Oracle ACEってどんな人?世界基準のトップエンジニアにインタビュー
《第10回:山田 貴裕氏》「つながり」を大切に~技術者の裾野を広げたい

2012年, 新たなOracle ACE が久々に誕生しました。それまでの14人(日本国内)に加えて、今回新たに3名の方がORACLE ACE として認定されました。今回、山田 貴裕氏にOracle ACE 認定の感想を伺いました。国内では数少ないミドルウェア分野でOracle ACEに認定された山田氏の人物像に迫ります。(編集部)

111115-01_01.jpegOracle ACE
山田貴裕氏

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ソフトウェアサービス本部 ミドルウェアサービス部にて、Oracle Fusion Middleware製品の製品サポートに従事。「WebLogic Server勉強会(http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/weblogic/community/index.html)」等で数々の講演を行なっている。


■Oracle Fusion Middleware の製品サポートに従事

現在、会社では、WebLogic Serverを中心としたOracle Fusion Middleware 製品群のサポートを行う部署に所属しています。技術的な問合せにお答えすることに加えて、製品に付随する導入支援や運用支援といったサービスも行なっています。

2009年に入社以来、WebLogic Serverに本格的に関わるようになりましたが、それ以前もデータベースシステムやアプリケーション開発でWebLogic Serverを利用することは何度かありました。そうした背景もあり、WebLogic Server のデータソース機能には大変興味があります。Oracle RAC といったデータベースクラスタ環境での利用なども考慮して、いろいろと細かい制御ができるんですよね。BEAがOracle に買収されて、このあたりの連携もぐっと進んだという印象を持っています。

WebLogic Serverのようなミドルウェア製品は通常様々なシステムと連携します。このため、何か問題が発生した時、それを解決するには「どこに問題があるかを切り分ける」ことが重要となります。現場にいらっしゃる方であればお分かりだと思いますが、この問題の切り分けは難しい作業です。実際に現場では、お客様や日本オラクルのサポート担当の方と相談しながら、この作業を行なっています。とにかく、様々なシステムが絡んでくるので大変な作業ですが、一方でやりがいもあり、おもしろさを感じる仕事でもあります。以前のアプリ開発の経験も活かせる仕事ですね。

■趣味はサックスを演奏すること

学生の頃から始めて、もう10数年になります。社会人になりたての頃にバンドを結成して以来、時々、公開の場で演奏しています。最近はバンドメンバーも仕事や家庭で忙しくなったこともあり、なかなか集まれませんが、先日、東京の府中市で開かれた”JAZZ in FUCHU”に参加しました。

■Oracle ACE となって

認定されてから日も浅く、実感もあまり湧いていませんが、自分がOracle ACE に認定されたことにはちょっと驚いています。WebLogic Server の製品サポートを行なっていますので、技術的な知識はありますが、会社の中には、自分よりも詳しいメンバーが何人もいます。事実、WebLogic Serverに関する技術書籍 を出していますからね。ただ、Oracle ACE はコミュニティ活動を推進していくことにも重きが置かれていると伺っていたので、WebLogic Server 勉強会のようなコミュニティでの活動も認めていただいたものと思っています。

今後は、この3年間で培ってきた専門知識を活かしてこれまで以上にコミュニティに貢献していきたいと思います。幸いにもコミュニティ活動への参加は会社としても応援してくれているので、本業との両立もそう難しくないと考えています。

■技術者としてのあるべき姿

めまぐるしく変わる技術を追いかけることはなかなか厳しく、最新技術に関する知識は若い人の方が詳しいかもしれません。しかし、情報に振り回されて大事なところを見失ってはいけないと思います。核となる部分は、じっくり時間をかけて学ぶことが大切です。

また、「お客様の問題を解決するためにはどうすべきか」という観点で考えることも必要です。何か問題が発生すると、自分の専門分野や得意とするところを中心に見てしまいがちですが、システムの全体的な仕組みを意識し、場合によっては技術的な観点でないところからものごとを捉えることも大切だと考えています。

■技術者の裾野を広げる – 「つなぐ」技術を極めたい

製品サポートという仕事は、ある種、専門医に近い面がありますが、ミドルウェアという製品の特徴からして単にその製品のことを知っていれば良いというわけではありません。専門とする範囲を拡大していき、総合診療医のようにお客様のシステムを俯瞰して問題解決できる技術者を目指していきたいと考えています。あわせて、そこに関わる人とのつながりも大事にしていきたいと考えています。

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