダウンロードしてあること。

4.

『Oracle VM Server インストール・ガイド、リリース2.1』を使用して、Oracle VM Serverをインストールしてあること。 このドキュメントは、Oracle By Exampleのようなスクリーンショットつきの段階的な説明で構成されています。

5.

Oracle VM Server以外のホストからVNCビューアを使用するために必要となる、仮想マシンのGUIコンソールにアクセスできること。 TightVNCなどのVNCビューアを、コンソールにアクセスするホストにダウンロードします。

TightVNCビューアは、LinuxおよびWindowsで使用できます。 Linux用のVNCビューアは、http://oss.oracle.com/oraclevm/manager/RPMS/からRPMとしてダウンロードできます。 Windowsの場合は、http://www.tightvnc.com/download.htmlからダウンロードできます。

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以下の手順を実行します。

1.

このチュートリアルを始める前に、Oracle VM Serverのインストールを完了しておく必要があります。 『Oracle VM Server インストール・ガイド、リリース2.1』は、Oracle By Exampleのようなスクリーンショットつきの段階的な説明で構成されています。

Oracle VM Serverにrootとして接続します。 この場合、dom0に接続していることになります。

 

2.

Oracle VM Serverのインストール・フォルダは、/OVSディレクトリに作成されます。 このディレクトリが存在することを確認します。

ls -al /OVS

 

3.

/OVS/running_poolディレクトリと/OVS/iso_poolディレクトリを作成します。 Oracle VM Managerを後で実装する場合は、これらのディレクトリを作成して使用すれば移行が簡単です。

mkdir /OVS/running_pool
mkdir /OVS/iso_pool

running_poolディレクトリには、仮想マシンが入ります。 iso_poolディレクトリには、ISOファイルが入ります。

 

4.

/media/isoディレクトリと/el/EL5-x86ディレクトリを作成します。 /media/isoディレクトリは、ISOファイルのマウント・ポイントとして使用されます。 /el/EL5-x86ディレクトリには、オペレーティング・システムのインストール・ソフトウェアが格納され、仮想マシンにエクスポートされます。

mkdir /media/iso
mkdir -p /el/EL5-x86

 

5.

準仮想化マシンのオペレーティング・システムのインストール中は、インストール・メディアの場所は変更できません。そのため、複数のCD ISOファイルから直接インストールできません。 手順7~9は、オペレーティング・システムのインストールに使用するCD ISOファイルのディレクトリ・ツリーを作成するための手順を示しています。

インストールは、Enterprise Linux 5のDVD ISOなどの単一のISOファイルから直接実行します。手順11は、単一のDVD ISOからインストールする方法を示しています。

『Oracle VM Server ユーザー・ガイド、リリース 2.1』には、他のインストール・オプションも含まれています。

 

6.

前提条件のセクションでは、Enterprise Linux 5のISOファイルを、http://edelivery.oracle.com/linuxからダウンロードしてあることを確認しました。 Enterprise Linux 5のCD ISOファイルを/OVS/iso_poolディレクトリに移動します。

この例は、Oracle VM Serverからのオペレーティング・システム・ファイルのNFSを使用したインストールを示しています。 オペレーティング・システムのインストール・ファイルは、Oracle VM Serverからインストールする必要はありません。 オペレーティング・システムは、NFSまたはHTTPを使用してPVMにファイルを提供できれば、他のサーバーからインストールすることもできます。

 

7.

最初のEnterprise Linux 5 ISOファイルを/media/isoにマウントします。

mount -t iso9660 -o ro,loop /OVS/iso_pool/Enterprise-R5-U1-Server-i386-disc1.iso /media/iso

 

8.

ディレクトリを/media/isoに変更します。 -varオプションを使用して、/media/iso to /el/EL5-x86のコンテンツをコピーします。

cd /media/iso
cp -var * /el/EL5-x86/

 

9.

別のディレクトリに移動して、/media/isoディレクトリをアンマウントします。

cd
umount /media/iso

 

10.

各ISOファイルに対して、手順7~9を繰り返します。 ファイルを上書きするようにプロンプトが表示された場合は、'n'(いいえ)とします。

 

11.

次は、単一のDVD ISOファイルからインストールを設定するための手順です。 複数のCD ISOファイルがある場合は、この手順をスキップしてください。

mount -t iso9660 -o ro,loop /OVS/iso_pool/Enterprise-R5-U1-Server-i386-dvd.iso /el/EL5-x86

 

12.

NFS関連のサービスが起動していることを確認します。

service portmap start
service nfs start

 

13.

エクスポートされる場所を確認します。

ls -al /el/EL5-x86

 

14.

マウント・ポイントをエクスポートして、domUで使用できるようにします。 次の例では、最初のコマンドでディレクトリをエクスポートします。 2番目と3番目のコマンドでは、エクスポートを検証します。

exportfs *:/el/EL5-x86
exportfs
showmount -e stcovmsvr01

 

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1.

スクリプトを実行して仮想マシンを作成する前に、いくつかの情報を把握しておく必要があります。

  • 仮想マシンの名前。 この例では、vm01という名前を使用します。
  • 仮想マシンに割り当てるメモリの量(メガバイト単位)。この例では、1536(1.5G)を使用します。
  • ディスクへのパス。 ディスクへのパスは、Oracle VM Managerの標準と合わせるために、/OVS/running_poolの下に設定します。 この例では、パス/OVS/running_pool/vm01/system.imgを使用します。 Oracle VM Managerの形式は、/OVS/running_pool/<vm name>/system.imgです。
  • ディスクのサイズ(ギガバイト単位)。 この例では、20を使用します。
  • グラフィックス・サポートを有効にする場合(yesまたはno)。 GUI OSのインストールまたはテキスト・ベースのOSインストールを実行します。 この例では、「yes」を選択して、GUI OSをインストールします。
  • インストール・メディアの場所、nfs:oraclevmserverhostname:/el/EL5-x86。 これは、nfs、コロンとマウント・ポイントを含んでいるボックスのホスト名、およびマウント・ポイントといった形式になっています。 この例では、stcovmsvr01.us.oracle.comを使用します。domUを作成しているOracle VM Server上のNFSマウント・ポイントをホストしている場合は、ホスト名の代わりにOracle VM ServerのIPアドレスを使用する必要があります。

 

2.

仮想マシン・ファイル/OVS/running_pool/vm01を格納するディレクトリを作成します。

mkdir /OVS/running_pool/vm01

 

3.

virt-installコマンドを実行して、仮想マシンを作成します。

virt-install

 

4.

以下のプロンプトに答えます。

What is the name of your virtual machine? vm01
How much RAM should be allocated (in megabytes)? 1536
What would you like to use as the disk (path)? /OVS/running_pool/vm01/system.img
How large would you like the disk to be (in gigabytes)? 20
Would you like to enable graphics support? yes
What is the install location? nfs:oraclevm_server_ip_address:/el/EL5-x86

 

5.

続いて、次のような内容が表示されます。

Starting install...
libvir: Xen Daemon error: GET operation failed:
Unable to connect to graphical host: DISPLAY is not set.
Please connect to localhost :5900
Domain installation still in progress.  You can reconnect
to the console to complete the installation process.

 

6.

Oracle VM Serverは、グラフィックスが有効になっているオペレーティング・システムのインストールに接続を試みます。 virt-installは非GUI環境から実行されるため、既定のウィンドウ内にコンソールを表示できません。

GUI OSのインストールを表示するために、Oracle VM Serverにより、ポート5900のVNCセッションでGUIセッションが起動されています。別のコンピュータから、VNCビューアを使用して、仮想マシンのコンソールを表示します。 virt-installを使用して仮想マシンを作成するときは、パスワードを入力せずにVNCビューアに接続できます。 virt-installを開始する前に、パスワードを求める設定を構成することもできます。

次のメッセージが表示されます。 "Please connect to localhost:5900." VNCセッションには、別のコンピュータからアクセスする必要があります。 別のコンピュータからホスト名localhostを使用しても機能しません。Oracle VM Serverのホスト名を使用する必要があります。 値59xxが、ホスト名とともに提供されるポートを決定します。 ポートが5900の場合は、VNCビューアのポートは0です。 ポートが5901の場合は、VNCビューアのポートは1になります。

VNCビューアでは、形式oraclevm_server_hostname:portを使用して、domUのコンソールに接続します。

TightVNC内のオプションに以下の変更を加えると、セッション内でのマウス・コントロールが向上します。

Options」をクリックします。 ConnectionタブにあるMouse cursorセクションで、「Let remote server deal with mouse cursor」を選択します。

GlobalsタブにあるLocal cursor shapeセクションで、「No local cursor」を選択します。

OK」をクリックします。

 

7.

言語を選択します。

 

8.

キーボードを選択します。

 

9.

TCP/IPを設定します。 動的(DHCP)や手動など、ユーザーのネットワーク環境に適した選択を実行します。 ここでは、手動の例を示します。 手動構成を選択すると、追加のTCP/IP設定画面が表示されます。

 

10.

手動のTCP/IP構成。 IPv4アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、ネーム・サーバーなど、ユーザーのネットワーク環境に適したエントリを設定します。

 

11.

Next」をクリックします。

 

 

12.

Yes」をクリックします。

 

13.

デフォルトのパーティションを選択すると、Oracle Databaseのインストールで必要な領域よりも小さなスワップ領域が作成されます。 パーティションのレイアウトを変更する必要があります。

Review and modify partitioning layout」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。
Next」をクリックします。

 

14.

警告が表示されるので、確認します。

Yes」をクリックします。

 

15.

VolGroup00をハイライトします。 「Edit」をクリックします。

 

16.

LogVol00をハイライトします。 「Edit」をクリックします。

 

17.

Size (MB)で、値を16256に変更します。

OK」をクリックします。

 

18.

LogVol01をハイライトします。 「Edit」をクリックします。

 

19.

Size (MB)で、値を4096に変更します。

OK」を続けて2回クリックします。

 

20.

Next」をクリックします。

 

21.

Next」をクリックします。

 

22.

Next」をクリックします。

 

23.

適切なタームゾーンを選択します。
Next」をクリックします。

 

24.

安全なパスワードを入力します。
Next」をクリックします。

 

25.

Software Development」の横のチェック・ボックスにチェックを入れ、「Customize now」を選択します。 「Next」をクリックします。

 

26.

Base System」を選択します。 「Legacy Software Development」の横のチェック・ボックスにチェックを入れ、「Optional packages」をクリックします。

 

27.

compat-db」の横のチェック・ボックスにチェックを入れ、「Close」をクリックします。

 

28.

Base System」を選択します。 「System Tools」の横のチェック・ボックスにチェックを入れ、「Optional packages」をクリックします。

 

29.

下方向にスライドして、「sysstat」の横のチェック・ボックスにチェックを入れます。 「Close」をクリックします。

 

30.

Next」をクリックします。

 

31.

Next」をクリックします。

 

32.

パッケージがインストールされます。

 

33.

Reboot」をクリックします。

 

34.

Reboot」をクリックすると、準仮想化マシンdomUがシャットダウンします。 VNCセッション接続も閉じます。 インストールを続行するには、domUを再起動する必要があります。 Oracle VM Server管理ドメイン(dom0)に接続する端末ウィンドウで、次のコマンドを発行してdomUを再起動します。

xm create vm01

 

35.

VNCにコンソールを表示するために使用するポートは、以前のポートと同じにする必要があります。 検証するには、次のコマンドを実行します。

xm list -l

 

36.

VNCビューアでは、形式oraclevm_server_hostname:portを使用して、domUのコンソールに接続します。

 

37.

Forward」をクリックします。

 

38.

ライセンス契約を確認します。 同意する場合は、「Yes, I agree to the License Agreement」を選択します。

Forward」をクリックします。

 

39.

Firewallドロップダウン・メニューをクリックし、「Disabled」を選択します。 「Forward」をクリックします。

 

40.

警告を確認します。 「Yes」をクリックします。

 

41.

SELinux Settingドロップダウン・メニューで「Disabled」を選択します。 「Forward」をクリックします。

 

42.

警告を確認します。 「Yes」をクリックします。

 

43.

Forward」をクリックします。

 

44.

正しい日付と時間を設定します。 「Forward」をクリックします。

 

45.

Forward」をクリックします。

 

46.

警告を確認します。 「Continue」をクリックします。

 

47.

Forward」をクリックします。

 

48.

Finish」に続いて、「OK」をクリックします。

 

49.

FinishとOKを順にクリックすると、domUがリブートします。 今回VNCビューア・セッションは閉じますが、domUを手動で起動する必要はありません。 VNCビューア・セッションを、以前のセッションと同じポートを使用して再度開始します。 VNCビューア・セッションをクイック・スタートすると、エラーが発生します。 オペレーティング・システムが再起動するのを待ってから、VNCビューア・セッションを開始します。

 

50.

OSのインストールが完了しました。

ユーザーを root、パスワードをoracleと入力し、 ログインします。

 

51.

端末ウィンドウを開きます。 端末ウィンドウを開く方法は、次の2つです。

1. デスクトップを右クリックして、「Open Terminal」を選択します。

2. メニュー・バーから「Applications」→「Accessories」→「Terminal」を選択します。

 

52.

Oracle Databaseのインストールに必要な追加のRPMをインストールします。

OSインストール・メディアをマウントします。

開いた端末ウィンドウで、次のコマンドを実行します。

mkdir /mnt/el5
mount -t nfs -o ro oraclevm_server_ip:/el5/EL5-x86 /mnt/el5
cd /mnt/el5/Server

 

53.

RPM libaio-develをインストールします。

次のコマンドを実行します。

rpm -ivh libaio-devel*

 

54.

RPM unixODBCおよびunixODBC-develをインストールします。

次のコマンドを実行します。

rpm -ivh unixODBC-2* unixODBC-devel-2*

 

以下の手順を実行します。

1.

カーネルを設定します。

/etc/sysctl.confを編集します。

ファイルに次の設定を追加します。

# Kernel parameters required by Oracle 11gR1
fs.file-max = 6553600
kernel.shmall = 2097152
kernel.shmmax = 2147483648
kernel.shmmni = 4096
kernel.sem = 250 32000 100 128
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
net.core.rmem_default = 4194304
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 262144

 

2.

/etc/sysctl.confの変更を有効にするため、次のコマンドを発行します。

sysctl -p

 

3.

/etc/security/limits.confを編集します。

次の行を追加します。

oracle           soft    nproc           2047
oracle           hard    nproc           16384
oracle           soft    nofile          1024
oracle           hard    nofile          65536
	

 

4.

/etc/pam.d/loginを編集します。

次の行を追加します。

session    required     /lib/security/pam_limits.so
session    required     pam_limits.so
		

 

5.

/etc/profileを編集します。

次の行を追加します。

if [ $USER = "oracle" ]; then
   if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then
      ulimit -p 16384
      ulimit -n 65536
   else
      ulimit -u 16384 -n 65536
   fi
fi 
	  

 

6.

ソフトウェア・インストールとサポート・グループを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを作成します。

groupadd oinstall
groupadd dba
groupadd oper
useradd oracle
usermod -g oinstall -G dba,oper,oracle oracle
passwd oracle

 

7.

/home/oracle/.bash_profileを編集します。

次の行を追加します。

umask 022

ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/11.1.0/db_1
ORACLE_SID=orcl
PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH

export PATH
export ORACLE_BASE ORACLE_HOME ORACLE_SID 
	  

 

8.

ソフトウェア・インストール・ディレクトリを作成します。

mkdir -p /u01/app
chown root:oinstall /u01/app
chmod 775 /u01/app

 

以下の手順を実行します。

1.

仮想マシンにrootとしてログインしている場合は、ログアウトします。

 

2.

Logout」をクリックします。

 

3.

oracleとしてログインします。 パスワードはoracleと入力します。

 

4.

上部のメニュー・バーで、マウス・アイコンつきの地球儀をクリックします。

 

5.

Firefoxが起動します。 ファイアウォールが有効になっている場合、続行するにはブラウザをファイアウォール用に設定する必要があります。 ネットワーク環境の正しい設定がわからない場合は、ネットワーク管理者に相談してください。

 

6.

URL http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/overview/index.htmlを入力します。

Oracle Webサイトのリンクに従い、Oracle Database 11gにアクセスしてデータベース・ソフトウェアをダウンロードします。

 

7.

zipファイルを/home/oracle/Desktopにダウンロードします。 ダウンロードが完了すると、ファイルがデスクトップ上に表示されます。 デスクトップを右クリックして、端末ウィンドウを開きます。

 

8.

ディレクトリを作成して、解凍したファイルを格納します。 rootとして、ディレクトリ/stageを作成し、権限777を設定します。このチュートリアルでrootに使用するパスワードは、oracleです。

su - root
mkdir /stage
chmod 777 /stage
exit

 

9.

/stageの下にファイルを解凍します。

cd /stage
unzip /home/oracle/Desktop/linux_11gR1_database.zip

 

10.

ディレクトリをOSユーザーのOracleホーム・ディレクトリに変更して、Oracle Universal Installerを起動します。

cd
/stage/database/runInstaller

 

11.

データベースのパスワードを選択して、「Database Password」と「Confirm Password」のテキスト・ボックスにパスワードを入力します。

Next」をクリックします。

 

12.

Next」をクリックします。

 

13.

すべての事前構成手順を完了すると、次のメッセージが表示されます。

0 requirements to be verified.

Next」をクリックします。

 

14.

Next」をクリックします。

 

15.

Install」をクリックします。

 

16.

しばらく待ちます。

 

17.

OK」をクリックします。

 

18.

インストーラからrootとしてスクリプトを実行するように指示されます。

 

19.

端末ウィンドウを開いて、次のコマンドを実行します。 rootのパスワードはoracleです。

su -
/u01/app/oraInventory/orainstRoot.sh

 

20.

同じ端末ウィンドウで、次のコマンドを実行します。 プロンプトが表示されたら[ENTER]を押します。

/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/root.sh

 

21.

Oracle Universal Installerに戻ります。 「OK」をクリックします。

 

22.

Exit」をクリックします。

 

23.

Yes」をクリックします。

 

このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。

Enterprise Linux 5 General Availabilityのインストール
Oracle Database 11gをインストールするためのオペレーティング・システムの構成
Oracle Database 11g Release 1のインストール

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ドメイン

仮想マシンを実行するメモリ、仮想CPU、ネットワーク・デバイス、およびディスク・デバイスを含む構成可能な一連のリソース。 ドメインは、仮想リソースを提供され、個別に起動、停止、およびリブートできます。 dom0とdomUも参照してください。

dom0

ドメイン・ゼロの省略形。 ハードウェアおよびデバイス・ドライバにアクセスできる管理ドメインです。 dom0は、ブート時にOracle VM Serverによって起動される最初のドメインです。 domUよりも権限があります。 ハードウェアに直接アクセスして、他のドメインのデバイス・ドライバを管理できます。 新しいドメインを起動することもできます。

domU

ハードウェアまたはデバイス・ドライバに直接アクセスする権限を持たないドメイン。 各domUは、dom0のOracle VM Serverによって起動します。 xmコマンドライン・ツールを使用して、各domUとやり取りします。

ゲスト

Oracle VM Serverのドメイン内で実行されるゲスト・オペレーティング・システム。 ゲスト
は、準仮想化またはハードウェア仮想化されている場合があります。 同じ
Oracle VM Serverで複数のゲストを実行できます。

ハードウェア仮想化マシン(HVM)

修正されていないゲスト・オペレーティング・システムの仮想マシン。 仮想環境用に再コンパイルされません。 ハードウェア仮想化ゲストとして実行すると、パフォーマンスが大幅に低下する場合があります。 Microsoft Windows™オペレーティング・システムやレガシー・オペレーティング・システムを実行できます。 ハードウェア仮想化は、Intel VTまたはAMD SVMのCPUでのみ実行できます。

準仮想化マシン(PVM)

仮想環境を認識するために再コンパイルされるカーネルを使用した仮想マシン。 メモリ、ディスク、およびネットワーク・アクセスが最大のパフォーマンスで最適化されるため、ほぼネイティブの速度で実行されます。

仮想マシン(VM)

Oracle VM Server内で実行されるゲスト・オペレーティング・システムおよびそれに関連したアプリケーション・ソフトウェア。 準仮想化マシンまたはハードウェア仮想化マシンに設定できます。 同じOracle VM Serverで複数の仮想マシンを実行できます。

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資料では、仮想マシンを起動するxmコマンドとして、「xm create 起動設定ファイル」と記載されています。
Virt-Installから作成された仮想マシンは、/etc/xen内に起動設定ファイルが保持され、起動設定ファイルのパス(/etc/xen)をxmコマンドが補完することもあり、上記コマンドで仮想マシンが起動します。
しかし、OVM Managerからテンプレートを使用して作成された仮想マシンは、起動設定ファイルのパスが 「/OVS/running_pool/DomU名/vm.cfg」となるため、上記コマンド「xm create 起動設定ファイル」で仮想マシンは起動しません。
下記のように起動設定ファイルのパスを指定してxmコマンドを実行する必要があります。

xm create /OVS/running_pool/DomU名/vm.cfg

このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットが非表示になります。