パート4: テーマ別マップ・コンポーネントの使用
ここでは、既存のビジネス・コンポーネントに新しいビュー・オブジェクトを追加し、この新しいデータ・コントロールを使用して、各州でもっとも人気のある製品を示したテーマ別マップを作成します。
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ステップ1: 新規ビュー・オブジェクトの追加と公開

この新しいグラフィック・コンポーネントを作成するには、適切なデータバインド・コンポーネントを作成する必要があります。 以下の手順に従い、ビュー・オブジェクトを作成してデータ・コントロールとして追加します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで「Model」ノードを開きます。

    アプリケーション・ナビゲータ
  2. Application Sources」ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「New」を選択します。

    アプリケーション・ナビゲータのコンテキスト・メニュー
  3. New Galleryで「Business Tier」→「ADF Business Components」カテゴリを選択し、Categoriesリスト内の「View Object」項目を選択します。

    New Gallery

    OK」をクリックします。

  4. Create View Objectダイアログで、NameにProductPopularityと入力し、Data Sourceで「SQL Query」を選択します。

    Create View Objectダイアログ

    Next」をクリックします。

  5. Create View ObjectダイアログのQueryペインで、ビュー・オブジェクトに対するSQL文として次の文を入力します。


    QueryペインのSQLコード
    Order Byフィールドの使用。 詳細を表示/非表示詳細表示
  6. Test and Explain」ボタンをクリックして、SQL文を検証します。

    問合せテストの結果

    Close」をクリックします。

  7. Application Module(Step 8 of 9)が表示されるまで「Next」をクリックします。

    Add to Application Module」オプションを選択します。 アプリケーション・モジュール名としてFODModuleがデフォルトで設定されることを確認します。

    Create View ObjectのApplication Moduleステップ

    Finish」をクリックします。

  8. アプリケーション・ナビゲータに新規ビュー・オブジェクトが表示されます。

    アプリケーション・ナビゲータ

  9. Save Allアイコン」Save Allアイコンをクリックして作業内容を保存します。

  10. FODModule」を右クリックし、コンテキスト・メニューから「Run」を選択します。

    アプリケーション・ナビゲータのRunオプション

    アプリケーション・モジュールを実行すると、新規ビュー・オブジェクトを検証して期待される結果を確認できます。
  11. Oracle Business Component Browserで、「ProductPopularity1」をダブルクリックしてRunningペインで開きます。

    BC Browser

    NextアイコンNextアイコンをクリックしてレコード間をスクロールし、ブラウザ・ウィンドウを閉じます。

  12. Data Controlsアコーディオンを開き、「Refresh」をクリックします。

    Data ControlsのRefreshオプション

    この更新アクションは必ずしも必要ではありませんが、実行することで、アプリケーション・モジュールに追加された新規ビジネス・コンポーネントが確実にData Controlsペインに表示されます。
  13. これで、新しいデータ・コントロールの使用準備が整いました。

    Data Controlsペイン

ステップ2: Product Popularityページ・タブの作成
モデル・コンポーネントをデータバインド・コンポーネントとして使用できるようになったため、これを使用して新しいレンダリングをテーマ別マップとして作成できます。
  1. OrdersAndStocks.jsf」タブをクリックして、設計エディタでこのページを開きます。

    OrdersAndStocksタブ
  2. OrdersPlanning」タブ上で右クリックし、「Insert after Show Detail Item」→「Show Detail Item」を選択します。

    タブのコンテキスト・メニュー
  3. Property InspectorのShow Detail Itemで、Textの値をProduct Popularityに変更します。

    Property Inspector
  4. Data Controlsアコーディオンから「ProductPopularity1」を選択し、Product Popularityページにドラッグ・アンド・ドロップします。 コンテキスト・メニューから「Thematic Map」を選択します。

    ページへのデータ・コントロールのドロップ
  5. Component Galleryダイアログで、「USA states」イメージを選択します。

    Component Galleryダイアログ

    OK」をクリックします。

  6. Create Data Layerダイアログで、Locationドロップダウン・リストから「StateProvince」を選択します。

    Create Data Layerダイアログ

    OK」をクリックします。

  7. 設計エディタに州マップが表示され、テーマ別マップがポップアップ表示されます。

    
設計エディタ内にレンダリングされたページ
  8. テーマ別マップのポップアップ内で「Area」ノードを開いて「Area - a1」を選択し、「EditアイコンEditアイコンをクリックしてこれを開きます。

    テーマ別マップのポップアップ
  9. Configure Areaダイアログで「Attribute Groups」タブを選択し、「New」アイコンをクリックしてグループ化ルールを作成します。

    Configure Areaダイアログ
  10. Group by value属性とLegend Label属性に対して、ドロップダウン・リストから「ProductPopularityIndex」を選択します。

    Configure Areaダイアログ

    OK」をクリックします。

  11. ページは次のように表示されます。

    設計エディタ内にレンダリングされたページ
  12. Save AllアイコンSave Alアイコンをクリックして作業を保存し、「RunアイコンRunボタンをクリックして、ブラウザ内でページを起動します。

  13. ブラウザ・ウィンドウで、「Product Popularity」タブをクリックします。

    ブラウザのProduct Popularityタブ
  14. 右上に色分けの凡例を示した製品人気度が州マップに表示され、注文数量には関係なく、製品が注文内で指定された回数が示されます。

    ブラウザ内のProduct Popularityページ
  15. 凡例は非表示にすることもできます。

    凡例の非表示
  16. 左上にあるツールバーを開いてナビゲーション・ツールバーを使用してみます。このツールバーを使用すると、マップでの移動、回転、ズームインおよびズームアウトを実行できます。

    ナビゲーション・ツールバー
  17. Fit Map」アイコンをクリックして、通常のビューに戻ります。

    ブラウザのProduct Popularityタブ
  18. ブラウザ・ウィンドウを閉じます

これで、このチュートリアルは完了です。

まとめ
このチュートリアルでは、WebアプリケーションでDVTコンポーネントを使用する方法を確認しました。 このチュートリアルで学習した内容は、以下のとおりです。 Oracle ADF FacesおよびDVTコンポーネントについて、詳しくは以下を参照してください。

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