パート2: グラフィック・コンポーネントの使用開始
この項では、倉庫情報に基づいて、基本的な棒グラフをOrdersAndStocksページに追加します。次に、より洗練されたレンダリングを使用して、棒グラフを拡張します。
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ステップ1: ページ内での基本的な棒グラフの作成

WarehouseStockLevelsViewを使用して、OrdersAndStocksページのMDOrdersタブに棒グラフを追加し、特定の注文の各製品について、各倉庫の在庫レベルをレンダリングします。 WarehouseStockLevelsViewは、productId属性を介してOrderItemsViewに関連付けられています。
  1. JDeveloperに戻り、「Model」→「Application Sources」→「oracle.fod.model」を開きます。続いて「WarehouseStockLevelsView」ビューをダブルクリックして、エディタで開きます。

    アプリケーション・ナビゲータのModelプロジェクト
  2. エディタの「Query」タブをクリックして、SQL文を表示します。 このビューは、製品の在庫がある米国内のすべての倉庫について、WAREHOUSE_ID、WAREHOUSE_NAME、PRODUCT_ID、QUANTITY_ON_HANDという列を返します。


    WarehouseStockLevelsViewの問合せ文
  3. エディタ・ウィンドウで、「OrdersAndStocks.jsf」タブをクリックして、ページを表示します。

    OrdersAndStocksページ
  4. Data Controlsパネルで、「OrdersView1」→「OrderItemsView2」ノードを開きます。 「WarehouseStockLevelsView1」ノードを選択し、StructureペインのshowDetailItem - MDOrders上にドロップします。

    Structureペイン
  5. Createコンテキスト・メニューから、「Graph」オプションを選択します。

    Graphオプションを選択したコンテキスト・メニュー
  6. Component Galleryダイアログで、カテゴリとして「Bar」を選択し、グラフ・タイプとして「Bar」を選択します。 Quick Start Layoutsでは、カテゴリごとに各種のレイアウトが提供されています。 デフォルトのクイック・レイアウトを選択したままにします。

    Component Gallery

    OK」をクリックします。

  7. 必要に応じて、Create Bar Graphダイアログで「Include Child Accessors」の選択を解除します。次に、以下の値を指定します。
    - Bars: 「AddアイコンAddアイコンをクリックし、Availableリストから「QuantityOnHand」を選択します。
    - X Axis: 「AddアイコンAddアイコンをクリックして、ドロップダウン・リストから「WarehouseId」を選択します。
    - X Axis: 「AddアイコンAddアイコンをクリックして、ドロップダウン・リストから「City」を選択します。
    ドラッグ・アンド・ドロップ方式を使用して、Availableリストからコンポーネントを選択し、BarsフィールドまたはX Axisフィールドにドロップすることもできます。

    Attribute Labelsセクションで以下の設定を行います。

    Attribute Label
    QuantityOnHand Quantity(値を入力)
    WarehouseId WarehouseName (ドロップダウン・リストから選択)
    City City (ドロップダウン・リストから選択)
    Create Bar Graphダイアログ

    Swap Bars 」ボタンをクリックし、次に「Preview」タブをクリックします。

    Create Bar Graphダイアログ
  8. データベースに接続した後で、棒グラフのプレビューが表示されます。

    グラフのプレビュー

    OK」をクリックします。

  9. dvt:barGraphコンポーネントのProperty Inspectorで、Appearanceノードの3D Effectプロパティをtrueに設定します。

    Property Inspector
  10. Imageセクションで、ImageFormatにFLASHを設定します。

     Property Inspector
  11. BehaviorノードのPartialTriggers項目の横で「Edit」オプションを選択します。

     Property Inspector
  12. Edit Propertyダイアログで、「table* - OrdItem」を右側に移動します。 こうすることで、現在選択されている注文項目行とグラフが同期するようになります。

    Edit Propertyダイアログ

    このウィンドウは開いたままにします。

  13. panelFormLayout」→「facet」→「panelGroupLayout」ノードを開き、4つのcommandButtonsすべてを右側に移動します。こうすることで、ナビゲーション・コントロールのクリック時にもグラフが同期されます。

    Edit Propertyダイアログ

    OK」をクリックします。

  14. Partial Triggersプロパティは、次のように表示されます。

    Propertyペイン
  15. 作業内容を保存してから、ページ内で右クリックし、コンテキスト・メニューから「Run」を選択します。

    コンテキスト・メニューのRunオプション
  16. ブラウザにページがロードされます。 右側の凡例には、各棒の倉庫名と都市が示されます。 棒ごとに色が異なります。 各棒の上にカーソルを置くと、ツールチップ・ラベル(倉庫名、都市、数量)が表示されます。

    実行中のページ
  17. 棒グラフの同期プロセスをテストするため、ディテール表内の別の行を選択します。

    ブラウザに表示されたページ
  18. Next」ボタンをクリックして、順序を変えた場合の棒グラフの同期をテストします。

    ブラウザに表示されたページ
  19. ブラウザ・ウィンドウを閉じます

ステップ2: 基本的な棒グラフの改善

この項では、棒グラフを拡張し、いくつかのアニメーション機能を追加します。

  1. JDeveloperに戻り、Structureペインで「dvt:barGraph」コンポーネントを選択します。次に、Property InspectorのAppearance セクションで、SeriesEffectにSE_GRADIENTを、SeriesRolloverBehaviorにRB_HIGHLIGHTを設定します。

    Structureペイン
    Findフィールドを使用すると、簡単にプロパティを取得できます。 詳細を表示/非表示詳細表示
  2. AppearanceAnimationセクションで、AnimationOnDataChangeをautoに、AnimationDurationを3000に、AnimationOnDisplayをautoに設定します。

    Property Inspector

    アニメーション・パラメータについて。 詳細を表示/非表示詳細表示
  3. Structureペインで「dvt:barGraph」コンポーネントを開き、「dvt:legend Area」を選択します。 Property Inspectorで、Renderedプロパティを<default> (TRUE)に、AutomaticPlacementをAP_NEVERに設定します。

    Property Inspector
  4. 作業を保存し、「RunアイコンRunボタンをクリック(またはページを右クリックしてコンテキスト・メニューから「Run」を選択)して、ページを実行します。

  5. ブラウザ・ウィンドウにページが表示されます。 棒グラフのアニメーションが最後の値の位置に到達するまで確認します。

    ブラウザ内の棒グラフ

    ブラウザ内の棒グラフ
  6. 特定のの上にマウスを置くと、その他の棒が影の表示になります。

    ブラウザ内の棒グラフ
  7. その他の棒を選択して、ハイライト表示を変更します。 それに応じて、右側の凡例もハイライトされます。

    ブラウザ内の棒グラフ
  8. ディテール表から別の行を選択し、この新しい項目に対する在庫を視覚化します。 ここでも明細項目の変更に従って、グラフ・データが変更されることを確認します。

    ブラウザ内の棒グラフ
  9. Next」ボタンをクリックして別の順序に変更します。 引き続き同期が実行されます。

    ブラウザ内の棒グラフ

  10. 凡例セクションで倉庫名を選択した場合も、対応する棒がハイライト表示されます。

    ブラウザ内の棒グラフ
  11. ブラウザ・ウィンドウを閉じます

ステップ3: ゲージを使用した在庫レベルの表示

WarehouseStockLevelsViewを使用して、各倉庫の在庫レベルを反映するゲージ・グラフを追加します。

  1. JDeveloperに戻り、エディタ・ウィンドウのOrdersAndStocks.jsf ページで、「MDOrders」タブ上で右クリックして、コンテキスト・メニューから「Insert after Show Detail Item」→「Show Detail Item」を選択します。

    コンテキスト・メニュー
  2. Property InspectorでCommonノードを使用して、TextをStockLevelsに設定します。

    Property Inspector
  3. StockLevels」タブをクリックし、「Data Controls」アコーディオンを開き、「FODModuleDataControl」→「OrdersView1」→「OrderItemsView2」→「WarehouseStockLevelsView1」の順に選択します。 StockLevelsペインにドロップし、「Table」→「ADF Read-only Table」を選択します。

    ページへのデータ・コントロールのドロップ
  4. Edit Table Columnsダイアログで、「Single Row」と「Enable Sorting」のチェック・ボックスを選択します。 WarehouseIdAddress1PostalCodeの属性を削除します。

    Edit Table Columnsダイアログ

    OK」をクリックします。

  5. Property Inspectorの表コンポーネントで、Styleグループの「LayoutアイコンLayoutタブを使用して、Widthを600pxに、Heightをautoに設定します。

    Property Inspector
  6. Behaviorグループで、Partial Triggersフィールドの横の下矢印をクリックして、「Edit」を選択します。

    Property Inspector
  7. Edit Propertyダイアログで、「 table* - OrdItem」をSelectedペインに移動します。

    Edit Propertyダイアログ

    OK」をクリックします。

    意味のあるIDを使用する理由。 詳細を表示/非表示詳細表示
  8. Component Paletteで、「ADF Data Visualizations」→「Gauge」ライブラリを選択し、「Gauge」コンポーネントを選択して、QuantityOnHand列にドロップします。

    ページ・デザインへのゲージのドロップ
  9. Create Gaugeダイアログで、「Status Meter」カテゴリを選択し、「Horizontal Status Meter with Thresholds」を選択します。

    Create Gaugeダイアログ

    OK」をクリックします。

  10. Structureペインで「outputText #{row.QuantityOnHand}」を右クリックし、削除します。

    Property Inspector
  11. Structureペインで「dvt:gauge 」コンポーネントを選択し、Property InspectorのCommonグループで、GaugeTypeにSTATUSMETERを設定します。 Valueフィールドの横のリストから「Expression Builder」を選択します。

    Property Inspector
  12. Expression Builderダイアログで「JSP Objects」→「Row」を開き、「QuantityOnHand」をダブルクリックしてExpressionペインに挿入します。

    Expression Builderダイアログ

    OK」をクリックします。

  13. 同じゲージ・コンポーネントのGauge Data グループで、MinValueに0を、MaxValueに1000を入力します。この簡単な例では便宜上、倉庫内の単一製品の在庫レベルが常に1,000以下であると仮定します。

    StructureペインとProperty Inspector
  14. Styleグループで、Widthを100%に、Heightを80pxに設定します。

    Property Inspector
  15. StructureペインのGaugeコンポーネントの上の「af:column」を選択し、Property InspectorのAppearanceグループで、Widthを200に設定します。

    StructureペインとProperty Inspector
  16. Structureペインで、「dvt:gauge」→「dvt:thresholdSet」コンポーネントを開きます。

    Structureペイン
    ゲージ・タイプの選択時に、thresholdSetエントリが作成されています。 詳細を表示/非表示詳細表示
  17. Structureペインで、1番目のthresholdコンポーネントを選択します。 Property Inspectorで、Idフィールドにt00を、ThresholdMaxValueに30を設定し、Textにminiを入力します。

    Property Inspector
    30は、製品に対して設定する在庫レベルの最小警告値になります。
  18. Structureペインで、2番目のthresholdコンポーネントを選択します。 Property InspectorでIdフィールドにt01を設定し、Textにmaxiと入力します。

    Property Inspector
    700は、製品に対して設定する在庫レベルの最適値になります。
  19. Structureペインで、3番目のthresholdコンポーネントを選択します。 Property InspectorでThresholdMaxValueを空白のままにし、Idフィールドにt02を設定します。

    StructureペインとProperty Inspector
  20. Structureペインで「tickLabel」コンポーネントを右クリックし、コンテキスト・メニューから「Insert inside dvt:tickLabel」→「Number Format」を選択します。

    Structureペインのコンテキスト・メニュー
  21. Number FormatタグのProperty Inspectorで、Scaleグループを使用して、ScaleFactorプロパティをSCALEFACTOR_NONEに設定します。

    Property Inspector
  22. Structureペインで、「metricLabel」コンポーネントを選択します。 PositionプロパティをLP_INSIDE_GAUGE_RIGHTに設定します。

    StructureペインとProperty Inspector
  23. Structureペインで「metricLabel」コンポーネントを右クリックし、コンテキスト・メニューから「Insert inside dvt:metricLabel」→「Number Format」を選択します。

    Structureペインのコンテキスト・メニュー
  24. Property InspectorのNumber Formatタグで、Scaleグループを使用して、ScaleFactorプロパティをSCALEFACTOR_NONEに設定します。

    Property Inspector
  25. ページは次のように表示されます。

    設計エディタ内のページ
  26. 作業を保存し、「RunアイコンRunボタンをクリックして、ページを実行します。

  27. StockLevels」タブをクリックして、対応する在庫レベルをゲージとともに表示します。

    ブラウザで実行中のページ
    在庫レベル・ゲージは、最小警告レベルと最大警告レベルに関して、倉庫内の製品の状況を示します。詳細を表示/非表示詳細表示
  28. ゲージ上にマウスを移動すると、対応する数量が表示されます。

    ブラウザで実行中のページ
  29. MDOrdersタブに戻って別の注文を選択してから、「StockLevels」タブをクリックすると、新しいゲージ値が表示されます。

  30. ブラウザ・ウィンドウを閉じます。

ステップ4: 'Export to Excel'機能の追加

表示されたデータをExcel形式のファイルにエクスポートするボタンを、ページに追加します。

  1. OrdersAndStocksページに戻り、「Button」を追加して、StructureペインのStockLevelsコンポーネントにドロップします。

    StructureペインとComponent Palette
  2. Property Inspectorで、TextフィールドにExport to Excelと入力します。

    Property Inspector
  3. Component PaletteのOperationsライブラリから「Export Collection Action Listener」コンポーネントをドラッグし、StructureペインのExport to Excelボタンにドロップします。

    StructureペインとComponent Palette
  4. Insert Export Collection Action Listenerダイアログで、ExportedIdフィールドの横にあるドロップダウン・リストから「Edit」を選択します。

    Insert Export Collection Action Listenerダイアログ
  5. Edit Propertyで「table* - t1」を選択します。

    Edit Property

    OK」をクリックします。

  6. Insert Export Collection Action Listenerダイアログに戻り、TypeにexcelHTMLがデフォルトで選択されていることを確認します。

    Insert Export Collection Action Listenerダイアログ

    OK」をクリックします。

  7. Property Inspectorで、FilenameにMyExcelData.xlsを、TitleにExcel Exported Dataを指定します。

    Property Inspector
  8. JDeveloperメニュー・バーの「Save AllアイコンSave Allアイコンをクリックするか、「File」→「Save All」を選択します。

  9. RunアイコンRunボタンをクリックして、ページを実行します。

  10. ブラウザでOrdersAndStocksページが開きます。「StockLevels」タブをクリックします。

    ブラウザ内のページ
  11. Export to Excel」ボタンをクリックします。

    ゲージの表示

    ファイルのダウンロードに関する警告メッセージが表示されたら右クリックし、「Download File」を選択し、操作を受け入れます。

    ゲージの表示
  12. File Downloadダイアログで、「Save」をクリックしてファイルをローカルに保存します (ここでは保存を選択していますが、ファイルを開くこともできます)。

    File Downloadダイアログ
  13. Save Asダイアログで、ファイルを保存するディレクトリ(temp)を選択します。 Action ListenerからExcelへの操作で指定した値が、File nameとしてあらかじめ指定されています。

    Save Asダイアログ

    Save」をクリックします。

  14. Download completeダイアログで、「Open Folder」をクリックします。

    Download completeダイアログ
  15. 表示されたフォルダで「MyExcelData.xls」をダブルクリックしてExcelファイルを開きます。

    フォルダの表示
  16. 形式の違いに関する情報ダイアログが表示されたら、「Yes」をクリックしてExcelの表示を受け入れます。

    Excel情報ダイアログ
  17. ワークシートに倉庫の在庫レベルが表示され、Excel環境で作業ができます。

    Excelワークシート
  18. Excelウィンドウを閉じます

  19. ブラウザ・ウィンドウを閉じます

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