スキーマのzipファイルをダウンロードしてインストールします。 このチュートリアルでは、Fusion Order Demo(FOD)スキーマに含まれる表をいくつか使用します。 ウィザードを使用して短時間でアプリケーションとプロジェクトを作成し、データベースに接続します。
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目的 所要時間 アプリケーション
このチュートリアルでは、Oracle ADF SwingテクノロジーおよびOracle ADF Business Componentsテクノロジーを使用して構築されるJavaアプリケーションの開発方法およびテスト実行方法を説明します。 これから作成するアプリケーションの完成版を確認するには、「Download」ボタンをクリックして最終アプリケーションのzipファイルをダウンロードし、Oracle JDeveloperのmyworkフォルダに解凍します。 40分 OrdersApplication.zipのダウンロード
注: アプリケーションの完成版をダウンロードした場合は、詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ1: スキーマのインストール
    チュートリアルの手順と例は、Fusion Order Demo(FOD)スキーマに含まれる複数の表に基づいています。 このスキーマは、Oracle JDeveloper 11gに付属しているサンプル・アプリケーションのデータベースとして、さらに、このリリースの他の補足情報としても使用されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  1. OTNからschema.zipファイルをダウンロードします。 schema.zipのダウンロード

  2. ファイルを適切な場所(c:\tempなど)に解凍します。

  3. Fileメニューから「Open」を選択します。 ワークスペースc:\temp\Infrastructure\Infrastructure.jwsを開きます。

  4. プロジェクトを移行するよう指示されたら、「Yes」をクリックして確定します。次に「OK」をクリックします。

  5. アプリケーション・ナビゲータで、「MasterBuildScript」プロジェクトを展開します。 Resourcesの下にある「build.properties」をダブルクリックして、エディタで開きます。

  6. build.propertiesファイルに適切な値を設定します(jdeveloper.homeと、jdbc.*およびdb.*のすべてを設定)。 他のプロパティは、すべてデフォルト値のままにしておきます。 demoユーザーの名前をFODにする必要があります。

    関連する設定は、次のとおりです。

    設定 説明
    jdeveloper.home JDeveloperがインストールされている/jdeveloperディレクトリ(例:c:/JDeveloper_11/jdeveloper/
    jdbc.urlBase データベースのベースURL(例:jdbc:oracle:thin:@localhost
    jdbc.port データベースのポート番号(例:1521
    jdbc.sid データベース・システムの識別子(例:XEまたはORCL
    db.adminUser 管理者権限を持つデータベース・ユーザー(例:system
    db.demoUser.tablespace FODユーザーをインストールする表領域の名前(例:USERS
  7. MasterBuildScriptプロジェクトで、「build.xml」ファイルを選択します。

  8. Structureウィンドウで、「refreshSchema」ターゲットを右クリックして、「Run Target "refreshSchema"」を選択します。

  9. 入力の指示が表示されたら、管理者権限を持つデータベース・ユーザーのパスワードを入力します。

    Antタスクの実行後、JDeveloper Logウィンドウでbuild successfulメッセージを確認できます。

    Apache Ant Logウィンドウ

    エラーがある場合、データベースが実行中であるかどうか(SQL*Plusで接続を試みます)、build.propertiesファイルに設定した値が正しいかどうかを確認する必要があります。 また、指定したDBAユーザーにCREATE USER権限があることも確認してください。

ステップ2: 新規アプリケーションおよびプロジェクトの作成
  1. メイン・メニューから「File」→「New」を選択します。 New GalleryのCategoriesで「General」を開き、「Applications」を選択します。 Itemsリストで「Java Desktop Application (ADF)」を選択し、「OK」をクリックします。

    New Gallery、Java Desktop ADFアプリケーションの作成
  2. JDeveloperアプリケーションは、組織構造の最上位レベルです。 アプリケーションの開発中に、操作しているオブジェクトの情報がここに格納されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. この例に合わせるため、アプリケーション名としてOrdersApplicationと入力します。

    アプリケーションの作成、Java Desktop ADF
  4. 初期プロジェクト構造(アプリケーションの作業領域内にある名前付きプロジェクト・フォルダ)および追加されるアプリケーション・ライブラリは、選択したアプリケーション・テンプレートによって決まります。 詳細を表示/非表示詳細表示
  5. デフォルト値のままにして、「Finish」をクリックします。

    アプリケーション・ナビゲータのProjectsパネルは、次のように表示されます。

    アプリケーション・ナビゲータ

  6. テンプレートから作成された新規アプリケーションは、プロジェクト階層に分割されてアプリケーション・ナビゲータに表示されます。各プロジェクトには関連する機能が設定されています。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ3: データベース接続の作成

インストールしたデータベースへの接続を確立し、Fusion Order Demo(FOD)のスキーマを使用できるようにします。

  1. メイン・メニューから「File」→「New」→「General」→「Connections」→「Database Connection」の順に選択し、「OK」をクリックしてCreate Database Connectionダイアログを開きます。

    New Gallery、Connections、Database Connection
  2. Create Connection Inオプションとして「Application Resources」を選択します。

  3. 接続の名前を入力し、接続タイプを選択して、ユーザー名とパスワードを入力します。 この例では、接続名にFOD、ユーザー名にfodを使用します。

    Create Database Connectionダイアログ
  4. Oracle JDBC Settingsに値を入力して、使用するデータベースのホスト、ポート、SIDを指定します。

    Create Database Connectionダイアログ、下部
  5. Test Connection」をクリックして、接続可能であることを確認します。 接続に成功したら、「OK」をクリックします。

  6. アプリケーション・ナビゲータで、「Application Resources」パネルを展開し、「Connections」ノードと「Database」ノードを展開して、データベース・オブジェクトを表示します。

    展開されたApplication Resourcesパネル
  7. 作成したデータベース接続(例:FOD)がアプリケーションのリソースとして、ConnectionsDatabaseノードの下に設定されました。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ4: Oracle ADF Business Componentsの作成
  1. アプリケーション・ナビゲータで「Model」プロジェクトを右クリックし、「New」→「Business Tier」→「ADF Business Components」→「Business Components from Tables」の順にクリックして、「OK」をクリックします。

    New Gallery、ADF Business Components from Tables
  2. Create Business Components from Tablesウィザードを使用すると、既存のデータベース・オブジェクトからビジネス・ドメイン・コンポーネント(エンティティ・オブジェクト、アソシエーション、ドメイン)のパッケージを容易に作成し、新しく生成したそれらのビジネス・ドメイン・コンポーネントからデータ・モデル・コンポーネント(ビュー・オブジェクト、ビュー・リンク、アプリケーション・モジュール)のデフォルト・パッケージを作成できます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. Initialize Business Components Projectダイアログで、FODが現在選択されているデータベース接続であることを確認します。 「OK」をクリックします。

    Initialize Business Components Projectダイアログの一部
  4. ステップ1のEntity Objectsで、「Query」をクリックし、Availableリストを移入します。

    Queryボタン

    スキーマに多数の表がある場合には、若干の遅延が発生することがあります。

  5. Availableリストから「ORDERS」表と「ORDER_ITEMS」表を選択し、「single shuttle icon」をクリックしてSelectedリストに移動させます。 「Next」をクリックします。

    表は外部キーで関連付けられているため、1対多の関係を表すビジネス・コンポーネントが生成されます。

    Create Business Components from Tablesウィザード
  6. ステップ2のEntity-based View Objectsで「shuttle all icon」をクリックし、「OrderItems」(ORDER_ITEMS)と「Orders」(ORDERS)の両方のビジネス・コンポーネントをAvailableリストからSelectedリストに移動します。 「Next」をクリックします。

    Create Business Components from Tablesウィザード、ステップ2
  7. Next」をクリックして、不要なステップ3のQuery-based View Objectsをスキップします。

    Create Business Components from Tablesウィザード、ステップ3
  8. ステップ4のApplication Moduleで、アプリケーション・モジュール名をデフォルトにしたまま「Finish」をクリックします。

    Create Business Components from Tablesウィザード、ステップ4
  9. the save all iconSave Allをクリックして作業内容を保存します。

    Create Business Components from Tablesウィザードが完了すると、アプリケーション・ナビゲータのModelプロジェクトは次のように表示されます。

    アプリケーション・ナビゲータのData Controlsパネル
  10. Data Controls」パネルを展開し、「AppModuleDataControl」を展開すると、OrderItemsViewコレクションとOrdersViewコレクションが表示されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ5: Oracle ADF Swingフォームでのマスター・フォームの作成
  1. アプリケーション・ナビゲータで「View」プロジェクトを右クリックし、「New」→「Client Tier 」→「ADF Swing」→「Empty Form」の順にクリックし、「OK」をクリックしてCreate ADF Swing Empty Formダイアログを開きます。

    New Gallery、Client Tier、ADF Swing
  2. Oracle ADF Business Componentsのデータ・モデルでいうマスター/ディテール関係とは、2つ以上のビュー・オブジェクト間の外部キー・アソシエーションです。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. フォーム名はForm、パッケージ名はviewのまま使用します。 Generate a Menu Barが選択されていることを確認して 「OK」をクリックします。

    Create ADF Swing Empty Form
  4. Oracle JDeveloperでは、デフォルトのデータ・パネル・コンテナ、ナビゲーション・バー、メニュー・バーを備えた空のクライアント・フォームが作成されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  5. アプリケーション・ナビゲータで、「Data Controls」パネルを開き、「AppModuleDataControl」ノードを開きます。 ビジュアル・エディタに表示されている空のフォームの中央に、コレクションOrdersView1をドラッグ・アンド・ドロップします。 コンテキスト・メニューから「Add Edit Form」を選択します。

    Javaビジュアル・エディタ、コンテキスト・メニューAdd Edit Form
  6. バックエンドのビジネス・サービスと連動するデータバインド・フォームを設計するタスクは、Data Controlsパネルを使用した宣言的な作業を行って完了します。 詳細を表示/非表示詳細表示
  7. Create ADF Swing Edit Formダイアログで、[Ctrl]キーを押しながらすべての属性を一度に選択します。ただし、 OrderIdOrderDateOrderStatusCodeOrderTotalは除外します。 続いて、「delete icon」をクリックして、選択した属性を削除します。

  8. OrderId」を選択し、「previous up arrow icon」をクリックしてリストの最上部にこの属性を移動させます。 ファイル名はデフォルトのままにします。 「Create Navigator Bar」の選択を解除して、「OK」をクリックします。

    Create ADF Swing Edit Form

    編集フォーム・パネルが作成され、クライアント・フォームのデータ・パネル内に表示されます。

    Javaビジュアル・エディタ、作成されたOrdersの編集フォーム
  9. ビジュアル・エディタで、今追加した編集フォームの左上隅の外側でクライアント・フォームをクリックします。

  10. Structureウィンドウで、dataPanelnavBarの下)が選択されていることを確認します。 プロパティ・インスペクタのVisualセクションで、layoutドロップダウン・リストから「BorderLayout」を選択します。

    プロパティ・インスペクタ、dataPanel、layout
  11. Java UIコンテナにはレイアウト・マネージャと呼ばれる特殊なオブジェクトがあり、コンテナ内のコンポーネントの配置方法や表示サイズは、コンテナが表示されるたびにこのレイアウト・マネージャによって制御されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  12. Structureウィンドウで、「panelOrdersView1Helper1」(展開したdataPanelの下)を選択します。

    Structureウィンドウ
  13. Constraints」タブ(Property Inspectorタブの隣)をクリックして、Constraintsプロパティのビジュアル・エディタを前面に表示します。 Constraintsプロパティのビジュアル・エディタで、一番上にあるボックスを選択します。

    Constraintsプロパティ・エディタ、編集フォーム・パネル
  14. the save all iconSave Allをクリックしてファイルを保存します。

  15. アプリケーション・ナビゲータで「PanelOrdersView1Helper.java」をダブルクリックし、編集フォーム・パネルのソース・ファイルを開きます。 エディタ・ウィンドウで「Design」をクリックし、Javaビジュアル・エディタを使用します。

  16. Structureウィンドウで、「dataPanel (FormLayout)」を選択します。 Javaビジュアル・エディタで、最初の列の最初のセルを右クリックして「Column Properties」を選択します。 Column Propertiesダイアログで次のオプションを選択し、「OK」をクリックします。

    オプション
    Alignment Fill
    Size Component Size
    Default
    Resize None
    Column Propertiesダイアログ
  17. エディタ・ウィンドウで、上部の「Form.java」タブをクリックして、クライアント・フォームを前面に表示します。 「build iconRebuildをクリックしてViewプロジェクトを再構築します。

    ADF Swingフォーム内にマスター・フォームを作成するステップが完了すると、Javaビジュアル・エディタの中のフォームは次のように表示されます。

    Javaビジュアル・エディタ
  18. Viewプロジェクトをすべて展開すると、アプリケーション・ナビゲータには次のように表示されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ6: Oracle ADF Swingパネルでのディテール表の作成
  1. アプリケーション・ナビゲータで「View」プロジェクトを右クリックし、「New」→「Client Tier」→「ADF Swing」→「Empty Panel」の順にクリックし、「OK」をクリックしてCreate ADF Swing Empty Panelダイアログを開きます。

    New Gallery、Client Tier、ADF Swing
  2. マスター・フォーム、ディテール表のディテール表の役割は、マスター・コレクションに含まれる現行オブジェクトに関連するディテール・コレクションの個々のデータ・オブジェクトを表示することです。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. パネル名としてOrderItemsPanelを入力し、パッケージ名はデフォルトのviewを使用します。 Panelが選択され、Optional Attributesが両方とも選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。

    Create ADF Swing Empty Panel
  4. Generate a runnable panel/frameオプションを選択すると、Javaクラスにmain文が追加され、標準のJPanel Swingコンテナが生成されます。このコンテナは、パネルを実行するためのテスト・フレームを作成すると実行可能になります。 詳細を表示/非表示詳細表示
  5. 必要に応じて「Property Inspector」タブをクリックして、Constraintsプロパティ・エディタの前にビジュアル・エディタを表示します。 プロパティ・インスペクタのVisualセクションで、layoutドロップダウン・リストから「BorderLayout」を選択します。

    プロパティ・インスペクタ
  6. アプリケーション・ナビゲータで「Data Controls」パネルを開き、「AppModuleDataControl」ノードを開きます。 続いて、前に使用したのと同じオブジェクトのマスター・コレクション、「OrdersView1」を展開します。

    Data Controlsパネル、OrderItemsView2
  7. UI設計者は、アプリケーション開発者がOracle ADFデータ・コントロールのインスタンスを使用して登録したビジネス・サービスの階層ビューをData Controlsパネルで確認できます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  8. ビジュアル・エディタに表示されている空のパネルの左上隅に、ディテール・コレクションOrderItemsView2をドラッグ・アンド・ドロップします。 コンテキスト・メニューから「Add Child」→「NavigationBar」を選択します。

    Javaビジュアル・エディタ、コンテキスト・メニューAdd Child
  9. クライアント・フォームのディテール部分にはディテール・コレクションに含まれるデータ・オブジェクトのセットが表示されるため、パネルにはコレクション・レベルのUIコントロールを含める必要があります。 詳細を表示/非表示詳細表示
  10. コンポーネント・パレットのSwingページのContainersパネルから「JScrollPane iconJScrollPaneをドラッグして、ビジュアル・エディタ内に残っている空のパネル領域の中央にドロップします。

    ビジュアル・エディタ、コンポーネント・パレット
  11. Data Controlsパネルで同じオブジェクトのディテール・コレクション、OrderItemsView2をドラッグし、先ほど追加した空のJScrollPaneにドロップします。

  12. コンテキスト・メニューから「Add Child」→「Table」を選択して、ディテール・コレクションのデータ・オブジェクトを表形式で表示します。

    Add Childコンテキスト・メニュー
  13. the save all iconSave Allをクリックしてファイルを保存します。

    ADF Swingパネル内にディテール表を作成するステップが完了すると、Javaビジュアル・エディタの中のパネルは次のように表示されます。

    ビジュアル・エディタ内のOrderItemsPanel
  14. Structureウィンドウには、次のようなUIコンポーネント階層が表示されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ7: アプリケーションの完成と実行
    ADF Swingアプリケーションのフォームでは、公開されているコレクション同士をADFパネル・バインディング・オブジェクトで連係させます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  1. エディタ・ウィンドウで「Form.java」ドキュメント・タブをクリックして、クライアント・フォームを前面に表示します。

    Form.javaエディタ・ウィンドウ・タブ
  2. アプリケーション・ナビゲータのViewプロジェクトからビジュアル・エディタにOrderItemsPanel.javaをドラッグし、マスター編集フォームの下のスペースの中央にドロップします。

    OrderItemsPanelとフォーム
  3. Select OptionダイアログでEmbed Panelが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。

    Select Optionダイアログ
  4. アプリケーション・ナビゲータで「Form.java」を選択します。

  5. Form.javaのStructureウィンドウのDesignタブで、orderItemsPanel1が選択されていることを確認します。 「Constraints」タブをクリックして、プロパティ・インスペクタの前にこのタブ・ページを表示します。 Constraintsプロパティのビジュアル・エディタで、中央のボックスが選択されていることを確認します。

    Constraintsプロパティのビジュアル・エディタ

    BorderLayoutのレイアウト・マネージャは、このコンポーネントのconstraintsプロパティに基づいて、コンテナのコンポーネントをBorderLayout内にある5つの領域(North、South、East、West、Center)の1つに配置します。

  6. build iconRebuildをクリックしてViewプロジェクトを再構築します。

    Javaビジュアル・エディタ内のクライアント・フォームは次のように表示されます。

    Javaビジュアル・エディタ、マスター・フォームのディテール表
  7. アプリケーション・ナビゲータで「Form.java」を右クリックし、「Run」を選択します。

    アプリケーションを実行すると、JDeveloperのLogウィンドウが開き、 1行もコーディングせずに作成したアプリケーションUIが表示されます。

    Applicationウィンドウ

    ナビゲーション・ボタンをクリックすると、マスター・フォームとディテール表との間のデータ・オブジェクト・カレンシーがADF Swingによって管理されていることが分かります。

  8. 実行中のアプリケーション・ウィンドウで、「File」→「Exit」を選択してアプリケーションを停止します。

  9. Oracle ADFデータ・バインディングを使用してクライアント・フォームを設計すると、同じADFイテレータ・バインディングを共有するすべてのUIコントロールで、そのイテレータのデータ・オブジェクトのカレンシー・カーソルが自動的に共有されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
ステップ8: Oracle ADFのコントロール・ヒントを使用したフォーム・ラベルのカスタマイズ
  1. アプリケーション・ナビゲータで、ModelプロジェクトをApplication Sourcesmodelとたどり、その下にある「OrdersView」ビュー・オブジェクトをダブルクリックします。これからコントロール・ヒントを設定する属性は、ここに定義されています。

    アプリケーション・ナビゲータ、OrdersViewを選択
  2. Oracle ADFコントロール・ヒントには、JavaBeansベースのどのビジネス・サービス(Oracle ADF Business Componentsを含む)のデータ項目も、すべてのクライアント・タイプで常に同じようにレンダリングさせるメカニズムが集約されています。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. ビュー・オブジェクトの概要エディタで「Attributes」を選択し、「OrderId」を選択します。

    ビュー・オブジェクトの概要エディタ、Attributes
  4. プロパティ・インスペクタが表示されていない場合は、メイン・メニューから「View」→「Property Inspector」を選択してください。

    選択した属性のプロパティ・インスペクタで、「UI Hints」セクションを展開します。 LabelフィールドにOrder Numberと入力します。

    プロパティ・インスペクタ、UI Hintsセクション
  5. コントロール・ヒントのメカニズムでサポートされているコントロール・ヒント・プロパティのうち、カスタマイズできるものは次のとおりです。 詳細を表示/非表示詳細表示
  6. 同じ手順を繰り返して、マスター編集フォームに追加した他の属性のコントロール・ヒントのラベルをカスタマイズします。使用するラベル・テキストは次のとおりです。

    属性 ラベル・テキスト
    OrderDate Date of Order
    OrderStatusCode Status
    OrderTotal Total Price
  7. 追加したコントロール・ヒントのラベル・テキストは、Javaビジュアル・エディタに次のように表示されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  8. アプリケーション・ナビゲータのViewプロジェクトで 「Form.java」を右クリックして、「Run」を選択します。

    アプリケーションを実行すると、アプリケーション・ウィンドウは次のように表示されます。

    Applicationウィンドウ
  9. コントロール・ヒントを使用したラベルのカスタマイズ手順を完了すると、アプリケーション・ナビゲータのModelプロジェクトは次のように表示されます。 詳細を表示/非表示詳細表示
まとめ
このチュートリアルでは、Oracle ADF SwingテクノロジーおよびOracle ADF Business Componentsテクノロジーを使用してJavaアプリケーションを開発しました。 このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。 Java Swingアプリケーションの開発、JDeveloperおよびOracle ADFの詳細は、下記のWebサイトを参照してください。

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