このチュートリアルでは、Oracle Data Integratorでプロジェクトおよびインタフェースを作成し、フラット・ファイルから別のフラット・ファイルへエクスポートする手順について説明し ます。
約30分
このOBEチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロードし、表示されます。 (警告:
すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によっては応答時間が遅くなる場合があります。)
注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順 にある各アイコンの上にカーソルを置いてください。
スクリーンショットは、ご使用の環境を反映したものではありません。 Oracle Data Integratorの特定の機能がどこにあるのかをわかりやすくするために提供されています。
Oracle Data Integratorを使用した一般的なタスクとして、リレーショナル表からデータをエクスポートし、このデータをフラット・ファイルへロードすることが あります。 このチュートリアルでは、ステージング領域へのファイルのインポート、簡単な変換、およびファイルへのデータ書込みをおこなうプロジェクトとインタフェー スの作成手順について説明します。 また、インタフェースを実行して、Oracle Data Integrator Operatorを使用した実行を確認します。
Lindaは、Global Enterpriseのデータベース管理者です。 社内のデータベースの管理やさまざまなリソースに関連するタスクの統合を担当しています。 具体的には、データのロード、変換、および検証をおこなっています。 まず、Lindaは新しいマスター・リポジトリと作業リポジトリを作成しました。 次に、フラット・ファイルからデータをエクスポートし、変換を実行し、このデータを別のフラット・ファイルへロードするためのプロジェクトおよびインタ フェースを作成する必要があります。
タスクを開始する前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
Oracle Database 10g XEとOracle Data Integrator 10g(10.1.3.4)のサービスおよびコンポーネントが起動していない場合は、それらを起動します。
Oracle Data Integratorで新規プロジェクトを作成するには、以下の手順を実行します。
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1. |
「スタート」→「すべてのプログラム」 →「Oracle」→「Oracle Data Integrator」→「Designer」 の順に選択して、Oracle Data Integrator Designerを起動します。 Login NameにWORKREPが選択されていない場合は、ドロップダウン・リストから「WORKREP」 を選択します。 UserフィールドにSUPERVISORと入力し、PasswordフィールドにSUNOPSISと入力 します。 「OK」をクリックしてログインします。
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2. |
表示されたウィンドウで、「Projects」タブをクリックし、Insert
Projectボタン「
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表示されたスクリーンで、NameフィールドにODIexp_RT_RTと 入力して、プロジェクト名を設定します。 Codeフィールドは自動的に入力さ れます。 「OK」をクリックします。 Projectsツリー・ビューに、新しく作成したプロジェクトODIexp_RT_RTが 表示されます。 これで、新規Oracle Data Integratorプロジェクトの追加は完了です。
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フラット・ファイル・ターゲット・データ・ストア用の新規モデルを作成するには、以下の手順を実行します。
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1. |
Oracle Data Integrator Designerの左側のパネル内で「Models」 タブをクリックします。 「Insert Model Folder」アイコンをクリックします。 画面が表示されたら、NameにFilesと入力します。 「OK」をクリックし ます。
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2. |
「Files」モデル・フォルダを右クリックして、「Insert Model」 を選択します。
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次の画面で、以下の表に示した値を入力します。 「Reverse」タブをクリックします (Reverseボタンをクリックしないでください)。 Contextドロップダウン・リストから「Global」 を選択します。 「OK」をクリックします。
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新規Oracle Data Integratorソース・データ・ストアを作成するには、以下の手順を実行します。
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1. |
「Files」フォルダを開き、新しく作成した「Files」 モデルを右クリックしたら、「Insert Datastore」を選択します。 画面が表示されたら、NameにSRC_SALES_PERSONと 入力します。 Resource Nameフィールドの横にあるボタン「」 をクリックします。 「SRC_SALES_PERSON.txt」ファイルを選択し、「Open」 をクリックします。 注:このOBEでは、Oracle Data Integratorのインストールに同梱されているサンプル・ファイルを使用します。
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2. |
「Files」タブをクリックします。 File Formatと して「Fixed」を選択したら、「Columns」タブをクリックします。
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Columnsタブで、「Reverse」ボタンをクリックし ます。 次の画面が表示されます。 「Yes」をクリックして、「OK」をクリッ クします。 Column Setup Wizardが表示されます。
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カーソルを合わせ、次のスクリーンショットに示すように、各列の開始位置でルーラーをクリックします。 ウィザードにより、各列がマークされます。
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すべての列がマークされたら、各列のデータをクリックし、Column NameとDatatypeを 指定します。 各列の名前およびデータ型については、次の表を参照してください。 すべて終了したら、「OK」をク リックします。
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列は、以下のようになります。 「OK」をクリックして、モデルを保存します。 「Files」 →「Files」→「SRC_SALES_PERSON (SRC_SALES_PERSON.txt)」→「Columns」の順に開き、ソース・モデル を表示します。 次のスクリーンショットに示すように、各列が正しく作成されたことを確認します。 注:各列が作成されていない場合は、新しく作成したデータ・ストアを編集します。 「SRC_SALES_PERSON」 データ・ストアを右クリックして「Edit」を選択し、ステップ2~5を繰り返します。
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新規Oracle Data Integratorターゲット・データ・ストアを作成するには、以下の手順を実行します。
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このOBEでは、Oracle Data Integratorのインストールに同梱されているサンプル・ファイルを使用します。 ODI_HOME\demo\fileディ レクトリへ移動します。 SRC_SALES_PERSON.txtファイルをコピーし、次のスクリーンショットに 示すように、ファイル名をTRG_SALES_PERSON.txtに変更します。
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| 2. |
Oracle Data Integrator Designerで、新しく作成したソース・データ・ストア「SRC_SALES_PERSON」 を右クリックし、「Duplicate」を選択します。 次の画面で、「Yes」 をクリックします。 ツリー・ビューに、新しいCopy of SRC_SALES_PERSON (SRC_SALES_PERSON.txt)が表示されます。
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3. |
新しく作成した複製である「Copy of SRC_SALES_PERSON (SRC_SALES_PERSON.txt)」を右クリックし、「Edit」を選択します。 画面が表示されたら、NameにTRG_SALES_PERSONと入力します。 Resource Nameフィールドの横にあるボタン「」 をクリックします。 注:FilesタブとColumnsタブはソース・ファイルか ら複製されているため、ここで変更する必要はありません。
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| 4. |
「TRG_SALES_PERSON.txt」ファイルを選択 し、「Open」をクリックします。 「OK」 をクリックします。 同じモデル内に、ソース・ファイルとターゲット・ファイルのデータ・ストアが正しく作成されており、Oracle Data Integratorインタフェースで使用できる状態になっています。
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新規インタフェースを作成するには、以下の手順を実行します。
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1. |
Oracle Data Integrator Designerで、「Projects」 タブをクリックします。 「ODIexp_RT_RT」プロジェクトを開いて、「First Folder」を開きます。 「Interfaces」を右クリックし、「Insert Interface」を選択します。
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2. |
次の画面で、インタフェース名としてINTexp_RT_RTと入力します。 「Staging Area Different From Target」チェック・ボックスを選択し、ドロップダウン・リストから「SUNOPSIS_MEMORY_ENGINE」 を選択します。 「Diagram」タブをクリックします。 Help画面が表 示されたら、「OK」をクリックします。 注:このOBEでは、インポートしたデータに変換を加えるため、ステージング領域として Sunopsis Memory Engineを使用します。
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| 3. |
「Models」タブをクリックし、ソースおよびターゲットをOracle Data Integrator Designerにドラッグします。 「Files」→「Files」 の順に開き、Filesフォルダから「SRC_SALES_PERSON (SRC_SALES_PERSON.txt)」データ・ストアをドラッグして、Sourcesコ ンテナにドロップします。 Filesから「TRG_SALES_PERSON (TRG_SALES_PERSON.txt)」データ・ストアをドラッグし、Target Datastoreコ ンテナへドロップします。 "Do you want to perform an Automatic Mapping?" というプロンプトが表示されたら、「Yes」をクリックします。 Diagramタブは、次のように表示されます。 「Flow」タブをクリックします。 注:このチュートリアルでは、マッピングにおいて数字変換を実行しますが、マッピングはデフォルト を使用します。 マッピングは、ステージング領域で実行されます。
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このインタフェースでは、フラット・ファイルをSQLステージング領域にインポートして、このファイルを別のフラット・ファイルにエク スポートする必要があります。 ここで必要なナレッジ・モジュール(KM)は、LKM File to SQLおよびIKM SQL to File Appendです。 ナレッジ・モジュールをインポートするには、左側のパネルで「Project」タブをクリックし、「Knowledge Modules」フォルダを開きます。 「Loading (LKM)」を右クリックし、「Import Knowledge Modules」を選択します。 注:この例では、汎用のSQLナレッジ・モジュールを使用しますが、
RDBMSテクノロジーに固有のナレッジ・モジュールを使用しても構いません。
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| 5. |
以下のスクリーンショットに示すように、次の画面で、File import directoryフィー ルドに..\impexpと入力します。 インポートするファイルが、Select the file(s) to importウィンドウに表示されます。 [Ctrl]キーを押しながら、 「LKM File to SQL」および「IKM SQL to File Append」 を選択します。 「OK」をクリックします。
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「Loading (LKM)」フォルダと「Integration (IKM)」フォルダを開き、インポートしたナレッジ・モジュールが、下のスクリーンショットのように、 ツリー・ビューに表示されることを確認します。 「Flow」タブをクリックします。
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「SS_0 (1 - FILE_GENERIC)」ソース・データ・ストアをクリックします。 このソースのプロパティが下部に表示されます。 LKM Selectionセ クションで、LKMドロップダウン・リストから「LKM File to SQL」を選択します。
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| 8. |
「Target (FILE_GENERIC)」をクリックします。 このターゲットのプロパティが下部に表示されます。 IKMについては、IKMでIKM SQL to File Appendが選択されていない場合、ドロップダウン・リストから「IKM SQL to File Append」を選択します。 スクリーンショットに示すように、IKMオプションTRUNCATEをYesに 設定し、GENERATE_HEADERをNoに設定します。 「Apply」 をクリックします。
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| 9. |
インタフェースをテストするには、「Execute」をクリックします。 次の画面が表示されます。 デフォルト値のままにして、「OK」をクリックします。 次の画面で、「OK」 をクリックします。
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インタフェースが正しく実行されたことを確認するには、Oracle Data Integrator Operatorを開く必要があります。 メニュー・バーからOracle Data Integrator Operatorアイコン「」をクリックし、 Oracle Data Integrator Operatorを起動します。 Oracle Data Integrator Operatorで、「Date」→「Today」→「INTexp_RT_RT」 →「Steps」→「INTexp_RT_RT」 の順に開き、各ステップの実行結果を確認します。 任意のステップをダブルクリックし、DescriptionタブとExecutionタ ブをクリックして実行結果を確認します。 「Step 6」をダブルクリックし、「Execution」 タブをクリックします。 ターゲット・フラット・ファイルに挿入された行数を確認します。 「OK」をクリックしま す。
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| 11. |
アイコン「」をクリックし て、Oracle Data Integrator Designerに戻ります。 「OK」をクリックして、新しく 作成したインタフェースを保存します。 「Interfaces」を開きます。 これにより、Projectsツリー構造にINTexp_RT_RTインタフェースが表示されます。 これで、Oracle Data IntegratorプロジェクトとOracle Data Integratorインタフェースの 作成は完了しました。 また、Oracle Data IntegratorインタフェースのINTexp_RT_RTを 実行して、リレーショナル表をフラット・ファイル・ターゲットにエクスポートしました。
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このレッスンで学習した内容は次のとおりです。
| 前提条件の確認 | ||
| Oracle Data Integratorでの新規プロジェクトの作成 | ||
| フラット・ファイル・ ソース用の新規Oracle Data Integratorモデルの作成 | ||
| Oracle Data Integratorインタフェースで使用する新規Oracle Data Integratorソース・データ・ストアの作成 | ||
| Oracle Data Integratorインタフェースで使用する新規Oracle Data Integratorターゲット・データ・ストアの作成 | ||
| Oracle Data Integratorを使用した新規インタフェースの作成 | ||
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