表示されたウィンドウで、「Projects」タブをクリックし、Insert Projectボタン「」をク リックして、新規プロジェクトを追加します。

表示された画面で、NameフィールドにODIexp_RT_FFと入力して、プ ロジェクト名を指定します。 Codeフィールドは自動的に入力されます。 「OK」をクリックします。 プロジェクトのツリー・ビューに、新しく作成されたプロジェクトODIexp_RT_FFが表示されます。 これで、新規Oracle Data Integratorプロジェクトの追加は完了です。

Oracle Database Express Edition Home画面で、SQLド ロップダウン・メニューを開き、「SQL Commands」→「Enter Command」 を選択します。

スキーマを作成するには、次のSQLコマンドを実行します。

create user <MY_SCHEMA> identified by <MY_PASS>
default tablespace <MY_TBS> temporary tablespace <MY_TEMP>;
grant connect, resource to <MY_SCHEMA>;

ここで、
<MY_SCHEMA>は、作成するスキーマの名前です。
<MY_PASS>は、そのパスワードです。
<MY_TBS>は、データを格納するOracle表領域です。
<MY_TEMP>は、デフォルトの一時表領域です。

ユーザーを作成するために、次のコマンドを入力します。 「Run」をクリックします。

create user ODI_STAGE1 identified by password 
default tablespace users temporary tablespace temp;

ユーザーODI_STAGE1が正しく作成されたことを確認します。

次のSQLコマンドを実行して、新しく作成したユーザーに接続権限を付与します。

grant connect, resource to ODI_STAGE1;

SQL文が正しく処理されたことを確認します。

Oracle Database Express Edition Home画面で、SQLドロッ プダウン・メニューを開き、「SQL Commands」→「Enter Command」 を選択します。 次のSQLコマンドを実行して、表を作成します。

CREATE table "SRC_SALES_PERSON" (
"SALES_PERSON_ID" NUMBER(8,0) NOT NULL,
"FIRST_NAME" VARCHAR2(80),
"LAST_NAME" VARCHAR2(80),
"DATE_HIRED" VARCHAR2(80),
"DATE_UPDATED" DATE NOT NULL,
constraint "TRG_SALES_PERSON_PK" primary key("SALES_PERSON_ID")
)
/

SRC_SALES_PERSON表にデータを移入するため、SQL Commandsウィンドウへ移動して、次の表に示されたコマンドを入力します。 「RUN」をク リックしてから、SQL文が正しく処理されたことを確認します。

注：このOBEで提供されているテキスト・ファイルSRC_SALES_PERSON_DATAか ら、スクリプトをコピーすることもできます。 このファイルをダウンロードするには、こ ちらをクリックしてください。

begin
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(11,'Andrew','Andersen','22/02/1999',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(12,'John','Galagers','20/04/2000',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(13,'Jeffrey','Jeferson','32422',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(20,'Jennie','Daumesnil','28/02/1988',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(21,'Steve','Barrot','24/09/1992',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(22,'Mary','Carlin','14/03/1995',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(30,'Paul','Moore','36467',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(31,'Paul','Edwood','18/03/2003',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(32,'Megan','Keegan','29/05/2001',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(40,'Rodolph','Bauman','29/05/2000',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(41,'Stanley','Fischer','37233',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(42,'Brian','Schmidt','25/08/1992',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(50,'Anish','Ishimoto','30/01/1992',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(51,'Cynthia','Nagata','28/02/1994',sysdate);
insert into ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON values
(52,'William','Kudo','28/03/1993',sysdate);
end

次のSQL文を実行して、表SRC_SALES_PERSONにデータが正しく移入されたことを確 認します。

注：次のステップに進む前に、データが正しくロードされていることを確認してください。

select* from ODI_STAGE1.SRC_SALES_PERSON

Topology Managerの「Physical Architecture」タブをク リックします。 「Technologies」を開き、「Oracle」を右ク リックして、「Insert Data Server」を選択します。

Data Server: Newウィンドウで、次の表に示した値を入力します。 「JDBC」 タブをクリックします。

JDBC Driverのアイコン「」をク リックします。 「Oracle JDBC Driver」を選択します。 「OK」をクリックしま す。 URLのアイコン「」をク リックし、Oracle Database XEのURLとして、jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:XEを 入力します。 「Test」をクリックします。 再度、「Test」をクリックし ます。

注：

• コピーした値をJDBC Urlフィールドに貼り付けないでください。 URL文字列が正しく入力されない場合があります。
• 使用しているRDBMSに合わせて、適切なドライバとURLを入力してください。

Physical Schema画面で、Schema (Schema)フィー ルドとSchema (Work Schema)フィールドの両方に「ODI_STAGE1」 を選択します。 「Context」タブをクリックします。 Add new contextボ タン「」をク リックします。 Logical Schemaとして、「ODI_STAGE1」を選択します。 「OK」 をクリックします。

Oracle Data Integrator Designerの左側のパネルで、「Models」 タブをクリックして、Insert Model Folderアイコン「」をク リックします。 次の画面で、フォルダ名としてRDBMS1を入力します。

「RDBMS1」モデルを右クリックして、「Insert Model」を選択しま す。 次の画面で、以下の表に示した値を入力します。 「Reverse」タブをクリックします（Reverseボタ ンをクリックしないでください）。

Reverseタブで、Contextに「Global」を指 定します。 「Reverse」ボタンをクリックします。 次の画面が表示されます。 「Yes」 をクリックして、「OK」をクリックします。

新しく作成した「Oracle RDBMS1」モデル・フォルダを開き、「Oracle ODI_Stage1」モデルを開きます。 データ・ストアSRC_SALES_PERSONが正 しくリバースされたことを確認します。

「Flat Files」モデル・フォルダを右クリックして、「Insert Model」を選択します。

次の画面で、以下の表に示した値を入力します。 「Reverse」タブをクリックします （Reverseボタンをクリックしないでください）。 「Global」コンテキストを選択します。 「OK」 をクリックします。

このOBEでは、Oracle Data Integratorのインストールに同梱されているサンプル・ファイルを使用します。 ODI_HOME\demo\fileディ レクトリへ移動します。 SRC_SALES_PERSON.txtファイルをコピーし、次のスクリーンショットに 示すように、ファイル名をTRG_SALES_PERSON.txtに変更します。

「Files」タブをクリックします。 File Formatと して「Fixed」を選択し、「Columns」タブをクリックします。

Columnsタブで、「Reverse」ボタンをクリックし ます。 次の画面が表示されます。 「Yes」をクリックします。 Column Setup Wizardが表示されます。

マウスをドラッグし、それぞれの列の開始位置をクリックすると、ウィザードによって各列がマークされます。

すべての列がマークされたら、各列のデータをクリックし、次のスクリーンショットに示すように、Column NameとDatatypeを指定します。 各列の名前およびデータ型については、次の表を参照してください。 完了したら、「OK」をクリックします。

列は、以下のようになります。 「OK」をクリックして、モデルを保存します。 「Flat Files」→「Flat Files」→「TRG_SALES_PERSON (TRG_SALES_PERSON.txt)」→「Columns」の順に開き、列を表示しま す。 「Oracle RDBMS1」→「Oracle ODI_STAGE1」 →「SRC_SALES_PERSON」→「Columns」の順にフォルダを開 きます。 ソース・モデルとターゲット・モデルを確認します。

注：TRG_SALES_PERSONの列が作成されていない 場合は、新しく作成したデータ・ストアを編集します。 「TRG_SALES_PERSON」データ・ストアを右ク リックして「Edit」を選択し、ステップ2～5を繰り返します。

次の画面で、インタフェース名としてINTexp_RT_FFを入力します。 「Staging Area Different From Target」チェック・ボックスを選択し、ドロップダウン・メニューから「ODI_STAGE1」 を選択します。 「Diagram」タブをクリックします。 Help画面が表 示されたら、「OK」をクリックします。

注：この例では、ターゲット・ファイルではなくODI_STAGE1（ソース）をステージング領域 として使用します。

「Models」タブをクリックし、ソースおよびターゲットをOracle Data Integrator Designerにドラッグ・アンド・ドロップします。 Oracle RDBMS1から「SRC_SALES_PERSON」 データ・ストアをドラッグし、Sourcesコンテナにドロップします。 Flat Filesモ デルから「TRG_SALES_PERSON.txt」データ・ストアをドラッグし、Target Datastoreコンテナへドロップします。 "Do you want to perform and Automatic Mapping?"というプロンプトが表示されたら、「Yes」をクリックし ます。 Diagramタブは、次のように表示されます。 「Flow」タブをクリックします。

このインタフェースでは、リレーショナル表をフラット・ファイル・ターゲットへエクスポートします。 ここで必要なナ レッジ・モジュールは、IKM SQL to File Appendです。 ナレッジ・モジュールをインポートするには、左側のパネルで「Project」タブをクリックし、「Knowledge Modules」フォルダを開きます。 「Loading (LKM)」を右クリックし、「Import Knowledge Modules」を選択します。

注：この例では、汎用のSQLナレッジ・モジュールを使用しますが、 RBMSテクノロジーに固有のナレッジ・モジュールを使用しても構いません。

以下のスクリーンショットに示すように、次の画面で、File import directoryフィー ルドに..\impexpと入力します。 インポートするファイルが、Select the file(s) to importウィンドウに表示されます。 「IKM SQL to File Append」 を選択します。 「OK」をクリックします。

「Integration」フォルダを開き、インポートしたナレッジ・モジュールが、以下のように ツリー・ビューに表示されることを確認します。 「Flow」タブをクリックします。

「Target (FILE_GENERIC)」をクリックします。 これにより、ターゲットのプロパティが下部に表示されます。 IKMフィールドのドロップダウン・メニューをクリッ クし、「IKM SQL to File Append」を選択します。 下のスクリーンショットに示すように、IKMオプションTRUNCATEをYesに 設定します。 「Apply」をクリックします。

「Execute」をクリックして、インタフェースをテストします。 次の画面が表示されます。 デフォルト値のままにして、「OK」をクリックします。次の画面で、「OK」 をクリックします。

インタフェースが正しく実行されたことを確認するには、Oracle Data Integrator Operatorを開く必要があります。 メニューのOracle Data Integrator Operatorアイコン「」をクリックし、 Oracle Data Integrator Operatorを起動します。 Oracle Data Integrator Operatorで、「Date」→「Today」→「INTexp_RT_FF」 →「Steps」→「INTexp_RT_FF」 の順に開き、各ステップの実行結果を確認します。 「Step 3」をダブルクリックし、「Execution」 タブをクリックします。 ターゲット・ファイルに挿入された行数を確認します。 「OK」をクリックします。

アイコン「」をクリックし て、Oracle Data Integrator Designerに戻ります。 「OK」をクリックして、新しく 作成したインタフェースを保存します。 これにより、Projectsツリー構造にインタフェースが表示されます。

注：Unlocking Objectウィンドウが表示された ら、自動的にオブジェクトをアンロックするよう、「Yes」をクリックします。

これで、Oracle Data IntegratorプロジェクトとOracle Data Integratorインタフェースの作成は完了しました。 また、Oracle Data IntegratorインタフェースのINT_RT_FFを実行して、リレーショナル表をフラット・ファイル・ター ゲットにエクスポートしました。